ボンクレーが『ときメモ2』の世界に転生したようです 作:越後屋大輔
「よう、のび太」トム・ソーヤがのび太に話しかける。
「やあトムじゃないか。何か用かい?」
「この前のテスト、また0点だったそうだな。ママにバレてもいいのかい?」
「ウッ、どうしてそれを?」
「理由なんてどうでもいいだろ、嫌だったら百万円だしてもらおう」上半身だけをのけ反らしてのび太に告げるトム。
「そんな大金すぐには用意できる訳ないだろ」焦るのび太に
「それじゃ手付けに一万円よこせよ、今日はそれで勘弁してやるよ」
「わ、分かった。(こいつ、毎度毎度調子にのりやがって。始末してやる!)」トムの目には見えないがのび太は人型の何かを背にしていた。
「ホラ、一万円(このドラクィーンに触れたモノは全て爆弾となる、例え一万円札であっても…ククク)」金を受け取った瞬間、トムの体が雲散霧消する。
「ハックゥ━━━━━━━ッ‼」チュドーン‼
「ククク、これで今夜も熟睡できるな」
安心しきったのび太、そこにお公家姿の子供が現れる。
「今の爆発はテメーの仕業か?マロと同じ能力、スタンドを使うのか?」
「(見えるのか?このドラクィーンが…)君には消えてもらおう、目撃者は生かしておけないのでね」
「やってみろ、この坂ノ上おじゃる丸に対してな」
~バトル勃発~
「これから君をなぶり殺すよ、ドラクィーン!」バシュ!ドスッ‼バゴーン‼のび太の先制攻撃がおじゃる丸を襲う。
「フーン、まだ生きてるとはね」
「野郎、のび太っ!」おじゃる丸も迎撃を試みる。
「いい眼鏡だな、だがもうすぐ粉々に砕け散る。テメーの顔面の方がなぁ!オラオラッ、裁くのはマロのスタンド、デンボプラチナだ‼」おじゃる丸の背後にスタンドと呼ばれるこの中では当事者の二人しか見えない人型もとい昆虫型が浮かぶ。
「オラオラ!」バキッ!
「よく見ると趣味の悪い眼鏡だ、だがそんな事気にならなくなる。もっと趣味が悪くなる、顔面の方だがな…」
「オジャ。オジャオジャオジャオジャオジャオジャオジャオジャオジャオジャオジャ-ッ‼」先程のトムと同様にのび太も雲散霧消する。
「テメーはマロを怒らせた…」最後におじゃる丸も上半身をのけ反らして決めゼリフをかます。
←To be continued
~暗転~
「で、何なのよ。このゲームは?何での○太やおじ○る○が○ョジ○化してる訳?」新しいゲームを開発したと伊集院メイに誘われて邸宅に赴き、メイのゲームルームでプレイした忍の感想である。
「これ、著作権でモメたりしない?」共に誘われた光や琴子も画面を眺めてボー然としていた。
「そのくらい後でどうにでもなるのだ、このゲームは面白いと思うか?」
「個人的に言わせてもらうと…あちしこういうバカバカしいの、わりと好きよ」
「悪フザケにも程があるわね」琴子はお気に召さなかったらしい。
「私は格ゲー自体興味ないから」光はドン引きしながらもフォローしようと必死になっている。
「そうね、ゲームだったらあいつを呼んだら?結局勝負ついてないんでしょ?」
「あの山ザルを?う~ん、不本意だが招き入れるのだ。今日こそ雌雄を決するのだ‼」
「伊集院さんって案外単純だね」
「でしょ?ホントに扱いやすいんだから」小声で囁き合う光と忍。
「貴様ら、さっきから何をブツブツ言っているのだ?」その二人をジト目で睨むメイ。
「べ、別に何でもないよ」
「そうよ。アンタには関係ないわよ」慌てて弁明する二人。
「ハイハイ、恋人同士の会話に紛れ込もうとしない。大人しく引っ込んでなさい」琴子が大いに勘違いしてメイを押しのける形で黙らせる。
~再び暗転~
「怖じ気付くなよ、タラオ」
「それはこっちのセリフだぜ、オジャさん。俺とクレイジーイクラモンドは絶対負けない!」
「ヨシ、行くぞ!」
「ドリャッ‼」
「ウラァ!」
「もう一発!」
「バブバブバブバブバブバブバブーッ‼」
「∞℃¥&#%♀¢@‼」
~
「アハッ、アッハッハこれ面白ぇじゃんか。お前ぇたまにゃあ、いいモン作るじゃねぇか」伊集院家にやって来た赤井ほむらは珍しくメイが作ったゲームを絶賛した。
「貴様に誉められても嬉しくないのだが…一応礼を言っておくのだ」尚、光が当初心配した通り、キャラクターの著作権問題でこのゲームは発売されないとの事だ。