俺の名前は。   作:kwhr2069

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どうもこんにちは。
では、アニメ第五話の感想を...
やはりまずは、ようやく野球に本格的に目覚めた大吾君に、原作同様ワクワクさせられました。そして、キャッチャーを始める彼にコーチとして現れた、私にとっては懐かしの、佐藤寿也さん。やっぱり、メジャーで聞いていた声を再び聞けると、それだけでテンションが上がってしまいます。
更に、これまた懐かしい安藤スポーツ店親子組の出演。個人的にかなりツボった薫母さんの四十肩。
いや~本当に、これからも目が離せないアニメですね笑。

では、感想もこの辺りで締めて、小説の方へとまいりましょう。
前回の先輩たちとの別れを経て、今話からは、小五になった美智琉の話になります。
ということで、どうぞ、よろしくお願いします。


第五話

新チーム

 

 先輩との別れから時間は流れ、俺は小学五年生に。

 このころ俺は、すっかりレギュラーとなり、ほぼ毎試合に出場していた。

 

 まあ、俺たちの一つ上の先輩が、部に4人しかいなかったことも理由の一つなのだが。

 

 とはいえ、俺はレギュラー。

 安定した成績をしっかりと残さなければならないわけだ。

 

 ちなみに、チームで最も足が速い俺は、一番サードとしての出場が主だ。

 

 チームとしては、去年から8人抜けたことで、公式試合の出場経験があるのは、先輩4人と俺と、同級生のレフトの筒本だけ。

 お世辞にも、去年のような試合成績は残せないだろうと言われていた。

 

 キャプテンは、キャッチャーの戸崎先輩。

 打撃は若干苦手ではあったがパワーはあり、強肩でリードが上手い。

 面白いことを言って皆を笑わせてくれる、すごくいいキャプテンだ。

 

 エースナンバーを付けるのは、風津先輩。

 右投げで、とにかくストレートが力強くて速い。

 バッティングもうまく、打線では5番に入っている。

 

 あとの先輩二人は、新木先輩と波多先輩。

 先輩たちの中でも唯一、去年からレギュラーとしてほぼ毎試合に出場していた。

 去年は基本的に、新木先輩がショート、波多先輩がセカンドをしていたが、今年はそのポジションが逆になった。

 新木先輩が少し送球が悪く、波多先輩の肩がすごく強くなったのが主な理由。

 また打撃面は、新木先輩が2番、波多先輩が3番を打つ。

 この二人の安定したプレイは、見ていてすごく安心できる。

 

 4番を打つのは、俺の同級生の筒本で、レフトを守る。

 無口で少し無愛想だけど、打撃力は先輩を差し置いて4番に座れるほど本物だといえる。

 ただ、守備面はちょっと不安があったりもするんだけど。

 

 ちなみに、先輩が4人と少ないが、俺の同級生はなんと9人もいる。

 俺、筒本、ファーストの内樺、センターの柳沢、ライトの糸魚川は試合によく出るメンバー。

 他に、ピッチャーとショートができる間宮。

 ピッチャー志望で、5年生になって部に入ってきた大屋。

 キャッチャーと外野を守れる森戸。

 そして最後は、女子でポジションはセカンドの菊地原。

 

 五年生以下の大会では、このメンバーで結構勝ったから、来年がすごく楽しみだったりもした。

 

 まあ、それはさておき。

 去年のメンバーがたくさん抜けたことで、色々と言われていた俺たち鹿瀬少年野球クラブだったが、蓋を開けてみるとそんなことはなく、自分で言うのもなんだが結構強かった。

 市の大会では去年同様ベスト4入りもよくあり、県大会でも勝ち進むことは多かった。

 

 でも、去年と違うことが一つ。

 それは、優勝を一回もしていなかったことだ。

 

 去年は、小さい集まりのものも入れると全部で4回優勝していた。

 でも、今年はそれがなかった。

 

 そんな中で迎えた最後の公式大会。

 市大会で、これで上位に行けば来年の県大会のシードが獲得できるという大会。

 

 俺たちはいつものように勝ち上がり、準決勝まで来ていた。

 そして決勝進出をかけて戦うのは、西山チーターズ、というチーム。

 

 戦い方はチーム名の通りで、とにかく足が速い選手が多い。

 去年は一回も負けたことはなかったが、今年は一勝一敗というタイの状況。

 この試合に勝って、チーターズに勝ち越しを決めたいところだ。

 

 注意しないといけないのは、1番の山賀、2番の塚井、3番の桐原、4番の兼橋。

 特に、3番と4番は打撃力もあり走力もありで、ランニングホームランも何本も打っている。

 また、9番の冨士見と、代走で出てくる羽場は、盗塁がものすごく上手いのでそこも警戒だ。

 

 先攻:西山チーターズ、後攻:鹿瀬少年野球クラブ

  西山         鹿瀬

 7 左 山賀  1番 5 右 牧篠

 4 左 塚井  2番 4 右 新木

 6 右 桐原  3番 6 右 波多

 8 左 兼橋  4番 7 左 筒本

 2 右 渡部  5番 1 右 風津

 5 右 佐南  6番 3 右 内樺

 1 右 旭   7番 2 右 戸崎

 9 右 田中  8番 8 左 柳沢

 3 左 富士見 9番 9 左 糸魚川

 【※ 右・左、という表記は打席】

 

 

 試合は、初回から激しく動く。

 

 先攻の西山チーターズ、1番の山賀は空振り三振に倒れるが、2番の塚井がレフト前ヒット。

 3番の桐原の初球、ヒットエンドランでバッターはライトゴロだが、ランナーが走って三塁へ。

 二死三塁となり、4番兼橋が右中間へのタイムリースリーベースヒット。

 さらに、5番渡部のレフト方向への打球を波多先輩と筒本がお見合いして取れず、追加点。

 6番佐南はセカンドゴロに抑えたものの、結果二点を先制される展開。

 

 対する鹿瀬少年野球クラブ、1番の俺がフォアボールで出塁し盗塁を決め、新木先輩がバント。

 一死三塁から波多先輩、筒本の連続ヒットで、一点を返した上に、一、二塁とチャンス継続。

 5番の風津先輩はサードフライに倒れたが、6番内樺のレフト前ヒットで波多先輩が生還。

 二死一、二塁から、7番戸崎先輩がセンター方向に強い打球を飛ばすも、相手のファインプレーでアウト。

 しかし、二点を返して、試合を振り出しに戻せた。

 

 一回を終えて、早くも2-2。乱打戦の予感。

 

 二回は両チームともに無得点だったが、三回は西山が二点、鹿瀬が一点を追加。

 更に四回には、西山が一点を追加したが、鹿瀬は無得点。

 

 ここまで終えて、5-3。

 俺たち鹿瀬少年野球クラブは、二点ビハインドで試合を折り返す。

 




西山チーターズは足が速いチーム、ということで数名、勝手に陸上選手的な要素をぶっこんでいます笑。
そしてお気づきかもしれませんが、鹿瀬少年野球クラブの面々も、勝手に野球選手的な要素をぶっこんだ名前になっています。
こちらについては、美智琉の小学校生活が終わり次第、登場した人たちを、選手紹介という形でお伝えできればと思っています。どうぞ、お楽しみに。

では、今回はこのあたりで。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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