俺の名前は。   作:kwhr2069

14 / 47
どうもこんにちは。
ちょっと、まずいことが起こってしまいました...。
端的に言うと、録画機器の故障により、アニメ、メジャーセカンドが見られなくなってしまいました。
これまで、前書きで感想を書いてきましたが、一旦それは中断することになりそうです。


……と、思っていたのですが、この際少し休みをくださいm(_ _)m
何とかして、見ることができなかったアニメを見るまで、この作品の更新はしないことにさせていただきます。
いきなりごめんなさい。休みはおそらく、1~3週間とかになると思います。


冒頭からの急な報告失礼しました。
では気を取り直して、小説の方へ。

夏の全国大会に、果たして進出することはできるのか...?
では、どうぞ!


第十三話

プライド

 

 最終回。

 まずは、鹿瀬少年野球クラブの攻撃。

 追加点を挙げ、ダメ押しといきたいところだったが。

 

 5番内樺、6番糸魚川、そして7番大屋。

 空振り三振、ライトフライ、ピッチャーゴロ。

 最後の力を振り絞るようにして投球する池の前に、三者凡退。

 

 かわって、縄森ファルコンズの攻撃。

 先頭の5番角崎、一二塁間へ鋭い打球を飛ばすも、セカンド菊地原が好捕。

 ファインプレーだ。

 

 そしてそのまま、ファーストへと送球...

 

 

 

 

 が、しかし。

 

 

 これが逸れて、ボールはカバーに走っていたキャッチャーのところへ。

 痛い送球ミスで、先頭打者が出てしまった。

 

 ノーアウト一塁で打席には、6番育田。

 相手はバントの構え。

 

 できるだけアウトカウントを貰っておきたいところだったが。

 大屋は何故かストライクが一球も入らず、フォアボールを与える。

 

 たまらずマウンドに集まる鹿瀬内野陣。

 

 どうやら大屋が、先程の打席で手を少ししびれてしまったよう。

 降板させるかどうか迷った監督だったが、誰も登板の準備させていないこと、そして大屋の強い意志から続投を決断。

 

 

 そしてノーアウト一、二塁で、7番の平嶋。

 失敗すると大変な場面だが、きっちりとバントを決める。

 

 ワンナウト二、三塁となり、打席は、8番の池。

 ぽんぽん、とツーストライクを取り、一気に追い込む。

 そして、三球目。高めのストレート。

 池のバットは空を切り、三振。これで、ツーアウト。

 

 鹿瀬少年野球クラブの勝利まで、あとアウト一つ。

 

 

 ここで、9番若宮に代わって打席に入るのは、清月。

 初球は、外角に外れてボール。

 二球目はきれいに決まってストライク。

 三、四球目は、手を出すもファール。

 五球目、際どいボールを見逃してボール。

 六球目。

 

 

 投じた瞬間、大屋の顔が激変する。

 

 

 そのボールは、ホームよりも手前でバウンドすると、キャッチャー森戸の頭を越える。

 

 

 瞬間。

 まるで時間が止まったように感じる両チーム。

 

 

 キャッチャー森戸は、急いでボールを追う。

 サードランナー角崎は、ホームへと走る。

 マウンドの大屋は、ホームベースカバーへ。

 

 

 

 そして――。

 

 

*  *  *  *

 

「よーし着いたぞー!お前ら起きろー!」

 

 監督の声が、バスの中で響く。

 ぞろぞろとバスの中で立ち上がりだす皆。

 

「…来れたな、ここに」

 

 隣にいた内樺が、そう言う。

 

「…ああ」

 

 俺は短く、そう答えるだけ。

 

 この気持ちの高まりは、緊張なのか、何なのか。

 

 

 県大会の決勝戦、大屋の暴投に反応してホーム突入した相手の角崎。

 

 しかし、森戸の素早い反応と大屋の素早いカバー。

 判定はアウトとなり、試合は終わった。

 

 だが。

 少し痛みのあった手を、大屋は完全に痛めてしまった。

 診断の結果、全治約一ヶ月のかなりの怪我。

 全国大会で大屋が投球できるのは、かなり難しいことになった。

 もちろんエースとして大会に参加するが、試合での登板は期待できそうにない。

 

 つまり俺たちは、エース抜きで全国の猛者と戦わなければならなくなったわけである。

 

 

 そして初戦の相手は、まさかまさかの東斗ボーイズ。

 全国で会えるかな、と思ってはいたが、まさか初戦で当たることになるなんて。

 

 

 だが、かえって心は燃え上がった。

 絶対に、あのトラウマを克服するのだと、強く決心した。

 

 そして、今日。

 全国大会の幕が上がる。

 

 俺たちの試合は、明日だ。

 

 

 ここで大事になってくるのが、こちらの先発投手の問題。

 

 今現在、公式試合での登板経験があるのは三人。

 その中で一番経験豊富なのは、もちろん間宮。去年は結構登板していたし。

 

 次に、糸魚川は、二度だけ投げたことがあるのだが、その結果が特殊。

 一度目は六回無四球完封だったのが、二度目は三回五失点でのKO。

 安定性があまりなく、任せることは難しいようにも思える。

 

 そして最後に、5年の茅ヶ谷滉。

 こちらは、6年の大会での登板経験こそほぼないものの、ジュニア大会ではエース。

 力強く、伸びのあるストレートで空振が奪える。

 ちなみにだが、俺の憧れる綜先輩の弟である。

 

 

 監督は、誰にするかはもう決めてあると言っていた。

 

 三人とも、特に聞かされていないから投球練習をやっているわけだが。

 そのおかげなのかは分からないけど、練習にすごく緊張感が漂っている。

 

 エースの不在。

 はっきり言って、かなりキツイ。

 

 

 だけど。

 大屋の分まで、チーム皆で協力して、大会を勝ち進む。

 

 そういう皆の強い気持ちを感じ、キャプテンとして、その先頭にしっかりと立ち、チームを引っ張っていかないといけないな、と思う。

 

 

 

 そうして、勝負の日の朝がやってくる。

 

 鹿瀬少年野球クラブのキャプテンとして。県の代表として。

 自分自身のプライドを、きちんと守るために。

 

 さあ、やるぞ!

 




とりあえずここまでということで。

前書きでも申し上げた通り、アニメを見るまではこの小説、お休みさせていただくことになります。
UA数、お気に入り数ともに、自己最高を更新しつつあるので、読者さんたちに飽きられないうちに、出来るだけ早く戻ってきたいと思います!

読者の皆様、いつもご愛読いただき本当にありがとうございます。
こんな残念な作者ですが、これからもこの作品を応援していって下さると嬉しいです。

では。
今回はこのあたりで失礼させてもらいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。