魔法少女まどか☆マギカ異編 <proof of humanity>   作:石清水テラ

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またまたかなり間の空いた投稿となってしまいました。
もうすぐ年末だというのに、まだ二話すら終わらないこのペースは流石に危惧するべきではないかと思う日々。
何とかして執筆の時間を捻り出さなくては…。

ともあれ今回で15話目、お楽しみください。








第15話 「そーゆーチャンスが欲しい人」

 

 

 

 

 

 

 

「…で、今まで勉強してきたみたいな、動作を行う人や物を主語にした表現は能動態と呼ばれます…」 

 

 

暁美ほむら。

 

自分と同じ転校生。

 

つい昨日、見滝原中学校に転校してきた。

 

魔法少女。

 

 

「…れに対して受動態というのは、BはAによってどうこうされるみたいに、動作を受ける人や物を主語にした表現なんですね…」

 

 

鹿目まどか。

 

見滝原中に通う二年生。

 

魔法少女の資質を持っている。

 

暁美ほむらの警戒対象。

 

 

「…ういう受動態の形は、be動詞+過去分詞となりま…」 

 

 

何故、暁美ほむらはまどかを狙うのか。

 

単なる邪魔者潰し、の割には妙に回りくどく消極的。

だがその消極性に反して、彼女がまどかに向ける異常なまでの執着心が気がかりだ。

 

いくら捨て置けぬ脅威であっても、彼女一人にどれほど警戒する価値があるというのだろう。

 

 

暁美ほむらにとって鹿目まどかとは、一体何なのだ?

 

 

「…たとえば、"He likes me." 彼は私のことが好き…」

 

 

自分には、 分 から な  い  …

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―えーっと、暦海くん?」

 

「…ぁえ?」

 

頭上から聞こえた気遣わしげな声に、鈍化していた脳が活動を再開する。

目を見開き頭を上げると、頭上には困ったような表情でこちらを覗き込む早乙女先生の顔があった。

 

「げっ、あ、いや、これは、その」

 

やっべ完全に寝てた。

4限目の授業を話半分に聞きながら、暁美ほむらについて色々と考察を巡らせていたら、いつの間にか落ちてしまったらしい。

 

「はい、あの、授業はもう終わっていますけど…」

「え、うそん」

 

周りを見てみると、既にクラスメイトの皆はノートを片付け、弁当等を各々広げ始めている。

なんかよく分からない内に、午前の授業が終わってしまった。

時間の流れって早い。

 

「授業中の居眠りは困りますから、これからは気をつけてくださいね?」

「いや、本当すいませんした。つい」

 

転校二日目にして授業中に居眠りとは。

我ながら何と先の思いやられる生徒であろうか。

これにはちょっと本気で落ち込み、赤面してしまう。

 

「テツヤくん、これから屋上でお昼に…あれ?」

 

前の席からまどかが弁当を持って、てくてく歩いてきたが、早乙女先生の姿に目を止め立ち止まる。

 

「ごめん、後で行く」

「あぁー…、そっか。じゃあ先行ってるね」

 

手短にそう伝えると、何となく事情を察したらしく、まどかはやや苦笑しながら俺から離れ、さやかの席に行くと彼女を連れて教室の出口に向かっていった。

 

教室を出る瞬間、さやかは一度だけこちらを振り向くと、ニヤニヤした顔で何事か呟いた。

声はこちらに届かなかったが、多分「ドンマイ」とか何とか言ったのだろう。

 

「あいつめ…」

「暦海くん?」

「いえ、何でもないっす」

 

慌てて視線を先生に戻して、神妙に反省した顔を作る。

ところが、そんな自分を見つめる先生の顔には、怒りや憤りといった種の感情が見えず、相変わらずどこかぎこちない微笑みを浮かべたままである。

 

なんだろう。居眠りを注意されてる訳じゃないのだろうか。

どうにも叱られている感じがしない。

 

「もしかして、どこか体の具合が悪かったりしていませんか?」

 

彼女の口から出たのは、そんな心配の言葉だった。

 

「え、いやそういう訳じゃないですけど…何で?」

 

疑問符を並べる俺に、先生は何やら困った様子で言葉に詰まってしまった。

その挙動に妙な違和感を覚えていると、やがて、視線を上下左右にさまよわせていた先生が溢すように口を開いた。

 

 

「いえ、暦海くんは転校する前は、その…」

 

「あぁ、いや、それはもう何とも無いです。本当に」

 

 

先生の言葉を聞いた瞬間、まるで自分の口が勝手に動いたかのようにその台詞が紡がれていた。

 

「ぁ、いや…」

 

食い気味に言葉を被せられた先生がやや唖然としている様子に気付き、しまった、という気分になる。

今のはいくら何でも不自然な返答だった。

あまり触れたい話題でなかったとはいえ、これではあからさまに拒絶してしてしまった感じだ。

 

そんな焦りから、頭の中でその場を取り繕う言葉を必死に探し始めた俺だったが、当の先生は、

 

「それなら良いんですけど…」

 

と曖昧な反応でその会話を終わらせてしまった。

 

そして再び沈黙する。

 

「…?」

 

え、もう終わりか。

 

えらく拍子抜けした気持ちで、黙りこくった先生の顔を眺める。

 

勿体ぶった割に簡素な内容だったというか、体調の心配をされただけというか。

何だったのだろう、今の会話は。

 

「あの、もう行っていいですかね?友達待たせてて」

「えっ、ハイ。ごめんなさいね引き留めてしまって」

 

沈黙が気まずいので先生にそう言うと、これまたすんなり退出して良いとの許可が出てきた。

わざわざ引き留めたのに、こんなあっさり解放するのだな、と思った。

 

「それじゃ、失礼します」

 

色々と違和感が拭えなかったが、まどかを長く待たせるのもなんなので取り敢えず退席させてもらう事にする。

そうして席を立ち、先生に背を向け出入り口に向かおうとしたところで、

 

「―あの、暦海くん」

 

先生が、再度俺に呼び掛けてきた。

 

「え、まだ何かあるんです?」

 

歩き去ろうとした身体に急制動を掛け、先生の方に振り向きながら応える。

見れば、先生はまたさっきと同じ、困ったような悩んでいるような、何とも言えない表情で自分を見つめていた。

 

「いえ、その、なんというか…」

 

何を躊躇っているのか、先生はしどろもどろになりながら言葉を選んでいるようだった。

 

何だか今の先生は挙動不審だ。

今朝方、結婚がどうだの男がどうだのと生徒に喚き散らしていた人と同一人物だとは思えないくらいだ。

 

「転校してから、困ったことというか…、その、何か違和感みたいなもの、ありませんか?」

 

そんな事を考えている内に、先生はそう言った。

 

 

…違和感?

 

言葉の意味を図りかねて少し眉を潜める。

困ったことはないか、という台詞自体は転校生を気遣う教師の常套句だが、彼女はそんな事を言うために自分を引き留めたのか。

 

「よく分かんないですけど、校舎で迷う事はあんまりないし、授業も何か意外とついてけてるし、特には無いっすね」

 

取り敢えずそう答えると、先生はどこかホッとした様子で、

 

「えぇ、はい。それならいいです。安心しました」

 

と、まだ少しぎこちない微笑みを浮かべながらそう言った。

 

それで話は済んだようで、俺が再び背を向けても、教室の扉に向かって行っても、先生がそれ以上呼び止めてくる事はなかった。

 

「ぅーん?」

 

結局先生は、俺に何を聞きたかったのだろうか。

歩きながらそれを思案する。

何か妙に色々心配してきたけれど、単に環境に慣れない転校生を気遣ったという、それだけの台詞だったのか。

 

別にそれ自体に不思議な部分は無いけど、妙に挙動不審だったのが引っ掛かるというか、そもそもそんな心配される程自分は不健全な学校生活を送っていないというか。

…いや、確かに授業中寝たけど。

 

それに、そういう心配は俺だけじゃなく暁美ほむらにも言うべきじゃないのか?

 

 

 

「…………」

 

そんな事をブツクサ呟きながら教室を去る俺の姿を、暁美ほむらは静かに眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい」

「ぁむっ」

 

屋上では、まどかが弁当から取り出したプチトマトをキュウべぇの口に放り込んでいた。

 

「…お前、野菜食うんだ」

 

地味に衝撃を受けている俺の姿に気付くと、まどかがこちらに向かって手を振ってくれた。

 

「あっ、テツヤくん早かったね」

「大した用事じゃ無かったもんでさ」

 

そんな事を言いながらまどかの隣に腰を落とす。

さやかの方を見ると、彼女はキュウべぇを挟んで向かい側に座って黙々と弁当を食べていた。

彼女にしては妙に静かだと思ったが、それ以上は考えなかった。

 

「まどかの弁当、良い出来してるな」

 

キュウべぇにお裾分け中のそれを覗き込み、そんな感想を漏らす。

 

あんまり食に関して自信は無いが、パッと見た限りでも、彼女の弁当がいかに丁寧に作られ、色彩や食べ易さを考慮して盛り付けられたものであるかが伺えた。

やや野菜比率が多めに見えるのは製作者の嗜好だろうか。

 

「ふふっありがと、これパパが作ってくれたものなの」

 

まどかはそう言って自慢気に笑う。

 

「父親側が作るのか?」

 

少し意外に思って驚く俺に、さっきまで黙ったままだったさやかがおもむろに顔を向けて、

 

「まどかのママはバリキャリだからね~」

 

などと笑いながら言った。

 

「え、何、バリ?」

「ママが会社で働いてて、パパが家事を担当してるんだよ」

 

イマイチ言葉の意味を飲み込めずにいる自分に、まどかが補足説明をしてくれる。

どうもまどかの家庭は、母側が働きに出て、父側が家で家事をこなすという、一般家庭とやや異なった体制にあるらしい。

 

「はー、そういうのもあるのか」

「いや最近は割りとある話じゃない?」

 

珍しい事を聞いた気がして感心する俺を、さやかはピンと来ない様子で眺めていた。

 

「そうかぁ、まどかーちゃんはバリバリなのか」

「…その表現は、ちょっとどうかと思う」

 

俺の心からの感心の言葉は、どこかアウトローめいた響きを持って二人に届いたようだった。

 

「そういうテツヤくんのお弁当も美味しそうだよね」

 

話題を少し転換しようと思ったのか、今度はまどかがこちらの弁当を覗いてきた。

 

「そ、そうかね?あんまり自信無いんだけど」

 

何となく気恥ずかしさもあってキョドりながら答えると、二人は何故か急に目を丸くして驚きの表情を浮かべる。

 

「え、ウッソこれテツヤが作ったの!?」

「凄いねぇ、自分で料理とか作れるんだ」

 

どうも自分で弁当を作ってきたというのが、彼女らにとって相当意外だったようで、良い食い付きっぷりを見せてきた。

まあ確かに俺が家庭的男子には見えないだろうし当然の反応か。

 

…実際違うしな。

 

「いや、試しにやってみただけで味は保証出来ないんだけど」

「そう言わずにさ!ちょっと試させてよ~」

 

さっきまでのしおらしい態度はどこへやら、グイグイ迫ってくるさやかに押し負け、野菜炒めの一部を強奪されてしまう。

 

「あ、オイ勝手に…」

 

その横暴に食ってかかろうとしたが、丁度横合いからまどかも箸を伸ばしてきたので慌てて手を引っ込める。

 

「私もちょっといいかな?」

「え、まぁ、良いけども」

 

いや、良くはないのだけれども。

この弁当に好奇心を向け、控えめにお願いしてくるまどかの姿にはなんだか抗えず、弁当の中身を明け渡すしかなかった。

 

「ぁむ」

「はむっ」

 

箸に乗せられた野菜類を、二人はそれぞれ口に入れていく。

そしてムグムグと咀嚼しだした二人の顔を伺い、判定を心待ちにした。

 

「ぉえっ…かたい…!そしてあおくさい…!」

「…ちょっと火の通りが悪くないかな?」

 

判定はバッドであったようだ。悲しい。

 

「ゴミン、火を扱うの苦手でさ」

 

苦笑いしながら青臭い具を齧る二人に、手を合わせて深々と謝罪する。

 

「いや火、苦手なのに料理したんかい!」

「そういえば昨日もそんな事言ってたっけ?」

 

本当の所、火というより熱いもの全般が苦手だ。

理由は自分でも良くわかっていなくて、気付いた時には既に忌避感があった気がする。

昔のトラウマか何かかもしれないが、そういうのは覚えていないから何とも言えないのだった。

 

「まぢスンマセン。このような粗食(カス)で…」

「いや、食べれない訳じゃないから!料理はこれから頑張って上手くなればいいし…」

 

土下座の体勢に入りかけた俺を、まどかが優しく諭してくれたお陰でその場は収まったが、それ以降二人が俺の弁当に箸を付ける事は無かった。

 

 

 

 

 

 

「うん、やっぱ不味いな」

 

真昼の屋上で、全体的に暖かみのない自分の弁当を頬張りながらそんな事を呟く。

 

見上げればそこには澄み渡る青空が広がり、眩しい陽射しが床を暖め心地よい空気を地上に作り出しているのを感じる。

そして隣には知り合ったばかりとはいえ、女の子の友人が二人も一緒に昼飯をつつき、同じ時間と空間を共有してくれていた。

 

嘘みたいに穏やかな日常だ、と思う。

 

つい昨日までは考えられなかった光景だ。これは。

転校してまだ2日、右も左も分からず、友人ましてや女友達なんて、作り方がそもそも分からないような状態だった筈なのに、いつの間にかこうして友人と呼べる存在に囲まれている。

 

確か、昨日は何となくまだ知り合って間もない人のグループに入るのが気が引けて、昼食を一人で済ませたのだっけか。

結局その時の孤独感が耐え難くて、下校時彼女らのグループにしれっと混ざり込み今に至る訳だが。

 

今思うと頭のおかしいとしか思えない行動だったが、それが今の充足に繋がっていると考えると、悪くない思いではあった。

 

 

要するに、自分は満ち足りていたのだ。

まるで普通の中学生みたいに、呑気に日常を謳歌している、今の光景に。

 

だが、自分達が普通の中学生である、という認識は少し正しくない。

その事実を再認識させたのは、さやかの言葉だった。

 

 

「ねえ、まどか。願い事、何か考えた?」 

 

おもむろに、彼女はそんな事を呟いた。

 

いや、今までの話こそが本来ならば脱線で、彼女はようやく本題を切り出した、というのがきっと正しい。

 

「ううん。さやかちゃんは?」

 

まどかが首を振ると、さやかもそれに倣うように首を傾けた。

 

「私も全然。何だかなぁ。いっくらでも思いつくと思ったんだけどなぁ」 

 

自嘲するように笑うさやかの顔は、昨日マミさんの部屋ではしゃぎ回っていた人と随分違って見えた。

 

「昨日は、満漢ナンタラとか色々言ってなかったか?」

「まぁ、ね」

 

冷やかすような俺の言葉にも、彼女は苦笑するばかりで、その表情は陰りを帯びたままだった。

彼女がそんな表情を見せる事が、その時の自分にはひどく意外なことであるように思えた。

 

「欲しい物もやりたい事もいっぱいあるけどさ。命懸けって所で、やっぱ引っ掛かっちゃうよね。そうまでする程のもんじゃねーよなーって」 

「うん…」 

 

語調では誤魔化しきれない重苦しさを含んださやかの言葉に、まどかも首肯する。

 

まどかの反応は分かる、さやかの悩みだって何も間違ったことじゃない。

ただ、彼女の事をそこまで深刻にものを考える人間だと思っていなかったものだから、少なからずその様子に驚いてしまっていた。

 

「意外だなあ。大抵の子は二つ返事なんだけど」 

「まあきっと、私達がバカなんだよ」 

 

心底意外、と言った様子のキュウべぇに、さやかはまさしく自嘲そのものの台詞を吐いた。

 

しかし…バカ?

 

「え…そうかな?」 

「そう、幸せバカ」

 

バカ、という表現に首を捻るまどかに、さやかは静かな声で言葉を続けた。

 

「別に珍しくなんかないはずだよ、命と引き換えにしてでも、叶えたい望みって」

 

どこか呆れているような、何かに嘆いているような調子で、彼女は淡々と語る。

 

「そう言うの抱えている人は、世の中に大勢いるんじゃないのかな」 

 

じゃないのかな。

 

そんな表現を使っていながら、その実彼女の言葉からは、まるで見てきたような真実味が感じられてならない。

 

「だから、それが見付からない私達って、その程度の不幸しか知らないって事じゃん。恵まれ過ぎて、バカになっちゃってるんだよ」

 

「それが、幸せバカ…か?」

 

自分の知っている言葉だと、平和ボケ…みたいなのが一番ニュアンスとして近いだろうか。

平和にかまけ、幸福に浸っていると、人は歩くのを止め、倦怠に沈んでいってしまう。

 

それは幸福でない人間からしてみれば、きっと死ぬほど羨ましく、得難いモノである筈なのだ。

 

その思いは、自分にも少し分かることだった。

 

「何で…私達なのかな?不公平だと思わない?こーゆーチャンス、本当に欲しいと思っている人は他にいるはずなのにね」 

 

「さやかちゃん…」

 

いつになく沈鬱な面持ちのさやかに、まどかは掛ける言葉が見つからないようだ。

 

そんな二人の態度からは、なんとなく察せられるものがある。

多分、彼女らは知っているのだと思った。

幸せでもバカでもない、不公平な人間を。

 

「そーゆーチャンスが欲しい人、誰か心当たりでもあるのか?」

 

ぶしつけに放たれた俺からの指摘。

 

それを聞いて振り返ったさやかの目には、いつの間にか、今までと変わらない無遠慮な明るさが戻っていた。

 

「あんたは、どうなの?」

「え?」

 

俺の質問に返ってきたのは、また違う別の質問だった。

 

 

「テツヤだったら、どんな願いを叶えるの?」

 

 

そんなことを、彼女は言った。

 

「俺は…」

 

 

どこかの誰かになれますように。

 

 

胸の奥に隠した、小さな願いが疼いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

「…ぇ?」

 

まだ俺が何も答えない内に、視界の外でまどかが驚いたような声を上げる。

 

彼女の視線の先、屋上の勝手口付近に、いつの間にか自分達以外の人影が現れていた。

 

まるでさっきまで気付かなかったのが不思議なくらいの異様な存在感を持って、その人はこちらに歩いてくる。

 

まどかが身を固め、さやかがそれを背に庇う。

そして俺は、目の前に立つその姿を、ただ呆然と眺めていた。

 

 

「………」

 

 

暁美ほむらが、俺達の前に来ていた。

 

 

 

 


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