ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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ゲッターチーム揃い踏みです、しかし合体は当分先になると思います( ̄□ ̄;)。


第五席れんげ、孔明と士元を救うのこと

 ~視点なし~

 

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「ねえ朱里ちゃん、天の御遣い様は私達を受け入れてくれるかなぁ?」

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「今から気にしてもしょうがないよ雛里ちゃん。それより先にお会いしないと」鬱蒼とした森を抜けようとする年端の行かない2人の少女。彼女達もまた、力なき人々を守らんとする為に立ち上がった者達であった。

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「もう暗くなってきたよ」

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「そうだね、今日はここで野宿しよう」天幕を張り、簡単に夕食の支度を始めた2人。

盗賊(モブ)

「なんでぇ、ガキが2人か……」

盗賊(モブ)

「ったく!このところ女不足だってのによぉ……」

盗賊(モブ)

「そういうな、好事家なら高く買ってくれるぜ」

盗賊(モブ)

「まあ、幾らか路銀くらいは持ってんだろ」

盗賊(モブ)

「ガキでも良っか。ついでに犯っちまおうぜ」

盗賊(モブ)

「「「オウ!」」」格好な獲物と思ったのか、子供2人連れを襲う盗賊団。

??・??

「「キャアーッ‼」」武器を手にした男達に囲まれた少女達。大きな声で叫んでも誰にも聞こえないし、誰も助けにこない……ハズだった。

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「C&Cファクトリー!」この場にいる誰もが理解できない言葉と共に2人連れよりも幼い、髪を左右に束ねた少女が盗賊達の目の前に現れた。いわゆるツインテである、ここには生憎そういう言葉がないが以降はそう呼称する。

盗賊(モブ)

「あんだぁ?このガキャー」

盗賊(モブ)

「ぶっ殺せ!」一斉に少女に襲いかかる盗賊達だったが、次の瞬間少女達3人は跡形もなく消えてしまった。

盗賊(モブ)

「なっ……あのガキ共、どこ行きやがった?」

盗賊(モブ)

「オイ、あれを見ろ!」盗賊の1人が指差した場所で、炎がメラメラと燃え上がっている。

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「こっちなん!」先ほどの少女らしき声が2人連れの腕を引き、どこかへ避難させる。その先には巨大な鳥のような物体がデンと構えていた、腰を抜かす2人だったが更に驚いたのは……

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「あれ?朱里ちゃん……私達を引っ張ってきた子は?」辺りを見回す2人だが、お互いの他は誰もいない。

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「そんな!確かに声もしたし、手を握られた感覚もあるよ……」まさか幽霊?青褪める2人に間の抜けた声が返事をする。

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「あ、透明のままだったん、これは失敬したのんなー」声のした場所から先ほどのツインテ少女が現れた。盗賊達は未だ燃え続ける炎を何とかして消そうと、慌てふためいているが……

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「ねぇ雛里ちゃん……あの炎、変じゃない?」

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「うん。さっきから全然燃え広がってないよね」異常性に気づいた2人の服の裾をツインテ少女が引っ張る。

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「逃げるなら乗ってくん、ついでなん」さっきの巨鳥の背中が、パックリと開いて中には椅子らしきモノが備わっていた。ツインテ少女はその椅子に飛び乗り、2人を脇に立たせて

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「危ないからしっかり掴まってるのん」そう言うと、真ん丸い兜を被り目の前の複雑な絡繰りをガチャガチャ弄り始める。途端に巨鳥の体が宙に浮かび、空を駆ける。

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「はわわわっ……」

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「あわわわっ……」窓に映る、流れる景色のあまりの早さに目を回しそうな2人。

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「ウチ、ちょっと寄るトコあるん、そこに一旦降ろすんなー」地上に降りた巨鳥の中から出てきた2人は腰が抜けて、グッタリと地面に座り込んだ。だが……周りを見渡すとそこが自分達の当面の目的地であるのに気づく。

??

「あっという間に……」

??

「到着まで、まだ何日もかかるハズだったのに……」

 

~仗助視点~

 

 星が白蓮を上手く口車に乗せて……もとい、説得してくれたおかげで兵と当面の食料を手に入れる事ができた俺達。

仗助

「さて、まずはこれから先の事を考えねぇとな……」

鈴々

「こうきんとーを探しだして、片っ端からやっつけるのだ!」相変わらず鈴々は勇ましいな。

「そんな適当じゃ、すぐに食料も尽きるわよ。ちゃんと計画立てなさい」忍に諌められる鈴々。

鈴々

「むぅ……ならどうすりゃ良いのだー?」そう言われると耳が痛ぇな、情報は色々集めたが……黄巾党の動きが大規模過ぎて、ぶっちゃけどう攻めて良いのやらサッパリ分かんねぇ。

桃香

「うーん……どうしたらいいのかなぁ」桃香も神妙な顔をしている。何かアイディアが浮かばないかと、5人で頭を付き合わせて考えていると

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「しゅ、しゅみましぇん!あぅ噛んじゃった……」どこからともかく声が聞こえてきた。けど周囲を見回しても、声をあげたらしき奴ぁ誰もいねぇ。

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「はわわ、こっちです。こっちですよぉ~!」

仗助

「えーっと……声は聞こえど姿が見えず……」

愛紗

「ふむ?一体誰が……」俺と桃香と愛紗が首を捻っていると

鈴々

「……みんな酷い事言うのだなー。チビをバカにするのは良くないのだ」

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「それが1番酷いのん!」プンスカ怒った鈴々とよく知った声がする、心当たりがある俺と忍は首を地面に向ける。桃香と愛紗も鈴々に手を引かれて視線を下にするように促される。―と、そこには。

仗助

「れんげ!」

「れんちょん!」ゲッター3とベアー号のパイロットの宮内れんげが自分より幾つか年長の2人を連れて、俺達と合流した。

これでゲッターチームは勢揃いしたが、こいつが連れてきた他の2人のガキには失念していた……ここは俺より人当たりの良い忍に任せる。

 

 ~忍視点~

 

「ところでれんちょん。その娘達は?」どこで拾ってきたのか、2人の女の子を連れてきていた。1人はベレー帽っぽいのを、もう1人はド○ロン閻○君を彷彿させる帽子を被ってるわね。

??

「こ、こんにちゅは!」

??

「ち、ちはですぅ……」見た感じ、れんちょんより3、4才ぐらい上かしらね?……が緊張した面持ちで立ち尽くしていたわ。

「はい、こんにちは。えーっと貴女達は?」

諸葛亮

「わ、私は諸葛孔明れしゅ!」れしゅってアンタ……。

鳳統

「私はあの、その、えと、んと、ほ、ほと、ほーとうでしゅ!」

鈴々

「2人共カミカミ過ぎなのだ」鈴々ちゃんが突っ込む側になってるわ、どんだけ緊張してんのよ。

桃香

「んーと……諸葛孔明ちゃんに、ほ、ほ……」

鳳統

「鳳統でしゅ!あぅ……」まずはリラックスしてもらわない事には話が進まないわね、あちしは彼女達を含めた全員と茶店に連れだってお茶を飲ませて落ち着かせる。

「で……貴女達みたいな小さい娘がどうしてこんなところに?」

諸葛亮

「あ、あのですね。私達荊州にある水鏡先生という方が開いている私塾で学んでいたんですけど、でも今この大陸を包み込んでいる危機的な状況を見るに見かねて……それで、えと……」まだテンパってるけどさっきよりは落ち着いた諸葛孔明ちゃんが一気に捲し立てる。

鳳統

「力のない人達が悲しむのが許せなくて、その人達を守る為に私達が学んだ事を活かすべきだって考えて……でも自分達だけの力じゃ何もできないから、誰かに協力してもらわなくちゃいけなくて」鳳統ちゃんが続ける。それにしてもこの娘達、急に饒舌になったわね……

諸葛亮

「それでそれで、誰に協力してもらえば良いんだろうって考えてた時に天の御遣いが義勇兵を募集してるって噂を聞いたんです」そういや、白蓮ちゃんに頂いたのとは別に募集かけたわね……結局1人もこなかったけど。

鳳統

「それで色々と調べていく内に、天の御遣いのお考えが私達と同じだって分かり協力してもらうならこの人だって思って……」

「そんで、いざあちしらを訪ねて旅に出たものの……途中で盗賊に襲われたって訳ね」

れんげ

「そこをウチが助けたーん」れんちょんがドヤ顔で宣言する、これもゲッターの導きなのかしら?

諸葛亮・鳳統

 「「はい……」」揃ってシュンとする2人。

「別に責めちゃいないわ、貴女達運が良かったわよ」あちしは慰めの言葉をかけて安心させる。つーか、黄巾の乱とあちしが知ってる諸葛孔明とじゃ時代が合わないわよね。ヤッパリここは異世界なんだわ、となると……過去の知識は当てにならないかも。これからの道は自分達で切り開いていくしかないのね……どこまでできるか分からないけどあちしは、いいえあちしと仗助とれんちょんはこの世界で生き抜かなくちゃならないわ。

諸葛亮

「だからあの……わ、私達を戦列の端にお加え下さい!」

鳳統

「お願いします!」真剣な眼差しであちしらを見つめ、必死に懇願する2人の少女。

桃香

「んー。愛紗ちゃん、どうしよっか?」

愛紗

「戦列の端に加えるには、歳が若すぎるような気もしますが……」

仗助

「でも、それなら鈴々だってそうじゃねぇのか?」

愛紗

「それはそうだが鈴々の武は一騎当千、歳は若くても充分に戦力になる。しかし二人は見たところ指は細く、体格は華奢……戦場に立つには可憐過ぎるかと……」そうね、愛紗ちゃんの判断も分かるわ。

「けど、何も剣を持って闘う事だけが将の仕事って訳じゃないでしょ?」

桃香

「そうそう♪武芸が達者でなければ闘えないなんて言ったら、私なんてこれっぼっちも闘えないもんね。……って自分で言ってへこんできたよぉ」フォローのつもりで、自爆する桃香ちゃん。

「あちしは……この娘達がきっとあちしらを助けてくれるって、信じてるわ。仗助、アンタはどう思う?」

仗助

(諸葛孔明に鳳統と言やぁ、三国志を代表する知謀の士だよな。その2人が味方になりゃ、これからの闘いも希望が持てそうだな)仗助はあちしの肩に腕を回して、耳打ちする。

愛紗

「そうか……なら私はお前らの判断に従おう」まだ納得してないのか、愛紗ちゃんは渋々と言った表情を見せる。……この辺りは世界が違うとはいえ、どことなく三国志演義の関羽っぽいわね。

「そういう事で……2人共、あちしらに協力してもらえるかしら?」

諸葛亮・鳳統

「「はひっ、頑張りましゅ!」」また噛んだわね。

「ありがと……あちしは藤崎忍。一応、天の御遣いと呼ばれてるわ」

仗助

「俺ァ東方仗助ってぇんだ。こいつと同様、天の御遣いらしい」気がつくとれんちょんがあちしの裾を引っ張ってる、そうそうスッカリ忘れてたわ。

れんげ

「ウチは宮内れんげって言うん!そんで……しのぶん、ウチ、お使いなん?」お使いじゃなくて御遣いよ、大体何で自己紹介が疑問形なのよ?

仗助

「気にすんな、只のアホだ」仗助も嫌な紹介の仕方するわね……

れんげ

「アホって言う方がアホなん!」アラ?聞いた事あるようなセリフ。気のせいね、きっと。

朱里

「わ、私はえと……姓は諸葛!名は亮!字は孔明で真名は朱里です!朱里って呼んで下さい!」

雛里

「んと、姓は鳳で名は統で字は士元(しげん)で真名は雛里って言います!あの、宜しくお願いします!」

「朱里ちゃんに雛里ちゃん、ね。こちらこそ宜しくねぃ」

朱里・雛里

 「「はいっ!」」

「……で、早速だけど2人の意見を聞かせてほしいの。あちしらはこれからどうすれば良いのかを」さて、この世界の諸葛孔明と鳳統がどんな知恵を授けてくれる事やら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、黄巾党と闘うハズ?
原作との違い
朱里と雛里が主人公に出会うまでの過程は特に描かれていない→仗助と忍に出会う途中の森で襲われたところをれんげに助けられる、作者のオリジナルエピソードです。
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