私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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走り屋詩織さん


遅れた理由

「遅いなぁエレナ」

 

「そろそろ帰ってきてもいい頃なんですけどね」

 

私は、天音様と一緒にお嬢様と詩織さんの帰りを待っていた。天音様は、お屋敷に来てもう1時間は待たれていた。当初の帰ってくると予想した時間はとうにすぎていた。その間天音様にお出しした紅茶は5杯。そうとう暇を弄ばれていたようにみえた……

 

「あ!帰ってきた!この車の音!」

 

「え?楓ちゃん車の音で分かるの?」

 

「ここら辺で爆音鳴らす車なんて詩織さんしかいませんから」

 

丁度外からエキゾースト音が聞こえ、詩織さんだとわかった。あの人何故か分からないんだけどお屋敷の前通ると2、3回ふかすからすぐわかるんだよね……

 

「そーなんだ……いいや!私迎えに行ってくる!」

 

「あ!ちょっと待ってください天音様!私も行きますから!」

 

リビングから猛スピードで出る天音様を追いかけ私も玄関へと向かった。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「遅くなっちゃったわね……楓寂しがってないかしら」

 

「エレナじゃないんだから楓ちゃんなら大丈夫だよ」

 

「誰のせいで遅くなったと思ってるのよ……高速乗って早く帰ろうって言ったのは詩織なのにたかだか煽られただけで向きになって追いかけるからこんな時間になるんじゃない」

 

「わかってないわね、走り屋は喧嘩売られたら買うのが仕事なのよ。ってか怖くなかったんだ。あの時200キロ近く出てたよ?」

 

「あんたの表情の方が怖くてそれどころじゃなかったわよ。あ、楓かな。誰かこっちに向かって走ってきてる」

 

「ほんとね、私達も早いとこ荷物持って出ちゃおっか」

 

私達が楓に伝えていた時刻より2時間ほど遅くなったのには、原因があった。まぁ完全に詩織の落ち度だが……

 

私と詩織は、お互い楓にあまり寂しい思いをさせたくないと理由で、行きは使わなかった高速道路で帰ることにした。それが逆に遅くなったのにはわけがある。高速道路を表定速度で走っていたところに、後ろからレーシングカーに煽られ、詩織の闘争心に火がついてしまったのだ。

 

「エレナ、ちょっと飛ばすよ。怖かったら言ってね」

 

「は?って詩織!これスピード出しすぎだって!」

 

私は、自分の体に襲いかかるGを感じながら詩織の表情を見た。そこには、目の前のレーシングカーを煽ることしか考えてないのか、彷彿の表情をしていた。なんでこんなスピードを出しているのに詩織は笑顔なの……

 

「さぁさぁ!32の癖に35煽ってんじゃねーぞこらぁ!!もっとスピード出してみろや!」

 

もうやだこんなメイド……その後もしばらく前の車との追いかけっこが続き、気付けば千葉の方まで来てしまっていた。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

あ、やっぱり帰ってきてた。私は見覚えのある車が駐車場に止まっていて安心した。それで天音様はどこに……

 

「おっぱいさーん!お久しぶりでーす!」

 

「え?お、おぉ……」

 

物陰に隠れていた天音様は、詩織さんが車の中から出てくると一目散に詩織目掛けて飛び込んだ。詩織さんは何が起きたかわからないような感じで、あたふたしていた。

 

「やっぱりおっきーなぁ……ずっと触っていたいもん」

 

「楓ちゃんこの子はだーれ?いきなりおっぱい触られる間柄の子なの?」

 

顔を胸に完全に埋めているせいか詩織さんは、まだ誰かわかっていないようだった。

 

「何してんのよあんたは……とりあえず落ち着きなさい」

 

「いったぁい!何すんのよエレナ!ここにいる人胸あるからって妬いてんの?」

 

あ……天音様死んだわこれ……

 

「くっ……とにかく1度離れなさいよ……」

 

「「あれ?」」

 

私と、天音様は同時に声を上げた。お嬢様が胸の事をいじられて怒らない……?どうなってるのいったい。

 

「エレナには私が怒らないよう矯正したから大丈夫だよ。もしかして天音ちゃんかな?緒方さんとこの」

 

「そーです!お久しぶりですおっぱいさん!」

 

ようやくわかったみたいで、詩織さんは天音様との抱擁を交わしていた。するとその横からお嬢様が申し訳なさそうな顔をしてこちらにやってきた。

 

「ごめんね遅くなって……寂しかったよね」

 

そう言ってお嬢様は私を抱いて髪を撫でてくださった。別にそんなに気にしてなかったけど、こうされるのは悪くないかな。

 

「別に大丈夫だよ。おかえりエレナ」

 

「うん。ただいま楓。じゃああのバカ2人は放っておいてお屋敷の中入りましょうか」

 

最後の一言がなければ名前呼ばれてちょっとキュンキュンしたんだけどな……

 

「誰がバカだってエレナ?」

 

「ひ!?う、嘘に決まってるじゃない……行きましょう詩織、天音」

 

なんかお嬢様が詩織さんを必要以上に怖がってる気がしたけど何かあったのかな……

 

少し不思議な気もしたけど私は、お屋敷の中へと戻った。天音様がしばらく詩織さんと話したいと言っていたので、緒形家の次期当主1人をここに置いておくのもあれなので、私はさゆりをついでに呼びつけた。彼女が金髪の巨乳なお姉さんと話してるもの気分良くないかもだしね。

 

「楓ちゃん紅茶入れてもらっていい?」

 

「まだ飲むんですか!?夜眠れなくなっても知りませんよ……」

 

「私の体そんなにやわじゃないから大丈夫だよー」

 

「それとさゆりに連絡しときました。今から来るそうです。詩織さんに抱き着いてたことも言っておいたんで楽しみですね」

 

「嘘でしょ……」

 

「ホントです」

 

私は、ニッコリと天音様に微笑んだ。

 




楓「むっくるさん評価ありがとうございます!本当に嬉しいです!エレナも喜ぶと思います!」
紅葉「そろそろバーに色欲しいってエレナちゃんも言ってたもんね」
楓「あ、お母さん来てたんだ」
紅葉「ちょっと近くまで来たから寄ってみたの。それより次回の天音ちゃん大丈夫なの?さゆりちゃんって結構ヤキモチ焼くタイプじゃなかった?」
楓「ちょっと面白そうだからいいかなって」
紅葉「まぁ確かに面白そうね。次回楽しみにしてるわ」
天音「ちょっとぉ!楽しんでないで止めてよね!」
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