スーパーロボット大戦X とある転生者の旅路   作:加宮慎司

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遅れて申し訳ないです。多分この次は更新早めにするつもりです…




第6話「死闘!クルージングトムの罠?」

前回の話 なんか食料補給してたら旧友と再会した。てかエクスバインどうした?

 

クルージングトムのアジト

「クルージングトムよ‼︎貴様いつまでワタルとか言う小僧の始末に時間をかけておる⁉︎」

 

「ハハッ!しかしザンコック将軍、決して私めが失敗した訳ではなくこれは全て未熟な部下達が…」

 

「言い訳なんぞ聞きたくないわ‼︎能無しリーダーには能無ししか集まらんと言うが貴様次失敗したら覚悟しておけ‼︎」

通信を切られ膝から崩れ落ちるクルージングトム。ワタルを仕留めなければ自分の命すら危ういと言うのに…

 

「うーん///」

「ふぁぁぁぁぁ…」

「痛っ!鼻毛抜けた…」

鏡の自分を見てうっとりしているサンダーブルー

あくびをかいている シュワルビネガー

鼻毛を毟っているジョンタンクーガー

 

ちなみにサンダーブルーは少し前にストームチームと戦いボロクソにやられていたりします…(ワタル本編では2話に登場)

そんな部下達を見てブチ切れたクルージングトムは

 

「お前らのせいだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ‼︎」

斧を振り上げ所構わずアジトの壁や床を破壊して追いかけ回した。

 

「「「お助けぇぇぇぇぇ‼︎」」」

部下達は我先にと逃げ出しクルージングトムは嘆いていた。これでは絶対次も失敗するとしかし…

 

「いい情報を持ってきましたよ。」

ワタル達の前に度々現れる獣人(?)クラマが接触していた。

 

「クラマか。なんだ情報とは、さっさと言え⁉︎」

「ワタル達、あの山賊達のアジトのドッコイ山に向かっているらしいですぜ。」

「ブッハッハ!ならば都合がいいならば今から罠をかけて待ち伏せしてやるわ‼︎」

 

「「「エクスキューズミー‼︎」」」

 

 

場面は戻りザリガニ擬きの魔獣の殲滅が完了し、死体は部位によっては高値で取引されたりするらしくその辺は村人に任せ現在は情報を交換し合っていた。

 

「で、お前何しにきたの?後何してたの?」

 

「DCでつい先日まで副総帥やっていたがめんどくさくなって前線で機動兵器部隊の隊長やってるぜい!」

よく見ると後ろ

のネメリオンのパイロット三人が溜息をついてる、そりゃこんなのに付き合わされたら身体もたねえよな…

 

「てかDCって…」

「ほい」

パーソナル転送装置から小型ディスプレイを取り出し映像を見せてくれた。そこには先のDC創設の映像が流されており、アマリとホープスは食い入るように見ていた。

 

 

(なあ、これ…表向きの理由は喋ってるけど…本当はアンチスパイラルが理由だろ?)

(よく分かったな…最悪の場合真化融合可能な俺達だけで戦わないといけないからな)

(お前エクスバイン無いのにいけるの?)

(なんとかなるだろ?)

 

周囲に聞かれないように念話(一弥の超能力その1 マオのギアスのように相手の心を読んだり相手の脳に話しかけたりする。 事前に伝えておけば念動力者でなくとも念話が可能)をしているとネメリオンのパイロットの1人が話しかけてくる。あれ?何処かであったような…

 

「もしかして、直也殿ですか?」

「え?あー…ああ⁉︎お前エル坊の所の⁉︎」

一瞬誰かと思ったが記憶を辿るうちにフレメヴィーラで会った銀鳳騎士団の一員の一人であったのを思い出した。

 

「ライル・ディグスゴードです。隊長が探していた人物とは直也殿だったんですか。」

「おうよ、コイツとは長い付き合いでな…腕は保証するぜ。」

「人類最強クラスのサイコドライバーがよく言うよ…」

 

ジュデッカ、ガンエデン、ケイサルエフェス、カオスレムレース、ガイオウ、アンチスパイラル、ヴィルダーク、宇宙怪獣、至高神z、アダマトロン、マジンガーzero、ネバンリンナ、どれももう一度戦えと言われたら必ず首を横に振るような相手と戦ってきた一弥。俺?ズィー・ガディンとかって脱力使ったら本当にただの的なんだよね…

 

「まあ、そういうことで俺たちストームチームはビアン総帥の命令でお前達エクスクロスと合流、及びNAMネメリオンのテストが今の任務だ。」

へぇ、そうなんだ…でもな

 

「だが断る‼︎いくらリファインした所でリオンは脆すぎてうちの戦力にならん!」

確かに制空権が確保できる点は評価できる…しかし同じく飛行可能な"ヴァリアンサー"や"モビルスーツ"と比べるとAM系統の機体はどうも装甲が薄いと感じてしまう。

 

「まあそう言うなよ、新型のテスラ・ドライブも数機だけだが持ってきてるし「よし、同行を許可するわ帰ったら俺の機体に付けるぞ」変わり身早いなおい⁉︎」

 

強化パーツ 新型テスラドライブ×3 GET! 効果移動力+2 地形適正 空:S 特殊防御 Eフィールド ダメージ1500軽減・無効 発動時EN15消費

 

そんなこんなで出発しようとしていたら通信が入り

 

『あー白波くん、こちら倉光聞こえているかい?』

シグナスの倉光艦長から連絡を貰い即座に応答する。

 

「こちら白波、何かありました?」

若干嫌な予感をしつつ聞いてみると

 

『アッハッハ鋭いね、実はマズイことになってね…交戦区域を教えるから援軍に来てもらえるかい?』

すぐに地図上の区域にマーカーが入るが…

 

「倉光艦長…すいません、ちょっとタイミング悪いですわこっから見えてるんですけど巨大な竜巻が発生してて迂回しないといけないすわ」

山頂付近を一弥のゲシュペンストMk-ⅡのT-LINKセンサーの最大望遠で捉えると巨大な竜巻が発生しておりおそらく機動兵器でも飲み込まれればタダでは済まない大きさのものだった。そんな考えも気にせず…

 

『ああ大丈夫大丈夫、実はそのすぐそばで戦闘しているから。』

とんでもない爆弾を投下してきた倉光艦長に直也は

 

「いや、すぐそこの店で飲んでいるから来てくれない?みたいに言ってるんすか?すぐに撤退させろよ⁉︎あんた指揮官だろ⁉︎」

『すまない…今回ばかりは私への"貸し"としてくれないかな?』

直也はすぐさま頭の中を整理し

 

1 時間制限及びいくつかの制限はあるが"ニュータイプ"並の反応速度を叩き出せるカップリングシステム

2EXAMやHADES、YOUTOU(妖刀)のデータは天獄戦線時にはオーガスタ基地には既に消去され手に入らなかったはず(この時に防衛隊のMSをチョロまかしたぜい by一弥)

 

 

「今回だけですよ…すぐに向かいます。」

通信を終了しすぐにまた"やらかした"ことに気付いた。

(やっべ、ストームチームの事説明すんの忘れてた…)

 

「…そういやライルの事は分かったがお前ら二人名前は?」

ふと名前を聞くの忘れてたので聞いておく。

 

「…ライ。コールナンバーはストーム3…」

淡々と答え表情も変えない銀髪の青年に

 

(暗!?なんでこんなに暗いの?)

(記憶喪失だってよ、悪いと思いつつ心覗いたけど嘘はついてないみたいだ)

 

 

「で、最後のこいつは?」

「どうもー城戸光輝っす!コールナンバーはストーム4!!よろしくっす!!」

 

(なんか明らかに頭悪そうでバカっぽいの来たよ!?)

(バカだからな、こいつも記憶喪失で別世界の人間らしいが前向きなだけライよりマシだ)

 

「さてと、そんじゃ行くか…ってどうかしたか?アマリ?」

「いえ、なんか彼を見ると違和感というか…多分気のせいだと思います」

 

「え?何々?もしかして惚れた?逆ナンってや…痛っっっ!!」

「くだらないことやってねえで行くぞ!」

アマリが困惑した目で一弥の部下を見ていたので何かと思い肩を叩くが大丈夫と言われてしまいそれ以上は気にせず双ツ龍岩に向かうのだった。後光輝は一弥からゲンコツ食らっていた。

 

 

 

「「「エクスキューズミー!!!」」」

 

 

その後10分程移動しモニターから竜巻が消えたことを倉光艦長に報告すれば総界山の秘宝神部の笛を取り戻した事で異常気象の竜巻も収まったらしい。それから合図と同時に転移してからのフルバーストでドアクダー軍をズタズタにするとの事でストームチームとゼルガードを転移フィールドに引き入れ合図を待った。

 

『白波くん、今だ!!』

その言葉と共にクルージングトムの軍団の前に転移しグレイセイヴァーのフルバーストだけでなくゲシュペンストMkⅡ改のF2Wキャノン、ネメリオンの各種換装ミサイル、ゼルガードのTEMPESTによる奇襲攻撃を仕掛けた。

 

『『『ブリキー!?(卑怯すぎだろぉぉぉぉぉぉ!?)』』』

 

これにより8割のドアクダー軍団は戦力を失った(笑)

 

『お、俺様の軍団がぁぁぁぁぁぁ!?』

そりゃ自信持って挑んだらまさか一瞬で戦力を溶かされたら泣きたくもなるよな…

 

『お前鬼だわ(笑)』

一弥に軽口を言われる物の気にせずシグナスに着艦する体制に入った。え、残り?他の連中の経験値奪う訳いかないから戦艦に引っ込んで置くわ。(作者はXで1周目マイトガイン来るまでマサキばかり使ってたら他のレベル上げ遅れた)

 

直也 side end

 

一弥 side

BGM:BORN TO FIGHT!

 

「各機散開‼︎ エクスクロスに遅れを取るなよ‼︎」

おっ、俺の出番か?どうもはじめまして、白崎一弥だ。直也ばかり経験値泥棒させてたら後々困るから今の間に隊員達を鍛えるつもりです。

 

『『『了解‼︎』』』

ネメリオン三機はそれぞれ残った量産型ヘルコプターや量産型ドッペルンをエクスクロスのメンバーと即席ながら連携しつつ一機ずつ落としていく。

 

『おい、一弥!お前なんでこの世界にいやがる⁉︎それにあの機体は』

あー…どうしよう説明するのがめんどくさいの来た…

 

『マサキ!今はそんな事よりも奴らを倒すニャ‼︎」

『シロ!マサキも落ち着ついてニャ!』

とりあえず俺は…あのゴリラ型魔神を相手するか!

 

 

『食らえ‼︎ハイパーマグナム‼︎』

頭部のキャノン砲を撃ってくるが限界までチューンされたMkⅡ改を舐めるなよ‼︎

 

「踏み込みが足りん‼︎」

高周波ブレード(ナナシ)を展開させ弾丸を切り払う。技量300クラスは伊達じゃねえ‼︎しかし6発撃ったところで撃ってこなくなる。何があった?

 

『しまった⁉︎自動装填システムに換装したのに換えの弾忘れてた⁉︎」

いやいや馬鹿すぎだろ⁉︎ とりあえずこいつには…

 

「とりあえず吹っ飛んでおけ‼︎ジェット・マグナム‼︎」

プラズマバックラーを展開し左ストレートを叩き込むと空の彼方に吹っ飛んでいった…

 

「ギャグ漫画かよ…あっ久々にレベル上がったwww」

LV73→LV74 up!

SP315→318

捨て身SP100→SP95

 

他のメンバーはと、おっ?

 

『二人とも!スパイダーネットを撃ち込む‼︎その後すぐに追撃を!』

『『OK!』』

 

チームを組んで日が浅いが着実に腕を上げている三人。ライは何故か戦い方を熟知しているようで簡単にネメリオンを乗りこなしているがライルはともかく光輝は完全に素人だった。というか光輝はよく墜落起こしていたが凄まじい成長ぶりだわ。

 

 

『馬鹿な⁉︎一度ならず二度までも美しい私がー⁉︎』

ネメリオン三機の連携(リンチ)によりヘルコプターのパイロット(サンダーブルー)はシュワルビネガーと同じ方向に吹っ飛んで行った。

 

「魔神て性能はともかく安全性高いんだな…向こうも終わりそう」

 

『龍雷拳ー‼︎』

『『必殺‼︎ギガアァァ‼︎ドリルゥゥ‼︎ブレイクゥゥゥゥゥゥ‼︎』』

龍神丸の龍雷拳がタンクーガーをグレンラガンのギガドリルブレイクがクルージングトムを貫く。

 

 

『ぬォォォォォォ⁉︎くやちぃぃぃぃぃ‼︎だが!お前たちでは二匹の龍の謎を解く事は出来ない!だから俺の負けで「ええから帰れ‼︎」ギャァァァァァァ⁉︎』

 

『本日三回目のホームラン〜』

ナオがなんか言ってるが放っておく。にしても謎ねぇ…

 

「おーい、ワタル!ここに何か書いてあるのだ!」

あの子いつの間にあんな所に…

 

 

「赤龍と青龍...。1人の人間が両方の口に同時に手を入れた時、二匹の龍はよみがえる...」

いやいや距離離れすぎてるから無理だろ。

 

『よし、一弥!超能力で分身しろ。』

「無茶言うなよ‼︎」

こいつ肝心な時にふざけるのは相変わらずかよ…

 

『じゃあ隊長、分裂で!』

「お前は黙っていろ‼︎」

馬鹿が増えると苦労するわ…

 

その後青葉とデュオがカップリングし赤龍と青龍は一時的に蘇りワタルに餞別として変な弾"変弾"を渡したのであった。

 

ついでに後気になることがいくつかあった、赤龍と青龍が念話で警告してきたんだが

(超越者よ)

(⁉︎この念話あんたらか…)

(この世界は既に理が破壊されつつある、本来歴史に存在しないはずの者達までこのアル・ワースに招かれているのがその証だ)

(俺とナオの事か?)

(我々には時間が残されていない…気をつけろ"偽りの神々" "終焉の魔神" "異界の宇宙皇帝"は動き始めている。)

おいおい、聞きたくない事聞いちまったぞ…またあれと戦うのかよ。

 

一つの戦いが終わりを告げると新たな火種が舞い降りる。

 

『アクセル、早く脱出しろ⁉︎』

「クソッ!重力異常⁉︎駄目だ…吸い込まれる⁉︎」

"蒼き巨人"とかつて"影の部隊"に所属していた男

 

「クッソ!やっぱ"チーフ"の言うことなんて聞くべきじゃなかった‼︎持ってくれよ"ブラスタ"⁉︎」

かつて"12の鍵"を持ちある"呪い(?)"と今もなお戦い続ける男

 

『クハハハ⁉︎先に我々のあるべき世界で待っているぞ‼︎"破壊の神よ"』

「"神名"ー‼︎」

「"真名"さん‼︎引き込まれてる⁉︎"スサノオ"が…これは⁉︎」

"12の神々による大戦"…そして"破壊の神"の"担い手"と"代弁者"

 

「逃すか!ドライアスー‼︎」

『忌々しい宇宙警備隊め‼︎今は退いてやるが忘れるな‼︎地球は必ず貰い受ける‼︎』

一弥と直也と共に戦った"二人の勇者"とは別の宇宙で地球の為に戦い続けた心優しき"太陽の勇者"

 

アル・ワースに新たな戦乱が巻き起こる…

 

 

 

 




オマケ 今回は今まで余り関わっていなかったキャラとの会話です。
双ツ龍岩での戦闘終了後
「今夜はBBQやでー早く取らな無くなるでー!」
鉄板の前で調理している一弥(エクスクロスには紹介済み)に群がるエクスクロス各員。

「食料事情回復したからと言って…いきなりするか普通…そして恨めしそうな目で俺を睨むのやめてくれない?」
離れた席で烏龍茶を飲みながら呟く直也、その直也を睨んでいたのはナディアだった。

「肉食いたくないなら一弥に言って野菜か何か焼いて貰えばいいじゃん。そんな目で睨むな。」

「なんで食料に肉ばかり買ってきたのよ⁉︎」

「あのねぇ…あの村に食料が大量にあってそれを俺達が購入してきた…そして君が菜食主義なのはわかったよ、でもなその考えに他人を巻き込むな。」
幼少期のトラウマは仕方ないけどしれないけどよ

「でも生き物を殺すぐらいなら」

「なあ、知ってるか?ワタルとか俺やカズの生まれた国では一番最初に親から学ぶマナーがある。食事の際にいただきますと言う言葉だがこれは作ってくれた人に感謝する言葉だけどもう一つの意味は自分のために"命をくれて"ありがとうと言う意味の言葉なんだ。」

「命をくれる…いただきます…」
この言葉で考え少しでも変えてくれればいいけど…

「まあ…難しい話はいいじゃん…カズ!トウモロコシ二つ‼︎急ぎで頼むわ‼︎」

「あいよー‼︎」

「…怒らないの?」
え?

「…その…私色々キツイこと言って…」
この子一応気にしてたのね。

「大丈夫大丈夫!だって君より態度悪くて口の悪いのが前に…オワァ⁉︎」
急に皿が顔面に飛んできて慌ててキャッチし犯人を確認した。

「あらごめんなさい、なんかイラってしたからつい…」
クッソ…ニュータイプかっつうのアンジュ…

「ナディア…頼むからあんなのになったらあかんで…」
「は、はい…」


こうしてエクスクロスの交流会は過ぎていくのであった…ちなみにナディアは焼きトウモロコシを気に入ったのか二本とも食べていた…俺の分もかい⁉︎

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