予告していたよりも遅くなってしまいましたが、本日をもって連載の方を再開させていこうと思います。
休んでいる間、UA数やお気に入り数が増えたり高い評価を頂いたりするたびに、有難い気持ちと申し訳ない気持ちで複雑に満たされておりました...(笑)
読んで下さる方々、評価をつけて下さる方々にこの場でお礼を。誠にありがとうございます!!
拙い作品ではありますが、これからもどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
久々なので忘れている方もいらっしゃるかもしれませんが、物語は全国少年軟式野球大会一回戦、vs東斗ボーイズ戦の模様から再開していきます。
どうぞ、よろしくお願いします。
試合が、始まる。
待ちに待った、全国大会の初戦が。
相手は、神奈川県代表の東斗ボーイズ。
東斗の先発は、エースの眉村道塁ではなく、背番号11の小松という投手。
対するこちらの先発投手は...背番号11の
エースの大屋は、怪我のこともあるので出場できず、ベンチで戦況を見守る。
エースがいないという穴は大きいかもしれない。
でも。
皆でその穴を埋められるようにいつも以上に頑張って、勝利を掴むんだ!
審判の合図で声を出しながら駆け出し、ホームベースを挟んで一列に並び向かい合う。
よろしくお願いします!と礼をし、俺たち鹿瀬少年野球クラブは守備に散っていく。
先攻は、東斗ボーイズ。
慣れない登板で緊張する滉のために、何よりも大事になるであろうこの回の守備。
1番として打席に入るのは、エースでありながら今日はファーストとして出場している道塁ちゃん。
投じられた三球目を思いっきり引っ張り打って、打球はライト方向へ...
しかし、そこにいるのはセカンドの菊地原。
慣れた素早い動きで打球を処理し、ファーストへ送球。
アウト。
幸先よく先頭打者を打ち取る。
その後の滉は、2番打者を空振り三振に抑え、3番打者にはミートされたが今度は間宮が良い動きを見せ、ショートゴロでアウト。
これでスリーアウトチェンジ。良い流れだ。
攻守交替で、代わってマウンドに上がるのは東斗のピッチャー小松。
少しぽっちゃりした体格から、重そうなボールが放られている。
ただ、先程までの投球練習の様子を見ていても思ったが、決して打てない球ではない。
滉を少しでも楽に投げさせてあげるためにも、早めに先制点を取っておきたい。
そんなことを考えつつ、1番打者の俺は右打席に入る。
初球はアウトコースに外れるボール球。
二球目はインコース厳しいところにストライク。
「(結構ボールが荒れるタイプの投手なんだろうか、だとしたら少しメンドいな)」
そんな心配をしてみたが、次にきたボールがストライクだったのでミートする。
センター前に抜け、ヒット。
一塁をオーバーラン。
ベースに戻ってベンチに向かってガッツポーズをしつつ、サインを確認。
”送りバント”だ。
ふとそこで、視線を感じる。
気付くと、ファーストの道塁ちゃんがこっちを見ていた。
「(え...?もしかして俺のこと覚えてんのか?気付いたのか...?)」
何か言わないと、と思い、つい「何?」と聞いてしまう。
道塁ちゃんは、少し考えているような顔をしてから「…どこかで会ったこと、あります?」と聞いてきた。
「えっと...」
質問に困り俺が口ごもっていると、キャッチャーの子から道塁ちゃんに声がかかる。
その子のちゃんとファーストについておけ、という指示に頷いた後、
「…ごめん、さっきの質問は忘れていいから」
と俺の方は向かずに呟いた。
了解の意を込めて、俺は首を縦に振る。
その後2番の間宮は一球で送りバントを決めて、俺は二塁へ進塁。
「(…まさか、俺に気付くなんて)」
考えていなかった...と言えば嘘になるかもしれないが、俺のことなんてすっかり忘れられているだろうと思っていたから、正直ビックリした。
続く3番柳沢のセンター前ヒットで、俺は三塁へ進塁。
「(…なんだか難しい試合になりそうだな、これは)」
4番の筒本の打球が一二塁間を抜ける。ライトゴロの間に俺は本塁生還。
色々あったが、幸先よく先制点を取れた。これはすごく大きい。
次の5番内樺はサードゴロに倒れ、スリーアウトチェンジに。
「滉!初回みたいな感じで、気楽に投げていけよ!守備は任せとけ」
「はい!」
活気づく鹿瀬ナインに呼応するかのように、滉は二回の4、5、6番をセンターフライ、サードゴロ、ファーストゴロと三人で抑える。
二回裏の攻撃。
先頭の糸魚川がライト線にツーベースヒットを打つと、7番の菊地原が送り、8番森戸が犠牲フライ。
9番の滉は空振り三振に倒れたが、この回も追加点を挙げることに成功し、2-0とする。
変わって三回表。
滉の好投はなおも続く。
この回先頭の7番はセカンドフライ、8番はボテボテのショートゴロ、そして9番からは空振り三振を奪ってみせる。
そして三回裏は、打順がはやくも一回りして先頭打者は1番の俺。
初球、インコースのボールに上手く反応して打ち返し、打球はレフト前へ。
ファーストの道塁ちゃんは、少し前の一塁上でのことはまるでなかったかのような感じだった。
「(…まあ、そりゃそうか)」
2番の間宮が、またまた一球で送りバントを決め、俺は進塁。
ワンナウト二塁と、初回と同じチャンスを作る。
ここで、東斗の監督が動いた。
審判に告げられたのは、投手の交代。
小松に代わってマウンドに上がるのは...もちろんエースの眉村道塁。
二塁ベース上で、投球練習をしている道塁ちゃんの後ろ姿を眺めながら俺は、左のサイドスローという、今までに対戦したことのないタイプのピッチャーから、どうやったら点を挙げられるのかを考えるのだった。
久々の投稿緊張しました...(笑)
そういえば触れていませんでしたが、アニメの方の感想について。
…といっても、期間が空きすぎていて正直思った事がたくさんあるんですよね...(笑)
ですので次話以降の前書きで、部分的に触れていくことにします。ご理解のほどよろしくです。
では。
今回はこのあたりで失礼させてもらいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。