私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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若奈ちゃんとの初顔合わせです。自分の親戚にも生後半年ぐらいの赤ちゃんいるんですけどホントに可愛くて仕方ないですw




「かわいいぃ!!!ねぇ抱っこしてもいいの!?」

 

「もう、そんな慌てないの。ほら、ゆっくりね。頭を支えてあげて」

 

「う、うん!」

 

突然お母さんと佳奈さんが赤ん坊を連れてお屋敷にやってきた。お嬢様は、天然なのか馬鹿なのかはわからないけど、お母さんと佳奈さんどっちが性転換したの……なんて頭のおかしい事を抜かしてたけど、話を聞いてみると施設の子供を預かったらしい。生後半年だとかなんとか。本当は、もっと早くに見せてあげたかったんだけど、施設で保護されたからだろうか、しばらくお母さんにも佳奈さんにも懐いてくれなかったらしい。でもこの子が私の妹になるんだ……そう実感すると、もう目の前の赤ちゃんが可愛いくて仕方がなかった。名前は、若奈ちゃんって言うみたい。

 

「柔らかい……赤ちゃんってこんなにぷにぷにしてるんだね……」

 

若奈ちゃんは、眠っているみたいだった。私は、起こさないようにゆっくりと抱き上げた。

 

「エレナ写真撮って。もう可愛いすぎてやばい」

 

「ふふ、もうぞっこんなのね。ちょっと待ってね。撮るわよ、はい、チーズ」

 

カメラのカシャって言う音がしたからだろうか。閉じられていた若奈の目が空いて私の方を見ると……

 

「びええええええん!!びええええええん!!!」

 

「お、お母さん!若奈ちゃんが!ど、どうしよう」

 

「あらあら、起きちゃったのね。そのままゆっくり大丈夫だよって言いながら揺らしてあげて」

 

「う、うん。ほら若奈ちゃんお姉ちゃんですよぉ。大丈夫だからね」

 

私の気持ちとは、裏腹に若奈ちゃんは、一向に泣き止む気配を見せなかった。

 

「お母さん、私も抱っこしてもいいかしら?」

 

「いいの?今泣いてるとこよ?」

 

「私の方が楓よりお姉ちゃんしてる所を見せてあげます」

 

そう言うとお嬢様は、私から若奈ちゃんをひょいと取り上げると自分の胸の中へと抱き上げた。

 

「ほら、安心して?私は、貴方のお姉ちゃんのエレナって言うの。何も怖がらなくてもいいわ」

 

私と同じように若奈ちゃんに声をかけながらゆっくりとあやしていると……

 

「えへへへ。えれにゃ、えれにゃ」

 

ぱぁっと今まで泣いていたのが嘘みたいに若奈ちゃんが笑っていた。

 

「よしよし、エレナが付いてますからね。はぁ可愛い……お母さんこの子私に下さいな」

 

「ダメに決まってるでしょ。でもびっくりしたわ。私でも若奈ちゃん泣き止むのに時間かかるのに……ちなみに佳奈が抱き上げるとずっと泣いちゃうから抱っこ禁止にしてるわ」

 

佳奈さん……でも何でお嬢様が抱き上げたらすぐに泣き止んだんだろうか。同じ事をしているだけなのに。

 

その後もお嬢様が抱き上げるとニコニコ笑っていて、私が抱き上げると不機嫌そうに「えれにゃ!」って言われてお嬢様に若奈ちゃんを返していた。

 

「何がそんなに違うの……」

 

「包容力の差かしらね。赤ちゃんも気付いてしまったのよ私のカリスマ性に」

 

何を言ってるんだこの人は……昔のお嬢様ならカリスマ性はあったけれど今となっては、ただのドMのお嬢様だからね……まぁ確かに時々かっこいい時はあるけれども。

 

「逆に若奈ちゃんと同じぐらいの歳だと思われたんじゃないの?エレナ理性とかないじゃん」

 

「んな!?若奈ちゃんあのお姉ちゃんにパンチしなさい。手をグーに握ってえいってやるのよ」

 

お嬢様は、若奈ちゃんの右手を優しく握ると私に顔にぺちんと当ててきた。すると若奈ちゃんは、どうやら私の顔を叩く事にハマってしまったらしい……ぺちぺちと叩いては満足そうな顔をしていた。

 

「はぁ……ホントに可愛いなぁ……お母さんまた若奈ちゃん連れてきてくれるよね?」

 

「もちろんよ。楓の妹なんだから当たり前でしょ」

 

笑顔でお母さんは、私に話す。そっか。ホントに妹が出来たんだ……お姉ちゃんとしてしっかりしなきゃだね。とにかくお嬢様みたいに曲がって育たないようにしなくっちゃ。

 

「ちょっと楓、なんか今とても失礼な事想像してなかったかしら?」

 

「何も考えてないよ」

 

「ならいいけど……」

 

危ない危ない。お嬢様って特別勘が鋭いんだった。ホントにここまで心を読まれるってエスパーか何かじゃないかな……

 

「それじゃそろそろ若奈ちゃんお昼寝の時間だから失礼するわね。ほら若奈、楓お姉ちゃんとエレナお姉ちゃんにバイバイして」

 

お母さんがそう言うと若奈ちゃんは、私達に向かって小さな手を一生懸命に振っていた。マジで萌え死ぬと思ったよ。小さい子ってなんであんなに可愛いんだろうか。

 

「バイバイ若奈ちゃん。またね!」

 

そう言うとお母さんと若奈ちゃんは、お屋敷を後にした。

 

「はぁ……ホント可愛いかったね若奈ちゃん!目クリクリしてて小さな手でバイバイされた時なんてもう可愛いすぎて死にそうだったよ」

 

「楓は、本当に子供が好きなのね。確かに若奈ちゃんの可愛いさは、反則レベルだったわ。楓の小さい頃もあんな感じだったんだろうね」

 

「どうだろうね。小さかった時の記憶なんてほとんどないもん。そういうエレナだって小さい頃の事なんて覚えてないでしょ?」

 

「そーねー……気が付いたら月村の後を継いでたからね。私もほとんど無いわね。強いて言うなら楓と遊んでたぐらいだったかな。でも今回で1つはっきりしたわ」

 

「ん?何が?」

 

「私達も結婚したら子供欲しいね。楓と一緒に立派な大人に育てて月村の跡継いで貰わなくっちゃ」

 

「け、け、結婚って!?そ、そんな事急に言われても恥ずかしいよ……」

 

いきなり結婚だなんてびっくりさせないでよ……そりゃエレナとは結婚したいと思ってるけどでもまだ私達19だし、いやでももちろん早く結婚して子供欲しいし、あーもー!なんでそんな平然と恥ずかしい事言えるのよこの人は!

 

「顔真っ赤にしちゃって可愛いんだから。若奈ちゃんよりよっぽど楓の方が可愛いよ」

 

そう言うとお嬢様は、私を抱きしめて、さっき若奈ちゃんにした様に頭を撫でた。とっても恥ずかしかったけど、それより幸せな気持ちの方が大きかった。この人とずっと一緒にいたい。それがお互い確認出来て本当に幸せだった。

 

「エレナ……大好き」

 

「私もよ」

 

この日の夜は、お互い赤ん坊になったみたいに、2人で抱き締めあって眠っていた。途中でお嬢様が理性崩壊して台無しになったけどね……ちょっと子供の頃に戻ろうって話したのにすぐこれだもん……まぁそういう所も含めてお嬢様が大好きなのは、間違いなかった。これからも宜しくね、私のたった一人の王子様。




天音「いいなぁ赤ちゃん。私達も今度抱かせてもらおうよ」
さゆり「天音が抱いたら絶対泣くと思うんだけど……ガサツだし雑だし……」
天音「ちょっとぉ!私だってエレナぐらいあやすの上手いかもしれないじゃない!」
さゆり「無いかな……」
エレナ「寝言は寝て言いなさいな」
楓「ちょっと想像出来ないです……」
天音「酷すぎない私の評価!?」


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