私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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お布団回

途中からエレナ目線です。


寂しい気持ち

「寒い……」

 

「お風呂で遊ぶからでしょ……ほらココア入れたから」

 

「ありがと……」

 

お風呂場で変に盛りあったせいで、お嬢様は体が冷えてしまったらしい。全く……あれだけ私は言ったのに……

 

お嬢様は、私が入れたココアを息でフゥフゥと冷ましながら飲んでいた。ちょっとその仕草が可愛いなんて思いながらも、私も体を少し冷やしてしまったせいで、寒気が止まらなかった。

 

「エレナ、私先寝るね。ちょっと早いけど早く布団の中はいりたいや」

 

「ん。わかったわ。私もココア頂いたら行くわね」

 

「うん。おやすみ」

 

「おやすみ」

 

お嬢様と言葉を交わした後、すぐに寝室へと向かった。

 

 

「あったかい……エレナの言う通り毛布入れて置いて正解だったかな」

 

布団に入ると先程までの寒気は消え、ぽかぽかと体に熱が回ってくるのがわかった。これなら夜寒さで目を覚ますとかはなさそうかな。

 

「ふぁぁ……あったかくなったら眠たくなってきちゃった。エレナまだ来てないけど先寝ちゃおうかな……」

 

 

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「それにしてもまさか機械の故障なんてね。私が産まれてから何かが壊れたなんてことあったかしら……ないわね……もしかして私月村家次期当主とか言われて何もしてこなかったツケが回ってきたのかしら……明日辺りから少しずつ部屋の設備とかチェックしなきゃダメかな。それにしても……こんなに広い部屋に1人って言うのは寂しいものね。まぁ、少し前まではそれが普通だったんだっけ……」

 

数年前の私ってこんなひとりぼっちの中よく弱音吐かずにやれたものね。

 

 

私は、1人取り残されたリビングで、楓がいれてくれたココアを飲みながら少し感傷に浸っていた。なんだかとても寂しくなったのだ。12畳もある広いリビング。照明がついているのも私が今座っているテーブルのみで他は真っ暗。心細くなるのも無理はなかった。

 

「私らしくもないわね。変な事考えてるくらいなら早く寝ちゃいましょ」

 

私は、空になったカップを洗ってから寝室へと向かった。寝室への道は常夜灯が照らしているだけで、また寂しく思えた。

 

「お屋敷の照明変えましょうかね……いつもならこんなこと思わないけど寒さのせいかしら。嫌になるわね」

 

気温の変化で気持ちも変化するとは、到底思えないが、自分が何故こんなに悲しい気持ちになっているかが分からなかった。

 

「楓、お待たせ。あら、もう寝ちゃったのね」

 

寝室へとつくと、楓はダブルベッドの上で規則正しい寝息をしていた。私は、楓を起こさないように静かに布団の中へと入った。

 

「エレナ……」

 

「あ、ごめん起こしちゃった?あれ?」

 

寝言だろうか、楓が起きているような気配はない。夢の中でも私が出ているんだな。なんて考えたら少しだけ嬉しいような気がした。

 

「何処にも行かないで……離れちゃやだよ……ずっと一緒にって言ってくれたじゃん……」

 

「なんて夢見てるのかしら……」

 

楓の顔を覗くと、とても苦しそうな顔をしていた。どうやらうなされているみたいだった。

 

「全く……私は、どこにもいかないから安心して寝なさいな」

 

私は、楓の手を両手で優しく握った。楓の手は、冷や汗で少し汗ばんでいた。

 

「大丈夫だからね。私はちゃんとここにいるから」

 

手を握る力を強く込めて、語りかける。私に出来るのはこれぐらいだった。夢の中だろうと楓に、嫌なことがあって欲しくない。楓には常に笑っていて欲しいから。

 

「エレナ……?」

 

「あら、起こしちゃったかな。大分うなされてたみたいだけど大丈夫?」

 

今度は寝言ではなく、ちゃんとした楓の言葉だった。目も私をしっかり捉えていた。

 

「よく覚えてないんだけどなんか怖い夢見てた……と思う。あ……ありがとうエレナ。手握っててくれたんだね」

 

先程までの苦しそうな表情とはうってかわり、楓の表情は、嬉しそうな顔をしていた。

 

「当たり前でしょ。楓にはいつでも笑ってて欲しいぐらいに思ってるんだから。それじゃ早く寝ちゃいましょ」

 

「うん!」

 

「ちょ、ちょっと楓!?全く仕方ないわね」

 

楓は、笑顔で返事をすると私が握っていた手を外してそのまま抱きつくようかな形で私の胸に顔を埋めてきた。

 

「えへへ。たまにはいいでしょ?」

 

「別に毎日してくれてもいいのよ?」

 

「エッチなことするからやーだよーだ。おやすみ!」

 

「ふふ、おやすみ」

 

私は、抱きついてくる楓の背中をさすりながら眠りについた。気付けば先程まで考えていた、寂しい気持ちがどこかに飛んでいっていた。




楓「早い更新だけど全くお話進んでないじゃん……ってか私そんな事言ってたの!?ちょっと恥ずかしいんだけど」
エレナ「甘えてくる楓も可愛くて私は、嬉しかったわよ」
楓「もー!やめてよね!」
天音「イチャイチャするのはいいけどちゃんと後書きの仕事しなさいよね……お気に入りが増えてきてとても嬉しいです!こんな文章力、表現力共に疎い小説ですが、これからもお付き合いしてもらえたら幸いです。感想、評価などよかったら宜しくお願いします!こんな2人がみたい、こんな百合が見たいなどリクエストも募集していますので感想欄にお願いします!」
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