俺の名前は。   作:kwhr2069

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どうもこんにちは。
早速アニメの感想を...と言いたいところですがまず一つ。
9/3に、謎の伸び(笑)を見せた本小説が、そのおかげで少しの間ですが、日間ランキング75位にランクインしておりました。
私自身初めてのことで、大変嬉しかったです!
次は是非、50位以内に入ってみたいなぁ...なんて(笑)
読者の皆さんになるだけ飽きられないような作品にこれからもしていきたいので、これからも応援お願いします!あと、批評とか感想とか、お待ちしておりますので気兼ねなくどうぞ。

とまあ、少し逸れて長くなってしまったので、感想については後書きの方で触れさせてもらいます。

では気を取り直して、本編です。
果たして、美智琉率いる鹿瀬クラブは眉村姉弟率いる東斗ボーイズに勝てるのか?!
お楽しみいただければ幸いに思います。


第十六話

勝者と敗者

 

 主審のストライクアウト!という声が響く。

 

 俺は二塁ベース付近で、天を仰いだ。

 

 

 出塁するために、俺はセーフティバントを仕掛けた。

 結果は成功。

 そして2番間宮は、三打席連続の送りバントをきっちりと決める。

 

 ワンナウト二塁というチャンスで、3番柳沢、4番筒本に託されたのだったが...。

 

 更に一段階ギアが上がった道塁ちゃんの前に。

 

 結果は、二者連続三振。

 チャンスを生かせず、生かさせてもらえず、試合は最終回へと突入する。

 

 

 七回表、先頭の6番打者に滉が四球を与えてしまう。

 これにスタミナの限界を感じ、投手を代える鹿瀬少年野球クラブ。

 マウンドには間宮が上がり、代わってショートには五味が入る。

 

 次の打者は堅実に送りバントを決め、ワンナウト二塁。

 そして続く8番打者はライトゴロ。しかしランナーは三塁まで進んだ。

 

 バッターは9番というところで、代打が告げられる。

 カウント2-2からの6球目。

 

 カキン、と快音が響く。

 

 間宮の右を抜け、二遊間に飛んだ打球は。

 

 

 飛び込んだ五味の横を抜け、センター前へ。

 

 

 俺はただ、悠々と生還するサードランナーを見ることしかできなかった。

 

 

 

 結果、俺たち鹿瀬少年野球クラブの全国大会は、一回戦で終わった。

 3-2。悔しい敗戦。

 

 七回表に勝ち越しを許した後はなんとか抑えたものの、結局相手エースの道塁ちゃんからヒットを打つことができず。

 最後は、7番の菊地原がピッチャーフライに倒れ、道塁ちゃんがしっかりと捕球。

 それが、全国大会初戦敗退が決まった瞬間だった。

 

 試合中にあんなことを言っておいて、結局負けるなんて。

 頑張って投げた滉にも、怪我で投げられなかった勝一にも、本当に申し訳ない。

 

 

 しかし、だ。

 全国大会はもう無理だが、県内や市内のチームと戦う大会はまだいくつかある。

 

 これからは気持ちを切り替えて、それらの試合に向けて練習していく必要があるわけで。

 

 また、俺が行きたい風林中学校への進学についても本格的に考えていかねばならない。

 

 そう。

 下を向き続けている余裕などないのだ。

 

* * * * * *

 

「「よろしくお願いします!!」」

 

 両チームの大きな声で、試合の幕が上がる。

 

 小学六年生にとっては最後の大会となるこの大会。

 決勝戦に勝ち進んだのは、鹿瀬少年野球クラブと吾妻パワフルズ。

 

 鹿瀬少年野球クラブは、近年非常に強く、どの大会でも安定して好成績を残してきた強豪。

 

 一方の吾妻パワフルズは、今年は小学五年生の活躍が光る、将来性が期待されるチーム。

 なんと、レギュラーのうち8人が五年生。

 …といっても、六年生は二人しかいないというのもあるのだが。

 

 エースが五年生の栄田(さかえだ)、控え投手に六年生の統取(とうとり)が控えている。

 

 キャプテンで2番打者、ライトを守るのがもう一人の六年生、礼地(らいち)

 バントが特に上手く、個性的な他のレギュラーを上手にまとめている。

 

 初回は、パワフルズから攻撃が始まる。

 マウンドに上がるのは、鹿瀬少年野球クラブのエース、大屋。

 長身をいかし、角度のついた非常に速いストレートの前に1、2、3番は三者凡退。

 攻守は変わって一回裏。鹿瀬の1、2、3番も、三者凡退。

 試合の始まりとしては、落ち着いた展開である。

 

 二回表、先頭の4番打者がヒットで出塁し、5番がバントを決め、チャンスが到来。

 しかし、空振り三振、セカンドゴロで、得点はならず。

 二回裏。鹿瀬はワンナウトから5番打者がヒットで出塁。

 相手のミスやライトゴロで三塁まで進むも、7番打者が内野フライに倒れる。

 

 三回表は、8番から始まる打順で上位にも回ったが三者凡退。

 変わって三回裏。

 先頭の8番がヒットで出塁し、9番はバント。ワンナウト二塁というチャンスを作る。

 ここで打席には鹿瀬のキャプテン、1番打者の牧篠。

 三球目にサード前にセーフティバントを決めて一、三塁とチャンスが拡大。

 2番打者の内野ゴロ、ゲッツー崩れの間に鹿瀬は一点を先制。

 

 反撃したい四回表。

 先頭の2番がヒットで出ると、バントと内野ゴロで、ツーアウトながらランナーは三塁まで進塁。

 チャンスだったが、バッターは空振り三振に倒れ得点とはならない。

 四回裏、先頭の4番がフォアボールで出塁。

 5番は送りバントを試みるもキャッチャーフライとなって失敗。

 しかし次打者が、右中間にツーベースヒットを放ちワンナウト二、三塁とする。

 このチャンスで7番でエースの大屋がレフト前ヒット。

 見事一点を追加する。だがその後、後続は内野フライに倒れてさらに得点することはできず。

 

 五回表、パワフルズはあえなく三者凡退。

 その裏の鹿瀬の攻撃。

 1番から始まったこの回、ワンナウト二塁からのスリーベースヒットとライトゴロで更に二点を追加。

 

 六回表。これまでほぼ完ぺきに抑えてきた大屋に少しほころびが見える。

 先頭の9番にデッドボールを当てるとその後、ミスも重なってワンナウト三塁とされる。

 続くバッターにはフォアボールを与え、一、三塁と更にピンチは拡大。

 このチャンスに3番でエースの栄田がレフト前ヒット。

 パワフルズ、これでようやく、重かった一点目を取る。

 

 そしてこのまま流れに乗っていくかと思われたが。

 

 続く4番の強烈な打球を、鹿瀬のセカンドが上手く処理し、4-6-3のダブルプレー。

 

 その裏の鹿瀬の攻撃。

 この回から代わってマウンドに上がった統取が三人で抑え、望みを託す。

 

 が、しかし。

 最後の力を振り絞る鹿瀬のエース大屋の前に、セカンドフライ、サードゴロ、空振り三振。

 一人のランナーも出せず、三者凡退。

 

 

 こうして、鹿瀬少年野球クラブは4-1で吾妻パワフルズを下し、見事、最後の大会で優勝という、有終の美をかざったのだった。

 




道塁ちゃんとの試合に加え、小学校最後の試合も終わりました。
ですが、一応もう少し続きますので、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

それではここで少し、アニメの感想の方を。
私が思うに、漫画よりも結構描写を丁寧にやってる感じというか、情報の先出し(?)みたいなのが結構多いような気がしますよね。永井の三回戦描写だったり、大吾の電話とか、光の自主練だったり。
すごく分かりやすく見られるようになってて、かなり良いなと個人的には思います。
あと、玉城君との試合の終わりに、漫画ではなかった描写があったのが少し気になり、中学生編で絡んできたりするのかな?と妄想させられました(笑)
まあなんにせよ、これからもしっかり楽しんでいきたいです!

では少々長くなってしまいましたが、今回はこのあたりで失礼させてもらいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

※11月10日18:35に一部分の修正を行いました。
 さほど意味のあるものでもないので、気にされなくて結構ではあるのですが一応。
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