ロクでなし魔術講師と投影者(リメイク中につき凍結) 作:よこちょ
グレン;なんでも、「別に受勲式の内容って要らなくないか?」っていう独断と偏見によって削ったらしい。
アラン;まぁ元々この受勲式編を作った理由がビルドを出すこととエレノアの招待を出すこと、それにお借りしたレイジ=フロイスさんを出すためだったらしいしな。
グレン;ここの部分は元々想定してなかった場面らしいし、まぁ大目に見てほしい………
アラン;本当にすまない………。あと使用許可くださった魔王ゼロさん、ありがとうございました
グレン;まぁ見たいって人がいたら短編で書くらしいから、そういう人がいたらコメントとかで言ってくれ。
アラン;んじゃ、そろそろ本編行くか!
グレン;そうだな。どうなる第20話!
アラン&グレン;どうぞ!
「ふぅ〜流石に疲れたわ…………」
ショッピングモールで襲撃された翌日。
無事に何事もなく受勲式が終了し、夜になった。
俺は現在疲れた身体を癒すために風呂に入っている。グレンは寝てから入るそうだ。
え?受勲式のとこの描写はどうしたって?
………野郎2人が受勲されてるとこなんか需要ねえだろ
ってことでカットだ。
え?見たいって?…………短編でやります(先送り)
まぁ硬っ苦しい式典も終わり、ようやく息を付けたんだ。こう言っても文句はないだろう。
「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁん疲れたもう!」
昨日言えなかったクッソ汚いセリフを大声でを吐く。
誰もいない大浴場に汚い(確信)なセリフが響き渡り、反響した。
こういうのってFoo〜!気持ティイ〜!ってなるよな。
そういや女王陛下─めんどいからアリシアさんでいいや─が話があるって昨日言ってたな。
「あとでアリシアさんのとこ行かなきゃな…」
「いえいえ。そうしてくれなくても大丈夫よ?」
「ファッ!?」
突然後ろから声が聞こえてビックリして振り向くと、そこにはミロのヴィーナスもかくやという程の美しさがあった。
柔らかな身体のライン、タオルで隠していても隠せきれていない大きな果実(意味深)、纏められた濡れた髪、流れ落ちる水滴、健康的なツヤを放つ柔肌…………
上げればキリがないほどの「美」を持った存在かつ、この国を纏めあげる手腕を持ったアリシアさんがそこに居た。
「え?ちょま、はい?俺一人で入って……え?」
テンパりすぎて全く言葉にならぬ単語の羅列を捲し立てる。
だが、そんなことはどうでもいい。もっと重要なことがある。
「…………これは懲役何年だろうか?」
恐れ多くもタオル越しに見てしまったのだ。
これは下手すれば国家転覆罪で死刑ありますよ………
「別に罪じゃないのですが………」
よかった。どうやら処刑台行きは免れたらしい。
………あれ?でもこれがバレたら死刑はなくても私刑はありえるんじゃないだろうか。
ワシオワタ。
絶対にバレないようにしようと心に決め、湧いた疑問をぶつけてみる。
「あの………なんでここにいらっしゃるのでしょうか?」
「早く話がしてみたくって………お手紙にも書いてあったでしょ?」
「あぁ………。ってか、どんだけ話したかったんすか」
「以前グレンのマントから出てきた時からです。ふふっ。あれは面白いアイデアだったわ。」
「あ、ありがとうございます」
ぱっと思い付いた作戦だとは言い出せず、とりあえずお礼を言ってしまった。
「こうしてみると本当に普通の人なんですね………」
「まぁ、軍人とかじゃありませんしね。」
「というか敬語取ってくださいよ。今はただのアリシアなんですから。」
「………はぁ。わかったよ。」
「ついでに呼び方もアリシアって呼んでください。もしくはアリスでもいいですよ♪」
「…………アリシアにしときます。」
「ふふっ。アリスって呼んでくれなくて残念です」
言葉とは裏腹に、すごく楽しそうに話すアリシア。
しかしまぁ、こうしてみるとホントにルミアを産んだとは思えないほど若々しいな。
言動もさることながら、見せる人懐っこい茶目っ気がとても若々しい。
………ついでにアリシアが動く度水面を波立たせ、目に入ってしまう非常にボリューミーなアレも。
これがどこぞのボッチの言ってた万乳引力か…………すごい(語彙力皆無)
「んで、本題はなんですか?まさかこんな話をするためにわざわざ来たわけじゃないでしょう?」
「いいえ?こうしたかっただけですが。」
「……………は?」
…………どうやらマジに話したかっただけらしい。
「まぁ、ひとつだけお願いがあるんですけどね。」
「やっぱりか。………ルミアのことだろ?」
「あら。察しがいいのね。」
まぁ、実際その話だとは思っていた。
「…………必ず守りますよ。本人とも約束したんで。」
「まぁ!あの娘ったら大胆なのね!これはもう式場の予約を………」
「早い早い早い!ってか心臓に悪い冗談はやめてくれ………」
「大丈夫です。3割冗談ですよ。」
「過半数本気じゃねえか」
第一に俺とルミアじゃ月とスッポンを通り越して月と生ゴミレベルで釣り合わんわ。
………別になりたくないかと言われれば嘘になるがな。
学院全男子生徒はそう思ってるに違いない。
「…………でも、安心しました。上手くやって行けてるようで。」
「……………本人からも聞いたんでしょう?なら、問題ないと思うが。」
「ええ。聞きましたよ。勿論、あなたの事も。」
実際、ルミアは魔術祭の時に話したと言ってたし、今でも恐らく文通くらいはしてるのだろう。
まぁ、その話した内容に俺が含まれていたことは意外だったが。
「でも、実際に関わってる人とも話してみたかったんです。」
「………そういうもんなんですか。」
「そういうもんです。まぁ、普通の人で安心しました。」
「ホントにただの一般人ですがね。でもまぁ、俺は俺の正義でルミア達を守ります。だからその………安心してもいいっすよ。」
「…………ええ。お願いしますね。」
そういって笑った顔は、遠征学修先で見たルミアの顔と少し似ていて、やはり親子なのだと実感させられた。
「…………俺もうそろそろあがりますね。楽しかったです。お話。」
「ええ。私はもうちょっとつかっていくわ。ありがとう。」
「いえいえ。……それじゃ。」
風呂場から上がり、身体をふく。
近くにあった扇風機から吹いてくる風が湯上りで暑いからだを冷やしていく。
「『俺の正義で守る』か。…………はぁ。何話してんだか。」
さっき自分で言ったことを思い出し、物凄い恥ずかしくなった。もうホント恥ずかしい…………
だが、そう思いながらも、俺の表情筋は緩みっぱなしだった。
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脱衣所からも出て、部屋を目指す。
もう疲れたし、眠い。
明日は学院に帰るのだから早く寝ようと思いつつ廊下を急いでいると
「ちょっといいか。」
レイジさんに呼び止められた。
「なにかありましたか?」
さっさと寝たいので、手短だと助かるのだが………
「無事に変身できたようだな。」
「…………ええ。」
どうやらビルドの件だったたしい。
「随分手間取っていたようだったが、なれたのなら何よりだ。」
「見てたのかよ…………」
見てたならちょっとでも加勢して欲しかったぜ…………
「…………その力は強大だ。お前なら知識としてそれ知っているだろう。だが、力の使い道を忘れるな。その力は呑まれれば一瞬でお前は終わる。そのことを肝に命じておけ。」
「…………ありがとうございます。」
どうやら助言をするためにこうして足を運んでくれたらしい。
「何。気にするな。時間を取らせて悪かったな。msぁ、その代わりといってはなんだが、これをやろう。」
そういって、1つの箱を渡してくる。
その箱は何も書かれていなかった。銀色に光るその箱には、1箇所穴が空いており、側面にビルドのマークが記されているだけだった。
その他には特筆すべき特徴もない、ただの箱だった。
「これは?」
「ボトルの浄化装置だ。一応ほ他の機能があるにはあるが、まぁ置いておいて構わんよ。俺が持っておくよりもお前がもっておけ。」
「ありがとうございます。」
「礼には及ばんよ。では、いい眠りを。」
「おやすみなさい。」
「ああ。」
「…………………ところで、女王陛下を見かけなかっただろうか?フラっと部屋を出たっきり戻って来ないのだが」
「さ、さぁ?しししししし知りませんよ?」
「…………そうか。知ってるのか。なら吐け、今すぐ居場所を吐け!」
「知らんつってるだろうが!さらば!」
「あ、おいコラ待て!」
そして、場内の追いかけっこが始まってしまった。
…………まぁ、その時にも色々あったのだが、それはまた次の機会(未定)ということで。
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「ふふっ。やっぱり面白い人だったわ。」
アリシアは先程の少年─アランの姿を思ううかべながら、そう呟く。
「でも、若いっていいわねぇ〜」
そして、自分の娘─ルミアからこの前送られてきた手紙に書いてあった内容を思い出した。
その手紙には、その少年に対する『ある想いの片鱗』のような内容も書かれていた。
「命短し恋せよ乙女…ってね。頑張りなさいよ?ルミア。」
はい。まずは謝礼をば。
今回で20話を無事に迎えられました!
飽き性の筆者が区切り良いところまで続いたのは皆様のおかげです。ありがとうございました。
これからもゆっくり続けて行きますので、よろしくお願いします。
さて、今回で受勲式編は終了となります。
次からは「結婚騒動編」となります。(もしかしたら間話を挟むかもしれませんが)
お楽しみに。
では、次回の投稿まで!