ちょっと、まずいことが起こってしまいました...。
端的に言うと、録画機器の故障により、アニメ、メジャーセカンドが見られなくなってしまいました。
これまで、前書きで感想を書いてきましたが、一旦それは中断することになりそうです。
……と、思っていたのですが、この際少し休みをくださいm(_ _)m
何とかして、見ることができなかったアニメを見るまで、この作品の更新はしないことにさせていただきます。
いきなりごめんなさい。休みはおそらく、1~3週間とかになると思います。
冒頭からの急な報告失礼しました。
では気を取り直して、小説の方へ。
夏の全国大会に、果たして進出することはできるのか...?
では、どうぞ!
プライド
最終回。
まずは、鹿瀬少年野球クラブの攻撃。
追加点を挙げ、ダメ押しといきたいところだったが。
5番内樺、6番糸魚川、そして7番大屋。
空振り三振、ライトフライ、ピッチャーゴロ。
最後の力を振り絞るようにして投球する池の前に、三者凡退。
かわって、縄森ファルコンズの攻撃。
先頭の5番角崎、一二塁間へ鋭い打球を飛ばすも、セカンド菊地原が好捕。
ファインプレーだ。
そしてそのまま、ファーストへと送球...
が、しかし。
これが逸れて、ボールはカバーに走っていたキャッチャーのところへ。
痛い送球ミスで、先頭打者が出てしまった。
ノーアウト一塁で打席には、6番育田。
相手はバントの構え。
できるだけアウトカウントを貰っておきたいところだったが。
大屋は何故かストライクが一球も入らず、フォアボールを与える。
たまらずマウンドに集まる鹿瀬内野陣。
どうやら大屋が、先程の打席で手を少ししびれてしまったよう。
降板させるかどうか迷った監督だったが、誰も登板の準備させていないこと、そして大屋の強い意志から続投を決断。
そしてノーアウト一、二塁で、7番の平嶋。
失敗すると大変な場面だが、きっちりとバントを決める。
ワンナウト二、三塁となり、打席は、8番の池。
ぽんぽん、とツーストライクを取り、一気に追い込む。
そして、三球目。高めのストレート。
池のバットは空を切り、三振。これで、ツーアウト。
鹿瀬少年野球クラブの勝利まで、あとアウト一つ。
ここで、9番若宮に代わって打席に入るのは、清月。
初球は、外角に外れてボール。
二球目はきれいに決まってストライク。
三、四球目は、手を出すもファール。
五球目、際どいボールを見逃してボール。
六球目。
投じた瞬間、大屋の顔が激変する。
そのボールは、ホームよりも手前でバウンドすると、キャッチャー森戸の頭を越える。
瞬間。
まるで時間が止まったように感じる両チーム。
キャッチャー森戸は、急いでボールを追う。
サードランナー角崎は、ホームへと走る。
マウンドの大屋は、ホームベースカバーへ。
そして――。
* * * *
「よーし着いたぞー!お前ら起きろー!」
監督の声が、バスの中で響く。
ぞろぞろとバスの中で立ち上がりだす皆。
「…来れたな、ここに」
隣にいた内樺が、そう言う。
「…ああ」
俺は短く、そう答えるだけ。
この気持ちの高まりは、緊張なのか、何なのか。
県大会の決勝戦、大屋の暴投に反応してホーム突入した相手の角崎。
しかし、森戸の素早い反応と大屋の素早いカバー。
判定はアウトとなり、試合は終わった。
だが。
少し痛みのあった手を、大屋は完全に痛めてしまった。
診断の結果、全治約一ヶ月のかなりの怪我。
全国大会で大屋が投球できるのは、かなり難しいことになった。
もちろんエースとして大会に参加するが、試合での登板は期待できそうにない。
つまり俺たちは、エース抜きで全国の猛者と戦わなければならなくなったわけである。
そして初戦の相手は、まさかまさかの東斗ボーイズ。
全国で会えるかな、と思ってはいたが、まさか初戦で当たることになるなんて。
だが、かえって心は燃え上がった。
絶対に、あのトラウマを克服するのだと、強く決心した。
そして、今日。
全国大会の幕が上がる。
俺たちの試合は、明日だ。
ここで大事になってくるのが、こちらの先発投手の問題。
今現在、公式試合での登板経験があるのは三人。
その中で一番経験豊富なのは、もちろん間宮。去年は結構登板していたし。
次に、糸魚川は、二度だけ投げたことがあるのだが、その結果が特殊。
一度目は六回無四球完封だったのが、二度目は三回五失点でのKO。
安定性があまりなく、任せることは難しいようにも思える。
そして最後に、5年の茅ヶ谷滉。
こちらは、6年の大会での登板経験こそほぼないものの、ジュニア大会ではエース。
力強く、伸びのあるストレートで空振が奪える。
ちなみにだが、俺の憧れる綜先輩の弟である。
監督は、誰にするかはもう決めてあると言っていた。
三人とも、特に聞かされていないから投球練習をやっているわけだが。
そのおかげなのかは分からないけど、練習にすごく緊張感が漂っている。
エースの不在。
はっきり言って、かなりキツイ。
だけど。
大屋の分まで、チーム皆で協力して、大会を勝ち進む。
そういう皆の強い気持ちを感じ、キャプテンとして、その先頭にしっかりと立ち、チームを引っ張っていかないといけないな、と思う。
そうして、勝負の日の朝がやってくる。
鹿瀬少年野球クラブのキャプテンとして。県の代表として。
自分自身のプライドを、きちんと守るために。
さあ、やるぞ!
とりあえずここまでということで。
前書きでも申し上げた通り、アニメを見るまではこの小説、お休みさせていただくことになります。
UA数、お気に入り数ともに、自己最高を更新しつつあるので、読者さんたちに飽きられないうちに、出来るだけ早く戻ってきたいと思います!
読者の皆様、いつもご愛読いただき本当にありがとうございます。
こんな残念な作者ですが、これからもこの作品を応援していって下さると嬉しいです。
では。
今回はこのあたりで失礼させてもらいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。