サイコロ・くじ引き転生【短編集】(改題)   作:しゃしゃしゃ

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 アイアンマン2 借りようとしたら残ってなかったので3を借りて見ました。面白かったです。そんなわけで更新。面白いほど進みました。

後書き(本編)


★■ 4番 坂井東磨 享年19歳の場合

「次の方どうぞー」

 

ガチャ

 

 

「ここは(もしかして)」

 

「はいどうも、番号札4番の坂井東磨(あずま)さんですね? どうぞお座りください」

 

「は、はいっ! 」

 

パタン

 

 

「では説明を行います。坂井さんのご想像の通りここは転生先や特典などを決める場所です。ただし自由ではありません。『かくかくしかじか』というような仕組みになっています」

 

「なるほど…(転生先が不安だな、そりゃ可愛い女の子ときゃっきゃうふふしたいけど死の危険とか冗談じゃないし…。それに特典も決められず…か)」

 

「では早速、転生先を決めていただきます。サイコロです。どうぞ」

 

「はい! (頼むぞっ! )」

 

 

からん! ころころ

 

 

⚄⚄

 

 

 

「あっ………」

 

「あちゃ~5と5、神様が勝手に転生先を決めるかんじですね」

 

「これ、どうなるんですか? 神様って(過酷な世界に転生させられるのか? )」

 

「あの神様は結構愉快犯的な面があるので…」

 

「で、俺は何の世界に転生するんでしょうか」

 

「はい、………あ~」

 

「え?! な、なんですか」

 

「いえ、えっと…すみません」

 

「いや、だからどこに」

 

「転生先は転生直前にお知らせします。今言えることはそれだけです」

 

「えぇ…(気になる。というか絶対過酷な世界だろ?! うう)」

 

 

 

 

「では次に特典の選択に移ります。特典とは『かくかくしかじか』です。まずは“アイテム特典”の数をサイコロで決めてもらいます。どうぞ」

 

 

「えぇえい! 」

 

 

ひゅん かんっ!

 

 

 

 

 

 

「!!」

 

「おお! おめでとうございます 6が出たので6枚くじを引いてください」

 

「(っし! っし!! )」

 

がさごそ がさごそ がさ がさごそ がさ がさ

 

 

 

502・・・48・・・1007・・・1239・・・1673・・・1773

 

 

「では順番に解説していきます。まずは502番、これは『ゾディアーツスイッチ(ヴァルゴ)』です」

 

「ゾディアーツ? 」

 

「おや、仮面ライダー見てないのですか」

 

「はい、最後に見たのは確か…仮面ライダーキバでした」

 

「そうですか…このゾディアーツスイッチは仮面ライダーフォーゼの敵怪人ゾディアーツの幹部級である『ホロスコープス』の一体、乙女座のヴァルゴに変身できるアイテムとなっております(正確にはヴァルゴとして覚醒できるスイッチなんだけど、そこまで説明しなくていいかな)」

 

「乙女座? 俺、男ですが」

 

「あぁ、劇中でも変身者はおっさんだったのでそこは大丈夫ですよ」

 

「そうなんですか…」

 

「ええ、『ヴァルゴショック』と呼ばれて…っとそれは置いといて、変身するヴァルゴ・ゾディアーツ能力の説明を行います」

 

「よろしくお願いします」

 

「まず、幹部級ゾディアーツ『ホロスコープス』共通の能力として備えている「戦闘員(のようなもの)であるダスタードを生み出す」ことができます」

 

「そしてヴァルゴの特殊能力として、空間を操り瞬間移動を行ったり、対象を遠く離れた場所に転移させたりすることができます。その能力は攻撃手段としても転用でき、空間を削りとる光弾を放つこともできます」

 

「他には単純に力も強いですね。また、宇宙空間でも活動可能です」

 

 

 

「………(すげぇ…超強いじゃん。空間系の能力とか最高では)」

 

「こんなところでしょうか、よろしいでしょうか」

 

「はい。次お願いします」

 

 

 

 

 

「はい、次は48番。『チョキチョキの実』です」

 

「悪魔の実ですか? 確か…はさみ………あっ イナズマとかいう黄色とオレンジのやつの」

 

「はい正解です。革命軍幹部エンポリオ・イワンコフの部下の革命家、イナズマの食べた悪魔の実。腕をはさみに変え、物を紙のように切り、形を変えることができる超人「ハサミ人間」に変える悪魔の実です」

 

「これは食べるものですよね。これって自分以外にも使えますか? 」

 

「? あぁ、はい。坂井さんが譲渡した方が食べた場合はその人が「ハサミ人間」になります。ただ、メリットがあるかどうかは…。悪魔の実は食べきりなので、一回しかありません。そうした場合坂井さんは能力者になれないということもお忘れなく」

 

「はい」

 

 

 

 

「では、3個目の特典です。1007番『まんたんのくすり×∞個』です」

 

「『まんたんのくすり』? それに∞個? 」

 

「えっと、ポケモンはご存知ですよね? それです」

 

「あっ! あれですか。えーっと、体力を全回復させる、あれですか? 」

 

「はいそれです。『かいふくのくすり』と違って状態異常までは治してくれないあれです」

 

「人間に効くんですか? 」

 

「そこは神様が設定変更を行って、人間にも効くようにしています。なかなかの当たりですよ。要は、瀕死の重傷でもこれを使えば怪我も完治して体力も回復するわけですから」

 

「ん? ひんしでは使えないのでは? 」

 

「ああ、すみません、言い違えました。ポケモンの『ひんし』を人間の『死』と考えてのひんし状態です。要は生きてさえいれば『まんたんのくすり』ぶっかけて復活させられるというわけです」

 

「それは…すごいですね…」

 

「ただ、病気は『状態異常』扱いなので治りません。四肢の欠損とかなら怪我扱いで回復するのですが………」

 

「なるほど、わかりました」

 

 

 

 

「4個目の特典は1239番。これは『タテトプスの入ったモンスターボール』です」

 

「ポケモン? (番号近いしまさかと思ったけど、ポケモンかぁ…なんだっけなぁ、思い出せん)」

 

「はい。タイプは『いわ・はがね』のシールドポケモン。たてのかせきから復元される古代ポケモンの一種で「盾」と「(トリ)ケラトプス」を合わせた名前のポケモンです」

 

「あー、そうだ。黄色い体で、黒い丸い固そうな顔面のポケモンですか」

 

「そうです。ちなみに進化体はトリデプス。30レベルで進化です」

 

「進化。そういえば進化とか経験値はどうやって? 」

 

「適当に野生動物を襲えば経験値獲得できますよ」

 

「うえぇ………」

 

「……………」

 

「……………次行きます」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

「5個目の特典は1673番『おはなしボックス』です」

 

「それは? 」

 

「はいこれはドラえもんのひみつ道具の一つで、映画「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」で使用された道具です」

「外見は電子炊飯器に似たもので、その中に入れて操作すると、物が人語を介する動物に変化するという機能を持っています。劇中ではロボットの人工知能をヒヨコに変えていました」

 

「へー」

 

「…………(興味なしか)では最後の特典です」

 

 

 

 

「最後は1773番『ジャック豆』です」

 

 

「ドラえもんのひみつ道具ですか? 」

 

「はい。そして、読んで字のごとくジャックと豆の木をモデルにしたひみつ道具です」

「外見は豆そのもので、これを土に埋めるとすぐに芽が出ます。そして水をやって「のびろ」と言うとぐんぐん伸びて、雲の上まで伸びます」

 

 

「それ、使い道ありますか…? (目立つ。絶対目立つ…!)」

 

「そうですねぇ…方角を指示すればその向きに伸びてくれるので、移動手段として使えますかね?…まぁ確実に異常事態として認識されるでしょうけど」

 

「ですよね…」

 

 

 

 

「では次に“能力特典”を決めていただきます。サイコロをどうぞ」

 

「はい(翻訳! 翻訳来いっ!)」

 

 

からん からから

 

 

 

 

 

 

「」(固まっている)

 

「その、残念でした、ね…はい」

 

 

 

では転生に移ります。

 

あなたは6つの神からの贈り物をもって別世界に転生します。

今のあなたの自我を保ったまま、赤ん坊からあなたは人生をやり直します。

これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。

あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。

私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません。

三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。

転生を実行します。それではよき人生を 

 

「さようなら、坂井東磨さん」

 

「ありがとうございました」

 

「あ」

 

「?」

 

「坂井さんの転生先は『エデンの檻』になりまーす。がんばってくださーい! 」

 

「! え?! ちょ、ちょっと待ってくだ」

 

「さよーならー」

 

「ちょっとーーー! 」

 

 

 

 

 





No.4 坂井東磨
 自分が『エデンの檻』の世界に転生したことに絶望し、神を恨む。がポジティブに、生き残るための行動をとるように。
 5歳の頃、体がようやく思った通りに動くようになったため、ヴァルゴ・ゾディアーツに変身。タテトプスのレベルを上げるため、森やジャングル、野生動物保護区などに行き、経験値狩りをする。
 小学校時代、主人公の仙石アキラや赤神りおん、有田幸平とクラスメイトになったが、全く関わりを持たず、学校から帰ってもすぐに家を飛び出しトリデプス(進化した)との連携や指示出しの特訓をしたり、ゾディアーツの力を使いこなせるように鍛えた。
 中学校時代、サバイバル技術を学び、肉体を鍛えた。そして、いよいよ運命の修学旅行の日が近づいたので、ヴァルゴ・ゾディアーツの空間操作で作った隔離空間に保存食や水、医薬品を死ぬほど詰めこんだ(盗品)。そして『おはなしボックス』を使い、電化製品(盗品)を動物化して、電気がなくても使えるようにして雄雌たくさん、また別の空間に押し込んだ。
  チョキチョキの実は悩んだ末、トリデプスに食わせた。目の上に横向きに生えてる角がハサミに変化した。あと伸びた。トリデプスは喜んだ。


 そして運命の修学旅行。最後まで、運命にあらがおうと、仮病を使ったうえに、ヴァルゴ・ゾディアーツの力で地球の反対側にいたが、なんだかわからない力に操られ、飛行機に乗り修学旅行へ。グアムで何度も脱出を試みるが失敗。結局帰りの飛行機「NA2307便」に搭乗することに。いよいよ運命を受け入れ対ショック体制をとり備える。←周りから超変な目で見られた。(というか元々無口な変人と思われていた)
 揺れて、揺れて、不時着。全くダメージを負わず、他の乗客乗員と共に飛行機の外に出て、夜を過ごす。
機長「無線が復活しました!」←(そろそろだな)飛行機から離れ変身。

アンドリューサルクス襲来。みんなが機内に戻り、何人か食われる様を悠々と空から眺める。
 機内に転移身をひそめる。
 機長刺される。集団パニック発生。悲鳴と暴力の鳴り響く空間に様変わり。

 ここ!  「大黒レイ」と「石動ミイナ(真)」を練習していた予兆無し・瞬間の転移で隔離空間に誘拐する。
 自分自身も転移し外に逃れパニックを外から眺める。
 
 隔離空間に向かい、大黒レイの中の林西トオル(想い人)についての記憶を消去。←10年間ゾディアーツの中でもひときわ強力なホロスコープスであるヴァルゴ・ゾディアーツに変身し続けたことでその身に膨大なコズミックエナジーを受け、幼少期から継続して受け続けたこともあり、生物として進化し、我望理事長のような能力を得た。(独自設定です)

 自分も囚われたことにして、愛を芽生えさせるような状況にする。
 ミイナのところに行き、×××。まんたんのくすりを飲ませ電化製品動物と一緒にしておく。

 力試しにアンドリューサルクスをヴァルゴに変身し撲殺。
 仙石たちと合流する。アンドリューサルクスの死体を見せ、自分の武力をアピール。
 その後、行動を共にし、浜辺の船づくり、赤い実事件、石動ミイナ(偽)と殺人グループ、こーちゃんと洞窟地帯といった冒険を繰り広げた。←この間東磨は食事や就寝時に席を外していたが、「人前で無防備になることがトラウマになっている」といって察してもらった。まぁ、隔離空間に行って、文化的な食事したり、レイさんと甘酸っぱい言葉交わしたり、ミイナと(でゅわ でゅわ)したりしていた。〈レイさんの世話食事やらはダスタードに行わせ「こいつらが自分たちを誘拐した化け物」として誘導した〉

 3-6編にてミイナが頭にケガを負った。教師をボコり、ミイナに『まんたんのくすり』を使用。回復。集団における影響力を増した。←『秘薬』とごまかした。

 狼編、アルゲルタビス編、毒ダニ編を無難に過ごし、霧の山も進化したおかげか難なくこなし、プリスティンカンプスス編にて遂に正体を明かし離反。神楽真実をかどわかし、島の奥地に身をひそめ、真実と暮らす。トリデプスと共に絶滅動物に挑み、狩り、食い、木の実を真実に毒見させ、大丈夫だったら食い、抱いて()寝る。そんな蛮族な生活を送った。(ちな、レイさんにもミイナにも、しょっちゅう会いに行っては乳繰り合ってた)

 そして3年後。仙石たちが外の世界に漕ぎ出そうとしていたころ、急激な進化に堪えられず東磨の体は消滅の予兆が現れていた。ミイナ・レイ・真実を仙石たちの船に乗せてくれと頼むか悩んでいたが、彼女たちが「東磨と一緒にいたい」(誘拐監禁の結果ですね)と言ってくれたことで自分の道連れにすることを決意。
 さらに2年後。20歳の誕生日。3人の女性を道連れにトリデプスの「とっしん」で引きつぶされ死んだ。自殺。



 はい。こんな感じでした。

 坂井さんはなんだかんだ幸せでした。真実でないとしても愛され、頼られ、自分の力を発揮できる場所で俺TUEEEできて、3人も美人をものにできて。「原作開始前の準備も楽しかったし、満足したわ」とのこと。

 レイさんとミイナと真実さんはそれぞれまぁ、あるけど、本人たちはおおむね幸せでした。何年も一緒にいて肌を重ねれば情も移るってもんですよ。なんて。


書いていて楽しかったです。
不快になった人いたらごめんなさい。
ではではー。

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