ロクでなし魔術講師と投影者(リメイク中につき凍結) 作:よこちょ
まあ特に書くこともないので、第8話をどうぞ!
注意⚠今回初の多重クロスになります。今後登場するかは不明ですが、まあ、ネタと思って流してくれて大丈夫です。
アランが再び登校するようになってからしばらくたったある日のHR。
システィーナが壇上に立ち、会議の指揮を執っていた。
会議の内容は、
「………もう。誰も出たくないの?せっかくの『魔術競技祭』なのよ?」
そう。『魔術競技祭』という、いわば体育祭のようなものだ。
この魔術競技祭は、例年教師が勝手に優秀な人ばかり競技に出すので平凡な者は参加出来ないという悪習が成っており、祭りとは名ばかりになっていた。
だが、このクラスはグレンが出る生徒を生徒に(面倒臭いから)一任したため、全員に出るチャンスがあるのだ。
だが、今回の魔術競技祭は去年までと違い、女王陛下が直々に見に来る上、優勝チームに直接メダルを渡すためみんな参加を尻込みしているのだ。
「もう……。このままじゃ埒が明かないわ。」
「ふん。全員に機会を与えようとするからこうなるのさ。さっさと例年通り、成績上位者で固めた編成にしなよ。」
ギイブルがそう言うのも無理もない。
クラス全員、「それでいいかな」という考えに傾き始めたその時、大きな音を立ててドアが開いた。
「ふっ、皆。話は聞かせてもらったぜ!ここはこのグレン大先生に任せなぁ!」
入ってきたのは、この状況を作り出した張本人たるグレンだった。
グレンはツカツカと壇上に上がり、種目のリストをひったくるとそれに目を通す。そして、
「言っておくが、俺がやるからにはマジで勝ちに行く。覚悟しろ。」
そう言ったグレンは、各種目にそれぞれ人を当てていった。
だが、全員にだ。
例年のように成績優秀者使い回すのではなく、全員に出る競技がある。
みんながなぜこの編成になったのかと質問をするが、一応筋が通った説明をする。
「この編成はお前らそれぞれの得意な部分を出しやすいようにしてある。まぁ、これからの練習でどうとでもなるさ。そうと決まれば練習だ!行くぞお前ら!」
いつになくやる出しているグレンの態度が謎であったが、みんな自分の出番があるので移動して練習を始める。
だが、練習中に隣のクラスの担当のハーレイ先生が因縁を付けてきたので、それにキレたグレンがクラス対抗で勝負をすることを受けてしまったのだ。
「こうなったら俺がお前らを優勝させてやるよ!」
勝利宣言をしたグレンの元、クラス全員で練習を続けた。
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「………で、当日になったな。先生。」
「ああ。そうだな。」
「で?なんで俺は『変身』に出ることになってんだ?」
元々アランは「錬金術」の勝負に出る予定だったのだが、急遽『変身』に出るようにとグレンに言われたのだ。
「ってか変身はリンが出るだろ?なんで俺が。」
「しゃーねーだろ。まさか今年は『錬金術』が無くなって『変身』が2部編成になるなんて予想してなかったんだからよ。」
毎年競技内容が変わるということは承知していたが、まさか競技種目そのものがなくなるとは誰も思わないだろう。
学園長曰く、「魔術師には咄嗟の機転も必要だから」とのことらしい。
「………俺、『セルフ・イリュージョン』あんまし得意じゃないんですが。」
「大丈夫だ。『セルフ・イリュージョン』は自分がなりたいものを強くイメージすることが大事なんだ。そこさえできれば後は気合いだ。」
「結局気合いか………。まあ、やってみます。」
「おう。すまんな。」
「へいへい。」
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魔術競技祭が始まり、しばらくたった。今は「飛行」の競技中だ。
この種目には、カイとロッドが参加している。
二人とも勝てるかはわからないと言っていたが………
「おお〜っと!?ここで2組がトップに躍り出たぁー!」
現在普通に1位である。
グレン曰く「飛行はペース分配が重要」とかなんとか言ってたけども、本人が「うそーん」とか言ってたのはバッチリ耳に入っている。
よって恐らく善戦するくらいにしか思ってなかったんだろう。
このあとも次々に上位にクラスメイトがくい込んでいき、ついにハー……ハードディスク先生率いる1組との勝負にも勝ち目が見えてきた。
そして、とうとう変身の競技の順番が回ってきた。
前半後半に別れており、女性と男性でそれぞれ別れている。
前半は女子のため、リンがいくことになっている。
リンは図書室にあった絵に出てくる美しい天使の姿に変身していた。
会場の審査員も感動しており、ほぼほぼ満点に近い点数を取って1位となっていた。
ちなみに審査するのは審査員だけでなく、生徒も点数を入れることになっている。
「………これは。負けられないな。」
そう思い、いっそう強く変身する対象をイメージする。
そうしている間にも競技は進み、他の男子生徒が変身している。
皆、ドラゴンなどの自分が憧れる姿に変身していた。
そして、
「では最後の生徒に移ります!ここまで快進撃を続けてきた2組から出場のアラン=ジョーゼフ=エミヤ君です!」
大きな拍手と共に、頑張れというクラスメイトからの応援も聞こえてきた。
「………………」
目を閉じ、集中する。
そして、待ち時間のうちに投影しておいた「とある玩具」を掲げる。
その玩具は青を基調にした本体の横にレンチのような物が付いてたベルトのバックルのようなものである。
見たことの無いものを取り出した俺に、会場がざわざわとざわめいている。
深呼吸をし、おもちゃを勢いよく腰に当てる。
おもちゃの横に付いていたベルトが腰周りを回転し、反対側に刺さる。
そして、ズボンのポケットからこれまた「玩具」を取り出す。
こっちは紫色のキャップの付いたボトルで、表面にヒビ割れたようなデザインがある。
ちなみに両方とも既に音声拡張の魔術をかけ、投影魔術による改造を施してある。
その状態でしばらく待ち、会場のボルテージがMAXになったところで、キャップを捻る。
『デンジャー』
ボトルはそう音声を流し、おどろおどろしい音を流し始める。
そして、ボトルをベルトに突っ込み、レンチを下に倒す。
そして同時に改編した呪文を唱える。
唱える呪文は一節。
『変身。』
『クロコダイル!』
『割れる!喰われる!砕け散る!』
『クロコダイルインローグ!オーラァ!』
搭載しておいた立体射影機から光が溢れ、その光が俺の周りに液体で満たされたビーカーを作り出し、下から出た大きな顎がそれを割り砕く。
そしてそこから姿を表したのは、クロコダイルを模し、パープルを基調とした装甲を纏った存在だった。
「……………………………………」
会場が一瞬で静まり、沈黙が流れる。
(………さすがに不味かったか?)
そう思った矢先、
「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉ!カッケェェェェ!」」」」
という男子生徒の声が聞こえる。
どうやらウケはいいらしい。
審査員の席を見ると、驚いてはいるもののしっかり採点してくれているようだ。
全生徒からの採点も終わり、結果が発表される。
「1位は………2組!アラン=ジョーゼフ=エミヤ君です!」
会場が再び湧く。
変身を解除し、自分のクラスへ戻ると、男子生徒の羨望の眼差しが待っていた。
余談だが、このベルト1式はその後しばらく学校中の男子生徒の遊び道具となった。
初の多重クロス内容は「仮面ライダービルド」から参戦の「仮面ライダーローグ」です。
ちなみに出した理由は投影魔術利用したオリジナル競技を思いつかなかったからですw
一応詳細は下に書いときます。
では、次回の投稿まで!
───以下詳細───
白魔改 『ライダー・イリュージョン』
聖杯の知識から得た(余計な)知識から投影した仮面ライダーの玩具を投影魔術で音声拡張の魔術や立体射影機の機能を引っつけたものを使った後に改編した『セルフ・イリュージョン』を使うだけ。
『変身』の一言で準番に魔術が起動し、変身を完了させる。
要は複合魔術。