私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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気が付いたら年が明けていた件。

本当に遅くなってすみません。エタったろあいつと思った方もいると思います。ホントにお待たせして申し訳ないです。


最終日

「いつまで寝てるの楓。ほら起きて!もう夕方だよ!今日の夜には帰るのに寝て終わっちゃっていいの?」

 

誰かが私の身体を揺すっているみたいだった。そういえば、昨日はお嬢様と……思い出すとなんだか恥ずかしくなった。初めてお嬢様に触れられた夜みたいに、ずっと主導権握られっぱなしだったっけ。ドMの癖にちょっと生意気かな。

 

「ちょっとどんな夢見てるのよぉ!ニヤニヤして気持ち悪いよ」

 

「んーー!!さゆりおはよ」

 

「おはよ、じゃないよ……ずっと起こしてるのに全然起きてくれないんだもん楓ったら。エレナさんは、もうとっくの昔に起きてジェシカさんや天音と海で泳いでるよ?」

 

起こしてくれてもいいのに……まぁ私が寝ていたから気を使ってくれたんだと思うけど。

 

「すぐ着替えて私も行くから先行ってていいよ。でももうそろそろ皆戻ってくる時間かな?」

 

「少し気温も落ちてきたからそろそろ戻ってくると思うよ。寝巻きのままだとあれだから軽く着替えて待ってるぐらいでいいと思う。そしたら夕食の準備手伝ってもらうと思うから」

 

「わかった。それじゃ待ってるね」

 

私がそう言うと水着姿のさゆりは、海へと戻って行った。

 

もう帰る日なんだ。なんだかんだお嬢様とは仲直り出来たし、海でも泳げたし楽しかったな。でもお屋敷にいる時と変わらずお嬢様はお嬢様だったな……旅行中こんなに体重ねるつもりは正直なかったんだけど。まぁ天音様辺りはわかっていそうだけど。

 

「楓起きたのね」

 

「エレナ。起こしてくれたら良かったのに」

 

扉の前には、黒いビキニを着たお嬢様が立っていた。きっとさゆりが私が起きたってことを伝えてくれたんだろう。お嬢様の肌は濡れていて、すぐに来てくれたんだなって事が分かって少し嬉しかった。

 

「1回は声掛けたのよ?でも起きないし、気持ち良さそうに寝てたからそのままにしてあげようかなって」

 

「そーだったんだ。まぁありがと」

 

「うん。それじゃ夕飯の準備しよっか。昨日は迷惑かけたみたいだし私が夕飯の支度することにしたから。手伝ってくれるわよね楓」

 

「もちろん!」

 

私は、お嬢様が差し出した手を握って、別荘の一室にある調理場へと向かった。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「んー……何にしよ……夕飯係に手を上げたのはいいんだけどカレーはお母さんより美味しいもの作れる気がしないし……」

 

「最終日だし、しっかりとしたもの作りたいよね」

 

「そーねぇ……あ!夏と言ったらってものがあったわ!確か紅葉さんが買っていてくれたはず」

 

そういうとお嬢様は、冷蔵庫の中を探り始めた。何にするつもりなんだろうか。

 

「これよ楓!海でする事と言ったらこれでしょ!」

 

お嬢様は、冷蔵庫の中からスイカを取り出して、私に見せつけていた。なるほど。確かに夏らしいね。

 

「あー!スイカ割り!でもそれだけじゃお腹1杯にならないよ?」

 

「もちろん。主食はそうめんにするわ。それもただのそうめんじゃなくて流しそうめんよ!」

 

大きな声でどーだと言わんばかりに宣言するお嬢様。流しそうめんって言っても流す機械とか何か準備してきたのかな。

 

「いきなり流しそうめんって言われても、準備とかどうするの?今から何か用意してたら間に合わなくなっちゃうよ」

 

「ふふん。私を誰だと思ってるのよ?月村エレナよ。楓、砂浜へ行ってみなさい」

 

「え?うん……」

 

いきなりカリスマ力見せられても困るんだけど……まさか私の寝てる間にこうなること予測して準備してたのかな。でも1人で出来るのかなそんなの。

 

「うわ……ホントに流しそうめんっぽいやつ出来てるし。やる事早すぎるでしょ」

 

でもこの量を1人で?いや、有り得ない。流しそうめんっぽい機械は、最低でも3人以上はいないと運べないような大きさをしているしきっと誰かに手伝ってもらったんだろう。

 

私は、調理場へと戻ると、鼻歌を歌いながら素麺を茹でているお嬢様へと話しかけた。

 

「あの機械誰がやってくれたの?」

 

「ん?あれなら前に楓の事助けてくれた人達いたでしょ?あの人に頼んだら快く引き受けてくれたの。今度会ったらお礼言っておいてね」

 

あー……エレナのお母さんの代からのspさんだっけ。前に強姦にあいかけたとき助けてくれた人だ。あの時は本当に怖かったな……

 

「何でもできるねあの人たち……」

 

「そりゃお母様のSPだもの」

 

その一言で片付けていいのかな……

 

それから時間はあっという間に過ぎた。流しそうめんの機械に誰が麺を流すかで天音様とエレナが揉めて、結局2人は引かずに間をとってお母さんがする事となり、天音様とエレナの戦争は、まだ終わっておらず麺の取り合いをしてお母さんに2人まとめて怒られていた。そりゃ食べ物で遊んでたら言われるよね。

 

スイカ割りになると、今度はジェシカが私が割りたい!と言って手を挙げた。どうやらロシアには、スイカ割りなんて文化はないみたいだった。ジェシカのヤル気とは裏腹にスイカは、全く割れず代打エレナが見事にスイカを割った。ジェシカは、悔しそうにあんたがスイカになって楓に叩いてもらえばいいじゃないなんてことを言うから、天音様が悪ノリして私にバットを持たせてエレナを追い回した。昨日の仕返しと思ったら私も楽しくなってしまったのだ。

 

 

 

そして、食事の片付けが終わると最後に皆で花火をする事になった。各自好きなように花火を楽しんでいる中私はエレナに誘われて線香花火をゆっくりと2人だけで楽しむ事にした。

 

「あっという間だったわね」

 

エレナが少し寂しそうな表情で呟いていた。本当にあっという間の旅行だった。でも人生でこんなに笑ったりして遊んだのは初めてだったかな。エレナのメイドをしていた頃ならこんな遊びなどは出来なかっただろうし。

 

「そーだね。楽しかったね。私こんなにはしゃいだの初めてだったよ。提案してくれた天音様に感謝しなきゃだね」

 

「そーね。天音のおかげでこうして楓とも仲直りできたんだし。あ……落ちちゃった」

 

「私のもだ」

 

2人の線香花火は、同時に火をなくして夜の砂浜へと落ちた。

 

「皆の所に行きましょうか」

 

「そーだね」

 

私達は、手を繋いで皆の騒ぎの中心の天音様の元へと走り出した。

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

ジェシカside

 

「全く……少し妬けちゃうわね」

 

旅行の帰り道、詩織さんの車の中で楓と月村は、寄り添うようにして後部席で眠っていた。よっぽど疲れたのだろう。最後の花火では、今まで見たことの無い程に楓も月村もはしゃいでいたようにみえた。

 

「横でそんな悲しそうな顔しないの。でもホントに幸せそうだねこの2人。起こさないようにゆっくり走ってあげるか」

 

幸せそうだね。ホントにその通りだった。手を繋いでお互いに寄り添うように寝て、2人の顔は、本当に幸せそうだった。

 

「随分優しいんだね」

 

「まぁ私は、楓の親代わりみたいな事もしてたからね。娘に優しくするのは普通でしょ?」

 

「まぁそうかもね。あー!私もあんな風に寄り添ってくれる恋人欲しいなぁ……」

 

自分で言ってて少し悲しくなる。初恋の相手が後ろで幸せそうに寝ている目の前で言ってるのだから尚更虚しくなった。

 

「あんたぐらい可愛いならそのうち出来るでしょ。なんなら私が立候補してあげようか?」

 

「私おばさんには興味ないんだけど……」

 

「なんですって!?」

 

「ちょ!ちょっとハンドルハンドル!!」

 

そうだった……詩織さんにこの言葉は禁句だった……でも詩織さんみたいに自由奔放って感じの人と一緒になるのも面白いかもね。

 

「あんたがおばさんなんて言うからよ。全く回りはリア充だらけなのに、なんで私は運転手なんてしてんだろ」

 

「そろそろ婚期が気になってくるもんね」

 

「決めた。やっぱりあんたにしよ。あんたみたいなジャジャ馬乗りこなせるの私ぐらいっしょ?」

 

「ふふ、楽しみにしてるね」

 

「何言ってるんだかねほんと」

 

私と詩織は、おかしくなって2人で笑い合った。

 




本当は最終回にしようか迷いました。主要キャラ全員出てきてるし切ってもいいかなと思ったんですが、まだ書きたい楓とエレナがあるので続行します。マンネリ化しているところも少しあるかもですが宜しくお願いします。最終回の予定は自分の中で100話を予定しています。

次回は、大学編ラストになるかもです。

楓「1ヶ月以上も放っておかれたみたいだよ私達。どう思うエレナ?」
エレナ「二度と放置しようと思わないようにお仕置きが必要だと思うわ」
楓「だよね。それじゃエレナとりあえずそこにおいてある縄で縛って置いてもらえる?70話であんな扱い受けて次の話が1ヶ月後なんてホントに有り得ないわ」
エレナ「さて……わかってるでしょうね」
足「次回の更新は早めに出来るように頑張りますので宜しくお願いします……」
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