俺の名前は。   作:kwhr2069

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ども、こんにちは。
11月に入り毎日気温も下がってきました...いかがお過ごしでしょうか。
ここで言う事でもないですけど、実は昨日から明日までの三日間、自分の地元でお祭り的なのが開催されてます。常時引きこも人間な自分ですが、何故か外出したくなるような気分になるんですよね...これは果たしてどういう心理なのでしょうか。

まあ、そんなのはどうでもいいですね(笑)
…てことで本編へ。
今話は、先輩についてもう少し知っていこう的な感じになってます。
ではでは、よろしくどうぞ。


第二十三話

風中野球部①

 

「よし、内野守備練習やるぞ。外野陣はランナー役で、ノックは俺が打つ」

 

「「はいっ!!」」

 

 放課後。いつもの時間。

 俺はもちろん、グラウンドに来ていた。

 今日は15人の部員が皆揃っており、綜先輩の指示に、指定された各々の位置に散っていく。

 

 

 

 

 …サード、多くないか?

 

 今ここにいるのはなんと4人。

 俺、綾部先輩、丹波先輩、そして1年の、関鳥 星蘭(かんどり せいら)

 

 関鳥さんは、野球部員の少なさを感じた佐倉さんが、クラスメイトということもあって半ば強引に勧誘した、新入部員。

 

 体型はかなり太っている感じで、運動も苦手。

 だが、左打ちながら左投手用のバッセンのケージで何故か打てるという特性を持っている。

 野球初心者なのでファーストかとも思ったのだが。

 野球の動作(動いて捕って投げて)に慣れてもらうという意味でも違うポジションをさせておくのが良いということ。

 もともと肩がある方だったということ。

 その結果、外国人助っ人のポジションでおなじみ(?)のサードをしてもらうことに。

 

 ちなみにそれから、俺は外野守備の練習もすることになった。

 これが果たして、良いのか悪いのか...まあ、プラスに捉えてはいるけれど。

 

 とはいえ、俺はあくまで三塁手。

 だからこそ今回はここに来たわけだが...。

 

「牧篠、すまんがランナー役やってくれないか?」

 

 …まあ、そうなるよね。

 

「分かりました!今行きます」

 

「あと関鳥、今日は前半ファーストに入ってくれ。後半でまた変わってもらう、よろしく頼む」

 

「あ、はい!」

 

 

 先輩の指示も終わり、内野守備練習開始だ。

 

 ランナー役は、先輩のノックに合わせて一塁に走る。

 出塁したらそのままランナーとして残り、アウトだったら戻ってくる。

 今回のランナー役は5人。俺、近江先輩、レイ先輩、佐倉さん、茂野。

 正直少なくてきつくはなるが、これもまた練習だ、頑張ろう。

 

 1番走者の走り出しに合わせて綜先輩が最初に打つのは、一、二塁間。

 二塁手寄りの打球を見て、関鳥はファーストベースに。

 近江先輩の足も速く、セーフになるかとも思われたが。

 

 セカンドを守っているのは坂口先輩。

 打球を回り込んで捕ると、素早く丁寧な送球を一塁へ放る。一塁アウト。

 

 坂口先輩は、今回も見せたように守備が上手い。

 9番バッターで、打撃力こそ若干弱いものの、それを補えるだけの守備力があり、更に足も速い。

 少年野球は、西山チーターズに入ってやっていたらしい。

 先輩のプレーを見ていると、流石、俊足チームと名高いチーム出身だなと思う。

 

 次に綜先輩が打つのは、サードへの強い当たり。

 今そこを守っているのは、歓迎試合でもお世話になった、綾部先輩。

 強い当たりを、身体正面で華麗に捕ると、流れるような動きで一塁送球。

 

 綾部先輩は、言ってみればなんでも器用にこなすタイプ。

 打撃も上手いし、守備も出来る。チームの二番手ピッチャーとしての実力も高い。

 強いて言うなら走力は、男子と女子の差もあってどちらかと言えばない方だけど...。

 そんな先輩の出身は南城ラビッツ。

 あの、女子が多いチームで最も強かった世代のエースが綾部先輩だったのだと、最近知った。

 

 3番走者は俺。

 どんな打球を飛ばされるかと思っていたが、綜先輩の選択はバント。

 懸命に走っているうちに、左後ろから一塁へ送球されるのが分かった。アウトだ。

 ベースを駆け抜けた後で振り返って見る。

 どうやら、キャッチャーに入っていた徳地先輩が投げたようだ。

 

 徳地先輩は、試合で対戦した記憶がはっきりと残っている。

 あれは俺が四年の時、北畠シャークとの試合だった。

 先輩は、あの頃からの武器だった長打力が一番の持ち味。それに加えて強肩。

 ちなみにこの部のキャプテンは綜先輩だが、副キャプテンが徳地先輩だ。

 

 4番走者は大吾で、綜先輩はピッチャーのケン先輩の右側に強めに打つ。

 打球は先輩のグラブを弾くと、転々とグランドに転がる。

 

 そこに反応するのは、ショートの市松先輩。

 素早い動きで手で捕ると、そのままスロー。大吾は惜しくもアウトに。

 

 続けて5番走者の佐倉さん。打球は三遊間に飛ぶ。

 サード綾部先輩の左を抜けたそこには、またまた市松先輩。

 今度は回り込み、がっちりと捕球。そこから体勢を崩すことなく一塁への正確なスローイング。

 

 二連続で良いプレイを見せた市松先輩。

 言うまでもなく守備の要であり、それでいて打撃力も高い。

 また驚いたことに、あの縄森ファルコンズに所属していたとのこと。

 あの、全国大会へ行った時の最大の壁となったファルコンズ出身とは。

 なんだかとても、心強い気持ちだ。

 

 その後も、ランナー付きのノックは続けられた。

 俺たち一年がきつさにへばる中、先輩二人は変わらぬ表情で走り続けている。

 

 1番走者の近江先輩は、セカンドの坂口先輩と同じく西山チーターズ出身。

 やはりとても足が速く、また走塁が上手い。

 センターを守っていて守備範囲も広く、頼れる先輩だ。

 リードオフマンで、チームの元気柱。先輩がいると雰囲気が明るくなる。

 

 そして、2番走者のレイ先輩。

 積極的な守備、積極的な打撃、積極的な走塁。

 要するに、とてもアグレッシブなプレーを見せる先輩は、なんと肩がチームで一番強い。

 少年野球の出身は、吾妻パワフルズ。ちなみにキャプテンをやっていたそうだ。

 

 ここまで挙げた6人に、エースのケン先輩、キャプテンの綜先輩が三年生。

 個性的だが、とても頼れる先輩たちばかりで、これからのことにも期待と希望が膨らむ。

 

 

 そんなことに思いを馳せながら、ノックに合わせて走ること十数分。

 

「よし、ひとまず前半終わろうか、一旦休憩!」

 

「「はい!」」

 

 先輩がそう言うと、どっと疲労感が押し寄せる。

 やっぱり、5人だとテンポが速くてキッツいな...仕方ないけど。

 

 汗をタオルで拭いて休んでいると、綜先輩が俺のもとに来た。

 

「牧篠、次はサード守備に入ってもらうからよろしくな。

 関鳥と一緒だから、気になったところあったら教えてやってくれ、三塁手の先輩としてな」

 

「了解です」

 

 そっか、とりあえず次はサード、と。

 関鳥と一緒ってことだし、ヘタクソなプレーは見せられないな。

 

 そんなこんなで休憩時間も終わり、ランナー役は俺と茂野が抜けて丹波先輩と徳地先輩に。

 

「(てか佐倉さん、このままだとめっちゃスタミナつきそうだな...)」

 

 外野手ということでずっと、走る組にいる佐倉さん。

 大変だと思うが、足は速いし、スタミナも既に結構ある様子だ。

 

 

 気を切り替えてふと内野陣を見ると、ショートは相楽でセカンドが沢さん。

 ファーストはケン先輩でマウンドには綾部先輩だが、キャッチャーは茂野。

 

「(そういえば一年生チームなのか...よし、いっちょ頑張るか!)」

 

 走りつかれた分を吹き飛ばすように、自分に気合を。

 そして、内野守備練習、後半が始まる。

 




日常練習パート難しい...。
部員人数が少ないだけにどんな練習をさせるのがいいかとか…うむ、頑張ります。

関鳥についてですが、この小説の設定考え始めた時に、一番ベンチに送りやすそうなのが彼女だなんてことは、決して思ってないです。すみません嘘です。
…まさか中途半端に左キラー設定持ってくるなんて思わないじゃないですか。
パワーバランス調整の雑魚キャラとばっかり...(この作者ひどすぎる)

なんか変なこと言い始めてヤバくなってきたので、今回はこのあたりで失礼します。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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