ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです   作:越後屋大輔

42 / 282
お馴染み番長四天王とのバトルです、かなり勇み足で進めます。


第39話サイクリングGo!Go!

 6月になって関東も梅雨入りしたわ、不満がある訳じゃないけど部活もルームトレーニングばっかりよ。

 「やっぱり太陽の下で思いっきり体を動かしたいよね」部活のない日に図書室で勉強中、光ちゃんがボヤく。

 「そうですか?私は雨って結構好きですよ、夏の陽射しは少し堪えるので」美緒ちゃんがノートから顔を上げてそう言う。

 「そうなの?でも雨の日だとジメジメしない?」

 「まあ、砂漠地方だと雨の日を『いい天気』っていうらしいしな」純、あんまフォローになってないわよ。

 「それでも私は晴れが好き」

 「私は、そうね。雨も風情があっていいと思うわ」これは水無月さん。

 「写生するなら晴れの日がベターね、雨の風景はガラス越しになるもの。それはそれでビューティフルだけどね」彩ちゃんも中立派みたいね。

 「でも結局自然には勝てませんよね」美帆ちゃんが締め、高校生活最後の夏休みに話題が移る。

 「美幸はね~、ミルフィーユが好きなんだよ~」美幸ちゃん、誰もケーキの話はしてないわよ。と思ったら

 「ZZZZ…」寝てるし!

 

 そんな時季にしては珍しくこの日は晴れて抜けるような青空が広がってるわ、今日は光ちゃんと中央公園で久し振りのデートよん❤けど遅いわね、いつもならあちしより先に来てるか後から来るにしても待ち合わせた時間に遅刻するなんて事ないのに。

 「ゴメン、ゴメン。待ったぁよね…」ああ、良かった。心配しちゃったわよぉ、アラ今日はまたスポーティーな格好ね。

 「待ったのはいいけどどうしたんだ?」しかも自転車持ってきてるし。

 「今日久し振りに晴れたからさ、一緒にサイクリングしたいなあと思って」気持ちは分かるけどあちし用意してないわよ。

 「急にそんな事言われても俺は何にも準備してないよ」

 「そっか、そうだよね」切なげな瞳を伏せる光ちゃん、あちしは一計を案じる。

 「光、後ろに乗るか?」

 「えっ?」

 「俺が漕いで光は後ろ。逆はみっともないから俺が前!」

 「ウン!」こうしてあちし達は自転車で中央公園をひとっ走りしようと決めた。

 「風が気持ちいいね」

 「ああ、そうだな。光、どっか回りたいところはあるか?」

 「じゃあ、池の方に行こうよ」

 「よし!飛ばすぞ」公園で楽しい時を過ごしたあちし達、気づけば陽が暮れるまでサイクリングしていたわ。

 

 そのデートの帰り道であちし達は変なのに遭遇したわ。てっぺんが破けた学生帽を被りナゼか亀の甲羅を背負っているデブ、そいつは前置きもなく自らを名乗った。

 「おで、桜田門長太。でもみんな筋肉番長って呼ぶ、だからお前も呼べ」一体何なのよこいつ、それにアンタの名前なんて別に知りたくもなかったわよ!

 「光、帰ろう」

 「待て、逃げるな!」

 「逃げるんじゃねえ、無視してるんだ」

そしたらこのデブ、光ちゃんを無理やり引っ張り込んで

 「こいつ人質、お前おでと闘う」勝手に決めんじゃないわよ!それによくも光ちゃんに乱暴したわねぇ!死にさらせや!クソがっー‼

 

 それから筋肉番長こと頭悪そうなデブと戦闘になったわ、あちしはお馴染みバレエ拳法をぶちかます。

 「アン・ドゥ・オラァ!」デブも張り手で反撃してくる、力が互角なのか中々決着がつかないでいると

 「屁の突っ張りはいらんのじゃ~」デブの張り手をモロにくらったわ、だけどあちしにも必殺技があるのよ。

 「バレエ拳法奥義!あぁンの夏の日のぉ~っメェモワァ~ルッ!(回想録)」踵落としでその場に沈むデブ、ざまあみなさいっての!

 「忍君大丈夫?怪我してない?」今度はあちしが心配される側になる。

 「どうって事ねぇよ、光こそ何ともなくて良かった」しっかし疲れたわね、早く家に帰りましょ。

 

 ~???視点~

 桜田門は破れたか。だが藤崎忍よ!貴様は絶対に始末してやる、精々首を洗って待っておれ!フハハハハ!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。