正義の味方と冥界の女神のカルデア生活 作:エミヤ好きのギルファン
まさか自分が
(─やっぱり
「…レシュキガルさん、エレシュキガルさん!」
「ぅうん?何かしら?」
ふともの思いに耽っているとマシュが呼びかけてきていた。
「何か考えごとでしょうか?」
「ん〜、まあそんなとこ。それで?私に用かしら?」
「それは…この現状について何かお考えだったのでしょうか…?」
おそらく今いる面子で1番冷静であるマシュが判断よく私に意見を求めてきた。
「そうね。まあ何となくではあるけど、一応自分の中で整理はついたわ」
「ほ─」
「ほんとかいっ!?エレシュキガル!」
「もう、そんなに叫ばなくても聞こえてるわよ」
「そうです。ドクターはいちいちリアクションが大きすぎるんです。少しは自重してください!」
「…す、すみませんでした」
それにしてもマシュってDr.ロマンに対して厳しくないかしら…?
「…それで、聖杯戦争では7人のマスターにそれぞれセイバー、アーチャー、ランサー、キャスター、ライダー、アサシン、バーサーカーの7人のサーヴァントがついて、殺し合うの。その結果最後まで残ったマスターとサーヴァントが聖杯を使って自分の願いを叶える、っていう流れよ。理解できた?」
「はいっ!スゴくわかりやすかったです!」
「まあ、物騒な話なことはわかりました…」
どうやらマスターはまだこの手の血腥い話は厳しいようね…。
「そしてさっき私たちが交戦して倒したのはおそらくアサシンとランサーのサーヴァント。だからたぶんあと5体はあんな感じのサーヴァントがいると考えるのが自然ね」
そう話していながら私はひとつ疑問があった。
(さっき倒したランサー…あれは─)
「あ、あの…1つ、いいですか?」
するとマシュが恐る恐るといった感じで挙手した。
「何かしら?」
「その……なぜエレシュキガルさんがそのような知識を…?」
「そ、それは…」
そのマシュの的を得た質問に私は答えに窮していた。その時─。
「きゃあっ!?」
すると突然オルガマリーが叫び声をあげたのでそちらを見てみると─。
「所長ッ!?」
「落ち着きなさい!マシュ、構えて。マスターは後方から指示をッ!」
「「はいっ!」」
おそらくライダーと思われるサーヴァントに所長が襲われかけていた。私たちは素早く体制を整え、ライダーに立ち向かった。しかし─。
「くっ…!」
「マシュ大丈夫!?」
どうやら連戦の疲れかマシュの動きがだいぶ乱れてきた。まあ無理もない、まだ経験がほぼない状態でここまで来たんだ、身体的・精神的な疲労は図りしれない。最悪私一人で─そう思った刹那。
「アンサズ!」
突如ライダーを火の魔術が襲い、ライダーが怯んだ。
「やるのだわっ!!」
その隙に私がトドメを刺し、ライダーは消えていった。
「今のは…?」
「おうおう、やるじゃねーかお嬢ちゃん。見事だ」
困惑しているとどこかだらけた声がし、目の前に
「あ、アンタは……ランサー!?」