ロクでなし魔術講師と投影者(リメイク中につき凍結)   作:よこちょ

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どうも。ゴッドマキシマムマイティエックスガシャットを手に入れてご満悦のよこちょです。
最上級の神の才能やべぇわ。
投稿が遅れましたが、次回こそは早くしたいです。
なんでこんな行事重なるん?
まぁ、言い訳にしかなりませんがね。
では、第4話、どうぞ!



講師覚醒と学園襲撃

アランが自分のことをグレンに話した次の日。

アランはいつものようにシスティーナとルミアと一緒に登校していた。

 

システィ「………またあいつの授業とも言えないものを受けなきゃいけないのね………。」

 

憂鬱そうにそうこぼすシスティーナ。

真面目な彼女にとって、授業をサボるという選択肢がない。

だから、行くという選択肢しかないのだ。

どう考えてもあの授業は苦痛でしかないはずなのに、2人は全然そうは見えなかった。

 

アラン「ま、多分大丈夫だぞ。」

 

ルミア「うん。きっと大丈夫。」

 

2人は何か知っているように話す。

 

システィ「………はぁ。2人がそう言うなら今日は見てやろうじゃないの。」

 

観念したかのようにため息を吐くシスティーナ。

 

アラン「なんだかんだ言って仲良いくせに。」

 

システィ「仲良くなんか無いわよ!あんなやつ!」

 

フンッと鼻を鳴らし、そっぽをむくシスティーナ。

 

アラン「悪かったって。」

 

ルミア「でも先生と1番話してるのってシスティだよ?」

 

アラン「大半お説教だがな。」

 

アランが茶々を入れるが、実際そうである。

他の生徒は完全に無視を決め込んで授業中に自習をしているので、誰も話さないのだ。

グレンが学院で話すのはここにいる3人とセリカくらいであろう。

 

システィ「それはあいつがしっかりしてくれないからよ。してくれるんなら説教もしなくてすむし。清々するわ。」

 

アラン「やれやれ。素直じゃねえなぁ。」

 

システィ「何か言った?」

 

アラン「何も。ほら、教室ついたぞ。」

 

そう言って教室に入ってそれぞれが席につく。

 

アランはいつものように睡眠に………入らず、教科書とノートを机に準備していた。

 

システィ「………どうしたの?頭でも打った?」

 

アラン「なわけあるか。授業の準備だよ。今日は授業あるだろうし。」

 

ギイブル「ふん。あいつに限ってそれはないね。」

 

鼻で笑って否定するギイブル。

 

ギイブル「あいつはやる気がないんだ。なら、期待するだけ無駄だよ。どうせ授業にも遅れてくるさ。」

 

この教室にいる殆どの生徒の気持ちを代弁した発言に、アランは笑って答えた。

 

アラン「ま、多分大丈夫だ。なんせ、先生だからな。」

 

ガラララララ!

 

アランが言い終わったタイミングを図っていたのだろうか。

初日に吹っ飛ばされたが後に直されたドアが音を立てて開く。

 

はて、まだ来てない生徒は居ただろうか?

 

みんながそう思ってドアの方を見ると……グレンがいた。

 

しかも、授業開始前に。

 

どうしたのだろうかとみんなが小声で話していると、ツカツカと靴の音を鳴らしてグレンが歩き、システィーナの前に立つ。

 

システィ「………なによ。まだ魔術はくだらないと言うのかしら?」

 

システィーナは喧嘩も辞さないという覚悟でそう問いかける。

だが、グレンがとった行動は全員の予想とはるかに違った行動をとった。

 

グレン「………昨日は悪かった。」

 

謝ったのだ。

 

システィ「………え?」

 

謝られた本人も驚きを隠せず、きょとんとしている。

 

グレン「ほら、なんだ。俺は魔術なんて大っ嫌いだが……それを押し付けるのは子供っぽいっていうか大人気ないっていうか………。とにかく、悪かった。すまない。」

 

そう言って答えを聞かずに移動し、腕を組んで黒板に寄りかかって目を閉じた。

 

クラス全員。いや、アランとルミアを除いた全員が今までのグレンからは考えられないような行動に度肝を抜かれて小声で騒ぐ。

ちなみにルミアは期待の目でグレンを見つめ、アランはニヤニヤしながら事の顛末を見守っていた。

 

そして刻々と時間は過ぎていき、授業開始のチャイムが鳴った。

 

グレン「さて、授業を始める。」

 

驚く生徒を尻目に時間ぴったりにそう宣言したグレンは教科書を手に取り、パラパラとページを捲っていく。

捲る度にどんどん顔が苦くなって行き、限界が来たのか教科書を閉じ、

 

グレン「なんじゃこれは!おりゃーっ!」

 

そう言って窓の外へ教科書をぶん投げた。

 

ああ、なんだいつも通りだ。

 

各々そう思って自習の準備をしようとすると

 

グレン「さて、お前らに言っとくことがある。」

 

グレン「お前ら、本っ当に馬鹿だな?」

 

そう言い出し、「本当の授業」を開始した。

 

────────────────────────

 

「こんな授業があったのか」

 

授業を受けている生徒は全員こう思った。

 

最初に扱った呪文は「ショック・ボルト」。

基礎中の基礎の魔術で、あんまり魔術が得意でない俺だって使える魔術だ。

普通の講師ならば「これはこう唱えたら出てくる」くらいしか説明しないこの魔術。

 

だが、グレンは違った。

この魔術の威力調整やら射程の変え方を実際に見せてくれた。

そしてなによりもわかりやすい。

魔術が得意でない者はわかるように。

得意な者はより理解が深まるように。

 

そんな授業だった。

 

当然こんなハイレベルな授業をしたのだから数日もしないうちに評判になった。

 

日を追う事にグレンの授業に参加する人が増え、教室が少々窮屈に感じるほど参加者が増えていったが、当の本人は全く気にせず授業を続けていた。

 

だが………

 

グレン「じゃぁこの呪文のここを変えたらどうなるか?アラン。答えろ。」

 

アラン「あの、俺に当てる回数多くないっすかね?」

 

グレン「ふっ。俺はお前の為を思ってだな」

 

アラン「嘘つけ。てか俺以外にも当てろよ。不公平だろ?」

 

グレン「お前くらいしかこれを初見でわかるやつ居ねぇよ。」

 

なぜか俺ばかりに当ててくるのだ。

別にそれだけなら構わないのだ。実際わかってるのは事実だし。

問題は授業が終わったあとなのだ。

なんせ俺が1番理解してるから俺のとこにも他の生徒が質問をしに来る。

お陰で初対面での会話が授業の質問なんてのもザラだ。

俺自身あまり初対面の人に教えるのは気が進まないので、ぜひともやめて欲しいところである。

 

と、そうこうしているうちに本日も授業が終わり、下校となった。

 

グレン「やれやれ。今日も疲れたなぁ……。お前ら明日ちゃんと来いよ?」

 

明日は休日だが、授業がある日だ。

例のヒューイ先生が辞めた分の埋め合わせである。

 

システィ「貴方こそ遅れないようにしなさいよ?」

 

グレン「けっ。分かってるよ白猫。」

 

白猫というのはグレンがシスティにつけたあだ名だ。

なんでも髪の色といつも着いてる猫耳みたいなのからつけたらしい。

 

システィ「私は猫じゃないって何度言えば分かるんですか!だいたいさっきの授業だって魔術に対する敬意が」

 

グレン「だ〜もうやかましいわ!ほら、さっさ帰れ!じゃあな!」

 

そう言い残してダッシュで教室を後にするグレン。

 

システィ「もう……。いつもこうなんだから。」

 

ルミア「あ、あはははは。まあ、先生だしね?」

 

アラン「ま、さすがに遅れはしないだろ。遅れたら流石にアホの称号をくれてやるわ。」

 

システィ「それもそうね。見てなさいよ〜!明日こそ魔術についての敬意を……!」

 

そう意気込むシスティをみて、クラス全員「ああ、いつも通りだな。」と思ったそうな。

 

 

 

────────────────────────

 

そして次の日。

俺は朝起きてから制服に着替え、通学路をダッシュしていた。

 

アラン「やっべ!完全に寝坊じゃい!」

 

そういいながらダッシュするアラン。

今日からシロウが出張だということをすっかり忘れ、グースカと授業開始時刻まで寝こけていたのだ。

昨日アホの称号をくれてやるといった発言が完全にブーメラン発言となっていた。

 

アラン「うおぉぉぉぉぉ!間に合わねえってか間に合ってねえ!」

 

授業開始から20分程過ぎてから学校に着き正門を潜ったアランは、自身に『フィジカル・バースト』を掛け、思いっきり地面を蹴る。

 

アラン「そいやっさぁーーーー!」

 

蹴った勢いで教室よりちょっと上まで飛び上がり、そのまま窓に突っ込んだ。

 

ガッシャーン!

 

大きな音を立てて割れて飛び散るガラスと共にアランは教室へ到着した。

が、様子がおかしい。いやどう考えてもおかしいのは俺なのだがそれは置いておくとして。

 

普段ならば授業が始まっているか喋りながらも自習なりなんなりをしている時間なのだが今日は違った。

 

クラス全員ロープでぐるぐる巻きにされていたのだ。

 

アラン「………そういうプレイか?変態だな。」

 

「「この状況でそれを言うお前には言われたくねえよ!」」

 

全員に突っ込まれた。

 

────────────────────────

 

なぜこんなことになったか。

それは遡ること10分前。

 

システィ「………遅い!」

 

授業開始のチャイムが鳴ってしばらくした教室でシスティーナが叫んだ。

昨日注意をしておいたグレンがまだ来てないのだ。

それに、「アホの称号をくれてやる」とか言っていたアランも来ていない。

 

システィ「折角改善されてきてちょっと見直したのに……!あいつったら!」

 

ルミア「でも最近頑張ってたのに急に来ないっていうのも変じゃない?きっとなにか事情があったんだよ。」

 

システィ「……あいつらならただの寝坊ってこともありそうだけどね。」

 

実際グレンもアランも寝坊である。

 

ルミア「あ、あははは。そんなことない……よ。きっと。」

 

ルミアが断定できないあたりなかなか信用されてないようである。

 

ガラララララッ!

 

そうやって話していると、教室のドアが開き、2人の人が入ってきた。

 

システィ「きっと先生とアランね。もう!遅刻は厳禁って昨日あれほど……え?」

 

語尾が小さくなるシスティ。

それもそのはず。

なんせ教室に入ってきたのはアランでもグレンでもなく、

 

??「は〜い。みんな授業お疲れ様〜。」

 

そう言いながら入ってきた見知らぬ人達だったからだ。

 

システィ「あなた達誰なの。見たところこの学園の関係者には見えませんが。」

 

??「おいおい!誰って聞かれたぜ!」

 

ジン「ったく。この状況でわからんのか?おじさん達は所謂テロリストってやつなの。入口にいた門番ぶっ殺して中に入ってきたってわけ。あ、ちなみに俺はジンって言うんだ。」

 

カリス「俺はカリスだぜ?よろしく…っつってもまぁすぐ居なくなるけどな!」

 

システィ「う、嘘……。だってあの門番は派遣された優秀な……!」

 

突然言われたことに混乱するシスティを尻目に、勝手に自己紹介をするジンとカリス。

 

カリス「いやいやあれが優秀ってw」

 

ジン「あんな弱いのが門番じゃテロリストに侵入されちゃうぞ?」

 

カリス「まぁ俺らがテロリストなんだがな!」

 

「「ギャッハッハッハ!」」

 

自分たちがテロリストだと豪語し、そのうえで大笑いする2人。

 

システィ「な、何よあんた達!あんた達なんか先生にかかればあっという間に!」

 

ジン「ん?ああ。グレンだっけ?あいつなら多分今頃俺らの仲間が殺してるぞ?」

 

システィ「え……?そんなはず…」

 

カリス「そーそー。だから君たちは安心して死ねるってこと。よかったな〜大好きな先生と三途の川の向こう側で会えるぜ?」

 

ギャハハハハハと下品に笑う男二人の後からもう1人男が現れた。

 

レイク「お喋りもいい加減死しろ。さっさとこいつらに『スペル・シール』をかけて無力化しろ。」

 

ジン「えー。マジでやるんすか?どうせこんな弱っちいやつらなんかほっといても大丈夫な気がしますがねぇ。」

 

カリス「そうそう。魔力もったいないぜ?」

 

レイク「いいからさっさとやれ。」

 

ジン「へいへい。」

 

渋々と言った様子で『スペル・シール』をかけるジンとカリス。

だがそんな態度とは裏腹に、きっちりと強力に術をかけていく。

全員に『スペル・シール』をかけ終わると、

 

レイク「次だ。ルミアという少女を連れていけ。そこの金髪の娘だ。」

 

システィ「ちょ、ちょっと!ルミアに何する気なのよ!」

 

ジン「あ?お前にゃ関係ねえよ。」

 

親友であるシスティーナが縛られていながらも抗議するが、冷たい態度で一蹴される。

 

システィ「くっ。せめて魔術が使えれば……!」

 

カリス「?お前、なんか勘違いしてねえか?」

 

システィ「何の話よ?」

 

カリス「お前らと俺らとじゃ魔術の力量が違いすぎんだよ。んーと、【ほいっ】っと。」

 

会話の中に組み込まれていた単語から魔術が起動する。

システィーナに向けられていた指先からでた閃光は細く真っ直ぐに直進し、システィーナの目の前の床を貫通した。

 

システィ「そ、そんな!これは『ライトニングピアス』」

 

ライトニングピアスは軍用の魔術だ。

その分殺傷力が高く、その威力は人体を容易く貫通するほどだ。

そんな強力な魔術を一節どころか単語で発動できるのだ。学生がどうこうできるレベルではない。

 

カリス「だから言ったろ?無理だって。」

 

ジン「無駄な抵抗はしないほうがいいぞ?んで、こいつがルミアだっけ?」

 

そう言ってルミアを抱えあげる。

 

ジン「おいカリス。すまんがその銀髪の女も連れてってくれ。ちょっと『味見』したくてよ。」

 

カリス「へっ。ロリコンかよお前。まあいいけどよっと。」

 

そう言ってカリスはシスティーナを抱えあげる。

 

システィ「きゃぁっ!ちょ、ちょっと!離しなさい!」

 

カリス「あーもううっせえな。【眠れ】。」

 

魔術を発動させてシスティーナを眠らせ、ジンとレイクとともに廊下へと移動して行った。

 

────────────────────────

 

カッシュ「ってことがあったんだ。」

 

俺が全員に解呪し、状況を聞くと、相当やばいということがわかった。

 

アラン「そうか……。んじゃ、ちょっと行ってくるわ。」

 

ウィンディ「ちょっと!どこに行くんですの!」

 

アラン「あ?んなもんそのロリコン共のとこに決まってんだろ。トイレはさっきいったしな。」

 

ウィンディ「そういうことじゃないんですの!危険すぎますわ!」

 

アラン「まぁ、確かにな。」

 

確かに状況は危険すぎる。

テロリストがどこにいるかもわからないような状況で動くのは大変危険だ。

だが、

 

アラン「でも、動かない理由にはならない。」

 

俺にとって大事な友人だ。

当然助けたい。

それに、

 

アラン「そんな馬鹿どもに好きにさせてたまるかよ。」

 

そう言って廊下に出る。

ウィンディがまだ何か言っているが、無視を決め込むことにした。

 

アラン「さて………どこにいるんかね?」

 

そう言って廊下を走り始めた。

 

────────────────────────

 

グレン「ふう。」

 

一方グレンは、魔術師に襲われていたが返り討ちにし、

 

グレン「これでよしっと。」

 

魔術師を裸にひん剥いてどこからか取り出した紙に「不能」と書いて股間に貼り、ケツ穴に薔薇(棘あり)をぶっ刺し、縄で縛っていた。

そしてその作業(嫌がらせ)を終え、

 

グレン「………急ぐか。」

 

学園への道のりを全力で走り始めた。




やっとこさ次で戦闘に持ち込めそうです。
こっからどうしようかね(無計画)

感想や意見などあったらコメントしてくれるとありがたいです。
要望等あれば反映する……かも。
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