超次元インフィニット ネプテューヌ・ストラトス   作:友(ユウ)

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第22話 女神達の休日(インターミッション)

 

 

 

 

「え~っと………今日は皆さんに……転校生を紹介します………」

 

真耶が歯切れ悪くそう言う。

それと共に、教室に入ってくる1人の少女。

それは、

 

「シャルロット・デュノアです。 皆さん、改めてよろしくお願いします!」

 

女子の制服を纏っているが、間違いなくシャルルであった。

 

「え~っと、デュノア君は、デュノアさんって事でした……」

 

真耶の言葉に、

 

「は?」

 

箒が素っ頓狂な声を漏らす。

生徒達がその事実に騒めく。

 

「なっ…………!?」

 

その中で一際驚いていたのは同室だった春万。

何故なら監視カメラで確かめていたが、シャルロットは男だったはずなのだ。

因みにそのカメラにはネプギアが細工をしてダミーの映像を流していたことを春万は知らない。

記憶も飛んでいるので彼の主観では今初めてシャルロットが女だという事を知ったのだ。

驚愕する生徒達を他所に、真耶がHRを進めていくと、

 

「失礼する。遅れて申し訳ない」

 

教室のドアが開いてラウラが入室してきた。

 

「あ、ボーデヴィッヒさん。お体はもう大丈夫ですか?」

 

真耶がそう問いかけると、

 

「ああ。もう大丈夫だ」

 

そう答えるラウラを見て、周りの生徒達は呆然となった。

つい先日まで冷たい雰囲気で千冬以外の誰とも関わろうとしなかったラウラが言葉使いはともかく、普通に真耶とやり取りしていたのだ。

その驚きも当然だろう。

すると、ラウラは皆の方を向き、

 

「それからお前達…………………すまなかった」

 

クラス全員に頭を下げたラウラに、クラスメイト達は再び絶句する。

 

「私の個人的な理由で皆を拒絶し、見下してしまった事…………今この場にて謝罪したい」

 

その言葉にざわざわと困惑する生徒達。

すると、

 

「僕は許すよ、ラウラ」

 

ラウラの隣に立っていたシャルロットが笑みを浮かべながらそう言った。

 

「シャルル・デュノア…………いや、シャルロットだったな」

 

「うん! 僕も今更だけと、ラウラって呼ばせてもらうね!」

 

シャルロットは嬉しそうにそう言った。

それを切っ掛けにしてか、生徒達もラウラを受け入れる言動が広がっていき、ラウラもクラスメイトの一員として受け入れられることになった。

 

 

 

 

 

それから暫くの時が流れ、臨海学校を目前に控えたある日。

 

「紫苑さん! デートしてください!」

 

紫苑の部屋に突撃してくると同時にそう言い放った刀奈。

 

「唐突だな」

 

ネプテューヌやネプギア、簪、翡翠達と一緒にゲームをしていた紫苑が虚を突かれたような表情でそう言う紫苑。

 

「だって紫苑さん達はもうすぐ臨海学校じゃないですか! ネプちゃん達も特例で付いていけるのに私だけ置いてきぼりなんですよ!」

 

「それは学年が違うから仕方ないんじゃ………?」

 

ネプギアが思わず突っ込む。

 

「それに紫苑さんは最近ラウラちゃんやシャルロットちゃん達とも親密になってるじゃないですか! このままじゃ紫苑さんの第三夫人候補の立つ瀬がありません!」

 

「…………特に贔屓してるつもりは無いんだがな…………ネプテューヌは別だが………」

 

「それでももう少し私に構ってくれてもいいじゃないですか!」

 

まるで駄々を捏ねる子供の様に我儘を言う刀奈。

 

「…………まあいいけど。丁度水着とかも買いたかったしな」

 

「決まりですね!」

 

刀奈は嬉しそうに叫んだ。

 

 

 

 

「で、なーんでこうなってるんですか?」

 

ガッカリした表情で刀奈は呟く。

何故なら、一緒に街に来たのは紫苑だけではなく、ネプテューヌ………はともかくとして、翡翠、簪、ネプギア。

更にラウラとシャルロット。

果ては一夏、ブラン、フィナンシェ、ミナ、ロム、ラム、箒、セシリア、鈴音という大所帯になっていた。

因みに当然だが、アリンとエミリもISの待機状態として紫苑と一夏が身に着けている。

なぜこうなったかと言えば、ネプテューヌ、翡翠、簪、ネプギアはその場で聞いていたのでそのまま付いて来ると言い出し、校門前で集合したら丁度同じように買い物へ出かけるシャルロットとラウラに出くわし、更にモノレールの駅に行ったら一夏達とバッタリ。

という訳である。

 

「はぁ~…………せっかく紫苑さんとデートできると思ったのに…………」

 

刀奈は少し落ち込むが、

 

「まあ仕方ないか。皆と一緒は一緒で楽しいもんね!」

 

すぐに気持ちを切り替え、現状を楽しむことにした。

駅前のショッピングモール『レゾナンス』。

そこは、『ここに無ければ市内の何処にも無い』と言われるほどのものだ。

紫苑達は、一旦男女に分かれて水着を買うことにした。

とは言え、男は紫苑と一夏の2人だけなので特に迷うことも無く、2人ともこれだと思ったものを購入したため、10分程度で買い物を終えた。

2人が水着売り場の前で待っていると、

 

「ちょっと、そこのあなた達!」

 

突然見知らぬ女性から声を掛けられた。

 

「男のあなた達に言ってるのよ! そこの水着、片付けておいて!」

 

そしていきなり命令口調でそう言われる。

ISが登場して以降、この世界では女尊男卑の風潮があっという間に広がり、このように男が女に突然命令されることも珍しくない。

気が弱かったり、面倒ごとに巻き込まれたくない男たちはヘコヘコと言う通りにするのだが、

 

「断る」

 

「何で俺達がそんな事しなきゃいけないんだよ?」

 

紫苑と一夏は即答で断った。

すると、

 

「ふうん、そういう事言うの。自分の立場が分かってないみたいね……………ちょっと! そこの警備員さん!」

 

その女性は突然警備員を呼んだ。

 

「どうかしましたか?」

 

警備員がそう問いかけると、

 

「そこの2人に突然暴力を振るわれたんです!」

 

いきなりそんな出まかせを言い出した。

今の世の中、女性が男性に乱暴されたと言うだけで問答無用で有罪になる。

警備員は紫苑と一夏の方を向くと、

 

「君達、少し話を聞かせてもらおうか?」

 

警備員は威圧感を出しながらそう言った。

しかし、紫苑達は慌てず、

 

「無実です」

 

「俺達は彼女に指一本触れてはいません。いきなり水着を片付けろと言われてそれを断っただけです」

 

そう言う。

 

「それこそ出鱈目よ! 私は間違いなく暴力を振るわれたわ! さあ、早くこの2人を逮捕して!」

 

女性は有無を言わさぬように警備員を促す。

しかし、

 

「俺達が暴力を振るったというのなら、彼女に怪我があるはずです」

 

「痣なり腫れなりがあるはずですからそれを確認してからにしてください」

 

警備員はそう言われて一旦女性に視線を向けるが、

 

「そ、そんな事言って私の怪我を確認させてる間に逃げるつもりでしょう!? そんな古典的な手には引っかからないわよ!」

 

2人は、よくもまあここまで口から出まかせが言えるものだと逆に感心していた。

 

「ですが、証拠もないのに俺達を捕まえては、もし誤認逮捕だとしたらあなたへの風当たりが強くなりますが…………」

 

紫苑が警備員に釘を刺す。

警備員は迷っているようだったが、

 

「あ、あなた達こそ私に暴力を振るってないって証拠があるの!?」

 

女がそう言うと、紫苑と一夏は待ってましたと言わんばかりにニヤリと口元を吊り上げ、後方の天井を指差す。

 

「あそこ。防犯カメラ」

 

そこにはばっちりとこちらを向いた防犯カメラが設置してあった。

女性は予想外だとたじろぐ。

 

「うっ……………かっ、確認する必要なんてないわ! 私は間違いなく暴力を振るわれたんだから! さあ何やってるの!? 早くこの2人を連れて行きなさい!」

 

「し、しかし………………」

 

警備員は流石に防犯カメラがあるのにそれを確認しないのはどうかと思い、躊躇する。

 

「男の癖に生意気なのよ! 男は黙って女に従ってればいいの!!」

 

女性は怒りで顔を真っ赤にしながらそう叫ぶ。

 

「……………アンタが言ってるのは、女はISを動かせるから偉いと………そう言いたいのか?」

 

紫苑が落ち着いた口調で問いかける。

 

「その通りよ! 男には使えない最強の兵器であるISが女には使える! だから女は男より偉いのよ!!」

 

その言葉に、

 

「ふーん。じゃあ、この場でISを使ってみてくれよ」

 

「えっ?」

 

「ISを使えるから女は男より偉いんだろ? だったらこの場でISを使ってみてくれよ」

 

「な、何を…………」

 

「そこまで偉そうにするんだから、あんた自身がISを使えるんだろ? ならこの場でISを使ってみてくれ。そうしたら俺達は大人しく罪を受け入れよう」

 

「っていうか、世界にたった467機しかないISで、そこまで威張られても虎の威を借る狐としか思えないんだがな」

 

馬鹿にするような言い草に、女性の顔は怒りで耳まで真っ赤にすると、

 

「そっ、そこまで言うのなら、アンタ達こそISを使ってみなさいよ!」

 

そう叫んだ。

紫苑と一夏は顔を見合わせる。

 

「ほら! アンタ達こそ使えないんでしょ!? 少なくとも私はISさえあればISを使う事が出来るわ! さあ、とっとと観念して…………!」

 

女性がそこまで言いかけた所で、

 

「アリン、部分展開」

 

「エミリ、頼む」

 

『待ってましたぁ!』

 

『いいのかな?』

 

アリンはノリノリで、エミリはやや控えめに右腕と剣を展開する。

光の粒子と共に右腕に装着されるIS。

それを見た瞬間、女は絶句した。

 

「なっ…………………!?」

 

顎が外れそうなほど口を大きく開けている。

 

「因みにこれが俺達の所属ね」

 

紫苑がそう言いながら生徒手帳を警備員に差し出す。

 

「アッ、IS学園の生徒手帳!?」

 

警備員がその生徒手帳を確認して驚愕の声を上げる。

 

「さて………」

 

紫苑が展開した刀剣を肩に担ぐような仕草をして女性に視線を向けると、

 

「ひっ…………!」

 

女性は腰が抜けた様に尻餅を着いた。

 

「アンタの言い分ではISが使えるから偉いんだよな? それじゃあISを使えて専用機を持ってる俺達と、ISを使えるけどISを持ってないアンタ。どっちが偉いか答えてもらおうか?」

 

紫苑はそう聞くと部分展開した場所を収納する。

一夏も同じように収納した。

女性は未だに怯えたように体を震わせていたが、

 

「は~い! そこまで~!」

 

まるで紫苑と女性の間を遮るように開いた扇子が差し出され、この場の雰囲気を一変させる。

 

「刀奈…………」

 

遮ったのは水色の髪を持つ少女、刀奈だ。

刀奈は警備員の方を向くと、

 

「この2人は無実よ。私達が証人になるわ。こっちの女が水着の片付けを2人に押し付けようとしただけよ」

 

そう言う刀奈の後ろにはネプテューヌ達が全員揃っていた。

刀奈はそう言いながらキッと女を睨み付ける。

女はその眼光にビクっと体を震わせると一目散に逃げて行った。

 

「ったく、見てたんならもう少し早く助けてくれても良かったんじゃないか?」

 

紫苑が刀奈にそう言う。

 

「ふふっ、紫苑さん達がどうやってあの場を斬り抜けるのか興味ありましたから。あっ、でも、ISの展開はやり過ぎですよ。部分展開でも禁止は禁止です」

 

「それはまあ、分かってはいたが…………あの女の相手をしていたらつい………な」

 

すると、様子を伺っていた警備員が、

 

「あ………その………疑ってしまい、誠に申し訳ありませんでした!」

 

警備員は深く頭を下げる。

 

「特に気にしてはいません。原因はあの女ですから」

 

「俺も同じく。特に如何こうしようとは思って無いので」

 

「はっ! ありがとうございます! では、私はこれで!」

 

警備員はそう言うと自分の持ち場へ戻っていく。

 

「…………で? 女子の買い物はもう少しかかると思ってたんだが?」

 

紫苑がそう問いかけると、

 

「いえ、折角ですから紫苑さん達に決めてもらおうかなー、って」

 

「………ネプテューヌ達はともかくお前は買う必要無いんじゃ?」

 

「何言ってるんですか!? 水着の使いどころは海だけじゃないんですよ! 紫苑さんは私をプールにも誘わないつもりなんですか!?」

 

半分拗ねた様にそう言ってくる刀奈。

 

「そういうことなら………まあ…………」

 

そう言って2人は女性陣の水着を選ぶことになった。

 

 

 

試着室の前に陣取り、水着姿を眺める紫苑と一夏。

眼福は眼福なのだが、女性の水着姿をまじまじと見つめるのは周りの視線が痛い。

そんな居心地の悪さの中、約3時間も耐えた2人の精神力は称賛ものである。

因みに各自の決めた水着は、

まずは箒。

 

「ど、如何だ?」

 

白のビキニでシンプルに攻めたが、スタイルの良い箒にはよく似合っている。

 

「ああ、箒らしくていいんじゃないか?」

 

とは一夏の感想。

次にセシリア。

 

「ウフフ、如何ですか? 一夏さん」

 

セシリアは青のビキニで腰にパレオを巻いている。

 

「うん、やっぱりセシリアには青が似合うな。肌も白いから綺麗だぞ」

 

その言葉でセシリアは顔を真っ赤にした。

その次は鈴音。

 

「ふふ~ん! どうよ一夏!?」

 

鈴音の水着はオレンジのレースアップ水着で前の2人と比べると露出は少ないが、それが逆に元気のいい鈴音のイメージに合っている。

 

「元気のいい鈴に合ってると思うぜ」

 

一夏も頷く。

次はロムとラムが同時に出てきた。

 

「じゃ~ん!」

 

「じゃ、じゃ~ん………!」

 

ラムは元気よく、ロムは恥ずかしそうに擬音を口にする。

2人はワンピースタイプの水着でロムは薄い水色。

ラムは薄いピンク色の水着だ。

 

「おう! 2人とも、可愛いぞ!」

 

一夏の言葉にロムとラムは嬉しそうに笑う。

次はミナ。

 

「ど、如何でしょうか………?」

 

ミナは少し恥ずかしそうにもじもじしながらそこに立っていた。

ミナは白のモノキニタイプの水着を着ていて、やや控えめなデザインだ。

雪国であるルウィーでは水着には縁が無いので恥ずかしいのだろう。

 

「ミナのこういう格好も新鮮だな」

 

一夏は笑みを浮かべながらそう言う。

清楚で控えめな服装を好むミナの水着姿は一夏にとっても珍しいものだ。

次はフィナンシェ。

 

「お待たせしました」

 

侍女らしく礼儀正しくお辞儀をして顔を上げたフィナンシェが身に着けていたのは、何処かメイド服を連想させる朱色を基調に白のフリルが付いたビキニ。

 

「フィナンシェも綺麗だ………」

 

一夏の言葉にフィナンシェは嬉しそうに微笑む。

そしてブラン。

 

「ど………どう…………?」

 

ブランの水着はビキニとワンピースタイプを組み合わせたような水着で、お腹と背中が露出している物だ。

 

「良く似合ってる………ブラン」

 

今までとは違う見惚れ方をする一夏。

そんな様子を箒、セシリア、鈴音は不満そうな表情で見ていた。

一方、紫苑の方はというと、

 

「シオーン! どお?」

 

ネプテューヌがオレンジのバンドゥビキニの水着を着て紫苑に見てとせがんでいる。

 

「ああ、可愛いぞ、ネプテューヌ」

 

素直な感想を口にする紫苑。

すると、

 

「紫苑、こっちも見て!」

 

シャルロットの声がしてそっちを向くと、黄土色のホルダーネックタイプの水着を着たシャルロットが、黒のビキニで髪型をツインテールにしたラウラを前に押し出すように立っていた。

 

「わ、笑いたければ笑うが良い…………」

 

ラウラは恥ずかしそうにそっぽを向く。

 

「おかしな所なんてないよね、紫苑?」

 

「ああ。似合ってて可愛いぞ、ラウラ。もちろんシャルロットもな」

 

「えへへ………」

 

その言葉にシャルロットは嬉しそうにはにかみ、

 

「そ、そうか………私は可愛いか…………」

 

ラウラは照れまくっている。

 

「紫苑さーん! こっちも見てよ!」

 

今度は刀奈の声が聞こえ、そちらを向くと、

 

「どうかな?」

 

「お姉ちゃん………恥ずかしい…………」

 

水色のビキニを着た刀奈が、同じ水色のワンピースタイプの水着を着た簪に抱き着いている。

 

「ああ。2人のイメージによく合ってる。刀奈は綺麗だし、簪も可愛いぞ」

 

刀奈は嬉しそうに笑い、簪は恥ずかしさから顔を真っ赤にする。

 

「お兄ちゃん! こっちも!」

 

翡翠の声に振り向けば、翡翠は薄緑のクロスホルダービキニを着ていて、その隣にはスカートの付いたワンピースタイプの水着を着たネプギア。

 

「ど、如何かな……?」

 

「いいんじゃないか?」

 

「おおー! ネプギアー! かっわいいーーーっ!!」

 

紫苑よりも大袈裟な身振りでネプギアを褒めるネプテューヌ。

更に、

 

「私達も忘れてもらっちゃ困るわね!」

 

「あはは…………」

 

いつの間にか人型になって水着を着ているアリンと苦笑するエミリ。

 

「何やってるんだお前は………まあ、似合ってるけど………」

 

「エミリも可愛いぞ」

 

紫苑と一夏が褒めると2人は顔を赤くした。

 

「これで全員だな? じゃあ…………」

 

早く会計を済ませようと言おうとした時、

 

「ちょーーーーっとまったぁーーーーーーーっ!!」

 

突然ネプテューヌが叫んだ。

 

「どうした?」

 

紫苑が聞き返すと、

 

「あと1人大本命が残ってるよ!」

 

「本命?」

 

ネプテューヌの言葉に紫苑が首を傾げると、ネプテューヌが再び試着室に入る。

暫くするとシャッとカーテンが開き、

 

「待たせたわね!」

 

そこには白と紫が半々のスポーツタイプのビキニを着たパープルハートが左手を腰に当てた状態でポーズを取っていた。

 

「おお……………」

 

その姿に流石の紫苑も思わず見惚れる。

 

「綺麗だ…………」

 

自然とその言葉を呟く紫苑。

 

「フフッ………作戦成功ね」

 

パープルハートは満足そうに笑みを浮かべる。

因みにこれだけやっていれば周りにも幾人かの観客は居たのだが、パープルハートに見惚れたのは紫苑だけのはずもなく、パープルハートに見惚れた男性が彼女を怒らせたカップルが幾つもあったのは余談である。

 

 

 

 





第22話です。
久々にそこそこ手応えがあったと思います。
さて、次回からは臨海学校。
一体どうなるのか!?
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