スーパーロボット大戦X とある転生者の旅路   作:加宮慎司

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最近の出来事
MGの改造でグレイセイヴァーもどき作ろうと思いストライクルージュ買いに行ったはずがネオ・グランゾン買ってしまった笑


第7話「落ちてきた男達」

前回のあらすじ ストームチームとヴィラルが仲間になり神部の笛も手に入れ今の所は順調に行ってるはず?

 

直也side

シグナスの格納庫

「それで…エクスバインはどうしたよ?」

合流したカズに頼みグレイセイヴァーにAPT-LINKシステムのデータを移植させソードブレイカーの同調率を上げる作業を行う。

 

「いや…それがさ、ネバンリンナの戦いで相当ガタが来ていたらしくてな?ヤマトの波動砲の衝撃で確かに爆発したはずなんだが…」

 

「気がついたらここにいたのか?機体が無い分俺より酷いな。」

「まあな?ただそのおかげでビアン総帥に拾われ、今じゃ新生ストームチームの隊長さ。」

そういえばこいつら特殊部隊だから上に要請すればもっと質のいい機体与えられるんじゃね?

 

「なあ一弥、DCの本部に要請してもっと質の高い機体用意できないのか?」

「無理、実は本部でちょっとした問題があって演説前に裏切り者が判明してな…旧型テスラドライブを数個持ち出された上にNAMシリーズのデータを改竄された。とりあえず使えるパーツで3機組んでデータを再構築して本部に送る状態だ…」

随分と大胆な犯行行うもんだな…

 

「犯人は偽名を使っていたが本名は判明している、"アーチボルト・グリムズ"…」

おいおいそれって

 

「OG世界のエルピス事件のテロリストだったか?」

「ああ…幸いにも"URシリーズ"と"スペースノア級"は最高機密扱いだったから奪取されずに済んだが…」

え?あるの?究極ロボとスペースノア級?

 

「ちなみにヴァルシオン改は作られてはいるが数がない上に運用にはまだまだ程遠いんだよ。っ⁉︎誰かくるからこの話は終わりだ。」

「OK」

缶ビールを飲みながら一弥(一応20歳)はヴァルシオン改やスペースノア級4番艦のデータを隠した。わざと監視カメラに映すようにしながら…

 

直也side end

 

倉光艦長side

やれやれ、ふざけてると思いきやとんだ代物を見せつけてくれたね。

「艦長、彼ら"ストームチーム"は危険です。保安部に命じて捕縛した方がよろしいかと。」

この子もこう言うこと考えないでよ。

 

「やめておいた方がいいよ?彼らふざけてるように見えてわざとデータ見せてたと思うし…というか多分隠しカメラバレてるよ?」

「ならば尚の事「それにね…彼ら相当強いよ?おそらく保安部全員、医務室送りにされるくらいに。」その考えはどこから来るんですか…」

 

「それよりまゆかちゃん、先程の重力異常の偵察に行ったヴァリアンサー部隊からの連絡は?」

おそらく異界人が召喚されたんだろうけど…

 

「はい、なんでもヴァリアンサーやモビルスーツよりも大型の人型機動兵器を発見した上で反応がないので本艦に持ち帰るという事です!」

大型の人型機動兵器ね…騒ぎが大きくならなければいいけど…

 

倉光艦長side end

 

直也side

格納庫に来たのはアマリとジャンとハンソンだった。

「あれ?三人ともメガファウナに部屋があったんじゃねえのか?」

 

「こんばんは、直也さん。何でも謎の機動兵器が転移して来たって話なんで見せに来てもらいました。」

へー…謎の機動兵器ね。ジャンとハンソンは解るがアマリは?

 

「私は一応転移して来た人の治療役という事で…」

なるほどねー…

 

「その機動兵器って、いつ来るの?」

「なんでお前も調査する気満々なの…」

未知の技術があったら調べるのは当然だろ。おっと…運ばれてき…(゚д゚)」

 

 

「おい、直也…あの機体…」

「ソウルゲインだと⁉︎だとしたら不味いっ!」

ソウルゲインは確かに高性能でいい機体なのだが問題はそこではない、乗っているのが"あの男"ならば

 

「倉光艦長!すぐに保安部の手配を‼︎それからそいつのコックピットは俺と一弥で解除するので一般整備員は退避させといてください‼︎」

『貴様何を『副長、私が許可する』艦長⁉︎』

話が早くて助かるぜ…倉光艦長。

 

ベリルコマンダー・ベリルアサルトがソウルゲインの両脇を抱えてシグナスの格納庫に着艦する。

「で…何すか隊長?」

「交代にはまだ時間あるでしょう?」

「眠い…」

光輝はジャージ姿にライルは浴衣みたいなのとライは普通のパジャマ(ニットキャップ着用) ちなみに時間は午前2時半

 

「この際格好はどうでもいいや…とりあえずお前らも待機だテーザー銃構えておけ。ナオ、ロック解除出来るか?」

「了解っと…確かここに…」

外部ロックのレバーを解除すると同時にコックピットが開かれ中を見ると頭から血を流している一人の男がいた。

 

「案の定かよ…アクセル隊長…」

「気を失ってるだけのようだな。光輝!医療班とストレッチャーを!」

「うぃーっす」

コックピットの中を確認し一弥は的確な指示を出していく。

 

「とりあえずどうするよ?」

「こんな大人数いらねえから半分は撤収で…その後は…」

「あの、中の人の怪我の具合は…きゃっ⁉︎」

(しまった⁉︎)その後の判断を行おうとカズと相談してる一瞬の隙にアマリを人質に

 

「やあ、ごきげんよう?マイハニー?」

「えっ⁉︎えっ、えっ?」

何故かアマリをお姫様抱っこしていた…

 

「チイッ‼︎」

「おっと!」

すかさずアクセルに拳を叩き込もうとするも易々と受け止められた。

 

「クソっ⁉︎」

「おいおいいきなり人を殴るのはご挨拶じゃないか?てかなんでこの人怒ってんの?」

(さすがアクセル隊長…全く動けねえ…)

 

 

「そりゃ、恋人がいきなり他の男に抱きしめられたらそうなるわ。」

「おい!カズ⁉︎俺とアマリはそんなんじゃ⁉︎」

「そ、そうですよ⁉︎」

いきなりこいつは何を言うんじゃ⁉︎

 

「へぇーアマリね、いい名前じゃん。俺は…あれ?なあ…俺って名前なんだ?」

は?これってまさか…

 

「覚えてないんですか⁉︎」

「いや〜…もしかしてこれって…記憶喪失ってやつ?」

アクセル隊長ならぬアホセルかよ⁉︎

 

「あっ♪でも君のような可愛子ちゃんがキスしてくれたら思い出すかも♪」

「えっ⁉︎そ…それは⁉︎」

ボキボキっ!←直也が腕を鳴らす音

 

「冗談冗談♪本気にしないでくれ、彼氏さん…て何これ…」

一弥が持っていた電子手錠をアクセルには説明する。

 

「すんませんが、ちょいと事情がありまして完全に野放しって言うのは無理なんすよ…」

「あー、わかった。確かに…ここって普通の施設とかじゃないっぽいしな。」

((それだけじゃねえよ…))

ヴァリアンサーやネメリオンを見ながら反応するアクセルに突っ込む二人。

 

「はあ、どうするよ…ナオ…」

「とりあえず、倉光艦長に報告してくるわ…な〜んか嫌な予感するんだよね…」

「奇遇だな、俺もだ。」

なんかめんどくさいことまた起こりそうなんだよね…

 

直也side end

 

クロウside

「…金がない…」

おっと…久しぶり&はじめましてだな?第二次スパロボzの主人公、クロウ・プルーストだ…覚えているか?

次元獣が軒並みいなくなっちまったから借金100万Gをどう返すかと考えていたらチーフからあるポイントの調査を任されたんだよ…何故受けたって?…報酬金額が30万Gだったんだよ…これで借金70万G‼︎希望が見えてきた‼︎早いとこ帰らねえとチーフに何言われか分からねえからな…

 

「実はまだ借金あるんだけどな…貸した本人が何も言ってこないから大丈夫だろう。」

"あいつら"は死んだわけじゃない…多分別の世界に行ったんだ。"ヒビキ"とスズネ先生が旅立つ時にいなかったが"あの至高神"を倒したんだ。死ぬ筈がない…しかし"あいつら"に借金してたからやっぱ死んでてくれねえかな?

 

 

「「ブエックション‼︎」」←あいつら

 

「汚っ⁉︎人が飯食ってんのにクシャミしないでくれよ⁉︎」

 

「大丈夫すか、隊長?直也さん?」

 

「うるさい馬鹿」

 

「黙れ馬鹿」

 

「馬鹿馬鹿酷くないすか⁉︎」

 

「「やかましい‼︎馬鹿が‼︎」」

 

「うわーん(T ^ T)俺が何したってんだよー」

 

「ライ、俺この部隊やっぱ抜けたい」

 

「…僕もかな。」

 

なんか電波飛んできたような気がしたが…気のせいか…っ⁉︎ロックオンアラート⁉︎

 

『こちらはゾギリア軍親衛隊第一空挺師団長ネストル・ヴィクトロヴィチ・ドルジエフだ!貴官の所属並びに官姓名を答えよ!』

なんで俺って毎回こんなのに巻き込まれるの?とりあえず答えておくか…

 

「あー…こちらスコートラボ所属DMバスターのクロウ・ブルーストだ。軍属ではないので階級はない!」

とりあえず逃げる準備に入るか…

 

『全軍奴を包囲し拘束せよ。異界の機体とならば未知の技術が使われている筈だ。』

 

「ちょっと待て、いきなりそれかよ⁉︎こっちは争うつもりはない⁉︎」

おいおい幾ら何でも横暴すぎるだろ⁉︎

 

『ほう…ではおとなしくついてくると?』

 

「その代わり条件がある。」

 

『なるほど、確かにそうだな…謝礼はいくら欲しい?』

よし食いついてきた!

 

「100万Gだ…」

 

『何?』

 

「だから100万Gだ‼︎」

あっ70万Gでもよかったかも…

 

『貴様いくらなんでも強欲すぎるだろ‼︎構わんやつを捕らえよう‼︎」

やっぱしこうなるのかよ⁉︎

 

BGM:CLOSE GAME LIFE

 

「仕方ねぇ、行くぜ相棒‼︎」

 

クロウside end

 

直也side

あっ戻った…今は俺一人でアクセル隊長の取り調べをしている最中だ。カズはストームチームを率いて先程の重力異常の偵察に。

後カズが作ってくれたカツ丼食べてる。

「本当に覚えてないんすね…」

 

「ああ、ただ着替えも出来るし飯の食い方も覚えてる。あっお代わり貰える?」

 

「まあいいですけど…」

あのアクセル隊長がまさかこんな、前もこんなんだったか?(スパロボAの頃)

 

「なあ…この艦一体どこに向かってんだ?」

カツ丼(2杯目)を食いながら聞くアクセル

 

「知る訳ないでしょ、重力異常が観測されたんでそれの調査に向かってます。」

 

「ホェー、で?お前さん「白波直也っす」俺の事なんか知ってんの?」

そうきたかー、どう答えればいいかな…もしかしたら並行世界の隊長かもしれないし更にもしかしたらシャドウミラー本隊もこの世界にいるかもしれない…

 

「それは…『前方にゾギリア軍親衛隊!ストームチーム及びアンノウンが交戦中!』っ⁉︎偵察行ったらこれかよ⁉︎」

直也はすぐに立ち上がり格納庫に向かおうとし、ある事に気付いた。

 

「アクセル、あんた戦い方も覚えていたりするか?」

 

この時の顔多分他人が見たらすっごい悪い顔していると思うな。

直也side end

 

一弥side

「ストーム2、チャフグレネード発射後後退、ストーム3並びに4はマシンキャノンで機雷群の排除!シグナスが来れば何とかなる!持ちこたえるぞ!」

クソッ!これほどの数なんて聞いてねえぞ⁉︎ネメリオンとゲシュペンストで耐えきれるか⁉︎

 

『『『イエッサー‼︎』』』

コイツらどんどんかつて(EDF)の仲間達のようになっていくな…そんなことより

 

「おい"借金王"、"返済期間"とうに過ぎんねんさっさと"金"返せ。」

転移してきたのこの"疫病神"かよ…次元獣やら破壊の王やら色んなもん連れ回してくれるよな…マジで!

 

「お…落ち着けって、まあ待ってくれ…聞きたかないがいくらだ?」

BGM:崩壊方程式

 

「元金利息合わせて300万Gだ(笑)」

さて…面白いリアクション期待してるぜ元"100万Gの男"よ。

 

 

『さんびゃくまんんぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう⁉︎』

想像通りのリアクションご馳走さまでした(笑)トドメ刺すか(ゲス笑)

 

「ちなみに直也の分は別だからあいつも300万Gな」

 

『ろっびゃくまんんぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅう⁉︎』

あかん…腹筋崩壊しそうwww

 

『ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎』

BGM : THE UNBREAKABLE

ん?なんか音楽変わった?これってまさか

 

リ・ブラスタTから5つの光が溢れ出し既に飾りのはずのSPIGOTがリ・ブラスタTの周りを浮遊し始める。

『ぶっ飛べ‼︎ジ・アンブレイカブル・フルクラム‼︎』

 

極太のビームがRAPTARから放たれSPIGOTを通し敵ヴァリアンサー部隊を飲み込んでいき結果的にこちらの形成は逆転した…あれ?スフィアって天獄編のEDで消滅しなかったっけ?

『隊長!シグナスから大型の熱源が!』

 

んあ?ソウルゲインにグレイセイヴァー?倉光艦長に出撃許可とったのか?

 

『ウロコ砲発射〜!なんつってな(笑)』

ソウルゲインの青龍鱗はあえて直撃させずグバルディアの手足を吹き飛ばし地上には大量のパーツが散乱していた。

ちなみにこの手足やらは後にあんな大金になるとは知らずナオはせっせと回収していた。

 

後それから…

 

「白波直也 捕虜の手引きによるスパイ容疑で拘束させてもらう。」

やっぱアクセル無断出撃させたんかよ…次回からどうなるのやら…

 




オマケ
「ただいま〜っと」
誰もいない部屋なのに独り言を言うストーム4の光輝

「今晩のここに置いとくぞ〜」
鏡の前にサンドイッチの乗った皿を置き何かに話しかけている

「俺の"記憶"の手がかりこの"黒いカードデッキ"と"お前"だけなんだけどな…喋れるわけもないよな、そんじゃおやすみ、名前も知らない"赤い龍"さんよ」


『グルルルル…グオォォォォォン…』

光輝が眠りについた後"鏡の中"で"赤い龍"は寂しそうに唸っていた。




次回!少し飛びますが『再会のアルゼナル』 お楽しみに。

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