超次元インフィニット ネプテューヌ・ストラトス   作:友(ユウ)

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第47話 ネプテューヌ、本領発揮(メタる)

 

 

 

シュジンコウキを倒した後、ブランの変身したホワイトハート、プルルートの変身したアイリスハートにロムとラム。

更に、その2人と一緒に来ていた楯無と簪と合流した一行は、ひとまずプラネタワーに向かっていた。

街の上空を飛びながら、プラネタワーへと到着し、一行は展望テラスへと降りる。

すると、そこにイストワールとコンパ。

そしてラウラが出迎えた。

 

「おかえりなさい、ネプテューヌさん」

 

「おかえりですぅ~」

 

イストワールとコンパがそう言うと、

 

「いーすん、こんぱ、ただいま」

 

パープルハートがそう言うと、

 

「いーすんさん、コンパさん、お久しぶりです。ただいま戻りました」

 

ネプギアがそう挨拶する。

 

「はい、ネプギアさんもお帰りなさい。無事で何よりです」

 

「ギアちゃん、お帰りですぅ~!」

 

2人は笑顔でネプギアを迎える。

特にコンパは嬉しそうだ。

 

「ブランさんとベールさんもいらっしゃい。プルルートさんとロムさん、ラムさんもお久しぶりです。そちらのお2人がIS学園の生徒さんですね?」

 

イストワールがホワイトハート達を見てそう挨拶した後、楯無と簪に目を向ける。

すると、

 

「おや? ベールさんの横にいるあなたは………」

 

イストワールがヒスイに気付く。

 

「フフフ…………イストワールさん、こちらは………」

 

「初めまして! 私、この度リーンボックスの女神候補生になった者です!」

 

ヒスイは名乗らずにそう言う。

 

「なんと!? 新しい女神様が誕生したんですか!?」

 

イストワールが驚きながらそう叫んだ。

 

「はい! 新米女神ですけどよろしくお願いします!」

 

ヒスイはそう言って頭を下げた。

すると、ヒスイは楯無や簪、シャルロット、ラウラ、セシリア、一夏、そしてバーニングナイトに視線を向けると、

 

「挨拶が遅れたけど、初めまして! これからよろしくね!」

 

ニッコリと笑ってそう言った。

 

「よ、よろしく………」

 

「う、うん………」

 

「よろしく………」

 

「ふむ………」

 

「え、ええ………」

 

「よろしくな!」

 

いきなり呼びかけられた楯無達が困惑しながら返事を返す。

一夏だけは普通だったが。

だが、バーニングナイトは一度溜息を吐くと、

 

「………何をふざけているんだ…………? 『翡翠』」

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

呆れながらそう言ったバーニングナイトの言葉に楯無達が驚愕の表情で声を漏らした。

ヒスイの方は笑顔のまま固まっている。

 

「な、何の事カナー?」

 

ヒスイは誤魔化そうと、そうとぼけるが、

 

「少し位姿が変わった程度で俺がお前を見間違えるわけないだろう? さっきも、俺の事を『お兄ちゃん』と呼んでいたしな」

 

「うう~……………! 何でバレちゃうかな~?」

 

ヒスイは悔しそうな表情で負けを認める。

すると、

 

「えっと………本当に翡翠ちゃん…………?」

 

楯無が皆を代表してそう尋ねると、

 

「うん、そうだよ」

 

ヒスイは頷くと光に包まれて元の姿へと戻る。

 

「ほらね」

 

いつもの黒髪に制服姿へと戻った翡翠。

楯無達は一瞬の間を置き、

 

「「「「「えええええええええええええええええええええっ!!!???」」」」」

 

驚愕の声を上げた。

ラウラも目を見開いて驚愕している。

 

「やれやれ…………」

 

バーニングナイトも溜息を吐くと光に包まれ、紫苑の姿へと戻った。

 

「ところで俺も確認したいんだが………楯無と簪が無事だったことは嬉しいんだが、何で楯無もここにいるんだ?」

 

紫苑が楯無に対してそう尋ねる。

 

「ふふん! 私の紫苑さんへの愛は世界をも超えるのよ!」

 

得意げな顔でそう言い放つ楯無。

 

「本当は4組のバスの荷物入れに忍び込んでただけ」

 

が、その横で簪が本当の事を呟く。

 

「も~! 簪ちゃんバラすの早―い!」

 

「なるほど、生徒達の護衛として随伴してたのか」

 

紫苑はそう推測する。

 

「紫苑さんも納得するの早―い!」

 

楯無は不満そうな顔をする。

 

「まあでも………」

 

「?」

 

紫苑の続けた言葉に楯無は首を傾ける。

 

「お前を置き去りにしなくてよかったよ」

 

僅かに微笑む紫苑。

 

「ッ!?」

 

相変わらずの不器用な優しさに楯無の顔は真っ赤になった。

 

「あは~、良かったね~、シオン君~」

 

いつの間にか変身を解いたプルルートが紫苑に歩み寄ってそう言う。

 

「ふむ、何はともあれ、合流できたことは喜ばしいな」

 

ラウラも紫苑に歩み寄ってそう言う。

 

「ああ、そうだな…………」

 

紫苑も頷きながら笑みを浮かべる。

すると、

 

「ちょぉぉぉぉぉぉぉぉっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

大きな声がその場に響く。

驚いた一同が振り返ると、

 

「ちょっとちょっとーーー! 何でこの私をほっぽってその子達と楽しそうにしちゃってるのさーーーーー!」

 

いつの間にか変身を解いたネプテューヌが叫んでいた。

 

「「「誰…………?」」」

 

シャルロット、セシリア、一夏の3人が声を漏らす。

 

「ネプテューヌ………」

 

紫苑がその名を呼ぶ。

 

「「「え………?」」」

 

その言葉に3人は思わず素っ頓狂な声を漏らした。

見れば、ブラン、ベール、ロム、ラムも何時の間にか変身を解いている。

 

「あ~、ねぷちゃん~。この子達はね~、シオン君の~、お嫁さん候補だよ~」

 

プルルートがネプテューヌにそう説明する。

 

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!??」

 

思わぬ言葉にネプテューヌは叫ぶ。

 

「じゃあじゃあ、シオンってば私の知らない所でこの子達とイチャラブしてたのーーーーーー!?」

 

「いや、自分から言いよった訳じゃないぞ………?」

 

「その通りなんですよ実は………」

 

何故か横から口を出す一夏。

 

「何言ってるんだお前は?」

 

思わず突っ込む紫苑。

 

「そんなのおかしいよーーーーーー!! この物語のメインヒロインは私だぞーーーー!!」

 

「「え?」」

 

「っていうか、本当にメインヒロインって私だよね!? 今までちょい役でしか出てなかったし! これじゃあヒロイン詐欺だよ! 訴訟も辞さない! 訴えて勝つよ!!」

 

そう叫ぶネプテューヌ。

 

「私は、今ここに訴える! 被告、筆者友(ユウ)氏を永久冷凍刑に処すべきだと!!」

 

詐欺で永久冷凍刑とは重すぎやしないだろうか?

って言うか、自分が永久冷凍刑に処されたらこの物語エタるぞ。

永久凍結だけに。

 

「ねぷっ! それは困るぅ!」

 

「あ~、ねぷねぷ。やっとまともな出番が来たからってメタ発言連呼してるですぅ………」

 

「よっぽど溜まってたのね………筆者も調子に乗って答えてるし…………」

 

その様子を見て苦笑いするコンパとアイエフ。

 

「ほらほら、落ち着きなさいよネプ子。アンタはAルートでちゃんとヒロインしてるじゃない」

 

「そうですぅ。メインヒロインなら菩薩級かオカン級の寛容さをもつですぅ!」

 

「でもでも~! Aルートって福音戦までだよね! アニメで言えば1クールで終わっちゃったじゃん! 実質Aルートって7話だけだよ! なのにBルートは30話以上続いてるじゃん!! 私ってゲームでも結構冷遇されてるんだよ! 二次創作でも冷遇されちゃ堪んないよー! でもでもだってだよー!」

 

暴走を続けそうなネプテューヌ。

すると、不意に後ろから抱きしめられた。

 

「あ…………」

 

一瞬で大人しくなるネプテューヌ。

 

「すまなかった。ネプテューヌ………」

 

抱きしめたのは紫苑だ。

 

「これからは………ずっと一緒に居るから…………」

 

「うん…………」

 

頬を僅かに赤らめて、身体を紫苑に預けるネプテューヌ。

その様子をポカーンと見ているIS学園一同。

 

「このやり取りも久しぶりですね」

 

「拗ねるヒロインを主人公が後ろから抱きしめる…………恋愛ものの王道ね」

 

ベールとブランがさも当然のようにそう言う。

 

「よしっと! シオン分補給完了!」

 

ネプテューヌはそう言って元気よく紫苑の腕の中から飛び出す。

 

「皆! 改めて初めまして! 私がプラネテューヌの女神、ネプテューヌだよ! よろしくね!!」

 

ビシッといつもの三本指のピースサインを決めながらそう言うネプテューヌ。

 

「………あの、すみません………」

 

セシリアがおずおずと手を挙げ、発言する。

 

「何?」

 

「ええと………あなたは本当に先程までいたネプテューヌさん………いえ、女神ネプテューヌ様なのでしょうか?」

 

「うん! そうだよ!」

 

「まあ、驚くかもしれんが本当だ」

 

ネプテューヌと紫苑が肯定する。

 

「私もビックリだよ…………でも、ラウラや楯無さん達はあんまり驚いて無いね?」

 

シャルロットがそう言いながらラウラに訊ねる。

 

「我々は、以前紫苑の記憶を見た事があったからな。その時にあの者の事も見ていたのだ」

 

「ああ! そうだったんだ!」

 

シャルロットも納得する。

 

「ところでネプテューヌ」

 

「何、シオン?」

 

「さっきプルルートが言っちまったから、早めに言う方が良いと思うから言うな? ここにいる楯無、簪、ラウラの3人を妻として迎えたい。許してくれるか?」

 

「うん、オッケー!」

 

「「「「「「軽っ!?」」」」」」

 

即答したネプテューヌに驚愕の声を漏らす一同。

 

「たはは………これでもかなり勇気を出したんだがな………」

 

「ん~、でもその子達って、前にシオンがピンチの時にネプギアやぷるるんと一緒にシオンを助けに来てた子達でしょ? だったら大丈夫だよ!」

 

軽く決めた様に見えて、実は割と考えて答えを出していたネプテューヌに、彼女を知らない者達は呆気にとられた表情を見せる。

 

「………やっぱり敵わないな、お前には…………」

 

僅かに微笑んでそう呟く紫苑。

その時、

 

「…………ねぷてぬーーーーー…………ぱぱーーーーー……………」

 

遠くから僅かに声が聞こえた。

 

「………………ねぷてぬーーーー……………ぱぱーーーーー……………」

 

その声は上空から聞こえていることに気付き、一同は上を見上げる。

それは、

 

「ねぷてぬーーーー! ぱぱーーーーー!」

 

一直線にこちらに向かってくるイエローハート。

 

「ピーシェ!?」

 

「ピー子!?」

 

紫苑とネプテューヌが同時に声を上げる。

イエローハートはそのままプラネタワーのテラスに着地すると、光に包まれ幼い姿に戻る。

そして顔を上げるとネプテューヌと目が合った。

 

「………………ねぷてぬ」

 

「………………ピー子」

 

お互いに名を呼ぶ2人。

すると、どちらからともなく駆け出し、

 

「ねぷてぬーーーーーーーーーー!」

 

「ピーーーー子ぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

互いの名を呼びながら向かって行く。

2人のバックには花柄が浮かんでいる気がした。

お互いに涙を浮かべながら、遂に抱擁が交わされる。

地球組の者達がそう思った瞬間、

 

「どーん!」

 

ピーシェがネプテューヌの腹部に強烈な体当たりをぶちかました。

 

「ぐふぉぁっ…………!?(ぐふぉぁっ…………!?)(ぐふぉぁっ…………!?)(ぐふぉぁっ…………!?)

 

ネプテューヌの絵柄が格闘マンガっぽくなり、ネプテューヌはそのまま後ろに吹き飛ばされ、バッタリと倒れる。

 

「ネ、ネプテューヌさん!?」

 

その光景に唖然とする地球組。

一夏は思わず駆け寄ろうとしたが、紫苑が手でそれを制した。

ゲイムギョウ界組はこうなる事が分かっていたのかやれやれと苦笑いしている。

すると、ピーシェはそのままネプテューヌに跳び付き、

 

「きゃはは! ねぷてぬよわーい!」

 

そう言いながら笑顔で抱き着く。

 

「うーん………元気が良いのはよーくわかった………」

 

ダメージで少し苦しそうだが、ネプテューヌは笑顔になる。

ネプテューヌは身体を起こすと嬉しそうにピーシェを抱きしめた。

 

「ちょっと、私達も来てるんだけど………!」

 

その声に紫苑が振り向けば、銀髪を靡かせるブラックハートが空中に佇んでいる。

その横にはユニと鈴音の姿もあった。

 

「ああ、ノワールさん。いらっしゃい。そちらの子がラステイションに現れたIS学園の生徒さんですね?」

 

「ええ、そうよ」

 

イストワールの言葉にブラックハートが頷く。

 

「一夏!」

 

「鈴!」

 

「良かった。無事だったのね!」

 

「ああ、ネプテューヌさんのお陰でな」

 

如何あがいても紫苑のお陰とは言いたくない一夏はネプテューヌの名を出す。

だが、ネプテューヌの名を呼ぶ一夏の声に只ならぬものを直感した鈴音は訝しむ。

 

「ん? どうした?」

 

怪訝に思った一夏がそう尋ねると、

 

「えっ? ううん! 何でもないわ!」

 

鈴音はそう言って追及を逃れる。

 

「それじゃあ、役者も揃った事だし、織斑先生を呼んで今後の方針について話し合うか」

 

紫苑がそう言うと、全員は頷いて移動を開始した。

 

「あ、そうだ!」

 

ネプテューヌが思い出したように立ち止まると、

 

「ん? どうした」

 

すると、ネプテューヌは両手を広げ、

 

「ようこそ! ゲイムギョウ界へ!!」

 

紫苑のいつだったかの記憶と同じように、プラネテューヌの街並みを背にネプテューヌはそう言った。

 

 

 

 

 







47話の完成。
今回はおふざけ回ですね。
今回のメタネタは前から考えていたもの。
やれて満足。
文章の量は少し少ないですがね。
メタ発言が嫌いだという人も居るかもしれませんがこれだけは言いたい。
メタらないネプテューヌなどネプテューヌじゃない!
アニメでも少ないがメタ発言はしていたし………
さて、次回からは状況的にシリアスに………なるかなぁ?
とりあえず次も頑張ります。





では久々のNGシーン





「それじゃあ、役者も揃った事だし、織斑先生を呼んで今後の方針について話し合うか」

紫苑がそう言うと、全員は頷いて移動を開始した。

「あ、そうだ!」

ネプテューヌが思い出したように立ち止まると、

「ん? どうした」

すると、ネプテューヌは懐から何かを取り出し、

「ゲーム ネプテューヌシリーズ最新作! 『勇者ネプテューヌ ―世界よ宇宙よ刮目せよ!! アルティメットRPG宣言!!―』! PS4で現在発売中だよ!!」

ゲームソフトをビシッと突き出しながらそう言い放った。




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