ロクでなし魔術講師と投影者(リメイク中につき凍結)   作:よこちょ

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アラン;おっす。アランだ。

グレン;グレンだ。

アラン;今回は俺の初変身回だ!みんな楽しみにしてくれよな!

グレン;へっ。散々渋ってたくせにいざとなったらやるんだからな。さすがは『正義の味方』様だぜ。

アラン;照れるなぁ。まぁ、今回は俺の正義についてもちょっと触れるからそこも見ててくれ。

グレン;後で恥ずかしくて悶えても知らんぞ?

アラン;うぐっ……。まぁ、そこは是非もないよネ!

グレン;どこの第六天魔王だお前は………。まぁいいや。さっさと本編いくぞ!

アラン;はいよ!

グレン&アラン;どうなる第18話、どうぞ!




アラン;あ、Twitterのフォローと活動報告のアンケートも宜しくな!

グレン;垢はTwitterで@yokotyoyokotyoで検索してくれ!

アラン;お前もメタいな。

グレン;もう慣れた。


第18話 正義をビルド

「…………はい?今なんと?」

 

唐突に放たれた言葉に困惑し、思わず返した。

まぁ、普通の人は生きている上で冗談で死ねだの殺すだの言われたことはあってもガチで殺すなんて宣告されたことはないから仕方がない。是非もないよネ!

 

「聞こえなかったのか?俺はお前を殺す。依頼を受けたもんでね。まぁ、運が悪かったと思って諦めてくれや。」

 

キンッと、まるで空気が凍りついたような音が聞こえた気がした。

それほどまでに相手─ナイトローグの放つ圧は凄いものだった。

グレンはその圧にやられたのか、気持ち悪そうにして口を抑え、青い顔で下を向いていた。

 

(……俺しか動けない、か。)

 

試しに【ライトニング・ピアス】でも打ち込むか。

そう考えた矢先、ナイトローグの放った言葉によって中止せざるを得なくなった。

 

「言っておくが、俺には魔術の類はほどんど効かん。魔術で倒したきゃ、【イクスティンクション・レイ】でも持ってくるんだな。」

 

(………やはりか。予想してたとはいえ、これはきつい。)

 

ドライバーを使うという手もあるが、今の俺には使いこなせる気がしなかった。

ならばボトルで強化した拳で戦おうと決断し、振って構えた時、衝撃的な事が起きた。

 

「ぶっ飛べ!有象無象!【イクスティンクション・レイ】──!」

 

「はいぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

なんと、グレンが【イクスティンクション・レイ】を容赦なくぶち込んだのだ。

どうやらさっき俯いて手で押さえていたのは、詠唱がバレないようにするためだったらしい。

グレンの手に表れた魔法陣から圧倒的なまでの魔力を伴って発射された光の奔流は絶大なる破壊力でナイトローグの居た場所を削り取り、無に帰していった。

ここから見ると、一直線に穴が空いたように見える。

相変わらず物凄い威力だ。

 

「…っあっぶねえ!てめえ人が話してる最中に呪文放っちゃいけないっていうお約束を知らんのか!」

 

「えー僕そんなの知らないな〜。だって俺そういうの面倒臭いし?それに部屋帰って寝たいし?明日早いからな〜。」

 

グレンはニヤニヤとした笑みを浮かべながらおちょくる。学園一煽りスキルの高いグレンの煽りは相手を猛烈に苛立たせている。流石だ。ナイトローグの額に青筋が幻視できる。

 

「チッ。めんどくせえ野郎だ。あーもうだりぃ!今日のところは引き上げてやるよ。」

 

そう言って来た時と同じように煙を伴ってどこかへと消えていった。それはもうブチ切れながら。心做しか煙の出方が多かったのも恐らく気のせいじゃないだろう。

 

「……ふぅ。行ったか。」

 

真っ青な顔になりながらその場に倒れふすグレン。やはり魔力消費が半端ないのであろう。

グレンを背負い、部屋へと運ぶことにした。まぁ、グレン寝てるしな。

 

「………一旦引く、か。」

 

恐らく、また近いうちに仕掛けてくるだろう。

………その時までに覚悟を決めなければな。

 

────────────────────────

 

翌日

 

 

あの後部屋へ戻って熟睡し、しっかり寝坊してシスティから説教をくらってから飯を食った。

そして現在。俺たちはしっかりと王都観光を楽しんでいた。

王都には様々な建物─映画館や美術館、博物館に巨大なショッピングセンターなどなど、フェジテとは比べ物にならなうほどの種類の建物があった。

普段こういうのに興味が無い俺が驚くほどなのだ。普段からショッピングを楽しむ乙女な2人にはとても刺激的に移っただろう。

ちばみにその乙女とは若干ズレてるリィエルは苺タルト頬張りながら歩き、グレンと俺は荷物持ちをさせられていた。

 

「お、おい……ちょっと休憩しようぜ………」

 

「あ、あぁ。頼む………。」

 

「もう……まだまだ回りたいとこ一杯あるのよ?」

 

「まあまあ、2人に荷物持たせちゃってるし……。ちょっと休憩しよう?」

 

「むう。ルミアがそう言うなら。」

 

「「た、助かった…………」」

 

そういうことで、モールの中心にある、大きな木の下にあるテーブル席に陣取り、休憩中である。

う、腕の感覚が…………

 

「イテテテテテ。腕吊りそうだ………」

 

グレンも同じ状況らしい。

 

「二人ともありがとう。はい、これ。」

 

休憩していると、ルミアが飲み物を買ってきてくれた。

あなたが神か(キャスター感)

 

「サンキュー。助かったぜ。」

 

「ううん。荷物持たせちゃってるしね。そのお礼。」

 

「まあ、ありがとよ。ふぅ。うまい。」

 

飲み物は何かのベリーだろうか?酸味が効いていて、疲れた体を十分に癒してくれた。

 

「しかし、こんなにいい場所なのになんでこんなに人がいないんだ?」

 

疲れていた時は気が付かなかったが、この木の周辺にあまり人がいない。

昼時を少しすぎているからだろうかとも思ったが、それにしても少なすぎる。

 

「………妙な胸騒ぎがするな。」

 

念の為ボトルを振っておく。

油断なく周囲を見渡していると、妙なことに気がついた。

人がいない部分が、綺麗な円になっているのだ。

ちょうど俺らを中心にした、半径20mほどの円だ。

ちらりとグレンを見やると、どうやら同じ結論に達したらしい。

 

「おいルミア、白猫。ここを離れるぞ。リィエルは大剣構えとけ。」

 

「グレン、持っとけ。」

 

「ああ。」

 

荷物を持ち、その場から少し離れた時、嫌な予感は的中した。

 

「シャァァァァ!」

 

「ッ!やっぱりか!」

 

表れたのは三体のスマッシュだった。

 

「昨日のナイトローグとかいうやつか!これやってんのは!」

 

「その通り!ようお前ら。昨日はよくもやってくれたなぁ?仕返しにきたぜ?」

 

更なるスマッシュを引き連れ、ナイトローグまで出てきた。

 

「あーもうやっぱりかよ。しつこい男は嫌われるぞ?」

 

「軽口を叩けるのも今のうちだ。行け。」

 

追加で5体。計8体のスマッシュが俺らを囲む。

3体でようやく対応出来ていたというのに、更に増えてはどうしようもない。

 

(………これじゃまずい。)

 

そう思うが、どうしてもドライバーの使用に踏ん切りがつかない。

迷いながらも戦い、グレン、リィエル、俺が一体ずつ仕留めた。これで残りは5体だ。

 

(………よし。これならいけるか?)

 

………そう思ったのがいけなかったのだろう。

 

「キャアァァァ!」

 

システィが魔術を撃ち損ね、スマッシュに腹を殴られていた。

 

「ッ!システィ!」

 

「ルミア!回復を頼む!クソ野郎がァ!」

 

グレンが突っ込む。

ルミアは回復をしている。

システィは攻撃を受けて痛そうだ。

 

「…………………。」

 

それ見て、ふと昔の光景を思い出した。

自分の親がこうして必死に抵抗している姿を。

 

「………そうか。」

 

俺はもう二度と繰り返したくない。そう思ったはずだ。

ならば。

 

「なら…………俺がやる。」

 

俺が止める。

例え俺の身が朽ちようとも、周りの人だけでも守りたい。

例え恐れられても、人のために戦いたい。

 

「…………もう、迷わんぞ。俺は。」

 

腰にドライバーを当てる。

するとベルト部分が飛び出し、自動的に腰に巻かれた。

 

「俺は…………俺の正義で戦う。」

 

兎と機械のボトルを取り出して、振る。

シャカシャカという軽快な音を立てて活性化したボトルをベルトに刺す。

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

「そして………希望を創る!」

 

横についたハンドルを回すと、音楽とともに問われる。

 

『Are you ready?』

 

「ああ。覚悟はできた。」

 

「変身!」

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!』

 

前後に形成された赤と青の鎧が俺を挟み、変身を完了させる。

 

「………仮面ライダービルド。俺は、俺の正義で!希望をビルドする!」

 

正義の仮面の戦士。ここに見参

 

「さぁ、実験を始めようか。」




初変身キター!
というわけで次回からビルドとしての初戦闘です。お楽しみに。
ではでは、次回の投稿まで!
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