サイコロ・くじ引き転生【短編集】(改題)   作:しゃしゃしゃ

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三話目~。
明日早いので、今日は7時には寝るつもりです。
今回は穏やかです。
次回はっちゃけます。

後書き(本編)


☆□ 321番 長野将彦 享年17歳の場合

「…

君がこれから手にする力で何をしても、それは君の自由だカク。

ボクたちは君が亡くなった後に、君の人生を閲覧するけど、評価するわけじゃないカク。

君の人生に三度目はないカク。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかは君次第カク。

転生を行うカク。それではいい人生を~カクー ばいば~いカクー! 」

 

「―――。 ―――」

 

 

「うるさいカク。これはキャラ付けカク。ほっといてほしいカク」

 

 

「…やっぱり間違えたかな」

 

 

 

 

⚀⚁⚂⚃⚄⚅

 

 

 

 

「次の方どうぞカクー」

ガチャ

 

「―――。 ――――!? 」

 

「321番、長野将彦さん、享年17歳カクね。凍結した階段を滑って転落、事故死カクね…」

 

「……………―――? 」

 

「そこは触れないでもらえるかな、自分でも無理を感じているから、とりあえず今回はこのキャラで行くって決めているんだ。触れないでくれ  …触れないでほしいカクなー」

 

「―――」

 

「では、説明を始めるカク。長野さん、あなたの察している通り、これは神様転生というやつカク。特典を神様からもらい、転生して、第二の人生を送ってもらうカク」

 

「―――! 」

 

「先に言っておくカク。あなたの死は神様のミスとかではないカク。文句を言わないでほしいカク。転生先・特典はサイコロとくじで決めるカク。ショーもないのが当たるかもしれないけどゴネないでほしいカク」

 

「―――! ―――」

 

「よかったカク。たまにいるのカク。ごねていい条件を引き出そうとしたり、ひたすらこっちを責め立てて話を聞こうとしない人が」

 

「―――。―――」

 

「ありがとカク。元気出たカク。それじゃあ転生先を決めるカク! 」

 

「―――? 」

 

「サイコロカク。この出目の組み合わせで転生する世界を決めるカク。組み合わせの内訳はこんな感じカク」

 

 

 

青 : 赤

⚀~⚂:⚀→ONE PIECE

⚀~⚂:⚁→BLEACH

⚀~⚂:⚂→IS

⚀~⚂:⚄→魔法少女リリカルなのは

⚀~⚂:⚅→To LOVEる

⚃~⚅:⚀→Fate/

⚃~⚅:⚁→ポケットモンスター

⚃~⚅:⚂→なんちゃってファンタジー世界

⚃~⚅:⚃→自由

⚃~⚅:⚄→自由

⚃~⚅:⚅→自由

 

 

「ボクとしては、後ろ3つが当たりカク。それでは、どうぞ!…カク! 」

 

「―――!! 」

 

からっん ころころ

 

 

 

 

⚀:⚂

 

 

 

「おぉ、長野さんの転生先は『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の世界カク」

 

「うわちゃー、ISですかー…」

 

「やっぱり、嫌カク? 」

 

「いや…っていいますか、その、この世界女尊男卑ですよね? そんな世界にはなるべく行きたくないっていうか、ほら俺、こんな顔ですし」

 

「うーん、ノーコメント カク」

 

「男は顔じゃない、と言ってくれないんですね…」

 

「残酷だけど結局顔カク。他は金カク」

 

「おうふ。 なら、原作開始前に転生することは…」

 

「ごめんカク。できないカク。主人公の織斑一夏と同い年で生まれるカク」

 

「そうですか…」

 

 

「ま、まぁ元気出すカク! さぁ次は“アイテム特典”カク! 」

 

「―――? 」

 

「“アイテム特典”とは漫画やアニメの特殊な武器や道具を特典として与えるものカク。それこそISだってあるカク。では、特典を決めるくじを引く回数をサイコロで決めてもらうカク」

 

「―――」

 

「あー、カク。ま、まぁとりあえずどうぞカク。振ってみてカク」

 

「―――!!」

からっ からからからからん

 

 

 

 

「おぉ、2個カクか…」

 

「―――? 」

 

「問題ないカク! ISの世界は危険がそれほどあるわけじゃないし、2個で十分なんじゃないかなカク」

 

「………―――」

 

「じゃあくじ引きカク! “アイテム特典”どうぞカク! 」

 

 

「―――!! 」

 

がさごそがさごそ

 

 

 

 

2331・・・641

 

 

 

 

 

「さ、まずは2331番カク。えーと『No.074 賢者のアクアマリン』カク」

 

「えーと…ん? なんですか、それ。俺全然聞いたこともないんですけど」

 

「んーっと、これは『HUNTER×HUNTER』グリードアイランド(G.I)編に出てきた指定ポケットカードの一枚カクね。機能は《所有している者は、一生を通して付き合うことの出来る、知識豊かな友人を何人も得るだろう。》だそうカク」

 

 

「要は、未来の親友と引き合わせてくれる宝石というわけですか」

 

「そういうことカクね。ISの世界でこれは心強いカク! 」

 

「そうですね」

 

 

 

 

 

「では、2つ目カク。641番『天道宮』カク」

 

「『天道宮』…それって『灼眼のシャナ』のでっかいあれですか」

 

「でっかいあれカク。移動要塞型宝具『星黎殿』に連なる移動城砦型宝具『天道宮』

…カク」

 

「正直、どうしろというのですか!なんですが…まぁ仕方ないですね。ともかくこの2つが俺の特典でいいんですね」

 

「あ、うん。そうカク」

 

 

 

「じゃあ最後に、“能力特典”カク」

 

「――――? 」

 

「“能力特典”とは神様が選んだ便利な能力を特典としてもらえるということカク。これもサイコロで決めるカク」

 

「――――? ――――」

 

「あぁ、違うカク。特典の種類は5つカク。内訳はこんな感じカク」

 

 

⚀ アイテムBOX(内容量無限)(内部時間停止)(中身把握)(生物不可)

⚁ 鑑定(名前など基本的な内容が丸わかり)(人の名前忘れちゃったとき便利だね)

⚂ 翻訳(どんな言葉も理解できるよ)(読めるし書けるし聞けるし喋れるよ)(on/off可能だよ)

⚃ リスタート×1(不慮の事故など寿命以外の原因で死亡した時、回避可能な時間に戻って 1度だけ やり直しができるよ)

⚄ ○○○コントロール(アレを自由に動かせるよ)(○倫男になれるよ)(たっちゃってたちあがれない時に便利だね)

⚅ はずれ(残念外れだよ、アイテムで我慢してね)

 

 

「……………」

 

「うん。言いたいことはわかる。口にしないで。ただでさえメンタル弱ってるから。お願い」

 

 

 

 

 

「さぁ! サイコロを投げるカク! 」

 

「―――? 」

 

 

「なにを言ってるかわかんないカク! ボクはなんともないカク! さぁ! 」

 

「―――――!! 」

 

からっ ころろろろ

 

 

 

 

 

 

 

 

「残念、はずれカク…」

 

「うがぁ…ついてないなぁ。アイテムBOX 欲しかったんだけどなぁ…」

 

 

「では転生カク」

君は2つの神からの贈り物をもって別世界に転生するカク。

今の君の自我を保ったまま、赤ん坊から君は人生をやり直すカク。

これから君の生きる世界にボクたちは関与しませんカク。

君がこれから手にする力で何をしても、それは君の自由だカク。

ボクたちは君が亡くなった後に、君の人生を閲覧するけど、評価するわけじゃないカク。

君の人生に三度目はないカク。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかは君次第カク。

転生を行うカク。それではいい人生を~カクー ばいば~いカクー! 」

 

 

「ありがとうカク~(ありがとうございました)」

 

 

「ぐふぅ…カク なんてもう二度とつけないぃ…」

 

 

 

 

 





No.321 長野将彦
 賢者のアクアマリンが篠ノ之束と引き合わせ
 天道宮が篠ノ之束の興味を引き
 将彦の人徳が友情を産んだ。
 束さんとの関わり以外に彼は原作に関わらなかった。
 それどころか、世界にもかかわらなかった。
 女尊男卑の風潮が出てきた辺りで社会と縁を切り、天道宮に隠れ潜むようになった。
 そうして世界中を天道宮に乗って旅をし、偶にアクアマリンの導きで賢人と出会い友好を築いたり。
 そうして旅を満喫し、多くの友を得て、出会いと別れを繰り返し、毎日が新鮮な日々を送り、91歳で永眠した。




今更ながら、「仮面ライダー4号」見ました。
すごい面白かったです。
主題歌の「time」も最高でした。

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