私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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体力測定

「お姉ちゃん起きて!朝だよ!」

 

「んー……だるい……行きたくない……」

 

「ちょっとー!まだ大学始まって2日目だよ!?」

 

「うーん……」

 

まぁ、お嬢様の気持ちはわかる。あの長いキスの後私達はお互いの気持ちを確認しあうように交わり続け寝たのは深夜の3時を回った頃だった。

 

「お姉ちゃんお風呂沸かしたから入ってきちゃって!朝ご飯そのうち作っておくから」

 

私はお嬢様の布団を強引に剥がしてお姫様抱っこの形で浴室まで運んだ。流石に2日目からお嬢様をサボらせるわけにはいかないしね。

 

さて……かく言う私も全然準備出来てないんだよね……とりあえず朝ご飯はトーストだけで我慢してもらってその間に髪とかとかさなきゃ。

 

私はトーストを焼いてお皿に盛り付けた後すぐに大学への準備を始めた。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「なんとか間に合った……」

 

「まさか朝から全力疾走するとは思わなかったわよ……ありがとうね楓」

 

「いえいえ……当然ですよ」

 

私達は息を切らせながら教室へと入った。するとすぐに青髪を短く切り揃えた女の子が私の元へ駆け寄ってきた。

 

「楓遅いよー!今日来ないかと思ったじゃん!メールは帰ってこないしさ!」

 

「あー!ごめんねジェシカ、昨日携帯の充電落ちちゃっててさ」

 

ごめんね、流石にお嬢様との事は言えないから嘘ついちゃって……

 

「そーだったんだ、まぁとにかく来てよかったよ、ほら、行こ行こ」

 

「ちょ、ちょっと慌てなくても大丈夫だよ」

 

「楓さんおはようございます、それにエレナさんも」

 

「あ、ソフィさんおはようございます」

 

席につくと真後ろに座っているジェシカのメイドのソフィに声を掛けられた。相変わらず表情を崩さないなぁ、なんて思いながら私は朝の挨拶を返した。

 

先生を待っている間に何を思ったのかお嬢様はこっそり私の小指を握ってきた。私がアイコンタクトで??って感じで送ったら言葉では言わず携帯にメッセが届いた。お嬢様の方をチラッと見ると頬が真っ赤に染まっているのがわかった。

 

『ジェシカばっかりずるいからこのぐらいさせてよ。先生来るまででいいから』

 

なにこのお嬢様。ジェシカ来てから私に対して甘々だったのがもっと甘くなったみたいだ。私はこの文書を読んだ時顔がにやけないように平静を保つのでいっぱいいっぱいだった。

 

「はーい、皆おはよー」

 

お嬢様が私の手を握って5分ほどたって濱田先生が教室に入ってきた。朝のHRでは今日の予定を軽く確認して終わった。講義決め→体力測定の流れだった。それが終われば帰れるとのことで私とお嬢様は早く帰りたいね、なんて話をしていた。大学では高校と違い講義によって教室が変わることなどを言われた。うちは4年生でそんなに単位もきつくないから気楽にね、とだけ言われた。必修科目で8単位、選択科目で8単位取得する事が出来、4年で40単位取ればいいとのことだった。

 

「お嬢様、授業何取ります?」

 

「必修だけでいいわ、無理して毎日大学行きたくないもの」

 

「いやいや……必修だけじゃ足りませんって。選択科目ちょっとは取らないとどうあがいても40単位に届かないんですから……」

 

「うーん……あぁいいの見つけたわ、体育と調理にするわ。身体動かすのは好きだし料理も日頃の生活に使えるからね」

 

「わかりました、ではそれで申請しておきますね」

 

「楓は何かやりたい事とかないの?」

 

「私はお嬢様と一緒ならなんでもいいですよ」

 

「そう、ありがと」

 

笑顔で私がそういうとお嬢様は少しだけ照れたような顔をしていた。ほんとわかりやすくて可愛いんだから。

 

講義決めが終わると私達は事前に持ってきた運動着に着替えると体育館に向かった。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

体育館につくと私達のクラスはAクラスということもあり1番最初に受けることになった。

 

「月村!全競技で私と勝負よ!」

 

「はぁ?ってか何よあんたその格好……」

 

「え?日本ではこの格好が普通じゃないのか?」

 

ジェシカは体操着にブルマという特定の人にはストライクゾーンど真ん中の格好をしていた。見た目ロリっ子にブルマはいけないんじゃないかな……他のクラスのジェシカのファンは携帯片手にキャーキャー騒いでいるのが分かった。

 

「まぁ、いいや。それで勝負?なんで私がわざわざ体力測定ごときに本気出さなきゃいけないのよ」

 

「へぇ、逃げるんだ。私に負けるのが怖いんでしょ?やっぱり日本のお嬢様は引きこもりなのね、このひっきー!月村ひっきー!」

 

あーあ、私しーらないっと。お嬢様は私と天音様が高校生の時に屋上で向けられた目に変わっていた。

 

「あんたその言葉覚えてなさいよ」

 

「やーっとヤル気になったみたいね!それじゃ行くわよソフィ!」

 

「あ、お待ちくださいお嬢様」

 

ジェシカとソフィは最初の種目である握力検査の方へと姿を消して行った。

 

「ちょっといいんですか?負けでもしたら」

 

「負けるわけないでしょ。私が小さい頃どれだけ運動やらされたと思ってるのよ。行くわよ」

 

「はぁ……」

 

私達もジェシカを追うように握力検査の場所へと向かった。体力測定の競技は全部で4種類。他の学校とかに比べると大分少なくなっていた。

 

・握力

・ハンドボール投げ

・50メートル走

・20メートルシャトルラン

 

「私運動はそんなに得意じゃないんだけどなぁ。お嬢様はそれなりに出来るから羨ましいや」

 

それなりに。私はそのぐらいの認識しかなかったがこの後お嬢様はとんでもない記録を叩き上げる事になるとはこの時は何も知らなかった。

 

「楓!握力終わったよー!」

 

「お疲れ様、何キロだったの?」

 

「16キロ!」

 

「へ?」

 

「16キロ!凄いでしょ!」

 

あれ?16キロって凄いんだっけ……まぁ本人は喜んでるみたいだし凄いんだろう。

 

「凄いじゃん!じゃあ私もそろそろ順番だから行ってくるね!」

 

「頑張ってね!」

 

やっぱり普通にしてれば可愛いなぁ。さて、私も久々の体力測定だし気合い入れなきゃ!

 

「じゃあ最初に橘さん」

 

「はい」

 

測定員の先生から名前を呼ばれ私は握力測定器を思いっきり握った。

 

「ふん!あれ?24キロ?ジェシカ軽く超えちゃった……」

 

「平均が17.8キロぐらいよ。良かったじゃない」

 

「あーそうなんですか。お嬢様も頑張って下さい」

 

「任せなさい」

 

「じゃあ次、月村さん」

 

「はい……ん!42キロか。まぁこんなもんね」

 

測定員の先生の顔が青ざめているのがわかった。この間見たテレビでプロ野球選手が握力測った時もそんなもんじゃなかったっけ……

 

ってことは握力はお嬢様の圧勝って事か。ジェシカ悔しがるだろうなぁ。

 

「月村!私は16キロだったぞ!ふふん」

 

自信満々に胸をはるジェシカ。それに対してお嬢様は……

 

「まぁ結果発表は最後のシャトルランの後にしましょ」

 

「ま、それでいいわ。それじゃ次行くわよ」

 

この後もお嬢様は凄かった。

 

・握力 42キロ

・ハンドボール投げ 48メートル

・50メートル走 6.8秒

・シャトルラン 108回

 

もーなんていうか……勝負する意味あったのかな。規格外すぎるというかなんというか。完璧すぎですよお嬢様。非の打ち所のないってこういうことを言うんじゃないかな。容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群。神様は不公平だよほんと。あ……1個だけ残念なところあったね。性癖除けば完璧だったよ。エレナ!感激です!が無ければ完璧だったよ。

 

「月村これが私の結果よ。楓も見て!私頑張ったから!」

 

「じゃあ失礼して……」

 

ジェシカ・バッティ

 

・握力 16キロ

・ハンドボール投げ 8メートル

・50メートル走 7.1秒

・シャトルラン 37回

 

 

んー……お嬢様どうするんだろこれ。普通にお嬢様の結果見せたらぶっ倒れるんじゃないかな。

 

「楓、貴方の測定の紙貸しなさい」

 

「え、はい」

 

「私はこんな感じよ」

 

お嬢様は用紙の橘楓の名前を隠してジェシカに測定結果の紙を見せた。

 

・握力 24キロ

・ハンドボール投げ 28メートル

・50メートル走 7.8秒

・シャトルラン32回

 

「2対2か。まぁ月村も中々やるじゃない!次は負けないんだからね!じゃあ楓バイバイ!」

 

「あ、またねジェシカ。ふふ、お嬢様優しいんですね」

 

「別にそんな事ないわよ。ただ流石に可哀想かなって……」

 

「優しくなかったらわざと同点なんかにしないですよ。それじゃ私達も帰りましょ」

 

「そーね」

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「はぁ……やっぱり運動した後はお風呂だよね」

 

「そーね、後もう少し楓も体鍛えてみたら?私はジェシカに勝つつもりだったんだけど?」

 

私達はお屋敷に帰ると汗をかいたこともあり、1番にお風呂に入った。

 

「いやぁ……やっぱり体力ないんだよね。シャトルランの時だってお姉ちゃんと2人ペアで走ったからすんごい恥ずかしかったんだから、まさか100回超えると思わなかったわよ」

 

「待ってる楓が可哀想であれでも切り上げたのよ?多分130はいけるよ」

 

「化物じゃん」

 

「化物って何よ……胸についてる脂肪が邪魔してるんじゃない?」

 

「あーそっか、お姉ちゃん胸に脂肪ないから楽なんだね、羨ましいなぁ」

 

ちょっとだけお嬢様をからかってみた。これ天音様が言ったら秒で怒るんだろうなぁ。

 

「へぇ……触れない約束だったはずなんだけど?忘れちゃったの楓ちゃん」

 

「最初に喧嘩売ったのお姉ちゃんだもん」

 

「そういう子にはこーだ!」

 

「ちょっとお姉ちゃんくすぐったいって!キャハハハ!」

 

お嬢様は私の脇をくすぐってきた。衣服など身につけていないため直で弱い所を触られて笑い泣きするかと思った。

 

「今後触れないこと。いいわね?」

 

「うん、わかったよ72センチさん」

 

72センチとはお嬢様のバストサイズだ。もちろんお嬢様もその数字にはすぐに気付いたようで。

 

「かーえーでー!!」

 

「キャー!」

 

私は浴室から逃げ出した。結局その後捕まって私が言わない約束をするまで離してはくれなかった。




楓「お姉ちゃん!10万文字超えたよ!ここまで長かったね」
エレナ「あら、結構書いてたのね。でも10万文字超えた話が体力測定って何よ。もっと楓との甘いベッドシーンとかでもよかったじゃない。相変わらず分かってないわね作者は」
楓「ま、まぁそこは置いといて。ここまで書き続けてこられたのも感想やお気に入りに入れてくれる読者様のお陰です。本当にここまで読んで頂きありがとうございました。これからも頑張って書いていきたいと思いますので宜しくお願いします!」
エレナ「物語はまだまだ終わらないのでこの後も暖かい目で見守って頂けたらと思います」
楓、エレナ「それでは!また次話でお会いしましょう!」
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