FOREVER見てきました。メガネケースと、Wのソフビも買いました。いい年してブンドド………割と楽しかった、買うだけ買って放置してたスーパーゼットンデスサイズのソフビとわいのわいのして遊びました。
「次の方どうぞー」
ガチャ
「失礼します」
「 36番 後藤旭さんですね? こちらの席にどうぞー」
「はい」
「後藤さん、まことに残念ながらあなたは死にました」
「ですよね」
「はい。つきましては転生をしていただきます。神様転生というやつですね」
「ですよね! 」
「………流れとしては、転生先を決めていただき、転生特典を選択。そしてそのまま転生、第二の人生をスタートしてもらうという感じです」
「おー! 」
「ただ」
「お? 」
「転生先や転生特典を後藤さんが自由に選ぶことはできません。かといってこちらが選ぶということでもありません」
「というと? 」
「サイコロの出目とくじの番号によって、転生先と転生特典は選ばれます。つまり良い転生先、良い特典に恵まれるかは後藤さんの運次第ということになりますね」
「なるほど」
「転生先について『かくかくしかじか』となっています。出目6と4か6が出れば転生先は自由に決められるということですね。後藤さんはどれを出したいですか? 」
「そうですね…やはり『自由』が一番ですが、それ以外このリストの中から選ぶとすると、ポケットモンスターの世界でしょうか」
「ほほう? 」
「ポケモントレーナーになりたいというのが理由ですね。イトマルとかアリアドスとか、虫系のポケモンと家族になりたいなって」
「………ほ、ほほぉ。虫タイプですか。あ、サイコロです。どうぞ」
「はい。 ………っ」
からからから
⚅:⚂
「あ~…出目は6と3 『なんちゃってファンタジー世界』に転生です」
「なんちゃって」
「はい。まぁ、魔王と勇者がいて、エルフやドワーフ獣人などなど、ファンタジーなテンプレ要素が盛りだくさんの世界です。『中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジー小説』の概念の具現的な、そんな世界です。リアル中世ではなくファンタジー中世ですね。よくあるやつです」
「イメージできました、なんとなく。危険とかは、どんな感じなんでしょうか」
「そうですね~。少なくとも成人するまでは ほとんど危険はありませんよ。これは転生者さん全員に言えることで、後藤さんも例外ではないのですが、貧しくもない優しい両親のいる家庭に産まれることになりますので」
「つまり、成人したら危険があると? 」
「ノーコメントで」
「わかりました」
「続いて、転生特典を決めていただきます。『かくかくしかじか』」
「『まるまるうまうま』」
「では“アイテム特典”の数を決めていただきます。どうぞ」
「…………」
からんからから
⚂
「出目は3 くじを3枚引いてください」
「はい」
ごそごそごそごそ
30・・・85・・・2332
「では特典の説明をさせていただきます。
まずは30番『イヌイヌの実 モデル「
「なるほど」
「ご存じなのは理解していますがこれも仕事なので、せめて短く説明をば。
この特典は漫画『ONE PIECE』に登場する悪魔の実の一種で動物系の実です。食べればカナヅチになったりするデメリットと引き換えに身体能力を強化した獣・獣人の姿になることができるようになります、以上」
「はい」
「あ、『無生物に実を食べさせたい』なら実をつぶして果肉を塗りたくってください」
「おおぅ…わかりました」
「続いては85番『モサモサの実』です」
「………被りましたね」
「被りましたね~。普通の人間が食べられる悪魔の実は一つだけなので、仮に後藤さんが両方の実を食べたら爆死します。一応言っておきますが」
「はい」
「モサモサの実は超人系の悪魔の実、能力は植物の成長を促し、操ることができること。映画で見せたような奇妙な踊りはいらないことにしたのでご安心ください」
「よかった。さすがにあれは恥ずかしいです」
「あっはっは。これぐらいでしょうかね。次に行きます」
「はい」
「最後の特典は『No.075 奇運アレキサンドライト』です」
「?………あ~…」
「後藤さんがお気づきになられた通り、『HUNTER×HUNTER』グリード・アイランド編に登場した指定ポケットカードの一枚です」
「あれですよね、忍者? 山賊? の」
「ですです。カード化されているので「ゲイン」と唱えることで実体化し、効果を発揮します。このカードのランクはA カードの説明欄によると
『所有している者は他の者が決して味わえない貴重な体験をすることが出来る。幸運か不運かは選ぶことが出来ないが・・・。』だそうです」
「まさに奇運…ってことですか」
「そうですね。いうならば物語発生装置ともいえるかもしれませんね。いい意味でも悪い意味でも。普通では味わえない楽園の体験になるか、普通では味わえない地獄の体験になるか…博打ですね」
「使わないほうが、いいんでしょうか」
「いやぁ~、どうでしょうねぇ…絶体絶命のピンチなんかでは使えるんじゃないですかね? ピンチから脱しないと『奇運』に出会えませんし。危機を脱することが『奇運』となるかもしれませんが」
「なるほど…」
「では“能力特典”を決めていただきます」
「はい」
からからからからん
⚀
「出目は1『アイテムBOX』です」
「ファンタジー必須能力が来るとは…ありがたいですが」
「旅をするにはうってつけですね。荷物を持つ必要も、食料の劣化を気にする必要もないですし」
「ですね。でも私はなるべく実家で暮らしていきたいなぁって」
「そうですね…そうですか…」
では転生です
あなたは3つと1つの神からの贈り物をもって別世界に転生します。
今のあなたの自我を保ったまま、赤ん坊からあなたは人生をやり直します。
これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。
あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。
私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません
三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。
転生を実行します。それではよき人生を 」
「ありがとうございました」
「行ってらっしゃいませ」
No.36 後藤旭
能力を農業に生かそうと、モサモサの実を食い悪魔の実の能力者となる。←成長を早めようと試したらうっかり枯らしてしまったり、成長させすぎてしまったりしたことも。
イヌイヌの実どうしよっか→「父さん、ナイフがほしいです」
→ナイフを持ち歩き大事にする。(いずれ狼にしたときに、群れの一員と認識してくれるように)
成人、町へ。
帰ってくると村は襲われ両親は皆殺しにされていた。
モサモサの能力で植物を急成長させ自身の体を覆い隠れていると、悪魔と勇者(幼馴染)の戦いが始まった。息をひそめていた。
戦いが終わり、勇者とその家族たちはなんかすごいのに連れられて行った。
これからどうしようか…と途方に暮れたが腹が減ったので家に戻り、両親の遺体を埋め、花で覆った。母親が自分のために用意してくれたであろう、もうすっかり冷めてしまった料理を泣きながら食い、食い終わった後また泣いた。
ナイフに悪魔の実を食べさせ相棒にした。幸い自分を群れの一人ととらえてくれたようで泣いている自分を気遣ってくれた。
村に残っていた食料や金品を『アイテムBOX』の中に入れて、王都に行くことにした。
「シャープ」と名付けたナイフ/狼に乗せてもらって王都へとんぼ返り。王都で暮らしていこうとしたが紹介もなく働かせてくれるところはなく、冒険者として活動しようにも、勇者が大活躍しているので行くことができず(関わりたくない)。
結局食料を買ってあてどない旅に出ることにした。旅を始めてしばらく、このままでは先がないと『奇運アレキサンドライト』をゲイン。鬼が出るか蛇が出るか、自分の運に賭けよう。
数日後『偶然』モンスターに襲われるエルフの少女と出会い、逃げるつもりだったが『偶然』見つかってしまい、戦闘に。モサモサの実の能力で植物を成長させたところ、エルフにつかまり、そのままエルフの国に連れていかれてしまった。
そして―――
『聖樹防衛戦』・『聖樹伐採』・『大罪人公開処刑』などなどいろいろなことがあって、波乱万丈の人生を送った。エルフの国に属する唯一の人間として外交の大使になって人間の国をまたにかけたり、勇者と共闘して魔王軍を追い払ったりも。
生涯独身、家族はナイフ狼「シャープ」だけだった。(本人が気づいていないだけで好意を寄せてくれるエルフっ娘は何人もいた。爆発しろ)
はい。
爆発しろ。
具体的には~、
・聖樹の守り人(見習いあわわ)
・エルフの国の第3王女(わんぱく無知むちっ娘)
・若作りロリBBA(大賢者:お師匠)
・フルアーマー狂戦士(鎧を脱ぐと性格変わる)
・金貸し(ツンデレ:外面Sの内面ベタ惚れ)
………等々フラグ建てまくり(無自覚)
って感じですかね~。爆発しろ。
後藤さんは最終的にエルフの魔法を学び、モサモサの能力と合わせることで千手柱間の『木遁秘術・樹界降誕』並みのこともできるようになりました。すごいっすね。
書かれていませんがめちゃくちゃ苦労しています。外交では胃に穴が開きましたし、戦闘では何度もズタボロになりました。だからこそ慕われたというか…でも気づかない。爆発しろ。
魔族との戦いから数年後、エルフの国では人間とのハーフがたくさん生まれたそうです。後藤さん そのベビーブームが起こる前、倒れるように寝てしまい翌朝すごい疲れていることが多かったそうです。不思議ですね。
不思議ですね(棒読み)。