俺の名前は。   作:kwhr2069

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どうもお世話になっております、こんにちは。
早速アニメ第四話の感想を述べさせてもらいますが…
まず、卜部君の声が自分の想定と違っていて、何とも言えませんでした笑。ですが、これはまあ仕方ない事な気がするので、慣れるまで待とうかなと思う次第ですね。
また、今のところ原作12話くらいまでは進んでいて、アニメ一話当たり約三話。ということで、1クール(12話)で考えてみると、だいたい四巻分くらいになりそうなんですけど、流石に中途半端ですよね...。どこかを切るんですかね?それとも3クールくらい続くんでしょうか?

まあいずれにしても、自分はこれからもアニメ、MAJOR2ndを楽しんでいきたいです。

では、前書きが長くなりましたが、ここから小説本編となります。
どうぞ、よろしくお願いします。


第四話

直向きに

 

 試合は進んで、最終回の攻防を残すのみとなった。

 

 試合としては、六回の表に相手のエラーも絡んで一点を返して同点にしたものの、その直後の六回裏に4、5番コンビの連続ツーベースで一点勝ち越され、2-1という状況だ。

 俺は、六回にノーアウト一、二塁の場面で打席に立って、きっちりと送りバントを決めた。

 また、守備機会も何度かあり、しっかりとミスなくプレーできた。

 

 そして、七回表。

 鹿瀬の攻撃は、7番の健竜先輩からというところだったが、ここで代打として島永先輩が起用される。

 すると、島永先輩がヒットで出塁し、新木先輩は送りバント。

 波多先輩は粘ってフォアボールを選んで、ワンアウト一、二塁のチャンス。

 ここで打席には、鈴木先輩。今日は二安打と結果を残している。

 俺は、ネクストバッターサークルで、エラーを取り返すチャンスが巡ってくるであろうことに対して、気持ちを高ぶらせる。

 

 鈴木先輩の打席、カウント1-1からの三球目だった。

 高めのストレートを叩きつけた打球が、一、二塁間に転がる。

 セカンドが取って、二塁に送球しかけたが、間に合わないとの判断で一塁へ。

 鈴木先輩はアウトになったけど、ツーアウト二、三塁と、逆転のチャンス。

 

 俺は、高鳴る鼓動を抑えきれないまま、打席へと向かう。

 

 監督の言ったことは、本当だった。

 あれ以降、ずっと気を抜かずにプレーしてきた。

 そしたら、このチャンスに打順が回ってきた。

 これが、野球の神様に味方してもらうということなのだろうか。

 

 

 しかし、大事なのはここからだ。

 俺は、このピッチャーからヒットを打たなければならないのだ。

 

 今日の俺は、ヒットをまだ打てていない。

 

 だけど、二、三打席目はバントを決めた。

 相手のピッチャーのボールには、もう目は慣れているはず。

 あとは、ボールに合わせてバットを思いっきり振りぬくだけだ。

 

 初球、ボールを見て、思いっきりバットを振った。

 

 すごく良い音がして、打球が飛んだ。

 

 ボールの行方は気になったけど、とにかく走った。

 

 ファーストまで来ると、コーチャーが打球を指さしていた。

 

 左中間方向に飛んだボールは、転々と外野を転がっていた。

 

 だから、さらに思いっきり走った。

 

 セカンドを蹴って、サードに向かう。

 

 サードコーチャーが、スライディングをするように指示しているのが見えたので、頭から滑り込んだ。

 

 ベースについた感触の後で、相手のサードの人がボールを取った音がした。

 

 気付いたら、俺はガッツポーズをしながら雄たけびをあげていた。

 

 

 

 試合は、結果的に4-2で勝った。

 俺の三塁打で逆転した後、綜先輩もヒットで続いて俺がホームインして四点目。

 その裏を、いつもはファーストの王城先輩が三者凡退に抑えた。

 

 そして、俺たち鹿瀬少年野球クラブは、この大会での優勝を決めた。

 

 MVPとしてエースの健竜先輩が選ばれ、そして驚くことに、決勝での逆転打を評価されてか、優秀選手として俺も表彰を受けることになった。

 こういうことは初めてだったから、すごく嬉しかった。

 

 表彰を受けている時、監督の嬉しそうな顔が目に入って、俺は決勝戦中の監督からの言葉を思い出していた。

 

 監督の言う通りだった。

 気を抜かず全力プレーをしたからこそ、呼び込めたチャンス、勝利だったんだと確信した。

 

 こうして俺の、野球をする者としての信条が生まれた。

 

 

 この年の先輩たちは本当に強くて、ほかの大会でもベスト4は当たり前のような感じだった。

 そういう先輩たちと一緒にプレーすることで、俺もどんどん力をつけられた。

 

 だから、先輩たちの卒業は本当に悲しくて、信じたくなかった。

 

 来年からはこの人たちと野球ができないなんて、全く考えられなかった。

 

 

 先輩たちと最後に一緒に練習をした日。

 綜先輩と健竜先輩に、俺の想いを話した。

 まだ出ていかないでほしい、もっと一緒に野球がしたい、と。

 

 すると、綜先輩がこう言った。

 

 『俺とケンは、隣の県の私立校の風林中学に行く。

 もし来ても一年間しか無理だけど、少しでも一緒に野球がしたいなら風林に来い』と。

 

 俺は、目にうっすら涙を浮かべながら首を縦に振った。

 

 

 そして、先輩たちは鹿瀬少年野球クラブを去っていった。

 




と、いうことで、小学四年生編はこれにて完結。
次話からは、五年生に進級した美智琉くんの姿を描いていきます。

ちなみに、直近の二つの話で出てきたキャラのうち何人かは、今後も出番が与えられているので、今のうちに覚えておいてやってください笑。

個人的な話になりますけど、プロローグからこの話までは一気に書いていたのですが、それを出し切ってしまい、最近は時間に追われており毎週投稿できるのか、ひやひやし始めています笑。
とにかく頑張って、さぼることがないようにしなければ...!

では、後書きもこのあたりで失礼します。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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