ハイスクールFaiz〜赤い閃光の救世主〜   作:シグナル!

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次世代の悪魔

「大きい屋敷ですね…」

 

 目の前に見えた大きな建物への感想を呟いたアーシア。

 言葉では返さないものの、巧は同様の感想を抱く。

 二人の前方を走る馬車、そしてその先には巨大としか形容できない程の規模を誇る屋敷が鎮座している。

 

 かつて巧の居た世界にあったスマートブレインの本社とは違う意味での巨大さ。あれは近代的な街に合わせた壮大さであり、二人の目の前にある屋敷は巧たちが住む駒王町や近代的な街には合わない壮大さを持った物だ。

 

「ふぅ…着いたわね」

 

 屋敷の前で馬車は止まり、そこから実家を前に少し緊張した様子でリアスが降りてくる。次いで、共に馬車に乗っていた朱乃やグレイフィア達が降りてきた。

 全員が馬車から降り、巧も止まっている馬車の近くにオートバジンを停める。巧が座席から降り、後ろのアーシアも慣れない様子でバジンから降りた。巧から見たら何故かニコニコ顔のアーシアはつけていたヘルメットを既に外しており、自分が座っていた所に置いた。

 

「イッセーさん、ありがとうございます。バジン君に乗せてくれて…」

「おう、さっさと行くぞ」

 

 頰を軽く赤に染め、優しげな表情のアーシアにいつも通りの言葉と幾分かは和らいだ顔で言葉を返し、巧たちはリアス達と合流した。

 

 

 

 

 

 

 リアスとグレイフィアが先導し、グレモリー家の屋敷を歩く巧たち。

 外観から想定していた広さは流石の一言に尽きる。シャンデリアなどの装飾も煌びやかだ。正に貴族の住む家と呼ぶべき部屋に、初見の巧やアーシアやゼノヴィアは言葉が出ない。

 

「あっ、リアスお姉さまー!!!」

 

 元気の良い少年の声が聞こえた。

 声の方向からは、リアスと同じ紅の髪を持った少年が此方…リアスに向けて走ってきた。少年は、リアスの腰に抱きついた。突然現れた少年ではあるが、服装や何よりもその髪を見て、リアスの血縁であるのは明白。

 

「部長さんの弟さんですか?」

「そういえば紹介していなかったわね。ミリキャス、皆に挨拶をして頂戴」

 

 ミリキャスと呼ばれた少年は、巧たちの正面に位置を直す。その立ち姿からは先程の幼い様子ではなく、気品を漂わせる。

 

「ミリキャス・グレモリーです。お姉さまの眷属の皆様、こんにちわ」

「ミリキャスは、お兄様の子供で私の次のグレモリー家当主候補なの」

 

 ミリキャスの挨拶と、リアスの補足により目の前の少年はとてつもない立場に立っている事に驚くアーシアとゼノヴィア。

 一方の巧は特に興味がないというか、話の壮大さについて行ってないのか特に顔色に変化は無かった。

 

「眷属の皆様への挨拶は済ませたのかしら、ミリキャス」

 

 ミリキャスが走ってきた方向からゆっくりとした足取りでこちらに向かってくる女性。その顔立ちはリアスによく似ていた。しかし、その髪は亜麻色でリアスとは違う。

 

「初めての方も何名かいらっしゃるわね。リアスの母、ヴェネラナ・グレモリーです。はじめまして」

「…!」

 

 どう見ても姉にしか見えない目の前の女性の正体に巧は内心で驚く。それ以外にも、ヴェネラナから自身に向けて視線を向けられていた為に居心地が悪かった。

 心当たりは、ライザーの一件。あの婚約騒動で巧はリアスの婚約を破断にしたので、彼女の母からは恨まれても仕方ないと考えていた。

 

「そんな顔をしないでください兵藤一誠さん。あの一件はもう終わったことです」

 

 巧の僅かな視線に気付き、微笑と共に口にした言葉。その言葉にグレイフィアを除いた全員が巧とリアスを見合う。

 

「お母様…、その、イッセーは元々こんな顔で、あの一件も特に気にしてないから…」

「おい、どういう意味だ。こんな顔って」

「その仏頂顔の事よ。私のお母様にそんな顔してもダメよ」

 

 向き合う巧とヴェネラナの間に割って入るようにリアスが巧の隣に立つ。巧はリアスの言ったフォローの一言に反応し、いつもの言動を晒してしまった。

 

  「どうやら新しい花婿候補がいるようで良かったわ。しかも今度は娘の気持ちに沿った縁談になりそうね」

 

 さらりと爆弾のように放たれた一言は一部の例外を除いては、その場にいた何名かを凍らせる事に成功した。

 

 

「……??」

 

 状況についてくる気のない朴念仁を除いては。

 

 

 

 

 

 

 

「リアスの眷属諸君、ここを我が家だと思ってくれて構わない」

 

 広大な広さを誇るグレモリー家本邸の一室。若さと大人の持つ威厳を混ぜ合わせた男性の声が響く。食事が行われるにしては広すぎる部屋に巧たちは座っていた。

 駒王学園の食堂にも負けない広さ。その中心に置かれたテーブルの上には美味である事は間違いない料理が置かれていた。

 

 そんな中で巧は食事に集中出来ずにいた。この広すぎる部屋に加えて、部屋の壁には数十人のメイド達が待機。この家の家主である男性(リアスの父)ヴェネラナ(リアスの母)からの視線。

 そこに敵意や悪意が無いとはいえ、時折向けられる視線は人付き合いの下手な巧には酷なものだ。それらを上手く遇らう術も知らず、かといって無視を決め込む事が出来る相手では無いのも分かっていた。

 

 

 巧の態度も相まって宴と呼ぶにはあまりにも静かな食事が始まる。

 グレモリー眷属の皆が目の前の食事を基本的なテーブルマナーに従って食べ始める。

 ある程度食べ進めると、ヴェネラナが悪魔としては新人のアーシアとゼノヴィアの二人に声を掛けて会話が始まる。二人は緊張していたものの二人の近くに座る朱乃が会話の中継役に入る事で円滑なコミュニケーションを取れていた。

 

「味…どうかしら?」

「美味いぜ…普通に」

 

 巧の正面に座ったリアスが巧に声を掛けた。表情は特に乱れてはいなかったが、何処か疲れているようにも見える。

 その原因が、自分の両親である事も察していた彼女だがどうすべきか迷っていた。

 二人の沈黙を裂くように、リアスの父ーーグレモリー卿は低く響きやすい色気のある声を巧に掛ける。

 

「兵藤一誠君。今、君に恋人はいるのかな?」

「「…??」」

 

 父親の唐突な質問に、リアスと巧の二人にクエスチョンマークが降り注ぐ。しかし父の言わんとする事を先回りで予感したリアスの顔が赤く染まる。

 真顔とも仏頂面とも解釈される険しさを滲ませたままの巧。そんな彼に僅かに視線を向ける朱乃とアーシア。巧の答えによっては血を見る羽目になると覚悟を決める裕斗、小猫、ゼノヴィア、ギャスパー。

 

 それぞれの想いが頭を駆け巡る中で、巧はゆっくりと言葉を返す。

 

 

「別に…いない…です」

「ふむ、なるほど。いきなりすまないね。私も若い子の恋愛に少しばかり興味が湧いてしまったね」

「…そうっすか」

 

 飄々としながらも、本心を悟らせまいと振る舞うグレモリー卿。対して巧も彼の狙いまでは見据えてはいないものの、何か試されている、観察されているとこれまでの経験が警鐘を鳴らす。

 

「それでね…君にリアスを「お父様ッ!!それ以上は…」

 

 ゆっくりとグレモリー卿は言葉を選び、舌の上で吟味したものを紡ぎかけた所をリアスの声が制止する。

 普段の振る舞いからは想像出来ない程の激しさを宿した声。そんな声を出した本人、リアスも自身の咄嗟の反応()に驚いていた。けれども、あのまま会話が続けば、父が巧に何を言うのか分かってしまった。だから、止めたかった。自分の気持ちを他人を介して、それも自身の家の持つ立場で外堀を埋めさせる様な事はしたくなかった。仮にライザーの一件や婚約の事を持ち上げれば、彼に迷惑を掛けるのは目に見えていた。

 

 リアスは、巧の重荷になるのだけは嫌だった。

 

 

 巧の重過ぎる荷を自分も共に背負いたいからーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冥界到着の翌日。

 巧はグレモリー邸の一室のベットで体を寝かせていた。

 今日は魔王の管理する、魔王領と呼ばれる土地に出向く予定だ。とはいえそれまでの時間は暇な為、グレモリー眷属ーー巧を除いたーーの皆はこの領地の観光をしていた。

 

 今朝、自分の部屋を訪れ、一緒に外に出かけようと誘ってくれたリアスとアーシアに断りを入れた。その時の二人の顔は残念そうではあったものの巧の事を考えて、特に何も言われなかった。巧としてはそれが一番ありがたかった。心配する様な事も、しつこく誘う様な事もせずにごく普通に対応してくれた。

 

「…何やってんだよ、俺」

 

 そう呟いた先にあるのは、着替えや暇つぶしに持ってきた漫画やゲーム機を入れたバックではなく、少し小さめのボストンバッグ。その中には念の為と持ってきたファイズギアが。

 ベットから体を起こし、ボストンバッグの中からそれらを取り出す。

 頭に浮かび上がってきたのは、短い期間とはいえ巧にとっては大切な場所となった駒王町とそこに住まう人達。

 

 兵藤夫妻、松田、元浜、桐生愛華、クラスメイト達。

 

 こんな口下手で不器用な自分と向き合ってくれる人達。そんな人たちを巧は彼らの知らない闇とそれに連なる者達から守ること。それが自分の役目でもあり、自身が殺してしまった兵藤一誠への贖罪になるのだ。

 

 巧の部屋の窓には冥界入りした時に利用した列車が。

 

 あれに乗り、駒王町に帰ると言う考えが頭を過る。

 

 同時に、今は自分達の代わりに街を守る者達といる事を思い出す。まだ数回しか共に戦った事のない者達だが、彼らならとも思えた。

 

「ごめんなさい、一誠さん」

 

 ドアへのノック音が聞こえ、自身を呼ぶヴェネラナの声。特に返答はしなかったが沈黙を了承と捉え、ドアが開く。

 

「そろそろリアス達が帰ってきます。貴方もそろそろ支度をなさっては?」

「分かり、ました」

 

 ぎこちない敬語に対し、馬鹿にした様な笑みとは違う優しさの篭った笑みを浮かべたヴェネラナ。

 

「無理しなくてもいいのよ」

「いや…でも…」

 

 続かない会話。巧もヴェネラナが自分に悪意や敵意が無いことは分かってはいるが自身に向けられる期待の様な視線に落ち着かない。ここで巧はヴェネラナの後ろに誰か子供がいる事に気づく。

 ヴェネラナの腕の裾を掴み、彼女の体を壁代わりにして時折顔を覗かせる。覗かせた顔はリアスとその兄を彷彿とさせる顔立ち。

 

「ほらミリキャス、憧れの(ファイズ)よ」

「は、はいっ!!」

 

 初対面の時とは打って変わって、品の良さそうなお坊ちゃんから小学校に通う子供の様な態度を見せるミリキャス。

 ゆっくりと巧の元に歩み寄ると自身の小さな手を勢いよく差し出した。

 

 

「お父様や皆さんのお話を聞いて、貴方のファンになりました!!あ、握手してください!!」

 

 

 

 一瞬、動揺したが隣にいたヴェネラナの説明によりぼんやりと事情を把握した巧は慣れない手つきで、小さなファンの握手に応じた。

 

 

 

 

「ありがとう、ミリキャスの事」

「…おう、気にすんな」

 

 観光に出かけていたリアス達と合流し、巧は魔王領ルシファードに向かう冥界製の電車に揺られていた。

 座席に座る巧は自分の正面に座るリアスとの会話を打ち切り、窓の外を眺める。窓から見える風景は全くもって未知の物だ。

 

 ーーそういえばあいつ、なんで俺の話を知ってたんだ……?

 

 巧は、今の自分がどういう立場にいるのかこの後思い知る事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ルシファードに向かう電車に乗り、目的の駅に着いた私達は、そこから地下鉄に乗り換えて五分ほど経った所で電車が停止する。

 今回は若手悪魔の顔合わせ。それが行われる場所の地下にある駅のホーム。

 

「それじゃあ、みんな…行くわよ」

 

 私の声に応える様に皆が電車から降りる。

 降りた途端に黒いスーツのボディーガード達が私達を囲う様に配置につく。一番前にいたボディーガードの先導で少し歩いて、大きなエレベーターの前に。

 それに乗り込み、目的の階のボタンを押す。

 

 エレベーターの動く音が聞こえ、アーシアは少し緊張しているのか呼吸が少し乱れていた。

 

「ここから先にいるのは、私達のライバルになる人達。常に平常心を保ってな」

 

 同時にエレベーターのドアが開いた。

 開いた先には既に使用人が待機し、私達に会釈を。

 

「グレモリー眷属の皆様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ」

 

 使用人に先導され歩いていると私のよく知る彼の姿があった。

 

「サイラオーグ!」

 

 自分の名前を呼ばれ、彼もこちらを向く。

 裕斗や巧さんよりも一回りも大きな体格に身長。何より闘志むき出しの顔は巧さんとは正反対。

 私は、みんなに向き直る形でサイラオーグを紹介する。

 

「彼はサイラオーグ、私の従兄弟なの」

「サイラオーグ・バアルだ。よろしく頼む」

 

 先ほどの表情とは違い、幾分か和らげた顔での挨拶。けど、その目は巧さんを捉えていた。彼もまた巧さん(ファイズ)の活躍を知る人。

 当然、巧さんもその視線に気付いてはいるものの厄介事になると分かってるのか特に視線を合わせない。いつもの彼らしい対応だ。誰が相手でも変わらないその姿勢に私は笑みが溢れそうになる。

 

「ここで立ち話もなんだから、向こうにいって話しましょう」

「あぁ、そうだな」

 

 談話の提案は、私達の向かう方向から聞こえた轟音で掻き消された。

 その原因に既に察しがついている私とサイラオーグは溜息しか出ない。

 

「やはりこうなったか…。すまないリアス、少し行ってくる」

「えぇ…お願いサイラオーグ」

 

 そう言った彼は大きな背中を翻し、彼の眷属と共にこの騒動を止めるべく歩いていった。

 

「あの方大丈夫なのでしょうか?」

 

 心配した様子のアーシア。たしかにあれだけの音を聞くと、そう思ってしまうのも無理はないわね。

 

「大丈夫よ、サイラオーグならね」

「部長の言うとおりさ、アーシア。さっきの彼からはとてつもない覇気があった。多くの悪魔を狩ってきた私が言うんだ、間違いないよ」

 

 妙に説得力のあるゼノヴィアの言葉は正に的を射ている。

 彼は、サイラオーグは若手悪魔最強と言われる人物だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく集まってもらってくれた。…まぁ、いきなりハデにやらかしてくれたそうだがな」

 

 若手悪魔の顔合わせが正式に行われる一室。

 今、私たちがいるところよりも更に高いところから声が聞こえる。

 そこにはお兄様とセラフォルー様。そして冥界の実権や政治に大きく携わっている上層部の面々が。

 私達ーー六人の若手悪魔の下僕は私達の更に後ろに控える形に。

 

 皮肉げに言った男性悪魔の言葉に先ほどの轟音の原因の一人、『グラシャラボラス家』の次期当主はサイラオーグの一発を受けた頰を抑えながら悔しげな顔を。もう一人の原因、『アガレス家』の次期当主(シーグヴァイラ・アガレス)は特に動揺はしてはいなかった。

 後の面々、私や問題が落ち着いた頃にやってきたソーナ、サイラオーグ、最後の一人…ディアドラ・アスタロトは上層部の言葉を特に重く受け止めてはいなかった。

 

 そこから上層部の言葉、そしてお兄様の短い挨拶で一旦区切りがつき、話の中心が私達に移り変わった。

 

「今の段階で構わないから、皆の夢…または目標をこの場で語ってくれないかい?」

 

 私達よりも高い位置にいたセラフォルー様、お兄様ーールシファー様の願いに応じるかのようにサイラオーグが前に出た。

 

「俺の夢は、【魔王】になることです」

 

 

 

 

 サイラオーグの後に、私。そして他の悪魔達がそれぞれの夢や目標をこの場で発表していく。

 

 私の夢ーー民に認められる一人前のグレモリー家当主となり、レーティングゲームの各大会での優勝。

 

 私の夢を聞いた皆の表情はとても頼もしかった。私や夢を語る他の若手悪魔達を見る巧さんの目はとても優しく、けど私には何処か切なくも見えた。

 

 きっと彼は、夢を持つ者にとても優しい。

 その夢を、守る為に戦ってきたのだから。

 

 最後にソーナの番が来て、一歩前にでる。

 

「私の夢は、階級や出身に関わらずレーティングゲームを学べる学校を作る事です」

 

 堂々と今の自分の目標を口にしたソーナ。

 けれど、周囲の反応は先程とは全く異なっていた。

 

「はははっ!」

「これは傑作だ!」

「可愛い者ですな…夢見る乙女は」

 

 先程までの静けさから一変。上層部の悪魔達がソーナを、ソーナの掲げた夢を思い切り笑い出した。

 私は、自分の掌に力が思っているのを握り締めた手から痛みが生じてから気付いた。

 悔しい。今の私は夢を笑われた友達を助ける事すら出来ない。

 

 笑い続ける悪魔達が突然、笑うのをピタリと止めた。

 彼らに対して巧さんが殺気にも似た怒りの視線を放ったから。彼らが笑うのを止めると巧さんはみんなの視線に気付き、明後日の方向に体を向け始めた。

 

 

 

 この後すぐ、上層部の悪魔に対しやはり我慢できなかったセラフォルー様が怒りを露わにした。

 

 そして、私達とソーナ達により、若手悪魔によるレーティングゲームの開催をルシファー様が提案されて、今回の顔合わせは終わりを迎えた。




アベンジャーズを見てから、僕の中でマーベル熱があります。
そのうち…d×dとのコラボ作が出るかもなんて。

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