朝の妙なけだるさはどこかに消え、すがすがしい朝の風をあびながら大きな橋にさしかかった、すると土手のほうで人が集まっているのが目に入った。
「ん?なんだあれ」
よく見ると長い髪の女の人が次々と不良のような輩を台風のように飛ばすたびに黄色い歓声が飛び交っている。
「なんだあれ…」
なにがおこっているのかさっぱりだった
「と、とりあえず俺は学校にいかないと」
多少の疑問を抱えながらその場を後にしようとしたところ
「ぎゃーーーーーー!」
ガン!!
女の子が飛ばしてきた不良が頭に当たった…痛い…
「痛た…大丈夫か?」
自分はともかく、あそこから飛ばされてきた不良が心配で声をかける、
「あばばばば!助けてくれ!もう何もしない!」
「ちょっと落ち着けよ…なぁお前たちが戦っている女の子は何者なんだ」
「たったしか川神百代といった!それ以外は知らない!」
「川神か…」
ん?そういやこれからいく学校も川神学園だったよな…学園長の娘さんかな?
「ま、いいかとりあえず立てるか?」
「ひぃぃ!許してくれ!」
トラウマものなのだろう…
その後、不良に誤解をとき学校へ急いだ、自分は転入生ということでまずは学園長のところへ挨拶に行くことになっている。
「うわっでっケー!!さすが都会だな!テンションあがってきた!」
「しかし…学園長と聞くと忍たまを思い出したのは俺だけだろう」
無駄なことを思いつき学園長のところへ急ぐ
「とっここだな、さすがに転校初日に遅刻は恥ずかしいからな…」
扉の前に立ちノックする
こんこん
「はいってよいぞ」
「失礼します」
扉を開けるとそこにはひげを足まで伸ばした老人がいた、ちょうど打ちの爺さんと同じぐらいかな?
「君が鷹君か話は君のおじから聞いておるぞ、早速じゃが君のクラスはFとなっておる、何か質問はあるかの?」
「はぁ、そういえばあの橋の土手のほうで女の子が暴れまわっていたんですが、むすめさんですか?」
「おぉ、もう孫娘にあったのかの?」
「遠目でですけどね、すごい人ですね…」
「ほっほっほ、そうじゃろそうじゃろ自慢の孫娘じゃよ…君もなかなかだと思うんじゃがな」
「気のせいですよ」
「そうかの~?そういえば小野寺流派はかなり特殊だときいたんじゃが?」
「普通の武道家から見たらそうでしょうね、何しろほとんどが漫画やゲーム技なんですから」
「漫画やゲームのわざを使えるだけですごいと思うがの…」
「それはそうともうそろそろHRじゃないですかね」
「おおっ本当じゃ、梅先生は入ってきてくれ」
「はい!」
すると綺麗な人が入ってきた。
「それではよろしくたのんじゃぞ」
「はい、それでは小野寺いくぞ」
「了解です」
「……」
「どうしました?」
「返事は…はいだ!」
ピシャ!!
「いたぁぁぁ!!」
「わかったな?」
「は、はい…」
「うむ、ではいくぞ」
都会では鞭で教育するのか…初めて知った…
「それでは呼ばれたら入ってくるようにな小野寺」
「はい…」
Fクラスの扉の前で待つことになった
「それでは入って来い」
「はい」
教室に入り壇上に立つ
「え~本日転校してきました小野寺 鷹です、趣味は漫画集め、あと武道をすこしやっています、どうぞよろしく!!」
「だそうだ、何か質問はあるか?節度のある質問をな」
「はいはいはーーい!!」
元気なポニーテールの女の子がいきよいよく手をあげた
「うむ、川神なんだ?」
「小野寺君は武道を習っているのよね、ぜひとも今戦いたいわ!!」
クラスの皆がはやし立てる、すると
「おい犬!いきなり失礼だろ」
「なによクリ、別にいいでしょ、さぁ小野寺君、校庭に出て勝負よ!」
「ふむ、そうだな早く学園に慣れるためにも必要かも知れん、学長には私が申請しておこう」
あぁなるほどバトルか、前の学校でもバトルを遊びとしてやっていたからなんとなくわかる、つまり川神さんは俺が
早くクラスになじめるように誘ってきてくれてるのか…ええ子や
「よし、やろうか川神さん!」
「おぉ、乗る気満々ね、それじゃ校庭まで競争よ! よ~い…どん!」
「どん!!」
二人して教室から飛び出した、すると教室から
「おいおいワン子のやついっちまったぞ」
「でも大丈夫そうじゃない?あの転校生なんだか弱そうだったよ?」
「たしかにな~なんだかよわっちく見えたな」
小柄な男と筋肉男が話し合っている
「ほら岳人、モロいくぞ」
「まったくしょーもない」
「おうそれじゃあ行くか軍師と京さんよにしてもキャップがいれば面白くなったんだがな」
「まあ、いないもんはしょうがないな皆いくぞ」
そうして学校中の生徒が校庭に集まっていった
いろいろ試していきたいとおもっています。
感想おまちしております~