私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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エレナ様いじり

「楓、楓起きて、紅葉さんがご飯作ってくれたんだって」

 

「ふぇ?さゆり……?」

 

「ふぇ?じゃないわよ、もう夕方よ。皆寝すぎだわ……天音は知らない間に起きてたみたいだけど。とにかく紅葉さんが手料理振舞ってくれるみたいだから着替えてリビング来てね」

 

「うん……」

 

寝すぎて体がだるく、私はさゆりに一言断りを入れてシャワーを浴びさせてもらった。全く体が動く気がしなかったのだ。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「んー!気持ちいい!それにしても寝すぎはよくないね……体が全然動かなかったよ……」

 

「そーだよ、寝すぎは体に毒だよ楓ちゃん」

 

「天音様?いらしたんですか?」

 

「んーさっき2人が寝てる時に目覚めてね。目覚ましも兼ねてお風呂入らせて貰ってたの」

 

「そーだったんですね」

 

「ってかびっくりしたなぁ楓ちゃんがエレナの手ピシャリと払った時わ、横でやり始めると思ったのに」

 

ん?私がお嬢様の手を払う?いつの話だ……

 

「えっと……身に覚えがないんですが……」

 

「えぇ!?じゃああれ寝ながらやってたの!?エレナが楓ちゃんの部屋着はだけててそれに欲情して胸触ってたんだよ?それも知らない」

 

何してんのお姉ちゃん……勘弁してよ、横に天音様とさゆりいるのに。

 

「全然知らなかったですけど教えてくれてありがとうございました。後できつく言っときます」

 

「いやぁ結構強めにその後言ってたよ……?その後理性飛んだエレナが、楓ちゃんに抱きつこうとした時に、楓ちゃんがピシャリと手払って『息荒げながら胸触って理性抑えられないなんて、猿じゃないんだからしっかりしてよお姉ちゃん』って。いやぁなんていうか、すんごい冷たい口調で言ってるからエレナの事だから逆に興奮してそうだけど」

 

えぇ……私そんな事口走ってたの。まぁ確かに他の人いる時とかはやらないからねとは言ってるけどさぁ。いや流石のお嬢様でも真面目に怒ってる時に興奮は……否定できない……

 

「全然記憶にないです……流石のお姉ちゃんも怒られてる時に興奮しないですよ、って言ってあげたかったですけど否定出来ないのは辛いですね」

 

「まぁそこも含めてエレナじゃん?」

 

「間違いないですね」

 

私と天音様はお嬢様のドMっぷりに笑うしかなかった。まぁそこが可愛いところだしね。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

リビングにつくとすでに天音様と私を除く4人が食卓を囲んでいた。

 

「ごめんお母さんお待たせ」

 

「ううん、それじゃ頂きましょうか」

 

一同「頂きます!」

 

今日の晩ご飯はシンプルにカレーだった。お母さんのカレーは食べるのが初めてだったしとても楽しみだった。

 

「美味しい……」

 

「うん!お母さんすんごい美味しいよ!」

 

「紅葉さんうちのシェフやりません!?今まで食べたカレーの中で1番美味しいです!」

 

「あ!それいいね!楓貰ってくね紅葉さん!」

 

「ほんと美味しい……流石お姉様です」

 

各々お母さんのカレーを堪能していたみたいだった。もちろんお母さんはあげないけどね。

 

「皆褒めすぎよ。美味しそうに食べてもらってほんと嬉しいわ。おかわりもあるからね」

 

一同「はーい!」

 

「美味しいわね楓」

 

お嬢様が私に話しかけてきた。私はちょっとしたイタズラ心が芽生えた。人が寝ている間にイタズラした仕返しだよ。

 

ぷい。

 

「楓……?美味しいよね?」

 

ぷい。

 

「あ、ごめんね……」

 

天音様の方を見ると笑いを堪えているのが目で見てわかった。そろそろ可哀想だからやめてあげようかな。

 

「お姉ちゃん、怒ってないよ。ごめんね、ちょっと仕返ししてみただけ」

 

「……ひっく……ぐすん」

 

「え?」

 

「もう……ほんとに嫌われたかと思ったじゃない……」

 

「あー!楓ちゃんがエレナ泣かしたぁ!」

 

「え、いやその、そんなつもりはなくて、あのほんとごめんお姉ちゃん。そんなに思ってると思わなくて」

 

「冗談よ、お嬢様にイタズラする悪いメイド焦らせたかっただけよ」

 

お嬢様は舌をこちらにべーっと出して笑っていた。

 

「もー!驚かさないでよ!お姉ちゃん滅多に泣くことなんてないんだから心臓に悪いよ!」

 

「騙される方が悪いんだよーだ」

 

「先に人が寝てる時にイタズラしたのが悪いんでしょ!」

 

「それは楓が誘ってたからじゃない!あんなに肌露出させてこっち向いてたらそういうことでしょーが!」

 

「はぁ!?何言ってんの!寝てる間にはだけただけじゃん!お姉ちゃんのドM猿」

 

「んな!?ちょっと言っていいことと悪い事があるでしょ!」

 

「ドM猿……ぶふっ!アハハハハハ!やばい!いいよ楓ちゃん最高!」

 

天音様は腹を抱えて笑っていた。お嬢様がすることじゃないですけどまぁ今は笑っておきましょう。

 

「天音うるさい!」

 

「いったぁ!なんで私だけに手出すのよ!言ったのは楓ちゃん!」

 

「大切な彼女に手出すわけないでしょ!その分あんたにならいくらでも出せるわよ!」

 

お嬢様と天音様のいつものが始まったので私達は被害を被る前に食器を下げて避難した。

 

その後お屋敷の中を駆け回ってお母さんに叱られてしゅんとしている天音様とお嬢様は仔犬みたいで可愛かった。さゆりに関してはわざわざ携帯を取り出して写メを撮っていたぐらいだった。

 

「楓変わったね」

 

さゆりからふとそんな事を言われた。

 

「そうかな?」

 

「前まであんな声荒らげてエレナ様と言い争いしてるところなんて見たことなかったからさ。お互い信頼しあってるから言い合えるのかなって」

 

「信頼、されてるといいな。確かに前に比べたら私もお姉ちゃんも笑っている時の方が多くなったかもね。それもこれも私を選んでくれたお姉ちゃんのお陰だからさ」

 

「これ以上聞くと甘くて溶けちゃいそうだから聞くのやめる」

 

「自分から聞いたんじゃん」

 

「ふふ、これからも仲良しでいようね、私達もエレナさんとも」

 

「当たり前じゃん!」

 

私とさゆりはハイタッチをしてにっこりと笑った。

 




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