サイコロ・くじ引き転生【短編集】(改題)   作:しゃしゃしゃ

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☆□ 41番 吉原照孝 享年14歳の場合

 

 

 

 

 

 

「次の方どうぞ―」

 

ガチャ

 

「ど、どうも…失礼します」

 

「41番、吉原照孝さんですね。席にどうぞー」

 

パタン

 

「あ、あのもしかして“転生”ですか? 」

 

「えぇ。ただここの転生は少々変わっていまして、説明させていただきますと、『かくかくしかじか』という訳なのです」

 

「なるほど…嬉しいシステムですね」

 

「? どうしてそう思われるんですか? 」

 

「だって、諦めがつくじゃないですか。サイコロだったりくじだったり、運で決まったものならどんな人生になっても「しょうがないなぁ」って」

 

「はぁ…」

 

「うーん、あれですよ。「こんなはずじゃなかったッ! なんで俺は…っ! 」ってならないっていうか…転生モノで、そもそも転生先や転生特典で間違ったものを選んでしまうとか、そういうのです」

 

「ああー」

 

「転生特典で『無限の剣製』頼んで、エミヤシロウの心象風景に塗りつぶされて………とか、そういうのですよ」

 

「なるほどー…」

 

 

 

 

 

「では、サイコロをどうぞ。転生先を決めていただきます」

 

「はい…っ! 」

 

 

からんころころ

 

 

⚃:⚀

 

 

「出目は4と1…『Fateシリーズ』ですね」

 

「フェイトですか 」

 

「(おおう、珍しい。知らない系? 転生とかは知ってるのに? …なるほど、知っているけど詳しくは知らないのか…)

 もう一度、今度は一つだけサイコロを振ってみてください」

 

「はい」

 

 

からんころころ

 

 

 

 

 

「出目は2、よって吉原さんの転生先は『Fate/zero』の世界です」

 

「どんなお話の世界なんですか? 」

 

「………えーっと、願いを叶える万能の願望機たる『聖杯』の力を追い求め、七人の魔術師がマスターとなって七人の英霊をサーヴァントとして召喚し、最後の一人になるまで戦いを繰り広げる聖杯戦争という戦いを行う、日本の冬木市という土地を舞台として物語です」

 

「魔術師に、英霊…ですか。そういう話なんですね…」

 

「はい。そして、聖杯戦争は1994年11月ごろに起こりますので、参加する場合はお忘れなく」

 

「時代、ずいぶんズレるんですね(生まれた年より前じゃん)………別に参加しなくてもいいんですよね? その、聖杯戦争には」

 

「それは確かに、その通りですが…参加なされないんですか? 」

 

「別に叶えたい願いなんてないですし、それに戦争なんですよね? 怖いし戦いたくなんてないですよ」

 

「………(まぁ、それはそうか…)」

 

 

 

 

 

 

「では続きまして特典の選定に移らせてもらいます。『かくかくしかじか』、二種類の特典のうち“アイテム特典”の数をサイコロの出目で決めていただきます」

 

「はい」

 

 

 

から からから

 

 

 

 

 

 

「あっ」

 

「あ」

 

 

「………」

 

「……出目は1 なので吉原さんの“アイテム特典”は一つです。くじを一枚引いてください」

 

「はい、いや、うん。もらえるだけ恵まれていますよね。わかってます」

 

 

ごそごそごそごそごそごそごそごそごそごそごそごそ

 

 

 

2041

 

 

 

「特典の説明をさせていただきます。

 2041番は『アマゾンドライバー+アマゾン細胞(アルファ版)』です」

 

「アマゾン細胞………? あ、『仮面ライダーアマゾンズ』ですか? 」

 

「おおう、ご存知ですか」

 

「はい。BSでちらっと見たら意外と面白くて、最終回まで見ちゃいました」

 

「………あー(season2も劇場版も、存在自体知らないな)」

 

「? それでその、αってことはあれですか? あの赤い方」

 

「はい本編において、鷹山仁さんが変身した、アマゾンアルファと同じアマゾンになることのできるドライバーとアマゾン細胞です。作中の鷹山仁さんの『アマゾンアルファ』と全く同じ容姿や特性になるように神様が不思議パワーでお作りになったそれを植え付けるという感じになりますね」

 

「アマゾン細胞…僕大丈夫でしょうか。人食いになったりとか」

 

「原作の鷹山仁さん同様、人食いの衝動は強くないので十分我慢できるはずです」

 

「そうですか…よかった」

 

「ただ、変身するとしたら、タンパク質を消耗するので卵や肉をモリモリ食べて補う必要があると思いますので、そこはお気を付けください」

 

「はい」

 

「それと、後天的にとはいえアマゾンになるわけですから身体能力などが普通の人と比べて強化されます」

 

「…なんかイヤですね。人間じゃなくなるって」

 

「まぁ見かけは人間ですから、いいじゃないですか。アマゾンズドライバーですが、あくまで強化装備であって、『変身』に必要不可欠ではないので、いざという時には自力でアマゾン態になることもできます」

 

「え、そんなことできるんですか」

 

「ええ、できるんです」

「アマゾンオメガの水澤悠も一話で変わっていたでしょう? あれと同じです」

 

「あー…あー? そうだったよーな、そうでないよーな…まぁ分かりました」

 

「よろしいですか? 」

 

「僕変身する予定なんてありませんし、別にいいですよ。便利なのが出なかったのは残念だけど、厄ネタが出なかっただけで十分です」

 

「まぁ確かに…まぁ………確かに? (チープ・トリックとかの即死級ではないけど、これも立派な厄ネタじゃね? ………あー、season1だけだと確かにそこまでとは思えない…か…? )」

 

 

 

 

 

 

 

「続いては“能力特典”です。サイコロを振ってください」

 

「はい」

 

ころん

 

 

 

 

 

「出目は4 『リスタート×1』ですね」

 

「うぅうん…」

 

「ご不満ですか」

 

「まぁ、はい…正直言うと………いや、不慮の事故で死ぬこともあるし、それを回避できると考えると確かに有用ではあるんでしょうけど…一回死んだらそれでいいんじゃないかなと」

 

「吉原さんこれから二回目の人生ですけど? 」

 

「いや! そういう意味じゃなく! 」

 

「冗談です」

 

 

では転生です。

 

あなたは1つと1つの神からの贈り物をもって別世界に転生します。

今のあなたの自我を保ったまま、赤ん坊からあなたは人生をやり直します。

これからあなたの生きる世界に私たちは関与しません。

あなたがこれから手にする力で何をしても、それはあなたの自由です。

私たちはあなたが亡くなった後に、あなたの人生を閲覧しますが、評価するわけではありません。

三度目はありません。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかはあなた次第です。

転生を実行します。それではよき人生を 

 

 

 

「行ってらっしゃいませ」

 

「ありがとうございました、行ってきます」

 

 

 

 

 






 衛宮切嗣どこ生まれかわからんので吉原さんは冬木に生まれます。

No.41 吉原照孝
 子どもの頃、かけっこで一番だったので女の子(幼女)にモテた。

 中高と陸上部だったが、高校の先生に生物の面白さを教わり、猛勉強。陸上を引退し、二回浪人して有名大学に進学。一流企業に研究員として雇われるまでになった。

 そして、26歳の時、職場の同僚と結婚。子どもができる。
 妻子死亡。

 絶望。聖杯を求める。

 第四次聖杯戦争開始。
→開催の一年前から令呪はあったが、一般人なので召喚も何もかもわからず、聖杯戦争についてもそもそも何が何なのかわからず苦悩する。

⇒開催時期になって、町で異変が起き始めて、焦りながら町をうろうろ。→アマゾンとしての野生の勘が「なんかやべぇ」と囁く。→おそるおそる気配の元に

 ウェイバーのライダー召喚に使ったところにたどり着く。
聖杯「オラ、はよ召喚しろや。できん? しゃーない、やらせたるわ! 」

\ドォォォォォ~~ン/
吉原「何の光!?(ガチ驚き)」

 ガイウス・ユリウス・カエサル〔キャスター〕

を召喚。


→剣カエサルよりもスリムでガリガリ。クレオパトラの知っていた体型のカエサル。

 キャスター(カエサル)に魔術関係の基礎知識を教えてもらいつつ、マスターとサーヴァントとしての親交を深める。
←魔力供給(意味深)じゃないよっ!? 勘違いしないでよねっ!
←願いのこととか、双方の性能についてとか
(カエサル:ステータス・宝具について、吉原:特典について)


数日後
 倉庫群でのイスカンダル(ライダー)の真名暴露で、こっそりのぞいていたカエサルが大興奮。
カエサル「イスカンダル!? 」
吉原「なになに? 」
カ「行こう、行くぞ、行かねば! 」
吉「待て待て待て! 」


 で、夜のうちに(ライダー陣営拠点)マッケンジー宅に突撃。
 色々挨拶して同盟を結んだ。

カエサル「(あなたの部下の興した)プトレマイオス朝守れなくてごめんなさい」
イスカンダル「え? あ、うん。しゃーないって。これからよろしく」
ウェイバー「一般人のマスター………(頭抱えて)」
吉原「これからよろしくー。聖杯使わせてくれるなら部下になってもいいよー。あ、ウェイバー君? 魔術について教えてー」
→願いが受肉なら聖杯余力あるよね。こっちにも使わせて?

 わいの わいの

 同盟相手となったウェイバー君(年下)から魔術についてや聖杯戦争について、色々なことを教授してもらいつつ様子見。

 聖杯問答を挟み、

 アサシン脱落、ランサー脱落、ケイネス・ソラウ タン タン ザシュ!
 トッキーアゾット。


 アーチャーV.S.ライダーに部下として参戦。(いつの間にか部下に。カリスマ:Aって怖い…)

 生きろとは言われてないので変身して特攻。
 死んだ。





―――リスタート―――





 聖杯戦争の始まり(キャスター(カエサル)召喚)まで戻って再開した。

「令呪をもって命じる、ライダーに膝をつくな」
「重ねて令呪をもって命じる、自分の願いを忘れるな」

 (情報的に)強くてニューゲーム


 倉庫街での小競り合いでアーチャーが出ていったタイミングで、遠坂邸を襲撃(キャスターに工房掌握してもらって、変身してバイオレントストライク(ライダーキック))。腕もぎ取って逃走。

 英雄王ご退場(単独行動あるからマスター無しでも現世にいられるけど、つまらんし 頭きたから我帰る! )

 キャスターの扇動スキルを使い、バーサーカーを教会に突っ込ませ、衛宮切嗣に言峰綺礼を殺させるように仕向けた。
――アサシン脱落(マスター死亡により)
――バーサーカー脱落(煽った結果「Arrrrrrthurrrrrrrrr!!」からの雁夜おじさん枯死)


 別れて帰ったら城で待っていたランサー陣営とバトル。
→2対1(鯖) と 2対1((マス)

勝利。ランサー脱落。
 アイリスフィール許容量ギリギリ(ギルの魂濃ゆいから…)

 破裂。アイリスフィール聖杯としての姿に。=どろどろどろ…

呑まれる。

切嗣「破壊する」
セイバー「やめろ! 」
吉原「させるか! 俺は俺の家族を取り戻す、聖杯ならそれができる! 」
カエサル「先に謝っておく、すまないなマスター」

トス

吉原「キャス…ター…な、んで…」
カエサル「私はこれでもれっきとした英霊だ。この聖杯は使えない。それに、令呪がある」
吉原「令、呪…? 」
カエサル「願いを忘れるなという令呪だ。愛し子(カエサリオン)を我が子と認め、愛した女(クレオパトラ)と……。その願いは泥にまみれようと忘れることはない」
吉原「……ッ! ……」
カエサル「この聖杯で会えるのは、中身が違う。私が会いたい者たちではない」



 吉原照孝、死亡。
 その後は残ったセイバーが令呪でエクスカリバーさせられて第四次聖杯戦争終了。

 ちゃんちゃん。





 はい。
 吉原さんの妻子が亡くなったのは抑止力案件です。溶原性アマゾン細胞です。(それで抑止力が働くのかは知らない。長期的にみて人類皆アマゾンになっていた可能性はあるけれども、死徒…なぁ…? )
(作者、Fateシリーズはともかく型月全般は専門家ではないから詳しく知らないの。教えて偉い人! )



 アマゾンアルファの特典には、その転生者の子どもと母体を溶原性アマゾンのオリジナルとしてしまう、超絶疫病神仕様がついていたのです。トラロックとか変質とかなくても子どもと孕んだ母体は問答無用原理不明でオリジナルになる。
 神さま鬼畜ー。
 天使さま鬼畜ー(『聞かれなかったからね』)。

 カエサル〔キャスター〕を引いたのは縁(願いが似ている)です。ただ本人の相性は悪くも良くもなかったので、二周目に英雄的理由で裏切られてしまいました。一周目はライダー陣営に与していたのでそれなりにうまくやっていた。
 アーチャーの倒し方どうにも思いつかなかったので、マスター殺しにしました。ギル様そうなったらどうするんでしょうね。キレる? 落胆? 帰る? うーむ…。


 この世界の第四次聖杯戦争は、ホテル爆破されて教会倒壊して城が森ごと吹っ飛んだだけです。人的被害は最小限で済んだよ! やったね(白目)
 開始から八日で終了ですかね。
 吉原さんは悔いを残して死に、願いは遂げられず、でも人類の未来的にはそれが良かったという。


 ゴムしろ(←してた。そろそろ子ども欲しかった。しないでシた。できた)
――結果、妻子を失い、戦争に参加して人を殺して、最期は裏切られて死ぬ。………悲しいなぁ。
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