これに至ってはちょっとした汚い要素が入ってしまいます。本当に申し訳ないです。私もできれば入れたくはない。ほんとだよ?
新キャラのお二人は友人がモデルです。だれかって?あ、聞いてないよね。
一人は(一人しか教えることはできません)ここ、ハーメルンで小説を投稿している方ですよ。
その名も、「Eagle3718」さん。小説読んであげてね。私よりよっぽどうまく書くよ。
そんなとこです。本当に申し訳ない…私がGOD EATERにアレネタをぶち込むことになるとは…泣ける。
極秘ファイルへアクセスしますか?あなたにはアクセス権が与えられています。
YES/NO
オレンブルクのとある施設にフェンリルの兵が踏み込んだ。一見孤児院にしか見えない、近所でも孤児院として扱われていた施設だ。何も黒い噂などない…はずだった。
当時突入した兵士の一人は語る。
「一階二階はよかった。然し地下は人が生活しているとは思えない」
当時の写真が残っている。いくつもの棚の中には所狭しと手術器具が並んでいる。そしてごみ箱には「肉」が入っていた。人体実験していたことは明白だろう。
施設の院長は確保しようとしたところ、不法入手していたアラガミのコアを開放し、逃走を図るが、自身もアラガミに喰われ、死亡が確認されている。
この突入でフェンリルの兵士7名と職員13名、そして実験台にされていた子供9名の尊い命が失われた。
この日、フェンリルは生き残った子供2人を保護した。メディカル検査の結果、P73偏食因子を持っていることが判明。極東支部長ヨハネス・フォン・シックザールにより引き取られた。
ファイル内容終了。記録を自動削除します。
「また読んでるのか?何度読んでも同じだよ」
「……」
「おーい、ноль?聞いてないね」
ノーリ、ロシア語の0と呼ばれた男は、飛行機の中だというのにタバコを吸いながらパソコンの画面を眺めている。そんな彼に隣に座った少し年下見える男はずっと話しかけている。
「しかしまぁ極東ってどんなとこだろうな。局長はみんなNINZYAだといってたぞ。あとYARIMASUNEXE!が大好きらしい。YAPPASUKINANSUNEXEって返されたらATARIMAEDAAYONAXAっていいってさ」
「два。黙れ」
低く、渋い声でノーリは呟くように言った。もう一人、ドゥヴァーは黙る気がないようだ。
『もうすぐ極東支部です。ニンジャはいないのでがっかりしないで下さいね』
「なんだよー、いないのかよー」
「当たり前だ」
「ソウ、あれはなに?」
「あれは···フェンリルのヘリだな。そうだな···極東支部にでも行ってみようか?」
「うん。いく」
07µはワクワクしているように見える。真顔だが。
しかしまぁ、極東支部へ情報収集にいくのもメリットが大きいとは思う。が、それは俺が特異点と気付かれないという条件付き。この真っ白な体ではいくら隠していてもばれるだろう。全身が隠れるレインコートのようなものを着ていたらばれなくとも怪しまれる→バレる。
なんとなくぎり人程度の色をイメージして腕に力を入れてみる。一瞬ぞわっとして肌の色が変わっていた。マジか。さすがに引くわ。ドン引きです。
「ソウ、はだいろになった」
「ああ、うん。びっくりした?」
07μは小さく首を振る。
「そうか…じゃあ行こうか」
「本日ヒトサンマルマルにて極東支部所属となりました。[サイファー]着任しました。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いします」
「おなじくきょくとーしぶ配属になりましたヒュッケバインっす。よろしくおねがいしまーす」
「うん。ようこそ極東支部へ。なにかあったら遠慮なく言ってくれれば対処するよ」
「じゃあSusi食べたい」
ドゥヴァ―は極東支部長だろうが遠慮なく、通常運行だ。普通ならそんな対応されるわけがない支部長、ペイラー榊は表情を乱さない。
到着報告が終わり、エントランスへ移動したノーリとドゥヴァ―は極東支部の新兵に絡まれた。いや、ドゥヴァ―が絡んだといった方が正しいのだろうか。
「おい新入り、ここがどこだかわかってんのか?ここは極東支部、俺らのシマだ。好き勝手されちゃ困るんだわ」
「俺はここにいてあんたらに挨拶しただけだぜ?おーこわ、ろくに挨拶もできんとは」
「んだと!?」
新兵たちの一人がドゥヴァ―を殴ろうと拳を上げたとき、
「何をしている!くだらない事をしている暇があるなら訓練にいけ!」
雨宮ツバキが歩いてきた。鬼教官と呼ばれる彼女を前にした新兵たちは逃げるように去っていった。
ツバキは残った二人を横目で見ると、エレベーターに乗っていった。
「…こええええええええええええええええええええええ!!やっべこえええええええええええええ
!ほんっとに怖いわあの人!」
ミッション受付嬢のヒバリちゃんがびくっとした。(かわいい)
「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~……………超こわああああああああああああああああああああ!!!」
帰ってきたキグルミさんがびくっとした。(かわいい)
「五月蠅い。そろそろ仕事だ」
「ん、りょうかーい。今日の相手はドチラサマ?」
「コンゴウ2体だ」
「ザッコ!俺らの力侮られてるのかな?」
ノーリは何も言わず、出撃ゲートへ向かって歩いて行った。ドゥヴァ―も少し遅れて後に続く。
極東支部 アラガミ防壁外
ここまで来たのはいいが、俺も一応はアラガミ。気分のいいものではない。嫌いな食べ物を目の前に置かれ、さぁ食え、全て食べるまで逃がさないといわれているようだ。何故なら隣でミューが期待の眼差しを向けてきているからだ。極東支部に入らないわけにはいかない。
さて、ここまで着くまでに考えた侵入方は3つ。
1…違うところに住んでいたといい、極東支部に正面から入る
これはダメだ。厳しいチェックがあるだろう。アラガミだとバレる。
2…壁をぶち破る
論外。壊したらゴッドイーターが飛んでくるし、目撃される可能性も高い。そもそも壊せるのか?
3…アラガミを呼ぶ。
これが一番いいだろう。アラガミを呼ぶには…なにがいいのか…よし、やっぱりこれだ。
右手にチャージランスを造り、壁に向かって全力で投げた。チャージランスは壁に突き刺さり…突き抜けていった。正直引いた。
「ソウ、かんつうした」
「うん…そうだな…」
もう一度、今度はそこまで力を入れず、投げた。槍は見事に突き刺さり、準備は完了…ゴッドイーターがこなければ…
運は俺の見方をしてくれた。突如現れたのは「神機喰らい」、スサノオだ。奴は神機を好んで喰うアラガミで、尻尾の先にも神機を模したものがくっついている。
スサノオはこちらに目もくれず、壁を破壊し神機を喰った。その間に俺とミューは極東支部へ入ることに成功した。
「ミュー、神機貸せ」
神機を受けとると、俺はそれを喰った。腕のなかに入れたといった方が分かりやすいかも知れない。ミューの神機が体の中にあるのが分かる。不思議な感じだ。神機の盾にアラガミ防御壁と同じような効果がある。嫌いなものを無理して食べた。そんな感じだ、腹のなかが気持ち悪い。
そんなことを言ってる場合じゃない。早く入らないともう入れない。
「走るよ。遅れても待たない」
「わかった」
07μは思った以上に足が速かった。戦闘するために育てられたという予想も合ってるかもしれない。二次会創作の方では使い古された設定だ。
壁にすぐ近くの家に滑り込み、身を隠す。すぐに07μも同じ家に入り箪笥の影に身を潜めた。
「ソウ、じんきかえして。たたかう」
「ダメだ。戦えば目立つ」
言い終わるのとほぼ同時、壁の向こうにスサノオが闊歩し始める。オマケとしてコンゴウが2体、シユウ3体、デミウルゴスさえもいる。ここから逃げるのは骨が折れそうだ。ジープに似た音が聞こえることからゴッドイーターも近くまで来ているのだろう。速すぎる。知られていることは考えられない。一発目の確認か、出撃に重なったか、どちらにしても不都合。
ノーリとドゥヴァーは突然のアラガミ侵入に対し、連絡が入る前に対象の排除に向かった。
「丁度出撃でよかったわ。さっさと終わらせよう。ノーリ、これやるよ」
ノーリがドゥヴァーから手渡されたものは一本の手作り煙草。
「出撃前の恒例!葉巻じゃなくて悪いな。俺は葉巻は吸わないんだ」
「知っている」
助手席のノーリはコートの内ポケットからジッポライターを取り出し、火を付ける。
「どうよ。甘味抑えてみた」
返答はしない。気に召さなかった時の反応だ。
煙草を灰皿に押し付け、神機ケースを持ったノーリは車の屋根の上へ器用に登る。神機ケースから出したものはヴァリアントサイズ。巨大な鎌の神機だ。さらに銃のバレルと思われるものも付いている。新型だ。
「あー…結構いるねー。どれをさきにt…」
言い終わる前に動いた。屋根から壁へ飛び、鎌を使い屋根へ移動した。そして一匹目のコンゴウの背中に筋力+遠心力+位置エネルギーの強烈な攻撃。コンゴウはそのまま力尽きた。
間髪入れず次のアラガミに向かおうとしたノーリだが、その場で止まってしまった。
「ノーリ?どうした?」
別のコンゴウと戦っていたドゥヴァ―は気付いた。コンゴウの背に突き刺さり、抜けなくなっているのだ。
「ああ、そういうことかwだっせwwwスサノオそっち行ったから気をつけろよー」
スサノオが神機の突き攻撃をしてきたが、ノーリはそれを弾いた。コンゴウが刺さっている神機を人とは思えない力で振り回している。
突きを3回弾いたところでコンゴウが神機から抜け、家の壁へ衝突した。残念だが、改築は確実だろう。
抜けてしまえば弾く必要もない、とノーリはスサノオの胴体の下へ潜り込み、足を切り裂き背後に移動する。スサノオもすぐに振り向いたが、そこにノーリの姿はなかった。
しかし、ノーリはそこにいた。正確には、盲点にいたのだ。スサノオが気付くのは盾のついた腕を切り裂かれた後だった。
コンゴウがぶつかり、壁が崩壊した家は、ソウとミューが隠れていたところだった。
「……ッ!」
驚いたソウは反射的にチャージランスで頭を貫いたが、反応がないのを見て冷静になった。ミューはそもそも驚いていないようだった。
「だいじょうぶ?」
小声でそう言われたソウは何も言わずうなずく。
穴から外の様子を窺うと、ヴァリアントサイズ使いの大男がスサノオと戦っていた。下をくぐり背後に回り、腕を切り裂く。
「行くよ。ここにいるとまずい気がする」
ソウの予想は当たっていた。出た瞬間に建物が崩壊したのだ。原因はスサノオがぶつかったからだろう。
なるべく誰にも見つからないように、かつ安全な道を一般人のように逃げた。すると、同じく逃げている一般人と遭遇した。まだ戦闘地域からそう離れているわけではない。野次馬だろうか。
いや違う。おぶられた老婆が何か叫んでいる。
「けんたーーーー!けんたを置いてはいけないよ!話しなさいよ!アンタだれなの!」
「母さん!俺がけんただよ!頼むから暴れないでくれ!」
声が大きかったからだろう。オウガテイルが一匹彼らに向かってきていた。親子は気付いていない。このままでは二人ともやられてしまう。
オウガテイルは親子にとびかか…ることはできなかった。跳躍したところをバスターブレードで吹っ飛ばされた。
「大丈夫か?」
突如現れたヒーロー、彼は、
「おいゴルァ!免許もってんのか!…っと、アラガミはしゃべらないんだったな、それにぶつけたの俺だ。悪いなー、今免許持ってない。あ、でも犬の真似はしとくわ。わんわん、わん」
全くヒーローには見えない。
アリサ「何か言い訳はありますか?」
三日月「いいえ、もう何も言えません。アリサさんに撃たれても何も言えません。正当な行為だと思います」
アリサ「まったく、あんなものをGOD EATERに入れるなんて…ドン引きです」
三日月「ごめんなさい許してください。おかねならあります。何FC(フェンリルクレジット)ですか」
アリサ「買収ですか?」
三日月「違いますごめんなさい」
アリサ「そうですね…では条件を出します。それをクリアできれば許しましょう」
三日月「本当ですか!?」
アリサ「ええ。コウタをまともにしてくだs」
三日月「無理です。というかまだまともだと思います。妹思いのいいガム量産期だと思います」
アリサ「…(ガチャ)」
三日月「ごめんなさい神機をこちらに向けないで?」
アリサ「仕方ないですね。じゃあカレルさんがお金に興味をなくすようなことをしてくd」
三日月「え?なんですって?地球の自転を逆にしろ?無理ですよ」
アリサ「じゃあもう最後です……わ…私の(ごにょごにょ)」
三日月「はい?聞こえません」
アリサ「私を出しなさいと言っているんです!」
三日月「私はリンドウさんに射線を合わせた貴女のこと結構嫌いなんですが」
極東支部の中に銃声が鳴り響いた。