サイコロ・くじ引き転生【短編集】(改題)   作:しゃしゃしゃ

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後書き(本編)


☆□ 492番 水澤ふたば 享年34歳の場合

「…

君がこれから手にする力で何をしても、それは君の自由。

ボクたちは君が亡くなった後に、君の人生を閲覧するけど、評価するわけじゃない。

君の人生に三度目はないよ。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかは君次第だ。

転生を実行する。それではいい人生を ばいば~い! 」

 

「―――! 」

 

「はいはーい。アデュー」

 

 

「ウチくるの変態ばっかなんだけど、なにこれ」

 

 

 

⚀⚁⚂⚃⚄⚅

 

 

 

「さてと、次は」

 

ガチャ

 

 

「…―――」

 

「はーいこんにちは。492番、水澤ふたばさんですね。享年34歳、おおぅ…」

 

「っ……」

 

「いやごめんなさいね。あーんー…とりあえずドア閉めて席についていただけますか? 」

 

「―――」

 

「ではまずは説明を」

 

「―――? 」

 

「おぅ、わかっちゃいますかー。ですよねー。そうです神様転生です」

 

 

「―――」

 

「いえ、これは神様のミスから始まるものではないです。第一水澤さんが死んだのって僕たち関与していませんし」

 

「?」

 

「あれ、わからないんですか? 自分が死んだ理由」

 

「―――」

 

「たまにいるんですよね………知りたいですか? 」

 

「―――」

 

「じゃあ、コホン。水澤さんあなたが死んだのは殺されたからです」

 

「!」

 

「母親にね。寝ているところをぐさっと」

 

「! ―――! 」

 

「なぜか…わかりませんか? 」

 

「―――」

 

「はぁ」

 

「―――――――――――」

 

「はい、わかりました。わかったよ」

 

「じゃあ、説明を始めようか」

 

「―――」

 

 

 

 

「これから君にはサイコロを振ってもらう。そのサイコロの出目で転生する世界を決める」

 

「―――」

 

「そう。ボクらが決めるわけでもないし、君が自由に決められるわけでもない」

 

「さ、振って」

 

「―――? 」

 

「いや転生の選択肢は12通りです。他に質問はある? 」

 

「―――」

 

「そうですか(ないんだ。何の世界に転生するか聞かないんだ)」

 

「じゃ、どうぞ」

 

「―――!! 」

 

 

 

⚀:⚃

 

 

 

「―――? 」

 

「この出目は、『ハイスクールD×D』の世界だね」

 

「……………!! 」

 

「オメデトー(殺意とインフレ厳しい世界なんでけどなー)」

 

「(や、やったD×Dの世界に転生! 妄想が現実に、やった! )」

 

「いいですか? 次に転生特典となる“アイテム特典”を決めるよ。サイコロを一つ振って。その出目で、特典の数を決めるから」

 

「―――? 」

 

 

「あい。“アイテム特典”っていうのはこの神様転生の神様が決めた、漫画やアニメの特殊な武器や道具を特典として転生者に与えて転生させようっていうの、のことだよ」

 

「―――? 」

 

「例えば、ドラえもんのひみつ道具とか。君の転生するD×Dの神器もリストの中にはあるよ」

 

「! ―――? 」

 

「あるよ。具体的には答えられないけど。リストも見せられないからね」

「さぁ、振って」

 

 

「……―――!! 」

 

 

 

 

 

「っ! そんなっ! 」

 

「あー。まぁ3つでもいいのが引ければチャラだよ。どんまいどんまい」

「さ、引いて」

 

「…? 」

 

「そうだよ、文句ある? 」

 

「―。――」

 

 

がさごそがさごそ

 

 

1591・・・956・・・274

 

 

「―――」

 

「はいはい、まずは1591番は~…あー…」

 

「ど、どうしたんですか? 」

 

「いや…1591番は『アゲタイ』だ」

 

「アゲタイ? 鯛ですか? 」

 

「いや、ネクタイのタイだね。察しの通りひみつ道具で、『ぼくのすべてをアゲタイ』というお話に登場したひみつ道具だ」

 

「え、それって(まさか)」

 

「うん。これを着けると自分の物を誰かになんでもあげたくなるっていう道具だね。のび太くんもこれを着けたせいで、ママにお使い頼まれて買った饅頭あげちゃうし、靴も服も眼鏡もあげて、最終的に家まで人にあげようとしちゃったからね」

 

「完全にはずれじゃないですか! 」

 

「うん残念だったね。どんまい」

 

「( くそ! だ、大丈夫だ。あと二つある)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「次、956番は『巨雨象(エレファンテ・フォルテ・ピオッジャ)×3 と おまけの雨のリング』ですね」

 

「リングってことはリボーンの」

 

「そうだね。ジャンプで連載されていた『家庭教師ヒットマンREBORN!』の未来編に登場した匣兵器の一つだよ」

 

「えっと…あれですよね、あの、王子の兄の執事の…」

 

「うん言いたいことはわかるよ。それで合ってる。×3個なのは、その執事のオルゲイトが3つ使ってたから、神様が3個セットにしたんだろうね」

 

「なるほど…(あれ、俺大丈夫か? 俺雨属性の波動ちゃんと流れてるのか? )」

 

「そうだ、言い忘れてたけど、炎の属性については心配いらないよ。転生するときちゃんと特典が機能するように条件整えるから」

 

「ありがとうございます(よかった)」

 

 

 

「じゃあ最後、274番は『パール・ジャムのスタンドDISK』でーす」

 

「スタンド? というかパール・ジャム? それってトニオさんの? 」

 

「ほい、その通り、4部に登場した料理人。イタリア人のトニオ・トラサルディーさんの、『料理に混入させることで、食べた者の身体の不調を治癒する能力』を持つスタンドだよ」

 

「………(なんてことだ・・・全くこれっぽちも戦闘に向いてない。3つの特典の内 戦力になるのは1つだけ・・・死ぬ気の炎と匣だけで生き残れるのか・・・? )」

 

 

「さて、これで“アイテム特典”は選択完了。次行くよ」

 

「………」

 

 

「次は“能力特典”だ」

 

「―――? 」

 

「うん。“能力特典”というのは神様が選んだ便利な特殊能力をサイコロの出目によって与える、というもので、その能力が…こちらです! 」

 

どん!

 

 

⚀ アイテムBOX(内容量無限)(内部時間停止)(中身把握)(生物不可)

⚁ 鑑定(名前など基本的な内容が丸わかり)(人の名前忘れちゃったとき便利だね)

⚂ 翻訳(どんな言葉も理解できるよ)(読めるし書けるし聞けるし喋れるよ)(on/off可能だよ)

⚃ リスタート×1(不慮の事故など寿命以外の原因で死亡した時、回避可能な時間に戻って 1度だけ やり直しができるよ)

⚄ ○○○コントロール(アレを自由に動かせるよ)(○倫男になれるよ)(たっちゃってたちあがれない時に便利だね)

⚅ はずれ(残念外れだよ、アイテムで我慢してね)

 

 

 

「おお」

 

「こんな感じです。はい、サイコロ一つ張りきってどうぞ! 」

 

 

「――――!! 」

 

からん、から から から らん

 

 

 

 

 

 

 

「っ! 」

 

 

「おめでとう~ ?『リスタート×1』で~す」

 

「これは、あれなのか? 死ぬけど頑張れよ! 的な? 」

 

「いやいや。サイコロの出目にボクら干渉してないから。君自身が引き当てた能力だよ」

 

「………(死んでも大丈夫ってそもそも死にたくねぇよ。というかこの世界で死ぬような目にあったら回避してもまた殺されそうなんですけどッ! )」

 

 

「あはは…。まぁうん。D×Dの世界は結構物騒だからね。でも大丈夫。平穏に人生を送った転生者も前例あるから」

 

「ほんとですか? その人の特典も力不足だったんですか…? 」

 

「いやぁ、それは…あはは」

 

「………」

 

「………」

 

 

 

…………………

 

 

 

 

「では転生だ。

これから君は3つと1つの神からの贈り物をもって別世界に転生する。

今の君の自我を保ったまま、赤ん坊から君は人生をやり直す。

これから君の生きる世界にボクたちは関与しない。

君がこれから手にする力で何をしても、それは君の自由だ。

ボクたちは君が亡くなった後に、君の人生を閲覧するけど、なにも評価するわけじゃない。

この転生に三度目はない。二度目の人生を、後悔なく過ごせるかは君の行動次第だ。

転生を実行。それでは良い人生を 」

 

 

 

「………ぁあ! やってやる! 成功してやるさ! 俺は!

 ありがとうございましたッ! 」

 

「はいは~い。オモシロオカシク過ごしてね~」

 

 

 

 

 





No.492 水澤ふたば
 転生し、物心がついたころ、パール・ジャム入りの手料理を作り両親に食べてもらう←不発。スタンド単体では劇的な回復力はないと知り愕然。
 原作にはかかわらないことを決意。中学卒業後、料理学校に進学。
進学した先ではぐれ悪魔に遭遇。死亡。
『リスタート』
進学した先ではぐれ悪魔と遭遇。死ぬ気の炎を灯し『巨雨象(エレファンテ・フォルテ・ピオッジャ)』開匣。文字通り死ぬ気で討滅した。

が、

はぐれ悪魔を討ちに来た上級悪魔の眷属に襲われ、返り討ちにした結果、追われることに。
戦闘の連続で炎が尽き、捕らえられそうになったので、絞り出した最後の死ぬ気の炎で開匣 自分の体を転生させられないように踏みつぶさせた。
 享年17歳




 というわけで、悲劇でしたねー。
原作と関わらず、平穏に生きることを願った水澤さんでしたが、そうはいきませんでした。
世界が悪かった。この一転につきますネ。あと運も。

彼を殺させた上級悪魔は原作には登場しない悪魔で、眷属をガチ奴隷扱いしている悪魔でした。転生させられたら何をされるかわからない。ひどい目に合うかもしれないと思ったので転生させられないように最後頑張りました。


明日一週間投稿ラストでーす。お楽しみに!
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