超次元インフィニット ネプテューヌ・ストラトス   作:友(ユウ)

63 / 110
第55話 少女達の決着(ディサイド)

 

 

 

 

 

 

 

「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

「はぁああああああああああああああああああっ!!」

 

バーニングナイトと一夏の剣がぶつかり合う。

激しい剣戟の音を鳴らしながら衝撃波が巻き起こる。

前回戦った時とは違い、バーストフォームのバーニングナイト相手でも一夏は力負けをしていなかった。

 

「一夏ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「しぃおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんっ!!」

 

お互いの名を叫びながら、2人の戦いは益々激化していった。

 

 

 

 

一方、女神達の戦いは一進一退を繰り返していた。

 

「ああもう! 鬱陶しいわね!」

 

そう愚痴を零しながら剣を薙ぎ払うブラックハート。

モンスターは後退するが、致命的なダメージまでは程遠い。

 

「想像以上の防御力…………!」

 

ユニもいくら攻撃しても倒れる気配の見せないモンスターに歯噛みする。

 

「しつけーんだよ!!」

 

イラついた言葉と共に思い切り斧を振り下ろすホワイトハート。

ホワイトハートが相手をしているモンスターは一番ダメージを負っている様だが、まだまだ余裕がありそうだった。

更に今まで接触禁止種などの危険なモンスターばかりに目が行っていて気付かなかったが、それらの周りにはヒールスライヌなどの回復を得意とするモンスターが配置されており、多少のダメージはその場で回復していっていた。

 

「「えーーーいっ!!」」

 

ロムとラムが回復役を先に潰そうと氷塊を放つが、

 

「「ああっ!?」」

 

瞬時加速(イグニッション・ブースト)によって即座に回復役の盾になるモンスターに阻まれ思うようにいかない。

 

「全く…………厄介ですわね!」

 

「こんのぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

グリーンハートとヒスイも明確な決定打を与えることが出来ない。

 

「とぉおおおおおおおおっ!」

 

「いい加減しつこいわねぇ~!」

 

イエローハートとアイリスハートも同様だ。

そして、一番苦戦しているのがIS勢だった。

 

「おらぁっ!!」

 

「くうっ!?」

 

オータムの装甲脚の一撃が鈴音が防御の為に交差させた青龍刀を砕く。

 

「鈴さん!」

 

セシリアが援護の為にレーザーを放つが、

 

「しゃらくせえっ!!」

 

オータムは防御すらせずにセシリアに向かって無数のビームを撃ち返す。

 

「きゃあっ!?」

 

何とか躱すがセシリアは体勢を崩す。

 

「おのれっ!」

 

箒が2本の剣を構えて突撃する。

しかし、

 

「甘ぇっ!!」

 

2つの斬撃を両肩に受けるが、オータムは構わずにそのまま両手で2本の剣を掴むと、

 

「オラァッ!!」

 

「がはっ!?」

 

箒の腹を蹴り飛ばし、箒を吹き飛ばす。

その際に箒が手放した剣をオータムはそのまま握りつぶすように砕いた。

 

「ちったぁ頑張ったみてーだが、所詮ここまでだ!」

 

満身創痍の箒達に対して、オータムは余裕の表情だ。

 

「皆さん!」

 

エムとスコールを相手にしていたネプギアが援護しようとビームガンを向けるが、

 

「戦いの最中に余所見とは舐められたものだな!」

 

その隙を突いてエムが斬りかかってくる。

 

「くっ!?」

 

ネプギアは咄嗟に飛び退くが、

 

「ここよ!」

 

スコールの放った巨大な火球がネプギアに向かってくる。

 

「きゃあっ!?」

 

ネプギアは掠めるものの何とか回避に成功する。

 

「ネプギアッ! このっ!」

 

スコールの背後からシャルロットが左腕のパイルバンカーを振りかぶりながら瞬時加速(イグニッション・ブースト)で接近する。

だが、

 

「ッ!?」

 

左腕のパイルバンカーがシールドごとスコールのテールユニットに装着されているクローによって掴まれ、止められてしまう。

 

「甘いわね」

 

スコールは薄っすらと笑うと、そのままテールユニットのクローの力を上げ、そのままシールドを握りつぶす。

 

「くっ!」

 

シャルロットは咄嗟にシールドをパージして距離を取った。

しかし、

 

「遅い!」

 

「うわぁああああああっ!?」

 

一瞬で接近してきたエムの大剣が薙ぎ払われ、シャルロットは大きく吹き飛ばされた。

 

「シャルロットさん!?」

 

ネプギアは思わず声を上げた。

 

 

 

 

その様子をパープルハートと戦いながら見ていたマジェコンヌは笑みを浮かべる。

 

「ククク………いい流れだ」

 

「皆…………!」

 

女神達はともかく、箒達やネプギアは苦戦している。

 

「今は何とか持ちこたえている様だが、それも時間の問題。あちらの決着が付けば流れは大きく我々に傾く。観念するんだな!」

 

「く……………!」

 

パープルハートはマジェコンヌを睨み付ける。

 

「ククク…………ハーッハッハッハッハ!!」

 

マジェコンヌは高笑いを上げた。

その高笑いと共にオータムが止めを刺そうと箒達に襲い掛かる。

 

「死ねぇえええええええええっ!!」

 

箒達は最早ボロボロで抗う術はない。

だがその時、砲撃音と共に何かがオータムに直撃した。

 

「がぁあああああっ!?」

 

大爆発と共にオータムを大きく吹き飛ばした。

箒達は思わず振り返る。その視線の先には、

 

「待たせた!」

 

「ラウラ!」

 

「真打登場よ!」

 

「楯無さん!」

 

「遅れてごめん!」

 

「簪さん!」

 

ラウラ、刀奈、簪の3人が戦場に到着した。

 

「3人とも、間に合ってくれたのね!」

 

パープルハートは嬉しそうに声を上げる。

 

「チィ! だが、たかだがISが3機増えた所で………!」

 

マジェコンヌはやや悔しそうにそう言いかけた所で、

 

「あら? 私達が何故遅れたのかその理由を考えないのかしら?」

 

刀奈がまるでマジェコンヌを馬鹿にするような声でそう言った。

 

「何だと………!?」

 

「その答えを教えてあげるわ! 簪ちゃん!」

 

「うん!」

 

刀奈の言葉に頷くと、簪は投影キーボードを呼び出すと素早くタッチしていく。

 

「Sジャマー起動…………! 効果範囲設定…………! 各種システムオールグリーン………!」

 

次の瞬間、簪はエンターキーを叩く。

 

「ジャマーフィールド展開!!」

 

すると、簪の打鉄弐式・改を中心に特殊な電磁波が広がっていく。

それは辺り一帯を包み込み、女神達と戦っているモンスター達も覆いつくした。

すると、

 

「はぁあああああああっ!!」

 

ブラックハートの一撃が振るわれる。

今まではシールドに阻まれダメージを与えることが出来なかったのだが、今度は阻まれる事無くモンスターに直撃した。

 

「これは………!」

 

ブラックハートが思わず驚く。

 

「おらあっ!」

 

ホワイトハートの一撃がモンスターを大きく吹き飛ばす。

 

「攻撃が届く!」

 

確かな手ごたえを感じたホワイトハートが笑みを浮かべる。

 

「攻撃が効くとなればこっちのものですわ!」

 

今まで攻撃が届かずロクにダメージを与えることが出来なかったグリーンハートも連続攻撃でダメージを重ねていく。

 

「な、なんだと!?」

 

マジェコンヌが思わず狼狽えた。

 

「調子に乗り過ぎたわね。いくら強化されてるとはいえ元はISの機能。こっちにはISの生みの親の篠ノ之 束博士がいるわ。博士の手にかかればシールドバリアを無効化することも難しくは無いわ!」

 

刀奈がそう言い放つ。

 

「ネプギアちゃん、ここは私達に任せてあなたはモンスターの方をお願い。モンスターが全部片付けば、形勢は一気にこちら側に傾くわ」

 

ネプギアにそう言う刀奈。

 

「うん、わかった。気を付けてね」

 

ネプギアはそう言いながらモンスターの方へと向かって行く。

刀奈は改めてスコールに向き直った。

すると、

 

「でも、どうやらその機能はその子のISにしか付いてないみたいね」

 

スコールがそう言いながら火球を生み出し、簪に狙いを定める。

だが、

 

「させると思ってるの?」

 

一瞬にしてスコールの前に立ちはだかり、巨大な水球を生み出す刀奈。

 

「ッ!?」

 

同時に放たれる火球と水球。

両者の中央でぶつかり合い、水蒸気爆発を起こす。

 

「クッ…………! エム!」

 

相殺されたと分かるとスコールは即座にエムに呼びかける。

 

「ッ……………!」

 

エムが上空から簪に向かって急襲を掛ける。

 

「…………………」

 

だが、簪はそれに気付いていながら慌てる素振りを見せなかった。

何故なら、

 

「ッ!? これは…………!」

 

エムの機体は、その剣が簪に届く前に空中で静止していた。

 

「貴様の相手は私だ!」

 

右手をエムに翳しながらそう言い放つラウラ。

エムを止めたのはラウラのAICだ。

ラウラはそのままレールカノンを向ける。

 

「今の貴様たちはシールドバリアが使えないだろうが………死んでも恨むなよ!」

 

砲口が火を噴く。

 

「チッ!」

 

エムは舌打をしながらシールドビットを展開。

爆発と共にその場を離脱した。

 

「…………『遺伝子強化素体(アドヴァンスド)』め…………!」

 

歯噛みしながらエムは言う。

だが、

 

「だからどうした!?」

 

ラウラは即座に両腕に装備されているプラズマブレードから変更されたビームソードを発生させながらエムに斬りかかる。

 

「クッ………!?」

 

エムも大剣でそれを受け止めた。

 

「貴様も所詮作られた存在だろうに…………!」

 

エムはそう口に出す。

 

「もう一度言う。だからどうした!?」

 

ラウラはそう叫びながらエムを押し切る。

 

「くあっ!?」

 

エムは後退しながら体勢を立て直した。

すると、ラウラはエムに言い放つ。

 

「生まれが如何であろうと私は『ラウラ・ボーデヴィッヒ』だ! それ以上でもそれ以下でもない!」

 

「ッ…………!?」

 

ラウラの言葉に驚愕した表情を浮かべるエム。

ラウラは再びエムに向かって斬りかかった。

 

 

 

 

「おらあっ!!」

 

オータムが簪に向かってビームを乱射する。

それを簪は距離を取りながら余裕をもって避け、ビームランチャーで反撃する。

放たれたビームはオータムの装甲脚を掠め、数本が破壊され、更にISのコア部分が露出する。

 

「チィ!」

 

舌打するオータム。

 

「このクソガキがぁっ!!」

 

激昂して襲い掛かってくるオータム。

すると、簪は涼しい顔をしながら後退した。

 

「逃げんな、臆病者!」

 

その言葉を聞いて簪は溜息を吐く。

 

「ちょっと思い通りに行かなかったからって冷静さを失ったら終わりだよ?」

 

簪がそう言った瞬間、レーザーがオータムに向かって降り注いだ。

 

「ぐあっ!?」

 

シールドバリアが張れないオータムは装甲にそれを受けるが、衝撃は殺せない。

 

「これもくらえぇぇぇっ!!」

 

衝撃砲を放つ鈴音。

 

「がぁあああああっ!?」

 

更に吹き飛ばされるオータム。

 

「箒!」

 

「ああ! 行くぞシャルロット!」

 

箒とシャルロットが同時に飛び出し、両側からオータムを捕える。

 

「簪!」

 

「今だよ!」

 

その言葉に簪はビーム薙刀を展開し、一気にオータムに接近する。

 

「や、やめろぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

オータムは叫ぶが簪は止まらない。

 

「はぁああああああああああっ!!」

 

簪はコアに向けて薙刀を突き出した。

刃がコアを貫き、粉々に破壊した。

機能を停止するアラクネ。

 

「ここまでだな」

 

「年貢の納め時だよ」

 

箒とシャルロットからそう言われ、

 

「ちくしょうっ!!」

 

オータムは悔しそうに叫んだ。

 

「オータム!」

 

それを見ていたスコールが叫ぶ。

 

「あら? この私を前に余所見とは舐められたものね」

 

ランスを突き出す刀奈。

 

「くっ! 舐めるな!」

 

装甲に突き刺さるが、スコールはそのままランスを掴む。

 

「これで終わりよ!」

 

スコールはテールユニットを操り、刀奈を捕えた。

 

「あらら、捕まっちゃった…………」

 

刀奈は冷静な顔色で残念そうにそう呟く。

 

「反撃の時間は与えないわ! このまま握りつぶしてあげる!」

 

スコールはそう言ってテールユニットのクローを閉じようとして、

 

「ッ!? どういう事!?」

 

テールユニットが動かないことに気付いた。

 

「……………私のISの能力を知らないのかしら?」

 

「あなたのISはアクア・ナノマシンで水を操る能力の筈…………」

 

「その通りよ。さて問題です。物質には個体と液体のほかにもう1つ状態があります。それは何でしょうか?」

 

「…………それは気体………………ッ!?」

 

その瞬間、スコールの脳裏に戦い始める時に火球と水球をぶつけ合った光景が思い浮かんだ。

 

「正解………!」

 

刀奈が指を弾くとテールユニットの内部から連鎖的に爆発が起こり、破壊される。

 

「くっ! この一帯には既に………!」

 

「その通りよ。あなたは戦いが始まる前から私の領域に踏み込んでいたの」

 

「くそっ!」

 

スコールは刀奈に火球を放とうとして、

 

「終わりよ」

 

刀奈が再び指を弾く。

その瞬間、スコールの纏うゴールデン・ドーンの全てのパーツで小爆発が断続的に起こり、破壊された。

その際にISのコアも破壊され、機能を失いスコールは落下しようとしていたが突然その場で浮遊する。

刀奈がアクア・ナノマシンでその場に固定したのだ。

そんなスコールに刀奈はランスを突き付ける。

 

「どうする?」

 

刀奈はニッコリと笑って問いかけた。

スコールは深く溜息を吐き、

 

「降参よ」

 

そう呟いた。

 

 

 

 

ラウラのビームソードとエムの大剣が交差する。

 

「おのれぇぇぇぇぇっ!!」

 

エムは叫びながら大剣を振るう。

 

「何をそこまで熱くなっている?」

 

大剣を受け流しながらラウラは聞き返す。

 

「何故貴様は自分の運命を受け入れられる!? 戦うためだけに作られた存在の癖に!」

 

そう叫ぶエム。

 

「運命を受け入れる? 違うな! 私は運命に抗っているのだ!!」

 

「なにぃ!?」

 

斬り返すラウラの攻撃をエムは受け止める。

 

「確かに私は戦うために生み出された兵士だ! どれだけ取り繕うと、それは覆すことの出来ない事実!」

 

「ならば何故!?」

 

「こんな私でも受け入れてくれる者が居る!!」

 

「ッ!?」

 

ラウラの一撃がエムの剣を跳ね上げる。

 

「友が居る!」

 

ラウラは再び振りかぶり、

 

「そして、私が愛し、愛してくれる者が居る!!」

 

一閃する。

その一閃がエムのバイザーを掠めた。

 

「だからこそ『私』は『私』で居られるのだ!」

 

最後にそう言い放つラウラ。

 

「………………そんなもの………」

 

エムが呟く。

同時にバイザーに罅が広がる。

 

「そんなもの私には居なかった!!」

 

その言葉と共にバイザーが砕け散る。

その下から現れた素顔は、

 

「なっ………織斑教官………!?」

 

ラウラは思わず驚愕の声を漏らす。

その下から現れた素顔は千冬によく似ていた。

 

「そうか………貴様も………」

 

ラウラはエムも自分と同じく作られた存在だろうという事に気付く。

 

「はぁあああああああっ!!」

力任せに振るわれる大剣。

 

「ッ!」

 

ラウラはその剣を弾く。

エムの手から弾き飛ばされる大剣。

だが、エムはそんな事を気にせずに拳を握り、

 

「うぉおおおおおっ!!」

 

ラウラの頬を殴りつける。

ラウラは仰け反るが、その場で耐え、ビームソードを消してラウラも拳を握る。

 

「ふんっ!」

 

殴り返すラウラ。

 

「ぐっ! あああああっ!!」

 

再びぐり返すエム。

 

「く、おおおおおっ!!」

 

ラウラも負けじと殴り返す。

女性らしからぬ殴り合いを繰り広げる2人。

すると、

 

「お前に私の気持ちが分かるか!?」

 

「なんだと!?」

 

「私はずっと1人だった!」

 

「ぐっ……!?」

 

「毎日道具として扱われた!」

 

「ぐふっ!?」

 

「名前すら奪われた私の気持ちが貴様ごときに!!」

 

強烈なボディーブローがラウラの鳩尾に突き刺さる。

 

「……………れが」

 

「何……………?」

 

「それが如何した!?」

 

ラウラが再び殴り返す。

 

「貴様のいう事にも確かに同情できる部分はある…………だが!」

 

ラウラは強く拳を握り、

 

「貴様と不幸比べをするつもりは無い!!」

 

強烈な右ストレートを放つ。

 

「ぐあっ!?」

 

「私は『今』が大切なのだ!」

 

左フックが入り、

 

「ぐぅっ!?」

 

「『今』の私の『幸せ』を壊そうとしている貴様を放っておくことは出来ん!」

 

右アッパーがエムの顎に入る。

 

「がはっ!?」

 

吹き飛ばされるエム。

 

「な、何故だ…………私は織斑 千冬と同じ存在の筈………ドイツの『遺伝子強化素体(アドヴァンスド)』如きに…………!」

 

「もう一度言うぞ! 私は『ラウラ・ボーデヴィッヒ』だ! 『遺伝子強化素体(アドヴァンスド)』など関係ない!!」

 

一気に接近するラウラ。

 

「今、ここにいる『私』が全てだ!!」

 

エムの腹部に拳を叩き込み、そのまま大地へ叩きつけた。

 

「がはっ!?」

 

動けなくなるエム。

 

「ぐ………この私が負けるとは…………」

 

エムは悔しそうに歯噛みする。

その近くにラウラが降りてくる。

 

「拘束させてもらうぞ」

 

「…………好きにしろ」

 

動けないエムは投げやりにそう言う。

 

「…………………貴様の名は?」

 

「フン………何度も聞いているだろう? 私はエムだ」

 

「違う。私は『道具』の名前を聞いているのではない。『貴様』の名前を聞いているのだ」

 

「ッ…………!? 織斑…………マドカ…………」

 

エムは一瞬驚愕の表情を浮かべた後にそう名乗った。

 

「『マドカ』か………その名前、覚えておこう」

 

ラウラがそう言う。

その瞬間、エムは、いや、マドカは涙を流した。

 

「何故だ………? 唯名前を呼ばれただけなのに…………何故…………?」

 

止まらない涙にマドカは困惑ながらも、そのまま暫く涙を流し続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 








第55話です。
今回で終わらなかった。
多分次で終わります。
なんかまとまりがないなぁ。
特にラウラとマドカの決着が…………
自分で書いてても意味不明な所が…………
ともかく次が最終話です。
多分、おそらく、きっと…………




NGシーンは考えてなかった(汗)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。