これで五作目です。私が描く本条版For Honorをお楽しみください。また、タグには載せてないのですが、少しだけドラゴンボール要素や仮面ライダー要素等が無意識のうちに入ってしまうかも知れませんが、そこはどうか暖かい目で見てもらえると嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいね!
其の一 ~交渉~
成安32年1月12日 9:00
~暁の国-織田領-名護屋城~
織田『何だこの文は!全く、ワシが我慢しているのを見て調子に乗りおって!』
兵士1『どういたしましょう。』
織田『アヤツを呼べ!これは戦に成るかもしれんぞ。』
兵士1『は、畏まりました。』
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成安32年1月12日 10:00
~暁の国-織田領-城下町寺子屋~
?『ほら、ちゃんと書きなさい。ここはこうで…』
俺の名は志塚 頼智《しづか よりとも》と言うんだ、宜しくな。俺は織田 信彦《おだ のぶひこ》と言う大名が治める領地にすむ侍だ。
子供1『はぁ~い。分かりました。』
志塚『ちゃんと返事をしなさい。』
俺は侍をやりながら学舎足るものを設立して次世代を担う子供達の指導をしていた。今は山に行って取れた自然の物を皆で見せ合って、疑問を抱き、そして解明策を探し出す授業をしている。これが意外と頭を使うんだ。
子供2『ねぇねぇ先生、これなに?』
志塚『これはね、ドングリって言って、私達の先祖が遥か昔に食べていた食料だよ。』
子供3『何にして食べてたの?』
志塚『ドングリの実をすりつぶして食べたり、お湯に入れて加工してから食べたりしてたみたいだよ。』
子供1『へぇ~そうなんだ~。美味しいのかな~?』
志塚『先生も食べたこと無いけど、多分美味しいと思うよ。』
子供2『へぇ~、ありがとう先生!』
元気よく返事をして自分の机に戻って興味深く見ている子供を見ながら、平和は良いなと感じていた。すると、俺の使いがこっちに来た。
使い『志塚様。失礼します。』
志塚『何だ、どうしたんだ。』
使い『何者かが玄関にお越しです。』
志塚『何?』
俺は俺の使いに子供達の面倒を見る様に指示したあと、入り口に向かって歩いていった。
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成安32年1月12日 10:40
~志塚学舎兼屋敷-入り口~
?『すまぬ!誰か居るか!』
志塚『はいはい何でしょう。てか、あなたは誰ですか?』
俺は何者かがいる入り口に向かい、何者かを聞いた。
?『私は織田 信彦様の使いの真田 繁継だ。』
志塚『こ、これは失礼つかまつった。』
そう言って織田大名の使いに正座をし、深々と例をする。すると、真田さんは笑いながら喋った。
真田『ハハハ、別に固くならなくていいよ志塚殿。』
志塚『あ、ありがとうございます……で、この私に何か用で?』
すると真田さんの顔が真剣になり、俺に向かって用件を述べた。
真田『実は殿様がお主に用が有ると言ってワシがここに参った。』
志塚『?』
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成安32年1月12日 11:30
~志塚学舎兼屋敷-小間~
志塚『はいはい、そう言うことでしたか。』
俺は真田さんに別の場所で話しましょうと言って小間に案内し、そこで話を聞いた。
志塚『大名の織田様は戦に成ることを予想して、この私を配下に入れると仰ったのですね?』
真田『そうだよ志塚殿。我が主のために力を貸してくれ。』
志塚『ですが…それは出来ませぬ。』
真田さんの言葉に躊躇していた。何故なら、この俺は秘密を持って追われている身だったのだ。
真田『ど、どういうことだ志塚殿。我が主のためには協力せぬと申すのか?』
志塚『いいえ……私はかつて、暁の国伝説の人斬りだったのですよ。先代の織田様に腹を立てて…』
そう、その秘密とはかつて、先代の織田家当主の行いに腹を立てて、無関係の人を数千人殺してしまった罪が有ったのだ。更に、捕らえようとした織田家関係者も殺してしまった為に罪はもっと重くなってしまい、暁の国では“伝説の人斬り”と言われた程だった。俺はそれ以降、その罪を償うために素性を隠して寺子屋を設立。そして、今に至るのだ。
志塚『とにかく、こんな罪人を雇わない方が良いですよ。しかも、私の罪も知って居るのなら捕まえてください。私はもう充分に逃げ回りましたので悔いはありません。』
俺はそう言って両手を差し出す。しかし、真田さんは金具を付けない。不思議に思っていると、真田さんが喋り出した。
真田『お主のその罪はとっくのとうに知っておる。だが、伝説の人斬りであるお主だからこそ力を貸してほしいのだ。』
志塚『し、しかし…』
真田『お主は自分の過ちを深く反省しておる。その思いを、織田様に尽くすつもりは無いのか?』
志塚『尽くすにしても、戦が終わったあとで捕まえるのでしょう?なら今捕まった方がマシです。』
俺はそう言った後に体を外の方に向ける。すると真田さんがまた喋り出した。
真田『志塚殿、約束しよう。ソナタが我が主の戦力に貢献したら、その罪は免罪としよう。』
志塚『へ?そ、それは本当でしょうか。』
少し驚いて真田さんに聞き返す。すると頷きながら話す。
真田『あぁ本当だ。このわたくしが責任を持って行い致す。なのでどうか、どうか我が主の為によろしくお願い致しまする!』
志塚『わ、分かりました分かりました。分かりましたからそんな深々と頭を下げなくても。』
頭を深々と下げながら必死で説得する真田さんに圧倒され、仕方無く了承した。すると、真田さんが顔をあげてこう話した。
真田『それは誠か!ありがたい!では早速我が主に報告致す。志塚殿は少し準備をしてこの屋敷でお待ちくだされ。私の使者を向かわすのでな。』
志塚『わ、分かりました。』
真田『では失礼致した。』
真田さんがそう言うと、小間から出ていった。俺はこれから我が領主の為に尽くす兵士として生活するかと思いながら、我が領主に会うための準備をするので有った。
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いや~まさか俺が選ばれるとは…どうも俺は志塚 頼智だ。まだ調べ中の道府県も有るが、全国で約550人しかいない非常に少ない家系である。滅びなきゃ良いんだが…。
さて、次回のFor Honor~武道の英雄伝~は、其の二 ~面会~。楽しみに待っておれ!
作者感想
初めて書く少し時代劇っぽい小説。これから出てくるキャラが、連載中の『バイオハザード~恨みの利用~』から採用されるかもしれませんのでご了承下さい。それではまたお会いましょう~!アデュー!
其の一終了