スーパーロボット大戦X とある転生者の旅路   作:加宮慎司

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新型幻晶騎士開発計画と言ったがあれは嘘です。

今回は主に主人公の新しい機体作成です。

あとそれからしばらく更新遅れます。では第3話どうぞ。


第3話「新型機開発計画」

(´・ω・`)

 

おっと次の話始まっていたな 白波 直也だ。前回の戦いでヴォルレントの腕が消し飛んじまってな、それどころか勝手に回収されちまった上にバラバラにされてさらにそのパーツも二分割にされちまった。人の了承も得ずにだ。

さてと交渉でどこまで譲歩してもらえるかな?

 

 フレメヴィーラ王国 王城・広間

 

まず部屋に入ると目に入ったのがデカい玉座、そして壮年を過ぎつつも威風堂々とした雰囲気を持つ者、国王アンブロシウス。その後ろにいるのが貴族といったところだろう。

 

「初めまして、アンブロシウス王、私は白波 直也。見ての通りしがない傭兵といったところです。」

片膝をつき深く礼をする直也。ちなみにフューリーの騎士時代に習ったものを覚えているだけで普段は騎士とはかけ離れた態度で過ごしています。

 

「うむ、此度のべへモス討伐。わずか三機であのべへモスを討ち取ったという話は聞かせてもらった。しかし、そなたは我が国の民ではないので、表立って賞すことは出来ん。して、そなたは何が欲しい?」

「オルゴン・エクストラクターを返してもらいましょうか?」

失礼なのは承知で間髪入れずに返答を返した。

 

「…そのオルゴン・エクストラクターとは?」

「私の機体、ヴォルレント、角付きの動力炉でございます。」

…てか強制的に徴用したんだから返してもらおうか…

 

「貴様、陛下に対して何たる無礼な口を「止さぬかディクスゴード、してあれは我々が作り上げてきた幻晶騎士を大きく上回る物、おいそれと返す訳にはいかぬのだ。」

だろうな…だがこちらには最大の切り札があるんだよ。

 

「失礼ながら、話を変えさせていただきますが、国王陛下はこの世界をどう見ますか?」

「どうというのは?」

「ドアクダーなるものが現れたせいで各国は臨戦態勢、そして国交などもままならない状況で更に異界から現れる新たな勢力の噂も耳にしております。」

実際ドアクダーが現れたせいで各国の確執が大きくなっていっているということ。(主にミスルギ皇国の愚民だけど)

 

「それを儂に言うのは打開策があるのだな?」

「ええ、簡単なことです、ドアクダーを倒せばいい。」

だがこれは完全な打開策ではない。ドアクダーとの戦いの次はおそらく国家間の戦いになる。

 

「そなたとあの機体にはそれだけの力があると?」

「陛下!このような怪しい者の言うことなど「その怪しい者の機体を頑なに返さないのはおかしいのでは?」きっ貴様!?」

でもそうだろう?どう考えても既存技術では再現不可能なお宝を渡したくない気持ちは分かるが本人の了承を得ないというのは許されないぞ。

 

「国王陛下は救世主の噂はご存知ですよね?」

「!まさかそなたが「いえ、正確には私の所属していた一団に救世主がいます。」ほう、それが誠なら是非とも協力させてもらいたいものだな。」

よし何とかここまで持ち込めた。

 

「私が望むのはその一団に対して物資の補給、協力を約束してもらえるならヴォルレント…私の機体の外装だけはお譲りしましょう。」

「ふむ…」

 

そして…

 

「で、その条件で交渉を成功させたんだな…」

「竜馬さん…後ろの死屍累々は何ですか?」

結局ヴォルレントはフレメヴィーラ王国預かりの扱いになり、新型機の開発の資料として扱われることになった。勿論オルゴン・エクストラクターは返してもらってだけど。

 

「俺か?俺はここでこいつらの教育係ってことになってな。」

竜馬さんはしばらくの間この国で騎士の戦術指南を行うことになり扱いは傭兵という事で落ち着いた。

結局本体と合流するのは自分だけとなった。

 

「直也、一弥の奴が行方不明だが知らねえのか?」

「…まあどっかで生きているでしょ…あいつゴキブリのような生命力ですし…」

一弥とは前世での直也の幼馴染でまた今度説明します。

 

クシェペルカ王国のとある酒場

「ふぇっくしょん!! なんだ?風邪か?」

 

隣国にかつての相棒がいることも知らずに話は進み、アシュセイヴァ―を格納庫でコールしある人物を呼び出す。

 

「あの~…白波さん、僕に用とは…ってまた新しいロボット!?この機体は「お前転生者か?」!?なぜそれを」

やっぱりか…ロボットなんてこの世界で広まってない呼び方だもんな、さて本命を聞いとかないとな

 

「エルネスティ…お前この世界で何がしたい?」

「何を…もちろん僕だけのロボットを作ってそれに乗ることです!!」

……は?

 

「あのフォルム!ビーム兵器!!未知の技術!!!前世からの夢であったロボットが僕の目の前にあるんです!!!!それを夢を現実にするためには妥協なんてしません!!!!!とりあえずあの機体もバラさせてください!!!!!!」

「却下ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ふざけんな!!!ヴォルレント潰したんだから責任とってアシュセイヴァ―の強化手伝え!!」

「あの機体はアシュセイヴァ―と言うのですね!!しかも強化を手伝わしてくれるんですか!!喜んでやります!!」

こいつ、転生者だから危険視してたけど…別の意味で危ねぇ…

 

「はあ…エルネス…エル坊と呼ぶわ。工具貸すから今から言うところ接続しろ…」

パーソナル転送システムからオオトリストライカーパックを取り出しアシュセイヴァ―に接続していく。

 

一週間後

 

「お疲れさん、新型幻晶騎士の開発もあるのに悪いな。」

「いえいえ、僕はロボットに触れていれば疲れなんてすぐに吹き飛ぶので問題ありません。」

こいつやっぱり技術変態だ!!

 

「それにしてももうオーパーツですよ。元々の武装に加え大型ビームランチャーに長距離超電磁砲、ビームガトリングに3連装ミサイルポッド。このアシュセイヴァ―は」

「いやこいつはもうアシュセイヴァ―じゃない…型式番号も変更してAWFV-AD01グレイセイヴァーだ…ネーミングセンスないな俺…」

「いいじゃないですか!!量産型を徹底的にカスタマイズした。男のロマンじゃないですか!!」

まあヴォルレントバラしたのは、これぐらいで許してやるか…一人でここまでやるの無理だったし…

 

「エル坊…ヴォルレントを使えなくしたことはチャラにしてやる」

「直也さんはよっぽどヴォルレントが好きなんですね。」

「好きというか…これ俺の初めて乗った機体なんだよ」

シャナ=ミア様…ヴォルレントやラフトクランズを見てたらかつての主で思いを寄せていた少女を思い出す。

 

「なんと!?そんな大事な機体だったんですか!?」

「ああそうだよ!!それにヴォルレントは結構高性能な上に…いや、もういいや…こいつは報酬だ。」

転送システムからDVDプレイヤーと各世界の戦闘記録を纏めたディスクそれから発電機を渡した。

 

「DVDプレイヤーに発電機それにこのディスクは?」

「今お前が最も欲している物…それ、誰にも見せるなよ。この世界では万金の価値あるから」

この時直也はなんかトンでもない引き金を引いたことを自覚してなかった。

 

三か月後

グレイセイヴァ―の調整を完了させ準備を整え出発の準備をする。

 

この三か月様々なことが起きた。

網型結晶筋肉と背面武装の開発

その実験体テレスターレ開発

カザドシュ砦の強奪事件

こんな所かな?

 

上の二つはグレイセイヴァーを作っていたので特に関わっていないが強奪事件はグレイセイヴァーの慣熟訓練をしていたところ賊が現れたと聞き急行してみたら一足遅かったが決闘級の魔獣の群れとディートリヒが戦闘していたのでマルチロックからのフルバーストで殲滅の手伝いをしたり

 

 

「では、国王陛下、私はここで失礼します。」

「うむ貴殿も約束を忘れるなよ。」

国王アンブロシウスに挨拶をしフレメヴィーラ王国を旅立つ。一先ずの目的は達成しフレメヴィーラ王国との繋がりを作ることに成功した。幻晶騎士の強化についてはエルネスティに任せさっさと本隊戻ることにし、そして…

 

「で、おたく人の仲間に何してくれてんの?」

 

岩人形を率いてゼルガードを拘束しているオート・ウォーロックに対しガン・レイピアを構え戦線布告するのであった。

 




アイデアが煮詰まらないのとこれをこうしておけばとかが最近すっごく多い…週一更新諦めて時間かけた方がいいのかな?

AWFV-AD01 グレイセイヴァー

動力炉 オルゴン・エクストラクター

装甲 EG合金

特殊装備
オルゴン・クラウド
ECS
ミラージュコロイド
ジャマー

武装
レーザーブレイド×2
ファイア・ダガー
ガンレイピア
ハルバードランチャー
ソードブレイカー×6
レールガン
ビームランチャー
大型対艦刀
ミサイルランチャー
3連小型ミサイル×4
腕部6連装ビームガトリング×2

アシュセイヴァーの魔改造機
スパロボVの世界で手に入れたオオトリストライカーをアシュセイヴァーに装備し武装・機動性・殲滅性を上げた機体。

フリーダムのマルチロックシステムを追加し殲滅力はアシュセイヴァーの比ではない。
更にミスリル製の電子兵装と極秘に入手したミラージュコロイドを搭載、しかしエネルギー消費が異常でヴォルレントのオルゴン・エクストラクターでなんとか賄っていると言ったところ。
ソードブレイカーにアカツキのドラグーンシステムとνガンダムのフィン・ファンネルのデータを使った防御フィールドを使用できるようにしてある。

型式番号はアル・ワースとフレメヴィーラからとっただけ。

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