俺の名前は。   作:kwhr2069

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どうもこんにちは。
アニメ第七話についてお話させてもらうと...
光からの手紙を読み、彼といつかバッテリーを組むために、一時はやめたキャッチャーの練習を再開する大吾。
そしてそんな彼につられて、野球を始める我らがヒロイン佐倉睦子ちゃん。
いや~、いいですね!なんだか、野球漫画らしくなってきたと言いますか。

また、今回アニメで言われていた、”才能”についてですが、やはり少なからず、そういうものはあると思います。しかし、それを理由にして初めから諦めていたり、自身を過小評価しすぎていたりしたら駄目なんですよね、きっと。
だから私も、文才は無いなりに、精一杯これからもこの作品を書き続けていきたいです!

とまぁ、うまくまとまったところで、小説の方をそろそろ始めていかないと、ですね。
美智琉が小五として迎える最後の試合と、エトセトラになっております。
では、よろしくどうぞ。


第七話

再出発

 

「「ありがとうございましたっ!!」」

 

 グラウンドに、決勝戦を戦い終えた両チームの声がこだまする。

 

 センター後方の大きな大きなスコアボードに記されているのは、6-2という数字。

 

 両チームの力がぶつかり合った結果、勝利したのは鹿瀬少年野球クラブだった。

 この大会では去年準決勝であり、リベンジを誓っていたはず。

 決勝戦の相手は、くしくも去年敗れた南城ラビッツ。

 

 見事雪辱を果たし、また、このチームでは初めてとなる大会での優勝。

 

 一年で最後の大会。

 それを優勝で飾ることのできた彼らは、すごく大きな達成感を得たに違いない。

 

* * * * * *

 

 決勝戦。

 

 前日の準決勝で、エースの風津先輩の怪我があった。

 俺たち鹿瀬少年野球クラブのメンバーは、最後の試合に満足に出場できないエースの為にも、絶対に優勝旗を貰おうと誓った。

 

 相手の南城ラビッツは、その特徴の一つに、女子選手の多さがある。

 チームの三分の一は女子で、これはかなり多い方だと思う。

 去年は、女子のエースを中心とした守備力の高さが大きかった。

 また、女子が多いということによる一種の団結力があり、それが生み出す集中攻撃は、凄く脅威的だ。

 

 ちなみに、レギュラーではセカンド、レフト、ライトが女子である。

 

 今年のエースピッチャーは、深雪。ちなみに、男子。

 特徴は、フォームがサイドスローのような感じであるということ。

 三塁ベース寄りに足を踏み出してくるので、右打者からするとかなり打ちにくい。

 

 去年は幾度となく大会の後半で対戦していたが、今年に入ってからは、今日が初対戦。

 確か、去年は負け越していたはずだから、よけいに今日は負けるわけにはいかない。

 

 

 試合が始まり、こちらの先攻でプレイボール。

 

 初回、1番打者の俺が二遊間方向への高いバウンドの打球で内野安打として、さっそく出塁。

 2番の新木先輩への二球目でヒットエンドラン。打球はショートの定位置付近を転がり、外野まで。俺は三塁に到達する。

 3番の波多先輩はセカンドの頭の上を越える打球を打つ。俺のホームインに続いて、新木先輩も一塁から一気に本塁まで。幸先よく二点を先制する。

 4番の筒本がセンター前ヒットで続いて更に一点を追加。

 が、しかし、5番戸崎先輩は空振り三振。

 6番内樺がデッドボールを受けて、ワンアウトランナー一、二塁。

 続く7番糸魚川が鋭い打球を一塁戦方向に打つも、ファーストの好捕に阻まれ、飛び出したランナーもアウトでダブルプレー。三点を先制してチェンジとなる。

 

 一回の裏、マウンドに上がるのは五年の間宮。

 投げられない先輩の分まで頑張ると言っていた間宮は、初回から全力投球。

 なんと、相手の1、2、3番を三者連続三振に抑える。

 

 二回の表、8番柳沢がフォアボールを選び、盗塁を決める。

 9番間宮がライトゴロに倒れて、ワンアウトランナー三塁に。

 この場面で俺が、カウント1-2からセーフティスクイズ。プッシュ気味に転がした打球はピッチャーの横を抜けて一塁線に上手く決まって、追加点を挙げることに成功する。

 

 その後、投手の間宮は殆どランナーを出さない完璧なピッチングを見せる。

 

 一方で、相手投手も立ち直り、ランナーは背負いつつも三、四、五回は無失点で粘る。

 

 そして、五回表一死満塁のピンチを凌いだ南城ラビッツに、チャンスが訪れる。

 ワンアウトから、6番セカンドの櫻井がチーム初ヒットを打つと、7番サードの佐々木が右中間方向へ大飛球。スリーベースヒット。

 更に、8番ファーストの今村がデッドボールの後、9番ライトの松元がボテボテのセカンド前への打球で内野安打となり、追加点。

 1番センターの仲野はサードゴロに倒れるが、二点を返した南城ラビッツである。

 

 反撃したい鹿瀬少年野球クラブだったが、7、8、9番が三者凡退に。

 

 六回の裏、間宮が先頭打者に死球を当てたところで楢崎監督は投手交代。

 代わってマウンドに上がったのは、前日良いピッチングを見せた大屋。

 ランナーに動じることなく3、4、5番を抑え、試合は最終回へ。

 

 鹿瀬の攻撃は、俺から。セカンドゴロで、出塁できず。

 続く新木先輩が相手のエラーで出塁して、3番波多先輩がヒットエンドラン。

 新木先輩が走塁のうまさと足の速さを見せて、一気に生還。波多先輩は二塁でストップ。

 4番筒本のライトフライで波多先輩は三塁へ進む。

 そして、5番戸崎先輩がセンター前ヒットで追加点となり、6番内樺はショートゴロ。

 

 変わって南城の攻撃。

 各打者が、必死に食らいつく。

 しかし、ピッチャーの大屋が、ワンアウトからフォアボールを出したものの、それ以外はしっかりと締めてゲームセット。

 

 こうして、俺たち鹿瀬少年野球クラブの大会優勝が決まった。

 

 

*  *  *  *

 

 先輩たちとの別れは、去年に続いて寂しかった。

 でも、去年よりも時間を共に過ごせたという実感があるからか、去年ほどの虚無感はなく。

 

 そうして俺は、小学六年生になった。

 とうとう来てしまった最終学年、という感じだ。

 

 新チームとなり、俺はキャプテンとしてチームを引っ張ることになった。

 

 一方、私生活においても、俺の両親が離婚してしまい、俺は母と二人で暮らしていくことになった。

 

 両親が家でよく口喧嘩をしていたことはあったが、まさか離婚されるなんて。

 俺は父が好きだっただけに、すごく寂しくなった。

 

 

 小学六年生になり、ホントに色々と環境が変わった。

 毎日が忙しく、一日一日が過ぎるのがすごく早く感じられるように。

 

 

 そして更に、俺はこの後、驚くべきことを知ることになるのだった。

 




美智琉がとうとう小学六年生になりました。
「驚くべきこと」とは、いったい何なのか、次話の方、楽しみにして頂ければ嬉しいです。まあでも、勘のいい人はある程度分かっているのかもしれませんが...。

そういえば、この作品のお気に入り数が二桁に到達していました。
それだけ読んでくださっている方々が多い、ということで、私自身もっと頑張って、皆様方に”読んでいて良かった”と思わせられるように、これからも精進していきます。
どうぞこれからも、よろしくお願い致します。

では、このあたりで失礼させてもらいます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

※11月10日18:15、ほんの少しだけ修正を加えました。
 ストーリーの本筋にはあまり関係ないので、お気になさらずという感じではありますが、一応。
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