超次元インフィニット ネプテューヌ・ストラトス   作:友(ユウ)

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第44話 女神達との学園祭(カーニバル)

 

 

 

時が流れて学園祭当日。

1年1組の出し物、『御奉仕喫茶』は開店直後から大繁盛だった。

やはり、男子生徒がいる唯一のクラスというネームバリューはかなり大きいらしい。

 

「お帰りなさいませ、お嬢様」

 

紫苑と一夏も燕尾服を着て接客に当たっている。

この二人は、鈴音の専用ISである甲龍のコア人格であるソウジに執事としての作法を学んでいたりする。

春万もいつも通り外面を良くしているので好評だ。

メイド側の接客担当は箒、セシリア、シャルロット、ラウラ、更には翡翠の五人が担当している。

因みにこの五人はフィナンシェにメイドの作法を一週間程叩き込まれたらしい。

少し戸惑いはあるものの、全員楽しくやっている。

すると、

 

「やっほー! 来たよシオン!」

 

「邪魔するわ………」

 

ネプテューヌとブランを筆頭に、プルルート、ネプギア、ロム、ラム、ピーシェ、フィナンシェ、ミナが来店してきた。

 

「「お帰りなさいませ、お嬢様達」」

 

恭しくお辞儀をする紫苑と一夏。

流石に知った顔でも礼節を忘れない。

ソウジの教育の賜物である。

 

「イチカは中々様になってるわね」

 

「恐縮です」

 

ブランの言葉に一夏は頭を下げ、

 

「シオンは、ちょっと背伸びした子供みたいだねー!」

 

「自覚しております」

 

ネプテューヌの言葉に紫苑はさらりと流す。

 

「では、こちらへ」

 

2人はそれぞれのグループをテーブルに案内する。

 

「シオン君の~、こういう格好も~、新鮮だね~」

 

「ぱぱ、かっこいい!」

 

プルルートとピーシェの2人は素直に称賛する。

 

「ありがとうございます」

 

紫苑は一礼し、

 

「では、ご注文をどうぞ、お嬢様」

 

注文を取る。

一方、

 

「旦那様に給仕していただくなんて…………なんだか不思議な感じです」

 

フィナンシェが少し落ち着かなそうにソワソワしている。

 

「本日はあなたがお嬢様です」

 

その言葉にフィナンシェは照れた様に頬を染める。

一夏はそう言うと注文を受けるのだった。

 

 

 

暫くすると、

 

「一夏君達! そろそろ休憩時間だから順番に休憩していいよ!」

 

クラスメイトからそう言われ、

 

「あ、じゃあ俺からいいか? 丁度弾が来てるはずだからさ」

 

「問題ない」

 

「好きにしろ」

 

一夏の問いに紫苑は普通に答え、春万はやや投げやりに答える。

 

「じゃ、頼むな」

 

一夏が廊下へ出ると、待っていたブラン達と一緒に歩き出した。

 

「さて、ここから少しきつくなるかな?」

 

予想以上の繁盛ぶりに紫苑はややゲンナリした声で呟く。

すると、

 

「なら、私達が手伝うわ」

 

「ん?」

 

突然聞こえた声に紫苑が振り向くと、メイド服に身を包んだネプテューヌもといパープルハートとネプギア。

 

「どう? 似合う?」

 

パープルハートはそう言いながらクルリと1回転してみせる。

スカートと一緒に長い2本の三つ編みが翻り、いつもとはまた違ったパープルハートの魅力を引き出す。

 

「あはは………どうかな?」

 

苦笑するネプギア。

更には、

 

「どうかしらぁ?」

 

「にあう?」

 

プルルートもといアイリスハートにピーシェもといイエローハートの姿があった。

 

「……………………………」

 

暫く無言になる紫苑。

そして、

 

「何やってるんだお前ら?」

 

半分呆れた声でそう言った。

 

「メイドさんよ」

 

「いや、だから何でお前らがメイドやるんだよ?」

 

「だって、ヒスイちゃんや皆が楽しそうにしてるのを見てたら、私達もやってみたくなって…………イチカと同時にホウキとセシリアも休憩になるみたいだから、ヘルプに入らせてもらったの」

 

「女神がメイドって……………まあ、お前とネプギアはともかく…………」

 

紫苑はそう言いながら心配そうな視線をアイリスハートとイエローハートに向ける。

 

「なぁにぃ? シオンくぅん?」

 

「うゆ?」

 

イエローハートは精神年齢的に大丈夫なのかと心配し、アイリスハートに関しては言わずもがな。

結局クラスメイト達の後押しもあって少しの間だけ手伝うことになった。

 

 

 

「お帰りなさいませ、ご主人様♪」

 

メイド服に身を包んだパープルハートが楽しそうに笑みを浮かべて接客する。

その姿に見惚れない男性客はいない。

その度に紫苑から殺気とも言える威圧が飛んでいるが。

 

「畏まりました。少々お待ちください」

 

礼儀正しく仕事を熟すネプギア。

 

「おまたせっ!」

 

口調はともかく、意外にも普通に給仕を熟しているイエローハート。

そして、

 

「ほぅら! ここ? ここが良いの!?」

 

「あふん!」

 

男性客をヒールで踏みつけているメイド服姿のアイリスハート。

だが、踏まれている男性は何処か恍惚な表情をしていた。

それを見ている者はドン引きである。

その中の1人である紫苑は頭を抱えていた。

だが、何気に一定の需要がある事が紫苑の頭を悩ませる種なのが更に問題だった。

 

 

 

 

 

 

その頃、一夏の友人である五反田 弾がIS学園の校門前に立っていた。

 

「遂に………遂に………遂に! IS学園へと…………キタァァァァァァァッ!!」

 

ハイテンションで叫ぶ弾。

弾は、IS学園の生徒が1人1枚だけ配布できる招待券を持ってやってきたのだ。

尚、その配布者は当然ながら一夏である。

周りの女子からは、同年代の男子が居るという事で結構注目されていたりする。

すると、

 

「そこのあなた」

 

「はい!?」

 

突然声を掛けられ、弾は心臓が飛び出るかと思うほどビックリしながら背筋を伸ばした。

弾が振り向くと、そこにはメガネを掛けてファイルを手に持った、いかにも堅物そうなイメージを持つ生徒がいた。

その少女は布仏 虚。

紫苑達と同じクラスの布仏 本音の姉である。

 

「あなた、誰かの招待? 一応、チケットを確認させてもらっていいかしら?」

 

「は、はいっ!」

 

弾はあたふたと焦りながら、手に握っていたクシャクシャになったチケットを差し出した。

 

「配布者は………あら、織斑くんね」

 

「え、えっと、知ってるんですか?」

 

「ここの学園生で彼のことを知らない人はいないでしょう。 はい、返すわね」

 

虚は事務的な受け答えで対応していたが、弾の内心は焦っていた。

 

(こ、この人、無茶苦茶美人………いや、可愛い! 何とかお知り合いに………話題………話題………!)

 

弾は虚に一目で見惚れてしまい、何とかお近付きなろうと必死になっていた。

 

「あ、あのっ!」

 

「? 何かしら?」

 

「い、いい天気ですね!?」

 

「そうね」

 

しかし、結局は話題が浮かばず、虚はそのまま立ち去ろうとしていた。

弾は自分のセンスの無さに項垂れようとした時、

 

「おお! こんな所に可愛い子がいるじゃねえか!」

 

突然聞こえた乱暴な男性の声。

振り返れば、明らかに不法侵入しましたと言わんばかりの態度で歩いてくる5人の男の集団。

 

「よう姉ちゃん! 良かったら俺達に学園を案内してくれねーかなぁ!?」

 

その男達の物言いに虚は眉を顰める。

 

「何ですかあなた達は!? この学園に入れるのはここの生徒か学園祭の招待券を持った人だけです! 貴方達がチケットを持っているか拝見させてもらいます!」

 

虚がそう言うと、

 

「おいおい、折角の学園祭なんだろ? そんなかてーこと言うなよ?」

 

その言葉で彼らが不法侵入したと確信した虚は、

 

「持ってなければ即刻立ち去りなさい! 今なら不問にして差し上げます! ただし、これ以上騒ぎを起こすというなら、それ相応の対応を取らせていただきます!」

 

虚は最後通告のつもりでそう注意した。

だが、

 

「はっ! その程度の脅しで逃げるぐらいなら、初めからこんな所来てねえよ! 姉ちゃんはおとなしく俺らに付き合ってくれりゃあいいんだ! まあ、その後はお楽しみタイムだけどな!」

 

ギャハハと下品な笑い声を上げながら、虚の腕を掴もうと手を伸ばしてくる。

 

「触らないで!!」

 

虚は反射的に伸ばしてきた手を叩き落とした。

 

「ッ!? 痛えじゃねえか姉ちゃん! あんま調子に乗ってると、痛い目みるぜ?」

 

懲りずにそう言ってくる男達に、

 

「いい加減にしなさい! これ以上は本当に許しませんよ!!」

 

虚は本当の最後通告を行った。

 

「チッ! このアマ! 調子に乗りやがって!!」

 

突然目の前の男が虚を殴ろうと腕を振りかぶった。

 

「ッ!?」

 

突然の事に虚は反応出来ない。

その時、

 

「危ない! お姉さん!」

 

突如虚の前に弾が割り込み、虚の代わりに殴られた。

 

「ぐっ!」

 

弾は殴られ一歩下がるものの、なんとか踏みとどまる。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

虚は思わず弾に駆け寄る。

 

「へへっ。 こんなもん、屁でも無いっスよ」

 

弾はそう言って、一歩前に出る。

 

「ほお~勇気のある兄ちゃんだな。 女の代わりに殴られるなんてよ」

 

目の前の集団は、面白そうな笑みを浮かべていた。

 

「テメエらこそ! 今のはどういうつもりだ!?」

 

弾が叫ぶ。

 

「はっ! ISに乗れるからって調子に乗ってる女にちょっとお灸を据えてやろうとしたまでだよ」

 

男の1人がニヤニヤと笑みを浮かべながらそう言う。

 

「チッ! まあ、今の女尊男卑の世の中、お前らの気持ちも分からんでもないけどよ…………」

 

弾はそう言って拳を握り締める。

 

「だからって! 男が無抵抗の女を殴っていい理由にはなんねーんだよ!!」

 

「ぐぼぉ!?」

 

弾は叫びながら虚を殴ろうとした男の顔面を、思い切り殴り飛ばした。

変な声を上げながら、後ろに吹っ飛び、地面に転がる男。

 

「野郎! やりやがったな!」

 

残った4人が切れて、弾に一斉に襲いかかる。

弾も応戦するが、流石に1対4は分が悪い。

徐々に殴られる数も多くなってくる。

それでも、弾は倒れない。

その眼に諦めの色は微塵も無い。

その姿を見て、虚は素直に格好いいと感じていた。

その時、どさくさに紛れて弾の後ろから、先程殴り飛ばした男が金属製のバットを持って近付いていた。

 

「危ない! 後ろ!」

 

虚が咄嗟に叫び弾もそれに気付くが、すでにその男はバットを振りかぶっていた。

 

「ぐっ…………!」

 

「死ねやぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

避けられないと悟った弾は、悔しそうな声を漏らし、男は叫びながらバットを振り下ろす。

 

「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

虚の悲痛な声が響き渡り、

 

「はいストップ」

 

そんな言葉と共に振り下ろそうとしていたバットが後ろから掴まれ、止められた。

 

「なっ!?」

 

バットを振り下ろそうとしていた男が振り向くと、そこには燕尾服を着た一夏がバットを掴んでいた。

 

「な、何だテメェ!?」

 

男が叫ぶが、

 

「大丈夫か? 弾」

 

一夏は無視して弾に声を掛ける。

 

「い、一夏………」

 

一夏は顔に何度か殴られた跡がある弾を見て、

 

「来て早々にトラブルに巻き込まれるなんてついて無いな?」

 

「うっせ。そこのお姉さんが殴られそうだったんだ。男ならほっとく訳にはいかねえだろ!?」

 

「まあ、それには同意する」

 

すると、

 

「て、てめえら俺達を無視してんじゃねぇーっ!!」

 

男達を無視して話を続ける一夏に頭に来たのか男達の1人が声を上げて一夏に殴りかかった。

だが、一夏はその拳を最小限の動きで躱すと、

 

「ほいっ!」

 

「がっ…………!?」

 

男の首筋に手刀を入れて意識を刈り取った。

そのまま前のめりに倒れる男を見て、

 

「一夏………手刀で意識を刈り取るって…………ほんっとアニメみたいな奴になったんだなお前…………」

 

呆れるような声を漏らす弾。

 

「そうか? 案外慣れれば出来るもんだぞ?」

 

「それを慣れることの出来る生活が信じられねーんだよ!」

 

弾の言葉にハハハと笑う一夏。

すると、一夏は残りの男達に向き直り、

 

「で? もうお引き取り願いたいんだけど?」

 

そう問いかける。

しかし、それは男達にとって逆効果だったのか、

 

「な、舐めんじゃねえーーーっ!!!」

 

残った4人が内3人が一斉に一夏に襲い掛かった。

 

「ふう………仕方ないな………」

 

一夏は特に慌てずに溜息を吐き、

 

「ふっ!」

 

最初に殴りかかってきた男の手首を掴むとそのまま一本背負いの要領で投げ飛ばし、次の男が放ったハイキックをかがんで躱すとそのまま軸足を払って転ばせ、3人目の攻撃が来る前に顎に掌底を放って気絶させた。

すると、残った1人が先程の金属バットを拾い、

 

「この野郎が!」

 

一夏に向かってバットを振り下ろす。

だがその瞬間、

 

「…………シェアリンク」

 

一夏がボソッと呟いてブランとのリンクを強める。

そして、そのまま振り下ろされたバットを片手で掴んで止めて見せた。

 

「なっ!?」

 

先程の静止状態で掴まれた時とは違い、トップスピードで振り下ろされたバットを掴まれた事に、男は驚愕する。

 

「おい、これは下手をしたら人を殺すっていう事が分かってるのか………!?」

 

一夏は相手を威圧しながらそう問いかける。

 

「ひっ………!?」

 

その威圧に男は耐えきれずに尻餅を着く。

すると、一夏がバットを掴む手に力を加えていくと、メキメキと言う音と共にバットが握りつぶされ、針金のようにひしゃげる。

 

「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

情けない悲鳴を上げながらわたわたと後退ろうとするが、腰が抜けて立てないのか尻餅を着いたまま手足をバタバタとさせるだけだ。

 

「人を殺そうとするって事は、殺される覚悟があるという事だな?」

 

一夏はそう言ってバットを握りつぶしたその手で男の頭を掴む。

 

「さて、お前の頭と金属バット…………どっちが硬いかな?」

 

その言葉を聞いて、男の顔から血の気が引く。

そのままその手に力が加えられていき、

 

「いぎゃぁぁぁぁぁっ!? や、やめっ……………」

 

男は悲鳴を上げるが一夏は力を緩めることは無く、

 

「………………グシャッ!!」

 

「ひぃっ……………………………!?」

 

一夏が叫んだ擬音の恐怖に耐えきれずに意識を手放した。

因みにそのズボンにはくっきりとシミが出来ている。

一夏はポリポリと頭を掻きながら立ち上がり、

 

「やり過ぎたか?」

 

少し反省するような口調でそう呟いた。

そして、一夏が弾に向き直ると、

 

「あの、大丈夫でしたか?」

 

虚が弾に話しかけていた。

すると、弾は笑って、

 

「大丈夫ですよ。 あなたみたいな女性を守れたんです。 この怪我は勲章みたいなもんですよ!」

 

単なる強がりだろうが、その言葉に虚は笑みを浮かべる。

 

「そういえば、お礼を言っていませんでしたね。 私は、布仏 虚。 お名前を伺って宜しいでしょうか?」

 

「あ………だ、弾です。 五反田 弾」

 

「そうですか………五反田さん、助けてくれて、ありがとうございます」

 

虚は精一杯の笑顔を浮かべてお礼を言った。

すると、弾の顔が真っ赤になる。

 

「? どうかしましたか?」

 

「あっ!? い、いえ、何でもありません! それよりも、俺の事は弾で構いません。 苗字だと言いにくいでしょう?」

 

「あ…………な、なら、私の事も虚で構いません! 私の苗字も言いにくいですし………」

 

「えっ!? い、いいんですか!?」

 

「は、はい………」

 

「え、えっと………それじゃあ………虚さん」

 

「は、はい! 弾さん!」

 

「「……………………」」

 

互いに顔を赤らめながら見つめあう2人に、一夏は声を掛けるタイミングを完全に失ってしまった。

 

「どうしたもんかな、これ…………?」

 

これがゲイムギョウ界に行く前の一夏なら、二人の間に流れる空気を読めずに容赦なく声を掛けていたのだろうが、今の一夏は恋心をも理解するほどに成長しているので、流石に声を掛けるのを自重していた。

その時だった。

 

「この場は私が預かるわ!」

 

突然声がして振り返れば、そこにはIS学園生徒会長の刀奈が堂々と立っていた。

その手に持つ扇子には、何故か『祝』の文字が。

 

「あ、楯無さん」

 

「お、お嬢様!?」

 

一夏は普通に名を呼び、虚は少し慌てている。

すると、

 

「虚ちゃん」

 

「は、はい!?」

 

突然名をよばれ、虚はビックリする。

 

「まずは、彼を保健室に連れて行って、怪我の手当てをしてあげなさい。 その後、助けてもらったお礼に、この学園祭を一緒に回って上げるといいわ」

 

「はえっ!?」

 

楯無の言葉に変な声を上げる虚。

 

「い、いえ………でも、私なんかが一緒に回っても楽しめないんじゃ………」

 

虚は自信無さげにそう言うが、

 

「何言ってるの? 虚ちゃん可愛いんだから、一緒に回れて楽しくない男の子なんていないと思うわよ。 ね? 五反田君?」

 

「えっ? 俺っ!? ………え………あ………まあ、虚さん見たいな可愛い人と一緒に回れたら男冥利に尽きますけど………」

 

突然話を振られた弾は驚きながらもその本音を口にする。

 

「えっ………あ…………う…………」

 

虚は恥ずかしくなったのか顔を赤くしながら俯く。

 

「はい決まり~。 虚ちゃん。 そういうわけだから、五反田君の事よろしくね。 生徒会の出し物に間に合ってくれればいいから、しばらくは自由にしてて。この不法侵入者達は私が処理しておくから」

 

刀奈はあっという間に5人を縛り上げるとそのまま引きずっていった。

そして、気付けば一夏もいつの間にか姿を消している。

この場に残されたのは虚と弾の2人だけ。

 

「ど、どうしましょうか?」

 

弾が虚に話しかける。

 

「そ、そうですね………まずは、言われたとおり傷の手当てをしましょう」

 

「そ、そうですか………ご迷惑をおかけします………」

 

「い、いえ………気にしないでください………」

 

虚は弾に肩を貸す。

そのまま保健室に歩いていくが、その2人の顔は終始赤かったそうだ。

 

 

 

 





はい第44話です。
何をトチ狂ったか、メイド服を着たパープルハートを出してみたかったという個人的趣味に走りました。
おまけにアイリスハート達まで……………
これに賛同してくれる人が何人いるだろうか?
後半は過去作の流れをリスペクトして貼り付けた。
弾君の男を見せる時。
結局は一夏に助けられましたけどね。
でも虚さんとは急接近。
因みに刀奈の『祝』の字は虚さんに向けられたものです。
さて、次は演劇だが…………どうしよう?
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