私の足を舐めなさい!   作:足でされたい

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種目決め

「あ!楓!こっちこっち!」

 

会議室に辿り着くと、青髪をぴょこぴょこと揺らして中で私をジェシカが呼んでいた。なんだか妹から手を振られているみたいで、少し微笑ましかった。

 

「ごめんね待たせちゃって」

 

「ううん、そんな事ないよ。他の実行委員の人達はまだみたい」

 

「そうみたいだね」

 

周りを見渡してみると誰一人としていなかった。少し早かったのかな、なんて思っていると……

 

「あれ?楓ちゃんにジェシカ?」

 

会議室の入口から名前を呼ばれたと思い、振り返ると、そこには天音様とさゆりが立っていた。

 

「天音様?実行委員になったんですか?」

 

「なんか楽しそーだなって思って!さゆりは、まぁ半強制みたいな感じだけどね」

 

「あはは……そうなんですね」

 

「ホントに勘弁して欲しいって感じだよこっちわ……いきなり私やります!って言ったと思ったら私の名前まで出すんだもん。メイドで断れるわけないじゃん」

 

さゆりは、実行委員とかそういうタイプじゃないもんね確かに。

 

「まぁいいじゃん楓ちゃんもジェシカもいたんだしさ。このメンツなら絶対面白いって。それにしてもよくエレナがジェシカと2人なんて許したね」

 

「少し丸くなった……?って言うより普通に友達として接してるって思ったからじゃないですかね」

 

「まぁそんなもんか。あ、先生来たみたいだよ」

 

天音様が言った通り会議室に濱田先生が入ってきたみたいだ。

 

「お待たせー!ってあれ!?これだけ?残り4組来てないよね?」

 

「そうですね……サボりですか?」

 

「んー……私もお昼食べれなくなるの嫌だからもう始めよ!それじゃ早速だけど競技についてね。一応予定では2種目。1日で準決勝までやって、2日目で決勝戦という形になります。だから2日目は午後集合って形になるかな。これ大事だからメモしておいてね」

 

なるほど……ってことは1日目負けたら2日目休みになるんじゃないのかな?いやいや流石にそういう考えはよくないよね。やるからには私だって勝ちたいし。

 

「それって1日目に負けちゃえば2日目お休みになるってことですか?」

 

前にいるさゆりが濱田先生に質問していた。きっとさゆりは休みになるなら休みたいんだろうな。あんまり運動得意な方じゃないっていうのは私も知ってるし。

 

「なりません!そんな事にしたら皆負けに行くでしょ?負けたチームには普通に講義を受けてもらいます。これで少しはヤル気でたでしょ?それに優勝クラスには2週間講義に出なくても出席にしてあげます。有給みたいなものね」

 

「そんなことしてよく校長に怒られなかったですね……」

 

ジェシカがぼそっと横で呟いていた。

 

私もそう思う……どれだけイベントやりたいんだ濱田先生。

 

「ここの生徒しっかりしすぎてて、正直2週間ぐらい休んだところで留年になんてなりそうな生徒いないのよね。だから許可がおりたって感じかな。これは、皆に言っちゃダメだからね」

 

「まぁ確かにそう考えてみると……」

 

「でしょ!?それじゃ競技決めよっか!!何かやりたいことある人!早い者勝ちだよ!4人しかいないんだから多数決取っても仕方ないからね」

 

早い者勝ち!?適当すぎでしょ……えっと、お嬢様が得意な球技……得意な球技……あれ?もしかして全部得意なんじゃあの人……

 

「はい!」

 

「お!ジェシカちゃんどーぞ!」

 

元気よくジェシカが先生に向かって手を挙げていた。なんだか中学の頃の授業を思い出すなぁ。高校からは、ジェシカみたいに元気に手あげる子いなかったもん。

 

「私前からドッジボールってやってみたかったの!あれも球技に入るよね?」

 

「もちろん!じゃあまずドッジボールと。それじゃジェシカちゃん以外で誰かいないかなぁ?誰もいないなら先生決めちゃうよ?」

 

「んー……それはなんかやだからはい」

 

「お、伊集院さん。珍しいところから手が上がったわね」

 

私も先生と同意見だった。てっきり天音様が発言するのかと思ったが、さゆりが珍しく手を挙げていた。何かやりたいものでもあったのだろうか。

 

「野球はダメですか?1クラス15人はいますしちょうどいいかなって。それに野球にしたらめんどくさがって出てこないお嬢様引っ張り出せるんじゃないかなって。うちのクラスには天音様がいますし、橘さんのクラスには月村さんがいます。一応この学校での発言力は、トップクラスだと思います。試合に出なかったら貴方の家どうなるか、分かるわよね?とかいえば出てくるんじゃないかと」

 

「黒いよ!さゆりが黒いって!」

 

横から笑いながらツッコミを入れる天音様。なんか今さゆりの黒い部分が見えた気がするよ。確かにこのお嬢様学校の中でも月村、緒方のネームバリューは凄いものだ。それ故にさゆりは、利用しようとしたのだろう。ただ、今のお嬢様はそういう事言わないと思うんだけどな……

 

「だって私だけ天音様に巻き込まれるのはおかしいですもの。どーせなら皆巻き込んでやった方が面白いですよね先生?」

 

「え、ええ。まぁそうね。じゃあ2種目目は野球で決定!ちなみにチーム決めは面倒くさくなったのでクラス対抗にします!それじゃ解散!」

 

「えぇ!?それだけですか!?」

 

「それだけよー。後は球技大会までにドッジボールは特にやることないだろうけど、野球の方はポジションやら打順やらルールの確認とかあるから頑張ってね!私お腹すいたからもう戻るからねー」

 

「えぇ……」

 

実行委員4人は、その適当加減にため息をつくことしか出来なかった。それにしても野球はやばいなぁ……多分お嬢様ピッチャーなんてやったら1人で試合終わらせちゃうと思うんだけど……

 

「楓!こうしちゃいられないよ!クラスの皆に野球のこと話に行こ!」

 

「ちょっと引っ張らないで!ジェシカァ!!!」

 

私は、ジェシカに腕を掴まれて強引に会議室から教室までのランニングをした……なんだか走力が上がった気がするよ……

 

「アハハ……ジェシカちゃん凄いやる気だね。私達も負けてられないよさゆり」

 

「天音が勝ちに行くなら私も少し頑張ってみるよ」

 

こうして各クラス球技大会に向けて準備を始めていくのだった。




エレナ「各クラスって2クラスだけじゃないのよ。他の4クラスどーするつもりなの?」
楓「濱田先生が伝えたらしいよあの後」
エレナ「なるほどね。あ、楓言うことあるでしょ」
楓「そーだね。せーの!」
エレナ、楓「久々に日間ランキングに載っていてビックリしました。最高評価を入れてくださったジエスモンさん本当にありがとうございます。それとお気に入りを入れてくださった方も本当に嬉しいです!これからも私の足を舐めなさいを宜しくお願い致します!感想、評価など良かったら宜しくお願い致します!ではまた次回で!」
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