ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

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第33話2ndクリスマスイブ

 会場に着いたあちしらは伊集院兄の挨拶を無視して詩織ちゃん&公人と別れて光ちゃんと2人になる。純は…アラ彩ちゃんと一緒なのね、中々に侮れないわ。匠と一緒にいる娘は初めて見るわね。ン?あのバカ転びそうになって咄嗟にその娘の髪を掴んだわ、確かに電車かバスのつり革みたいな髪型してるけどあれはないわね。あ~あ怒ってどっか行っちゃった、彼女には悪いけどいい気味だわ。

 

 「オウ藤崎!」赤井だわ、無事入場できたのね。隣にいるのは誰かしら?

 「俺、早乙女好雄。公人の友達って言や分かるか?」

 「俺は詩織ちゃんの従兄弟で藤崎忍、こっちは…」

 「彼女だろ?」赤井が突拍子もない事を言い出す。

 「イヤ、その。何だ…なあ光?」

 「そ、そうだよ。まだそんなんじゃ」

 「ホホォ、では予定があると?」

 

 ~光視点~

 去年あんな騒動を起こしたにも関わらず今年も伊集院家のクリスマスパーティーに招待された、今年は伊集院兄妹には会わないようにしなくちゃね。

 忍君と2人でいると赤井さんが見知らぬ男子と一緒に私達に声をかけてきた。男子は高見君の友達で、赤井さんが会場に入れるように忍君に頼まれたみたい。私も自己紹介したら赤井さんが

 「彼女だろ?」え?私達そんな風に見えるの?ヤダ、顔が熱っつい!人からみたら私はきっと耳まで真っ赤になってるよね。恥ずかしくて消えたいと思ってたところに

 「それではプレゼント交換のルーレットを回します」

 

 ~再び忍視点~

 プレゼント交換を知らせるアナウンスがされると光ちゃんに手を引かれてルーレットまで移動した、参加者は入場時に受付にプレゼントを預けておいて引換券を貰っているの。ルーレットが止まった場所と同じ番号の引換券を持ってればそのプレゼントが自分のモノよ、光ちゃんのが当たるといいわね。

 

 結局あちしが手に入れたのはナゼか埴輪で光ちゃんはクラシックのCDだったわ、多分詩織ちゃんからね。しかし伊集院兄が用意したプレゼントが本人のブロマイドって何なのよ、どんだけ自分大好きな訳?

 

 ~赤井ほむら視点~

 終業式の夜、藤崎からあたしに電話がきた。一緒にパーティーへ行ってくれる相手が見つかったらしい、そいつはきら高の男子だそうだ。

 「それじゃ一度きらめき市の俺の従姉妹ん家に集合な、後は高坂と佐倉さんに任せてあるから」あたしが礼を言うと藤崎は

 「気にすんな、じゃあ俺明日、朝からバイトだから」電話を切る。

 翌日、元ひびきの生の佐倉さんと野球部の高坂に連れられきらめき市にある藤崎の従姉妹ん家に集まる。

 「初めまして。藤崎詩織です」スゲえ美人に出迎えられる、あいつの周りにいる女子ってレベル高ぇな。

 「詩織ちゃ~ん、お姉ちゃんもパーティー行きた~い」ウゲッ!何だこの甘ったるい声。

 「ダメよ、お姉ちゃんは主催者に断られたでしょ?」あたしと一緒だ、何とかしてやりてえ気もするけど。

 「姉の場合は自業自得だから無視して構わないわよ」肉親がそう言うなら従うか、恩も義理もない人だし。で、こっからが本題だな。

 「どっちがあたしのパートナーだ?」高坂以外にもここにはあと二人男子がいる。

 「あ、俺だけど」ふーん、見た目は悪くねえな。でももう一人の方がツラはいい、あたしは男の顔なんて別に気にしないけどさ。

 

 会場に入ると伊集院のヤツと目が合ったけど珍しく突っかかってこない、SPさんにつまみ出される事もなかった。兄貴ってのが上手くとりなしてくれたのかもな、早乙女と2人でテーブルのご馳走を食ってると藤崎を見つけた。

 「オウ藤崎!おかげで無事入場できたぜ」アレ?あいつ陽ノ元と一緒じゃん、さてはあの2人付き合ってるのか。

 あたしの勘は当たらずとも遠からずってヤツだな、まだとか言ってたし。おっ、プレゼント交換の時間か、あたしのはどんなヤツに当たるんだろうな?伊集院のでなきゃ誰のでもいいけどさ。

 あたしが当てたのはチェスのセット。ルールとかよく分かんねえけど要は将棋の外国版みたいなモンだろ、後で和美ちゃんにでも教わるとするか。

 

 パーティーがお開きになり、早乙女と一緒に帰るけどこいつさっきから元気ねえんだよなあ。

 「何落ち込んでんだよ?」あたしが聞くと早乙女はこの世の終わりみたいな顔で

 「プレゼント交換でこんなのが当たっちまった」こいつが手に入れたのは伊集院兄のブロマイドだった。あたしは大いに同情した、あの兄妹揃って性格に問題あるみたいだな。

 

 

 

 

 

 

 

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