「次の方どうぞー」
ガチャ
「し、失礼します…? 」
「はいどうもー。滝川駿さんですね? まずはこちらにお座りください」
「は、はぁ…」
「さて滝川さん。残念ですが、あなたは亡くなりました」
「ええ⁈ 」
「アパートの階段から転落死と書いてありますが、記憶にありませんか? 」
「そんな………おもいだして、きました。
そう、ですか…私、死んじゃったんですか…」
「はい、そしてここはそんなお亡くなりになっられた方に第二の人生を送る場となっています! 『かくかくしかじか』 」
「『まるまるうまうま』なるほど。そんなものがあったんですか。それで、私が、転生者に? 」
「ええ。ちなみに拒否権はございません。サイコロを投げ、くじを引き、異世界に転生してもらいます」
「わかりました。なんだか不思議とワクワクしてきましたね」
「いいですね! ではテンションがお上がりになられたところで、転生先を決定するため、サイコロを振っていただきます、どうぞ! 」
「はい! 」
かしゃかしゃかしゃ
からん からから
⚁:⚁
「お」
「はい、出目は2と2 なので滝川さんの転生先は『BLEACH』の世界でーす。ご存知ですか? 」
「はい。学生時代ジャンプ買ってましたから。単行本も飛び飛びでしたが買って、アニメも見てました」
「それは結構」
「では、次に滝川さんが得る特典についての説明をさせていただきます。『かくかくしかじか』 で、まずは“アイテム特典”の数をサイコロの出目で決定します」
「はい。 ………」
からん からからから
⚁
「また2ですか…」
「ですねー。出目は2。なのでくじを2枚引いてください」
「はい」
ごぞごぞごぞごぞ
275・・・1615
「では特典の説明をさせていただきます。
まずは275番『ハイウェイ・スターのスタンドDISC』です」
「ハイウェイ・スター…? それってジョジョ4部の、あの有名な『だが断る』の時のあれですか? 」
「はい、そうです。その話に出てきたスタンド。遠隔自動操縦型のスタンドで本体は『交通事故を起こした少年A』こと噴上裕也」
「能力は相手の匂いを覚えて標的をどこまでも追跡し、体内に侵入して養分を吸い取る。追跡は、人型から無数のグミ状の足跡のような形に体を変形させて時速60kmでどこまでも追いかけ養分を狙う。60㎞以上のスピードで追跡対象が逃走しある程度引き離されると、大体の位置を臭いから予測してテレポートして追いかける。エネルギーを吸収するのが目的であるためか、スタンドそのもののパワーは低いとされていますが、それでもシュレッダーを殴りつけて凹ませるぐらいはできるので、普通の人間と同程度のパワーはあるといえます」
「そして副次効果として、スタンド使い自身も異常に優れた嗅覚を持つというものがあり、それも今回の特典に含まれています」
「………もしかして結構当たりじゃないですか? これ」
「ですね。
あ、それと、転生先が『BLEACH』の世界なので? 原作ジョジョのスタンド使い同様に、滝川さんも幽霊が見える―――霊感持ちになります」
「あ、そうなんですか…虚とか! そういえばいましたね! ハイウェイ・スターで勝てますか………? 」
「うーん…。真っ向勝負でも、本領としての養分吸収でも、地力が違いますからねぇ…勝てないかも…? 雑魚ならともかく。虚からもスタンドは見えるわけですから」
「そうなんですか…うー…。遭遇しないようにするのが一番ですかね」
「ですね」
「続いては1615番『E・S・P訓練ボックス』です」
「なんですかそれ」
「はい。これはドラえもんのひみつ道具の一つで、端的に言うと使えば超能力者、エスパーになることができるといったひみつ道具です」
「エスパー? 」
「エスパーとは、この道具の名前にも入っているESP――「Extra Sensory Perception」――の頭文字に“er”をつけた超能力者を表す言葉です。
E・S・P訓練ボックスは、3種類の超能力、
念力・透視・瞬間移動
を会得するための訓練を積めるひみつ道具です。
この小箱に向かって、それぞれの超能力を使うイメージを強く思い描くと、徐々にその力が身についていきます。
早ければ訓練初日から超能力が使えるようになるものの、初めのうちはとても不安定で満足にコントロールできません。超能力を自由自在に使いこなせる一人前の超能力者になるまでには、毎日3時間ずつ訓練して3年かかるそうで、のび太君は一日目から超能力を使えるようになりましたが、訓練不足で10分遅れで能力が発動する羽目になってしまいました。
しかし、訓練不足だったというのに、念力で人ひとり天高く飛ばしたり、噴水の水をすべて瞬間移動させたり、強力なエスパーになっていました。訓練を続ければさらに出力が上がり、その上ノータイムで発動させられたでしょう」
「なんていうか…すごいですね。それにロマンがある」
「まぁ、スタンドは超能力の概念に像を与え、目に見える形で表現したものであるともいいますが」
「では続いては“能力特典”を決めていきたいと思います。よろしいですかー? 」
「はい、では振りますね」
「どうぞー」
からからから
⚅
「あちゃー…」
「あー、出目は6 『はずれ』ですね~。ドンマイです」
では転生です。
あなたは2つの神からの贈り物をもって別世界に転生します。
今のあなたの自我を保ったまま、赤ん坊からあなたは人生をやり直します。
これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。
あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。
私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません。
三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。
転生を実行します。それではよき人生を
No.32 滝川駿
同じ町内・同じ小学校中学校高校、ということで黒崎一護と友人になった。←霊感持ち同士
高校一年生原作開始。
何事もなく終了。
原作終了(10年後)の二年前、黒崎夏梨と結婚。翌年には長男が誕生した。
晩年、子どもと妻に看取られながら息を引き取った。享年81歳。
滝川駿/享年81歳
髪の色/ブラック
瞳の色/ブラウン
職業(現役時代)/探偵:殺し屋
Q.なんで夏梨ちゃんと結婚してるの?!
A.『なんで』というなら、惚れたから。
『どうやって』というなら、落とし物(念力でスった)から運命の出会い(人工)を経て連絡先を交換したりデートしたり告白したりして結婚にこぎつけた。
Q. 職業(現役時代)/探偵:殺し屋って?
A.探偵はカモフラージュ。家族にもそう言ってあった。犬探しとか猫探し、浮気調査から落とし物の捜索まで。
空座町唯一の探偵事務所。前からいた同業者は脳出血や心臓麻痺で亡くなったらしい、不思議だね(すっとぼけ)。
探偵としての月の稼ぎは平均30万円程度。初めのころは手取り数万円だった。
殺し屋が本業。探偵業の傍ら、「はちきゅーさん」の人などにスタンドを送り、報酬と引き換えにターゲットを鍛えたESPで殺すお仕事。生命保険目当てで誰々を殺してとか、自殺したいけど自分では怖いからとか、介護がもう耐えきれないので殺してくださいとか、そんな動機での殺人も請け負う。
一人当たり十数万円から数十万円。金のやり取りは現金をスタンドもろとも「瞬間移動」させて取り寄せていた。
月の儲けは平均数百万円。海外にも依頼人はたくさん。
Q.夏梨ちゃんのおっぱいは?
A.でっかくてやわらかかった。
Q.結構稼いでるんじゃない? なんに使ったの?
A.基本的に子どものために使った。ハッスルしたためか息子3人・娘4人の子沢山家族になったので。
子どもたち全員に何不自由ない暮らし、上等な教育を受けさせるために、金を使いました。
ちなみに、夏梨ちゃんにはなんとなく「なにかしてる」と気づかれていましたが、触れられませんでした。彼女もその「なにか」の収入で今の生活が成り立っていることに気づいていましたから。
はい。
昼は探偵、夜は殺し屋――ってキャッチコピー、燻る中二心が刺激されますよね。なんとなくわくわくする。
そんなわけで32番は特典を職業に生かしました。ハイウェイ・スター、捜索に超便利ですから。匂いが薄れれば困難ですが…。
『BLEACH』最終回の10年後メンバーで一番びっくりしたのが黒崎姉妹の成長でしたね。大人になったら遊子ちゃんのほうが巨乳になると思ってたのに、まさかの夏梨ちゃん巨乳成長。
そんなわけで。
一護と同い年だと、5・6歳差だから
滝川駿(26)―黒崎夏梨(21)とかになりますね。
若っ!