ロクでなし魔術講師と投影者(リメイク中につき凍結)   作:よこちょ

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どうも。GWの宿題をようやくクリティカルフィニッシュしてきたよこちょです。ノーコンテニューでクリアしてやったぜ!
というわけでGWなので時間があまり、書いてみました。
2日連続投稿だよやったね(ペースを保てるとは言っていない。)
間違い指摘とかあったらコメントください。
感想くれてもええんやで?

というわけで、第7話!どうぞ!


第7話 資格

学院襲撃事件が無事解決してから5日の時が流れた。

殆どの人は、襲撃なんてなかったかのように、いつも通りの日常を送っていた。

そう。「殆どの生徒」は。

その殆どに当てはまっていない人の中に、システィーナとルミアがいた。

 

「……アランの奴、なんで来ないのかしら。」

 

「連絡もないんでしょ?何かあったのかな…。」

 

最近は2人してアランが登校してこないのを心配してばかりだ。

最初の3日は風邪かなにかでも引いたのだろうと思っていたのだが、流石に5日間も休んでいるのはおかしい。

 

「心配だし、今日アラン君の家に行ってみない?」

 

「そうね。あいつ……サボってたら承知しないんだから。」

 

2人でアランの家に行こうと決めた時、廊下から1人、走ってくる者がいた。

 

「おい白猫、ルミア!今日の放課後、アランの家に行くぞ。」

 

その者はお察し、グレンだ。

グレンも最近心配して元通りの生活をしていない人の1人だ。

 

「いいですよ。ちょうど私たちも行こうって話してたんです。」

 

「おっ、まじか。ならちょうどよかった。今から行こうぜ。」

 

そう言って三人連れ立ってアランの家へ向かった。

 

────────────────────────

 

「「「お、大きい……!」」」

 

アランの家について最初に出た言葉はそれだった。

無理もない。

なぜなら、ものすごくでかかったからだ。

もう貴族の家なんじゃないかと錯覚し、住所を間違えたのではないかと思えるほどには大きかった。

 

「………先生、ホントにここで合ってるんですか?」

 

「………ああ。住所はここになってる。」

 

「表札にもエミヤって書いてありますしね。」

 

「………とにかく、呼び鈴押すか。」

 

「はい。」

 

ピンポーン

 

「……はい。エミヤですが。」

 

中からは普通そうなアランの声が聞こえてきた。

 

「ああ、俺だ。グレンだ。お前が無断欠席してるんで、心配だから様子を見に来た。開けてくんねえか?」

 

「ああ、先生ですか。いいっすよ。」

 

ガチャリとドアが開き、アランが姿を見せる。

 

「おう先生。久しぶりだ………」

 

アランはグレンの後ろにいるルミアとシスティーナの姿を見ると声を途切らせ

 

「………悪い。帰ってくんねえか?」

 

そういった。

 

「な、なんでよ!」

 

「ど、どうして!?」

 

システィーナとルミアは困惑して言い返す。

 

「………すまん。ちょっと会いたくなくてな。」

 

ハッキリと口にする。

 

「な………!」

 

思わず絶句するシスティーナ。

まさか心配して来たのに追い返されるとは思ってなかったんだろう。

 

「………………。」

 

一方のルミアは、黙ってアランを見ている。

 

「どうしてよ!友達のことを心配して来たのに!」

 

「………俺にはもう、お前らを友達と言う資格はないんだ。悪いな。」

 

話は終わりだと言わんばかりにドアを閉めようとする。

だが、グレンが足をドアに挟んだため、閉まらない。

 

「………俺にはお前がどうしてそう言うかわかるぜ。当ててやろうか?」

 

「……なんですか?」

 

「『人殺しはそんな資格がない』って思ってんだろ。そうだろ?アラン。」

 

「………ああ。そうだ。俺はあの襲撃事件の時、2人も人を殺した。しかも、躊躇なくだ。」

 

「………!」

 

システィーナが息を呑む。

彼女はアランが目の前でレイクを斬り殺したのを見ていたからだ。

 

「あの時はそうするしかなかった。そう思って無理やり納得しようとした。でも無理だった。俺の手はもう、誰かと繋がることが出来ない血に濡れた手なんだ。だから、俺にはその資格がない。」

 

「いや、そんなことはな「そんなことないよ!」」

 

グレンの声を遮って大声をあげたのは、さっきまで黙って聞いていたルミアだった。

 

「そんなことない。アラン君がしてなかったら、先生は多分、私を助けられなかった!アラン君がしてなかったら、システィ命が危なかった!アラン君は誰かのために、私達の為にやってくれたんでしょ!?」

 

「………それは。」

 

「少なくともここにいる3人は感謝してるんだよ?だから………そんなに自分だけを責めないで………!」

 

「そうよ!アランがいなかったら私は大切なものを失うかもしれなかったのよ!だから、感謝してる。」

 

「……俺もだ。お前がいなけりゃ魔力切れ起こしてルミアを助けられなかっただろうな。だから、サンキューな。」

 

「…………俺に、資格があるのか?人と関わる。」

 

「勿論よ。」

 

「………殺人者だぞ?」

 

「ああ。」

 

「……異能力持ちだぞ?」

 

「実は私も異能力者なんだよ?だから、大丈夫。」

 

「…………ああ。ありがとう。だから、その。これからも、よろしく頼む。」

 

「「「うん!(ああ!)」」」

 

こうして、アランは自分の罪と向き合い、前に進む覚悟ができた。

 

────────────────────────

 

「………ところでシスティ、失いそうになった大事なものってなんだったんだ?財布かなんかか?」

 

4人でアランの家に入り、お茶と菓子を食べている時に、アランはとんでもない質問をした。

というのも、テロリストについでに連れていかれたシスティーナは、ロリコン(恐らく)なテロリストに襲われそう(性的な意味で)になっていたからだ。

 

「ブフッ!」

 

思わずグレンがお茶を吹きかけて、喉に詰まらせる。

まぁ、無理もないだろう。

 

「な、な、な……!」

 

顔を一瞬で赤くしたシスティーナは、口をぱくぱくさせている。

 

「ったく。財布盗られそうになったときはな、大人しく渡す方が身のためになるんだぞ?」

 

「あ、あの〜、アラン君?それ以上はやめた方が………」

 

事情を知ってるルミアは、どう説明したものかと頭を悩ませながら必死に止めている。

 

「ん?財布じゃないのか。………じゃあなんなんだ?」

 

が、当の本人は考えていて聞いてない。

 

「…………………」

 

システィーナは下を向いて震えている。

耳まで真っ赤になりながら。

 

「女にとって大事なもの………。…………………あっ。」

 

考えた結果、どうやらようやく思いついたようで、顔を真っ青にしている。

 

「システィ。」

 

「…………なによ。」

 

アランは椅子から立ち上がり、

 

「すんませんでしたァァァァ!」

 

綺麗な土下座をして謝った。

 

その後、アランが【ゲイル・ブロウ】で吹っ飛ばされたのは、言うまでもない。




アランは再び手を取り、前に進むことができましたね。
ご都合主義感が否めない………。もっと文才が欲しいですね(切実)。
どうなるかと思いましたが、これでやっと2巻の内容に入れます。
ペース遅すぎィ!

というわけで、次の投稿まで!
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