私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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きららファンタジアやってたら遅くなりました( ˇωˇ )


幕間 ジェシカのメイドの詩織さん

「暇だねぇ」

 

「そうねぇ……なんでこうも大学生って〇〇休暇とかって言うのが多いのかしら。まぁうちの学校は、少し特殊な所も多いのかもだけれど」

 

秋季休暇が始まって1週間がたった。私達は、この1週間を本当に何もせず、お屋敷でダラダラと過ごしていた。天音様とさゆりを捕まえようとしたが、彼女らは、この前のさゆりのプロポーズ紛いの言葉を受けて、この秋季休暇中に天音様のお母様に結婚したいという有無を伝えると言っていた。私は、それを聞いて本当に凄いなと思った。私もいずれはお嬢様と結婚したいと思ってるのは確かだ。でも障害は沢山あると思う。1番の問題の親の事は、お母さんも同性と結婚してるし、祖父と祖母は、既に亡くなっているからだ。おじいちゃん、おばあちゃんが生きていて、お嬢様と結婚する事になりましたとか言ったらどんな反応してたんだろうなぁ。それに比べて天音様のご自宅は、緒方財閥のお嬢様。跡継ぎだって欲しいって考えるのが当たり前だ。それに、しっかり血を受け継いだ人がいいというのが当たり前だと思う。2人はどうやってご両親を説得するのだろうか……

 

「どうしたのよ急に固まって」

 

「ちょっと天音様とさゆりの事考えてた。大丈夫なのかなって」

 

「天音の事なら大丈夫よ。なんだかんだやる時はやる子だもの。なんたって私の親友よ?それぐらい押し切って貰わなくっちゃ困るわ」

 

お嬢様と天音様は、小学生の頃からの幼馴染だった。言い方は悪いが自分勝手で横暴なお嬢様に声をかけたのが天音様だけだったのだ。他の人は、月村っていう名前に惹かれ下心だけで寄ってきた人しかいなかった。今思えばお嬢様の事をちゃんと見てきた人って私除いたら天音様しかいないんじゃないのかな。

 

「ふふ、そーだね。あの頃のエレナと友達になれるぐらいの人だもんね」

 

「あー聞こえない聞こえない」

 

「全く……詩織はどこに行ったの?最近見かけない気がするんだけど。ちょっと買い物がてらドライブでも行こうとしたのに」

 

「え?エレナ知らないの?詩織さんジェシカに気に入られてこの秋季休暇中ずっとジェシカの側近として働いてるんだよ。ほらこれ手紙。てっきりもう読んだのかとばかり」

 

私は、お嬢様に詩織さんから預かっていた手紙を渡した。っていうか1週間近く詩織さん見ていなかったんだからもっと早く気付いてもよかったんじゃ……

 

「えっと……『楓ちゃんとエレナへ。ジェシカのメイドのソフィのお父さんが体調が悪くなってロシアに帰らなくちゃいけないみたいで、メイドがいないから来てくれって言われたからジェシカのとこ行ってくるね。エレナには楓ちゃんいるしいいわよね?それじゃまた帰る時連絡入れるから。詩織』適当すぎじゃないかしら……まぁ詩織らしいっちゃ詩織らしいけどさ。でもジェシカのメイドって大変そうな気もするけど大丈夫かしらね」

 

「全盛期のお嬢様の相手するよりはマシじゃないですかね」

 

「う……それを言われちゃうと困るわね」

 

「ふふ、ごめんねエレナ。詩織さん今頃何してるのかなぁ」

 

「そーねぇ……」

 

◇ ◇ ◇ ◇

 

「ちょっと詩織!貴方月村家のメイドだったのよね!?何よ朝ご飯がインスタントラーメンって!?おかしくない!?」

 

「文句あるなら食べなくていいわよ!私は、料理担当じゃなかったんだから仕方ないでしょ!」

 

私のメイドのソフィが家庭の事情で、一時的に帰国する事が決まった後、私は月村のとこのメイドの詩織に一時的にうちで働いてもらえないか?という電話を入れていた。ソフィの代わりに他のメイドに頼んでも良かったんだけど、自分のメイドと言うのは、やっぱり顔見知りでそれなりに交流があった人の方がいいと思ったからだ。流石に楓に頼むわけにはいかず、詩織に頼んだと言うわけだ。しかし、どうやらそれが失敗だったみたい……一般的なメイドの服装を思い出して欲しい。それに対して詩織のメイド服は、土方のおじさんが着ているような作業服だった。最初はふざけてその格好で働いていると思っていた。何日経っても作業服で働いているから、いい加減しっかりした服着なさいよ。と言ったところ、エレナのお屋敷ではずっとこれでやってきたからとのことだった。月村のやつ、メイドの教育一切してなかったでしょ。出なかったら作業服で料理も出来ないメイドなんて聞いたこともないわよ。

 

「分かったわよ食べればいいんでしょ食べれば!」

 

人生で初めて食べたインスタントラーメンは、意外にも美味しくてびっくりした。インスタントと言うともっと美味しくないと思っていたからだ。

 

「美味しい……」

 

「だから食わず嫌いするなって言ってんのよ。まぁ流石に一国のお姫様にインスタントラーメン食べさせたってバレたらめちゃくちゃ怒られるかもだけどね」

 

「そりゃそうでしょうよ……」

 

一緒に過ごして1週間。詩織さんという人がようやく掴めてきた。前に夏の旅行で同室になったことはあったけど、こんなに大雑把というかガサツな人だとは思わなかった。ってかほんとに何で月村は、作業服でメイドさせてたのよ!普通注意するでしょうよ!

 

「ねぇ聞いてもいい?」

 

「なーに?」

 

「何で作業服なの?月村に注意とかされなかったの?」

 

「あー……前はメイド服だったよ。でも昔からヒラヒラしてるのとかフリフリしてるやつ嫌いで仕方なかったから、エレナに作業服の方が動きやすくていいからそっちじゃダメ?って聞いたら二つ返事で好きにすればいいわ。って言われたから作業服でやってるのよ」

 

「なるほど……って!それで月村納得しちゃダメでしょ!うちではメイド服着てほしいんだけど」

 

詩織は、少し悩んだ後でこう答えた。

 

「まぁジェシカがそっちの方がいいって言うならそうするよ。でも私のサイズの服あるの?」

 

「スリーサイズ教えてよ。それに近いものあると思うから」

 

「えーっと……上から96.62.90だったかな」

 

あれ……私のスリーサイズって72.53.76とかだったような。何でこんなに差が出るのよ。私だってもう20歳なのに……なんかイライラしてきた。私だってもっと女の子らしい体型になりたいのに。

 

「死ね!何よその羨ましい数字!そんなボンキュッボンに着せるメイド服なんてないわよ!」

 

「はぁ!?自分から聞いといてそれ!?いいだろ肩もこらないし、そういう胸ない人が好きだって言う人も最近増えてきたみたいだよ?」

 

それただのロリコンだって前に誰かに言った気がするな。ってか巨乳に気使われたの今?私の気持ち何にもわかんないくせに!

 

「うるさい!うるさい!うるさい!巨乳に貧乳の気持ちなんてわからないわよ!」

 

「こっちだって好きに胸でかくなったわけじゃねーよ!育っちまったんだから仕方ねーだろ」

 

「あーもういいわよ作業服で。あんたにメイド服なんて着せて歩いたら歩く18禁になりそうだもの」

 

「なんだそりゃ……まぁ作業服でいいって言ってくれるならそれでいいや」

 

詩織は、私が悪態をついたというのに何一つ気にしていない様子だった。もっと噛み付いてくるかと思ったけど以外に大人しいというか、素直なんだなと思った。

 

「何も言わないのね。もっと噛み付いてくるかと思ったんだけど」

 

「御所望なら噛みつきましょうか?まぁ、エレナの毒に比べたらジェシカのなんて可愛いもんだからね。楓ちゃんと付き合う前のエレナにあんたも会ってるでしょ?あの人のそばに何年もいたらジェシカの毒なんて鼻くそみたいなもんよ」

 

詩織は、笑いながら話していた。当時の月村エレナか……確かにあれは酷かった。

 

「女の子が鼻くそとか言わないの。まぁ少し休みなさいよ詩織も。今紅茶持ってきてあげるわ。私がメイドに何か出すなんて珍しいんだから感謝しなさいよね」

 

「何よその言い方。もしかしてジェシカ私に惚れてんの?よくツンデレが言いそうじゃん?なになにだからなになにしなさいよね!って。案外あんたも可愛いとこあんじゃん」

 

それを言われた瞬間自分の顔がかーーっと赤くなっていくのがわかった。

 

「ば!バカ言ってるとあげないわよ!私には楓って心に決めた人がいるんだから!」

 

「はいはい。早くしてよジェシカちゃん」

 

「もー!雇うんじゃなかったぁ!」

 

そんな事を言いながらも詩織との会話に心地良さすら感じていたのを本人は自覚していなかった。

 




エレナ「そう言えば作業服だったわね。楓も最近メイド服より部屋着の方が増えてきたよね。やっぱり動きづらいのかなメイド服って」
楓「あ、じゃあ今度着てみてよ。ってか着て。エレナのメイド服姿見てみたい」
エレナ「嫌よ絶対似合わないもん」
楓「着てくれたらペアルックみたいな写真撮れると思ったんだけどな……エレナ嫌なら仕方ないか……」
エレナ「わ、わかったからそんな泣きそうな顔しないで、ね?いら1回だけなら着てあげるから!」
楓「ありがとうエレナ!(ちょろい)」

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