サイコロ・くじ引き転生【短編集】(改題)   作:しゃしゃしゃ

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2話目です。
ニトリで約1000円クッションを買いました。お尻が痛くならない!
いい買い物をしました。
注意)アンチ・ヘイト描写あり? 

後書き(本編)


☆■ 10番 宮本悠希 享年24歳の場合

「…

これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。

あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。

私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません。

三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。

転生を実行します。それではよき人生を 」

 

「―――。 ―――」

 

 

「はい、あなたの人生に幸運がありますように」

 

 

 

⚀⚁⚂⚃⚄⚅

 

 

 

「んー…。ふう、次の方どうぞ」

 

ガチャ

 

「………」

 

「初めまして宮本悠希さん。享年24歳。あなたは10番目の転生者です。これから転生のための説明等を行います」

 

「…―――? 」

 

「はい、残念ながら。お悔やみを申し上げます」

 

「―――? 」

 

「はい、ご家族の皆さんはあなたの死を悲しんでいます」

 

 

「―――? ―――」

 

「残念ながら、それはできません。「家族に一言」というのは出来ないのです。申し訳ありません」

 

「―――! ―――…」

 

「いえ、あなたは称賛されるべき人です。なら、私がこうするのも当然です」

 

 

「では、説明をさせていただきます。宮本さんにはまず、このサイコロを振ってもらいます」

 

「―――? ―――」

 

「ありがとうございます。そしてそのサイコロの出目によって転生する世界が決められます」

 

「―――? 」

 

「あぁ、えっとですね。転生です。わかりますか? 神様転生というやつです」

 

「―――。 ―――? 」

 

「はい、あなただけです。転生者は複数いますが、それぞれが別々の世界に転生しています。あなたがどの世界に転生するとしてもその世界にあなた以外の転生者はいませんし、将来的にやってくることもありません」

 

「―――? 」

 

「内訳はこのようになっています」

 

青 : 赤

⚀~⚂:⚀→ONE PIECE

⚀~⚂:⚁→BLEACH

⚀~⚂:⚂→IS

⚀~⚂:⚃→ハイスクールD×D

⚀~⚂:⚄→魔法少女リリカルなのは

⚀~⚂:⚅→To LOVEる

⚃~⚅:⚀→Fate/

⚃~⚅:⚁→ポケットモンスター

⚃~⚅:⚂→なんちゃってファンタジー世界

⚃~⚅:⚃→自由

⚃~⚅:⚄→自由

⚃~⚅:⚅→自由

 

 

 

「―――? 」

 

「これはその通り、自由です。あなた自身で転生する世界を選べるという意味です。もちろんこの中にない世界でも問題ありません」

「では、よろしいですか? 」

 

 

「―――」

からん、からん

 

 

 

 

⚀:⚅

 

 

「おぉ、はい。宮本さんの転生する世界は『To LOVEる -とらぶる-』の世界に決定しました」

 

「これはどうなんでしょうか。 危険とは言えないのかどうなのか、確かえっちな漫画だとは聞いたことあるんですが、読んでなくて」

 

「どうでしょう…基本的にはラブコメディの世界ですが、バトル要素もある世界ですし、何より宇宙人が存在し、危険な相手がわんさかいる世界ですから。安全かどうかは…」

 

「いえ、ありがとうございます」

 

 

「はい、では次に“アイテム特典”の数をサイコロで決めてもらいます」

 

「―――? 」

 

「“アイテム特典”とは漫画やアニメの特殊な武器や道具を特典として与えるものです例えば、22世紀からやってきた猫型ロボットのひみつ道具とか」

 

「―――。 ―――」

 

「はい、ではお願いします」

 

「―――! 」

からからから

 

 

 

 

 

 

「3…ですね。ではどうぞ」

 

「―――? 」

 

「あ、これはくじです。これで引いた番号と同じ道具があなたの“アイテム特典”になります」

 

「―――」

 

「あ、ありがとうございます。じつは、これ自作でして…あ、特典を決めたのは神様なんですけど! 」

 

「―――」

 

「はい、ではどうぞ」

 

 

がさごそがさごそ

 

 

2081・・・235・・・1441

 

 

 

「―――」

 

「えーっと、まずは2081番は、『キングキタン』ですね」

 

「それはっ…! 『天元突破グレンラガン』のガンメンの、キタンさんの『キングキタン』ですか? 」

 

「はい」

 

「では、頂けません」

 

「えっ! なぜですか?! 」

 

「『キングキタン』はキタンさんのものです。僕が使っていいものではありません」

 

「あ、うぅ…えっと、これはあくまで神様が原作をもとにして作った贋作です。コピー品です。だから、その、あの…」

 

「………………わかりました。これはコピー品で『キングキタン』ではない。そう思うことにします。ところで動力はどうなるのですか? やはり電力ですか? 」

 

「ああ、いえ。螺旋力です。この特典を得た人は螺旋力を用いることができるようになるので」

 

「…それは」

 

「どうしましたか? 」

 

「いえ…何でもありません。それで次は」

 

 

「あ、はい。次、235番は『愚者のスタンドDISC』です」

 

 

「…スタンドですか」

 

「はい…。えっとこれもそのコピーと言いますかその…」

 

「いえ、大丈夫です。もう割り切りましたので。確認ですが、3部の、イギーの、砂のスタンドの『愚者』で、間違いないですね? 」

 

「はい。間違いありません」

 

「ふむ…」

 

 

「えっと…」

 

「あ、失礼しました。最後、お願いします」

 

 

「はい、最後1441番は『絶霧』です」

 

「…それはなんでしょうか」

 

 

「えっとこれはハイスクールD×Dに出てくる「聖書の神」が作ったシステムで、不思議な能力を所持者へ与える異能の一種です。そしてこれはその中でも神器の中でも、神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる特殊な神器《神滅具》で、上位神滅具の1つです。

所有者を中心に無限に霧を生み出す神器で結界系神器では最強の力を持ち、対象を霧で包み込むことで防御したり、霧に触れた者を任意の場所に強制転移させることもできます。直接的な攻撃力はありませんが、霧で上半身だけ転移させて断絶したり、消滅させることなどもできるため、使い方次第で国1つ滅ぼすことも可能な力を持つアイテムです」

 

「それはすごい」

 

「あと、神器は使い手の思いによって禁手と言ってさらにパワーアップすることもあります」

 

「そんなものがあるのですか」

 

「まぁ、宮本さんには必要ないですね」

 

「そうですね…電車賃節約できそうですね」

 

 

 

 

「では、次は“能力特典”を決めてもらいます」

 

「―――? 」

 

「はい、“能力特典”というのは神様が選んだ便利な特殊能力をサイコロの出目によって与える、というもので、その能力がこちらになります」

 

 

 

⚀ アイテムBOX(内容量無限)(内部時間停止)(中身把握)(生物不可)

⚁ 鑑定(名前など基本的な内容が丸わかり)(人の名前忘れちゃったとき便利だね)

⚂ 翻訳(どんな言葉も理解できるよ)(読めるし書けるし聞けるし喋れるよ)(on/off可能だよ)

⚃ リスタート×1(不慮の事故など寿命以外の原因で死亡した時、回避可能な時間に戻って 1度だけ やり直しができるよ)

⚄ ○○○コントロール(アレを自由に動かせるよ)(○倫男になれるよ)(たっちゃってたちあがれない時に便利だね)

⚅ はずれ(残念外れだよ、アイテムで我慢してね)

 

 

 

「…」

 

「あう…。こ、これは神様が書いたんです。だから、その私じゃないんです」

 

「―――」

 

「うう…で、ではサイコロをどうぞ」

 

 

「………―――!! 」

 

からっん からから

 

 

 

 

 

「………………」

 

 

「………………」

 

 

 

「その、うちの神様が本当に申し訳ありません」

 

「い、いえ。これも、あー、便利ですし、きっと、その…朝とか」

 

「…」

 

「あー…うぅ…」

 

 

 

 

で、では転生を行います。

あなたは3つと1つの神からの贈り物をもって別世界に転生します。

今のあなたの自我を保ったまま、赤ん坊からあなたは人生をやり直します。

これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。

あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。

私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません。

三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。

転生を実行します。それではよき人生を 

 

 

「さようなら、あなたはきっと立派な人になるのでしょう。でも、少しは自分のために生きてもいいと思いますよ? 」

 

 

「はい、本当にありがとうございました。 今度は少し自分に素直に、自由に生きようと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………。





No.10 宮本悠希 
 ハーレム王になった。
 物語のスタート、ララが結城家に転移してくる時に介入。『絶霧』で自分の家に転移させ、物語の根幹を破壊した。
 その後、婚約者候補になり、原作を消化しつつ、力をつける。←リトさんじゃないし、ラッキースケベはありませんでした。
 原作47話、ギドがやってきた。ついに本性を見せる。『絶霧』による転移と空間固定、高めた螺旋力での一撃でギドを殺害。
 父親を好きな人に殺され、心が不安定になったララを誘拐。『絶霧』の隔離空間にて交わる。そうして、ララの心を壊し、自分に依存させた。
 ララ誘拐と前後して、原作のヒロインたちを『絶霧』の隔離空間に誘拐。保護。
 地球、他惑星の報復を受ける。
 ララ、デビルーク星へ。
 ララを経由して『絶霧』による転移。セフィ・ミカエラ・デビルーク  ナナ・アスタ・デビルーク  モモ・ベリア・デビルーク  誘拐、監禁、強姦

 その後、隔離空間を転々としながら女たちと宇宙を巡り、数千年後、人生に満足して消滅した。
 ちなみに悠希が自分のものにした女たちは不老不死にされていたが、悠希の消滅に伴い解放された。「気合」で不老不死の存在にした。要は螺旋力。愛の力に不可能はないッ!
 最終的にハーレムは数億人。子どもは数千万人。息子は十代半ばまで育て、送り出し、娘は美しく育てば自分の女にした。←控えめに言って狂っている。気持ち悪い。おぞけが走る。
 ララ は 悠希を最期の瞬間まで愛していた。



はい。

To LOVEるファンの方、すみませんでした。
あと、グレンラガンのファンの方も。


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