私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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本編戻ります


こんな寒い日の夜は

季節は、秋季休暇の終わりの11月半ば。長袖1枚では、肌寒さを感じさせる季節へと変わった。

 

「楓、この寒さどうにかならないの?まだ11月だっていうのにダウン着ても寒いなんて聞いてないんだけど?」

 

「そう言われても……厚着するしかないんじゃない?」

 

今年は大寒波が押し寄せ、気温は5度近くを行ったり来たりしていた。そのお陰で衣替えを疎かにしていた私達は、急な気候の変化にめちゃくちゃ苦労していた。

 

「とりあえず暖房つけてよ……家の中でダウンにマフラーなんておかしいと思わない?後何か温かいもの出して貰えると助かるのだけど……」

 

「わかった。ちょっと待っててね。詩織さんも何かいります?」

 

「ううん。私は大丈夫。ってかこのぐらいの寒さで音を上げるなんてしっかりしてよねエレナ」

 

そうエレナに言うのは中村詩織さん。もう1人の月村家のメイドさん。秋季休暇中は、ジェシカのメイドさんが家庭の事情で帰国していたため、ジェシカのメイドをやっていた。ジェシカからは、何故かもう二度と寄越さないで!なんて言われたけど何かあったのだろうか……

 

えーっと。暖房のスイッチどこだったけな。

 

「あ!これかな。まさかこの時期に暖房入れると思わなかったけど……エレナが寒いって言うなら仕方ないかな。幸い蓄えはあるから電気代も気にすることないか。えっと……あれ?詩織さん!ちょっと来てもらっていいですか?」

 

私は、リビングでお嬢様に紅茶を出している詩織さんを呼んだ。

 

「どーしたの?」

 

「それが暖房のスイッチが入らなくて……ちょっと私の背じゃ届かないので直接押してもらってもいいですか?多分電池切れなのでその間に乾電池持ってきます」

 

「ん?おっけーよ。このぐらい任さときなさい」

 

私の身長は150センチほど。詩織さんは170センチ。20センチもの差がある。私ももう少し身長欲しかったな……さてと、電池どこ置いたかな。確か物置の方に買っておいたやつがあったと思うんだけど……

 

 

「あった!しばらく電池なんて使わないからわからなくなっちゃったよ。今後はもう少しわかりやすい所置いとかなきゃ」

 

お嬢様と詩織さんの元へと戻ると何か揉めているようだった。何かあったのかな?

 

「はぁ!?壊れてるってどういうことよ!この寒い中暖房無しで過ごせって言うの!?」

 

「仕方ないでしょ!壊れてるものは壊れてるのよ!とにかく業者に電話してみるから今は我慢してよ」

 

「わかったわよ……あ、楓その電池は必要なくなったわ」

 

「壊れてるんですか?」

 

「そうみたい。詩織が何度いじってもつかないし、業者さんに見てもらうしかなさそうね……後、悪いんだけど掛け布団1枚じゃ寒いから寝る前に毛布入れてもらってもいいかしら?はぁ……まさか壊れてるだなんて思わないわよ」

 

しょんぼりとした顔をしながら話すお嬢様。そんなに寒さに苦手なイメージはなかったんだけどな。とにかく風邪引かないように気をつけなきゃだね。

 

「エレナ。業者さん明後日に来てくれるみたいだからそれまで我慢ね。楓ちゃんも風邪引かないように気を付けなね?私は、自分の家に帰るからさ。お疲れ様」

 

「わかったわ。あれ?家?荷物うちに越さなかったかしら?」

 

「ちょっと最近色々あってね。たまに家に来てって言われてるのよ。それじゃね」

 

「わかったわ。お疲れ様。今日もありがとね」

 

詩織さんは、一言残しお屋敷から出ていったみたいだ。それにしても今日もありがとう、か。私と付き合う前のお嬢様に見せてあげたいなほんと。

 

「何よ楓ニヤニヤして」

 

「なんでもないよー」

 

「変な子ね」

 

私は、お嬢様に笑いながら話すと、お嬢様もクスッと笑っていた。ホントによく笑う人になったなとつくづく思う。

 

「それじゃお風呂沸かしてくるね。ついでに毛布入れてきちゃうから」

 

「ありがとう楓」

 

「はーい」

 

--------------------

 

やる事をやった私は、お嬢様の為になんとか寒さを凌げる方法がないか自室で考えていた。

 

うーん……シンプルに温かいものとか作っておこうかな。特にお風呂上がりとか冷えると思うし。後は私からも厚着して下さいねって言うぐらいしかないかな。

 

コンコン

 

「楓、お風呂沸いたみたいよ。とっとと入っちゃいましょ」

 

「はーい!ちょっと待っててね」

 

私は、自室を出るとキッチンへ向かいポットの中に水を入れ、お湯を沸かしてからお風呂場へと向かった。

 

「何してたの?」

 

「ん?お風呂上がり冷えちゃいけないなと思ってお湯沸かしておいたの。少しでも温まった方がいいでしょ?」

 

「ありがと。別にそこまでしてもらわなくても大丈夫よ」

 

「風邪引いてもらっても困るもん。キャッ!もー!いきなり胸触らないでよ!」

 

「ふふ、お礼よ。ほら体冷えないうちに入っちゃいましょ」

 

「全く……」

 

こういうところだけはホントに相変わらずだよね。って思うけどそういう所も含めて好きになっちゃったから仕方ないか。今度仕返ししてあげなきゃだね。

 

「はぁ……まさか機会の故障に振り回されるなんてね。ほら楓もっとこっち来なさいよ寒いじゃない」

 

「手つきがいやらしいんだけど……お風呂入ってるんだから寒くないでしょ。バカ言ってないで早く体洗っちゃいなよ」

 

「つれないんだから」

 

つれるわけないでしょ……こんな寒い中やったらそれこそ風邪引くよ……私も体洗っちゃおっと。

 

「ねぇ楓?体洗ってあげましょうか?」

 

ニヤニヤした顔で提案してくるお嬢様。いつもの綺麗な顔が台無しですよ……

 

「あのね……下心丸出しの顔で言われても絶対やだからね。そういう事ばっかり考えてるならエレナ置いて先上がるからね」

 

「あーもー!わかったから!ごめんてば!」

 

「はいはい……」

 

私は、結局お嬢様を見捨てられず2人仲良く体を洗いっこしてお風呂からあがった。




天音「ホントにエレナって……」
楓「困っちゃいますよね……」
エレナ「そんなに冷たい目しなくてもいいじゃない……」
ジェシカ「まぁ好きな人とそういうことしたくなる気持ちはわかるけどね。楓、私はいつでもいいんだよ?」
楓「ジェシカも悪ノリしないの。えっと、アンケートのご協力ありがとうございました。思ってるより読むよと言ってくれる方多くて嬉しかったです。これからも頑張って書いていきますのでこれからも宜しくお願いします。感想、評価などよかったら宜しくです!では次回またお会いしましょう!」
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