ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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バレンタインとジョジョ関連という事で、あの人がムリヤリ登場します。短めです。


第4話乙女達の隠し事、のこと(其の終)

 く、苦しい……みんなの気持ちは嬉しかった。それに嘘偽りはねえが……いかんせん量が多すぎる。しかもやたらと甘過ぎる(愛紗のだな)チョコ本来のモノとは違う妙に苦いのも(これは翠のだな)あったりしたのが辛かった。更にチョコとメンマの歯触りがデストラップな星のチョコとか。クソ猫に至っては肉だから、既にチョコですらねえ。れんげも途中で嫌になったのか

れんげ

「あとはおっちゃん1人で頑張るん!」っつって戦線離脱しやがった。

 でも俺は食いきった!みんなの心尽くしを残すなんて、出来る訳ねえからな!

鈴々

「おおー、お兄ちゃんスゴいのだ。全部食べたのだっ!」

仗助

「お、おうっ、食ったぞ。全部……」

鈴々

「でも大丈夫なのだ。お代わりならいーっぱいあるのだっ!」再び目の前にドンッと置かれるチョコの山。もしかして……これ全部食わなきゃダメなのか?

 

~その夜~

 

仗助

「うっぷ……もうダメだ……」もうチョコなんて見たくねー。一生分食った気分だ。迂闊に動くと胃の中が逆流しそうだぜ。俺はとにかく食いまくった。みんながせっかく作ってくれたモノを残すなんて出来ねえから、食って食って食いまくったぜ。けど食っても食ってもお代わりが出てくる。まるでわんこそばならぬ、わんこチョコだった。大事な事だからもう1回言おう。2度とチョコなんて見たくねー……

 

キィー。ドアの軋む音がする。もしかして鍵をかけ忘れたか?

??

「仗助さん」

??

「しっかりせよ」だ、誰だ?

紫苑

「こんばんは。仗助さん」

桔梗

「良い晩じゃのう。仗助」

仗助

「紫苑?それに桔梗も……」気がつけば紫苑と桔梗がベッドの側に迫っていた。

仗助

「どうしたんだ2人共?」

紫苑

「うふふふ……」

桔梗

「昼間は若い娘に花を持たせたからの」何だろう?2人共メッチャ色っぽい。イヤ、色っぽいのはいつもの事なんだが……今日は特別というか……

仗助

「ど、どういう事だ?」

紫苑

「ふふ……」

桔梗

「なに、今度は儂らの番という事じゃ」

 

仗助

「え?」

紫苑

「はい、仗助さん召し上がれ」し、紫苑?紫苑が胸をこれでもかってくらい強調して迫ってくる。大迫力の胸が目の前にスッと突き出されてくる。

桔梗

「紫苑だけではないぞ」更に桔梗までが!?しかもその胸に挟まっているのは……

紫苑・桔梗

「「さあ」」も、桃?違う、これは……桃を象ったチョコケーキ?

紫苑・桔梗

「「召し上がれ」」……背中に冷たい汗が流れる。俺は迫る紫苑と桔梗に壁際に追い詰められていく。何としてでもここから脱出しないとっ

仗助

「くっ!」俺は2人の隙を見て、ダッシュで走り出す。ところが……

桔梗

「おっと、どこへ行こうというのじゃ?」アッサリと回り込まれてしまい、逃げ道を塞がれる。

仗助

「それならっ!」今度は2人を置き去りにしようとしたんだが

紫苑

「あら、いけませんわ」また回り込まれてしまった。それどころか、両腕をガッチリ掴まれてしまう。こんな時、クレイジー・ダイヤモンドは不向きだし……俺、どうしたら良いんだ?

紫苑

「さあ、もう逃げられませんわよ」

桔梗

「儂らの心尽くし、よもや受け取れないとは言わぬよのう?」そう言いながら俺の顔に胸を押し付けてくる紫苑と桔梗。もう、こうなれば覚悟を決めるしかない!俺が諦めかけたその時……

 

ドジャァァァァァァン!

 

??

「おや?ここは一体……?仗助君、なにをしているのかな君は?」え、えぇーーっ!ヴァレンタイン大統領!?な、なんでこんなトコに!?

愛紗

「仗助っ!どうしたっ!?」

「これは一体何の騒ぎです?」騒ぎを聞きつけて愛紗、星、朱里、忍、れんげも俺の部屋に凸してきた。

 

 そして俺達は、改めてヴァレンタイン大統領をみんなに紹介した。何が一体どうなってんだか。そもそもいくら閣下のD4Cでも、タイムワープまでは出来ないと思ったんだが……

 今、この部屋には蜀の将及び首脳陣が勢揃いしている。その全員の目が大統領閣下にくぎ付けになっている。

「……あの、それで閣下はここへ何しにいらっしゃったんですか?」

ヴァレンタイン

「うむ、それが私にも分からんのだよ。本当に、気づいたら現れていたのでな……ここはどこなんだね?」

仗助

「閣下。ここは1800年前の平行世界の中国ッスよ?それより貴方は俺達の知ってるヴァレンタイン大統領閣下ですか?」

ヴァレンタイン

「尤もな質問だな。私は君達の知っているファニー・ヴァレンタインとは別人だよ。私の居る世界の君達は一般的な小学生と高校生だからな」……そうか。いざとなれば閣下について元居た世界に帰るのも考えたが、それもムリだな……

桃香

「この人……仗助さん達の知り合い?」

仗助

「そうともいえる。けどそうでもねえとも言えるな」

桔梗

「どういう事じゃ?」

「あちし達の知ってるヴァレンタイン大統領閣下とは違う存在よ」

「では、偽者だと?」

仗助

「いや。紛れもねえ本物の閣下だ」

れんげ

「同一人物で別人なん」

愛紗

「待ってくれ。益々意味が分からん……」

「……そうね。まずは平行世界理論から話さないと……」俺と忍は出来るだけ、懇切丁寧に平行世界について解説したけど……結局、チンプンカンブンみたいだな。

朱里

「つまり世界はいわば、厚い書物のようになっていて、この世界はその内の一頁みたいなモノ、という事ですか?」朱里は何となく理解したようだな。やっぱり頭の良い娘だ。

「その認識で間違いないと思うわ。世界が一頁進むごとに、少しずつ前の頁の世界と違ってくるの」

仗助

「例えばすぐ隣の頁なら、朱里の帽子の色が違う以外はここと全く同じ、とかな。その隣に行けば、朱里の帽子とれんげの髪留めの色が違うとか、反対隣なら雛里の靴下が違うとか、少しずつ違う世界が重なりあって、頁の両端では全くの別世界……といったところだな」

れんげ

「で、2月のおっちゃんは、どうやって帰るん?」

仗助

「れんげ!お()っ!?大統領に2月のおっちゃんって……」

ヴァレンタイン

「構わんよ。これぐらい遠慮のない方が子供らしいではないか」

「話は戻りますが閣下。貴方はご自身の世界に帰る宛はあるのでしょうか?」

ヴァレンタイン

「うむ、今のところ見当もつかない。何せ自分の意思とは関係なしに、現れてしまったからな」

仗助

「それでしたらお願いしたい事があるんスけど、良いッスか?」

 

 翌日。俺と桃香、朱里、雛里、忍は閣下から国家の運営について学んでいた。何といっても、アメリカ合衆国のトップに君臨する人だ。その手腕が参考にならないハズがねえ。朱里も雛里も閣下の一言一言をメモっている。

桃香

「ばれんたいんさんってスゴいよね。ちょっと街を巡っただけで、この国の良いトコ、悪いトコに気がついて、それを解決する手立ても幾つも考えてるんだモン……」

仗助

「まぁ経験則だろうな。勿論才能もあると思うけどよ……」

朱里

「けど……国王様ではないんですよね?」

「そう。大統領よ。閣下の国は君主制自体が存在しないのよ」

雛里

「国王様が居なくて……国が成り立つのでしょうか……!?」

れんげ

「成り立ってるんだからしょうがないん」

仗助

「そもそも建国された時から王が存在しねえしな」

「あちし達にとっては当たり前でも、桃香ちゃん達からすればあり得ない話かもしれないわね」と、いう会話をしつつも、閣下の教えを学び、政務に取り入れていった。そして数ヵ月が経ち、閣下は来た時と同じように突然帰っていった。それからこの世界に於ける約70年後、蜀は君主制を廃止。民間から政治のトップ、すなわち大統領を選出する事になるのだが、それはまた別の話。




後半、かなりグダグダになってしまった。
(T_T)これなら原作通りのエロいオチにすれば良かったかな?

原作との違い
・紫苑と桔梗が差し出すのは桃饅→桃の形のチョコケーキ。
・一刀の部屋に愛紗、星、朱里が飛び込んできて、エロ展開に激怒→閣下登場で一同唖然。その後はオリ展開。

※本作品における並行世界理論はパタリロ!の原作エピソードから拝借しています。
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