このキャラはこう喋るのかとか、そういう所も考えながら書いたり展開早すぎね?と思ったりと自身の力不足を思い知りながら四苦八苦して書いてるのでこれからも遅くなるかもしれません。リアルも多忙だしね。
現在進行形で落下中。時速は軽く100キロはくだらないだろう。当然地面落ちれば即死。
だから魔術を行使に躊躇いはない。しかし魔術とは極度の自己暗示で成り立つ。呪文はその為にある。もちろん極めれば必要な呪文は少なくなっていくが、生憎こいつは魔術習ってまだ数年。魔術刻印に記憶されてる魔術ならともかく、超高度から落下対策なんてのに使えるものなんて魔術なんてほとんどないし、あっても引き出せるか怪しいのだ。だって刻印は継いで5年も経っていないのだから。だから呪文を唱えなきゃいけないのだが、呪文は長い上に肝心の自己暗示は極限状態すぎて効く気がしない。
それでもやるしかないが。
いつもの呪文を唱える。割と用途は違うが、1番慣れてる呪文を口ずさむ。
「トレースオン、トレースオン、トレースオン!ダメだあぁああああ全、然成功し、したわ・・・。じゃなくて!たくさんやらねばまずいじゃーん!トレースオントレースオン、浮遊はやっぱダメだ!」
5秒で諦めた。そもそも不可能である。勇者でも無理だろう。というかサーヴァントでもないやつが出来るわけがない。
その時視界にどこかで会ったような青い鳥が入ってきた。
「そうか!滑空するような感じに!そうだハングライダー!怪盗〇ッドみたくやれば!
変な電波を受信した。
「よし、成こ、いやダメだッ、落下中だからもろに空気抵抗受けてすぐ上に行っちまうッ!
もう一度ッ!
そもそも思いつきで、完璧を求められる状況で新しいことにチャレンジとか無謀なのだ。
結果抵抗虚しく落ちていく
「というかハングライダーなんてもんなんざ直接
諦めかけたその時。神樹が気を利かせたのか。はたまた別の何かか。吹いた!風が吹いた!人1人の落下エネルギーを相殺するほどの上昇気流が!
(なんだ!この気流は!不自然ッ!しかし好機でもあるッ!存分に利用させてもらおう!)
無重力は10数秒続いた。まさに好機ッ!
「
イメージとら寸分違わず、あのハングライダーを、彼の魔力は形どった。
(完璧ッ!竿で湖のヌシを釣り上げた並の好感触!)
丁度不可思議な上昇気流は丁度止み、滑空が出来た。
先程の青い鳥が隣に並んできた。
「ありがとうな、お前さんのおかげ助かった」
礼を言うと、あとは何とかしてもらえるだろう、と言わんばかりにどこか無愛想さの中に思いやりを含んだ鳥は雲の中へ消えていった。
1番の危機を脱して気が緩んだのか、はたまた先程の鳥に何か感じていたのか、よそ見しているとまさかまさかの眼前ゴールドタワー。
5000メートルをハングライダーで下降して行こうという試み事態がやはり無謀だったのか。
衝撃のあまり思考が停止。
ああ、俺こんな所まで飛ばされたのか、なんて現実逃避しても直撃コースである。
詰みである。
しかもハングライダーは既にガタガタ。強化の魔術だけで持ってると言っていい。この速度なら大惨事必至までのレベルだろう。
(やはりヤバイ!)
魔術回路をフル稼働させてか軌道を変える。
が、しかしそれで終わりではない。軌道こそ帰れたものの、体勢がもう滅茶苦茶だよ。
鋭角でのコンクリ激突コースである。
血筋柄身体は文字通り固いが、痛みはあるし、もちろん打ちどころ次第では即死。
(南無三ッ!)
死なぬよう祈りながら激痛を覚悟したその時。
紫の花びらが舞った。
そして何故か無傷のまま地面にいた。
そして目の前には。
(精、霊?)
『良かったぁ~、大丈夫、しましろーくん?』
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のんびりしたような安心したような声がした。
と思ったら、左目が全く違う光景写していた。
ジャックされたようだ。
まず両目とも精霊を視認することはできる。
しかし、その背景が違う。左目の視界には樹海をバックに、イタズラが成功してはにかんだような女の子がいた。何故か真っ先に先程の鳥が思い浮かんだ。
「お、お嬢?な、何で・・・。てか、精霊なんで使えんだy、使えるのですか!そもそも何でバリアが」
『・・・・久しぶりにそのあだ名で呼んでくれたね。あぁ、精霊はなんか暇だったしやること無かったから、なんか出来るようなったんよ。だから色々代わりにやってもらってたんだ。しましろーくんの左目に一体憑けておいたの』
「」
『ていうか素のしましろーくんて、昔と変わらないんやね。普段からあんな感じに喋ってくれてもいいのに。幼馴染?なのに。微妙だけど。
・・・・・・前置きはこれくらいでいいか。結城士郎君、いや高嶋士郎君としっかりお話がしたいんだ。』
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完全に彼女のペースに乗せられた。こちらの手を見せずに逃げることは不可能だろう。そもそも術中にハマっていたのに気づけなかった時点で彼女との差は歴然としている。
既に五感すべてこの異常な光景を伝えている。
相変わらず搦手には弱い。今後のことに思考がを巡らせながら会話を続ける。
「・・・なにを話すおつもりですか?園子様」
『あーもー、また敬語に戻ってる!』
『まあいいや』
『あなたが私、いや私達にどれほど負い目を感じてるかは知ってる。だって精霊を、仮面を付けたあなたに初めてあった時から憑けてきたから』
見てきた彼女には止まらない。
『だからその後悔も、自責の念も、その執念も、ミノさんへの断ち切れない思いも、それらを誰にも悟らせない仮面も全部見てきたよ』
「・・・・・」
『だけどさ。ちゃんと直接聞きたいんよ。どういう思いで満開の開発にたずさわったのか。なにをかんがえて、いまわっしー、いやわっしーだけじゃない。勇者部にいるのか』
私への罪滅ぼしだけじゃないでしょう?、なんて続けて。
片目しかない彼女の瞳に真っ直ぐ射抜かれる。何か喋らないと逃がしはしない。そんな意思を、意地を、決意を感じる。
しかし、今は学校に戻らないといけない。勇者部が、特に東郷がやばい。隣のクラスとはいえ教室に俺がいないことを気付かれてしまうかもしれない。それが彼女たちにバレれば晴らすことの難しい疑いをかけられてしまう。そうすれば任務は失敗。なんとしても奴らよりクラスに戻り暗示をかけなければ。
かといって事情を話しても彼女は納得するまで、少なくとも彼女の知りたいことを知るまでは開放してくれないと思う。いっそ全部さらけ出しちまおうか。・・・・・。いやダメだ。
──────それに今彼女に全て話しても言い訳にしかならなさそうだし。
──────きっと全て話せば優しい彼女は受け入れてくれるだろう。
──────だけどその優しさに甘えちゃいけないから
──────彼女には恨んでいて欲しいから。
だから。
「悪いな、お嬢、用事があるんだ。とっとと授業に戻らねぇと平常点を落としちまうんだ。
・・・・・・・・だから今は何も言えない」
不思議と普段の心を押し殺した声ではなく本当に申し訳なさそうなら声がでた。恐らくあの瞳と向き合ったからかもしれない。
そして稲妻のような刀身をしたナイフを左目に突き立てる。
『な─────ッ!?』
突然の凶行に目を向く包帯少女。しかしそれがまずかった。すぐさま精霊の効果は切れ、少女の像は後ろに映る世界と共に崩れていき、彼の視界は元に戻っていく。
それじゃ、と言って
ずるいよ、そんなか細い声が聞こえたような気がした。
前半と後半のギャップひどい…ひどくない?
あとシリアス時の園子のキャラが難しい。何を言うかとか口調とか特に。
すげえ今更だけど勇者部のメンバーとは今のところカップリング予定はありません。一応可能性はあるものの、基本バッドエンドからの派生ですので。オリ主はあくまで舞台装置で読者のカメラみたいなものです。