盾の少女の手記   作:mn_ver2

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前回の話ですが、感想欄で指摘のあった通り、邪ンヌの出自は本来ジルの願いによるものです。訂正はしませんが、そこだけは理解してください。本当にすみませんでしたm(_ _)m

では切り替えて。
総合評価が1000を超えました。私、すごく嬉しいです! 何人もの人にも評価してもらえて恐縮ですっ!! 感想ももうすぐで100に届きそう!

今回はifルート。
もし二部が始まらず、マスターちゃんが日常生活に戻ったら、です。


虚偽の日常

 カルデアとは永遠の別れを告げた。

 人理を救い、その後も戦いに明け暮れた。ノーベル賞何回分だろうか。

 ともあれマスターとしての役目は終えた。そもそもマスターは余り枠でカルデアにやってきたただの人間に過ぎない。あとはレフの陰謀によって大怪我をさせられ、最近目を覚まし始める本来のマスターたちが仕事を引き継いでくれるはずだ。

 マシュとの別れが一番心に響いた。大粒の涙をぽろぽろと流す彼女と別れるのはマスターにとっても非常につらかった。だがそれぞれに日常があるのだ。さんざん泣き喚いたマシュとは、毎日ビデオ通話をするということで手を打った。

 

 マスターはもう、マスターではない。

 普通の、どこにでもいる少女に戻ったのだ。

 

 ◆

 

 起床して、真っ先に洗面台へ向かう。寝ぼけ目でボサボサの髪を櫛で直そうとするが、まるで自我を得たように跳ねるくせ毛に悪戦苦闘し、五分ほどでようやく少女は勝利する。

 見知らぬーーいやおぼろげに覚えているという設定にしようーー両親に張りぼての笑顔で「おはよう」と言って、ちょうどいいタイミングで焼けたトーストにバターを塗り、サクッと軽快な音をたてて食べる。

 牛乳を喉に流し込んだ後、歯磨きをして、今日は……サイドテールではなくポニーテールでいこう。ゴムを口で咥え、両手で髪を束ねる。

 片手でキープして、ゴムでくくる。

 そして学校に行き、席について授業を受ける。

 少女はまる二年間勉強とは無縁の生活を送ってきた。英語や古典、数学に物理化学などなど。今「単振動とは」なんて訊かれても何もわからない。部分分数分解? 共通電子対? いったい何を言っているのやら。

 そんなことよりも魔術のほうがよく知っているし、そちらの方が興味ある。だが魔術とは別れを告げた身、一般人として社会の歯車に組み込まれ生きていかなければならない。そのためには勉強をしなければならない。

 そう思うと無気力になってしまう。なんとつまらない日常だろうか、と。

 ノートに綺麗さを求める馬鹿がどこにいる。綺麗なノートだからといって頭が良くなるわけではない。どう考えても不要な何色ものボールペンなど笑止。赤、青、緑だけでも充分すぎる。

 先生が黒板に書くことを自分にしかわからないレベルの乱雑さで写していく。

 重要と思われるものに星マークを書き、一言だけ端的に内容を添える。

 学校が終われば無言で立ち上がり、下駄箱へ直行する。

 上履きを脱ぎ、靴を手に取ろうと……。

 

「いたッ」

 

 指にチクリと痛みが走り、手を引っ込める。中を覗いてみるが、自分の靴以外に針のようなものは見当たらなかった。しかし、指にできた血の玉は明らかに何かに刺されたことを意味している。

 いじめか? と思って周りを見渡してみるも、誰もこちらを見ていない。

 では誰がこんなことを……いやもしかすると……いやいや、そこまで煩悩ではないとかぶりを振り、そそくさと靴を履き替えて家に帰る。

 通り魔とか、大火災とかのつまらないニュースをポテチを食べながら無感動に眺め、さっさと勉強しに自分の部屋に上がる。

 中では亡者たちがつまらなさそうに床で駄弁っていた。少女はそれらを踏まないように気をつけながら机につくと、鞄を横のフォックに引っかけ、棚から参考書を三冊取り出して机の上に広げる。

 その音に気づいた亡者たちは少女の周りに群がり、興味深そうに参考書を見ている。

 

「もう……なに?」

 

 亡者たちは無言で少女の身体を撫で回す。

 凍てつく手が少女の頬に触れ、僅かに凍る。それを無視し、黙々と勉強を始める。

 無視されたことに憤慨したのか、亡者たちは少女に自身が死んだ時の光景を思い浮かばせる。どうやら効果は抜群らしく、数分後に頭を抱えてベッドに身を投げ出した。

 

「やめてよ……勉強中なんだから……」

 

 やっと構ってくれると嬉々として喜び、少女を囲んで憎悪の合唱を始める。

 

 忘れるな。忘れるな。

 私たちを忘れるな。

 お前の悪夢はまだ終わらない。

 私たちはお前を一生、絶対に忘れない。

 苦しめ。泣け。叫べ。苦悶しろ。

 ひ、ひ。ひ、ひひ、ひ、ひひひ。ひひひ。ひ。ひひ、ひ。

 

 うるさいうるさいと弱々しく手を振って少女は亡者たちを散らす。

 いつになったら出番が来るのだという問いかけには答えず、引き出しからボロボロのノートを取り出すとガリガリと痛みを堪えるように書き殴る。

 今日はいつにも増して構ってちゃんだ。一刻も早く学力を皆に追いつけなければならないのに、これでは全く集中できない。

 

「わかってるわかってるから。ちゃんとあなたたちを頼る時が来るから。その時はいくらでも私を殺していいから」

 

 その言葉に亡者たちは大喜び。

 さっきまでの暴れようが嘘のように鎮まり、まるで子を見守る親のように穏やかに少女に温かい言葉をかけた。

 

 楽しみだ。

 今すぐ死ね。

 待ち遠しい。

 頑張れ。

 はやく頼れ。

 

 どうも、と返し少女はようやく沈黙を獲得する。

 状態方程式はPV=nRT。Rは……定数だったはず。その値は……。Tは温度の変化量で……。nはmol。

 ダメだ、完全に忘れている。例題を解いてみても記憶にすら引っかからない。すでに学んでいるはずの項目が、全くわからない。

 いったいなにがどれだけわからないのかすらわからなくなってきてしまう。よく馬鹿の言う、わからないところがわからないではなく、知らない。その一言に尽きるのだ。

 魔術に生きる人として普通の人生を二年分捧げた結果がこれだ。これからやって来る苦労を想像するだけで鬱に陥ってしまいそう。

 なんとか完璧にボイル・シャルルを理解したところで今日は終わり。母の料理を手伝い、夕食を食べたらまた部屋に引きこもって、本日のメインイベントが始まる。

 手のひら大のサイズの専用モニターを起動し、飾りっ気ひとつないホーム画面の、ひとつだけインストールしてあるアプリを起動させる。それはビデオ通話のアプリで、まさかの1コール目というはやさで彼女が応じた。

 

『こんばんは先輩!』

 

 いつにもなく可愛いマシュの声に、少女は懐かしさを感じる。といっても毎日通話しているのだが。

 テンションは明らかに急上昇。1日の疲れなど彼方に吹き飛んだ。

 ビデオ越しに見る彼女の外見はなにも変わっておらず、今すぐにでも触れたいという衝動に駆られた。手を伸ばしてみたが、ディスプレイ画面に阻まれてしまう。

 

「触れないのは悲しいものだね」

 

『そうですね。会いに行ければいいのですが……』

 

 そう言ってマシュは手を伸ばす。やはり向こうも同じようにこちらには届かず、ディスプレイに手のひらが大きく表示されるのみ。

 

「そういえばそっちはどうなの? 最近何してるの?」

 

『レイシフトは基本的に上からの指令がない限りできませんから……最近はずっと事務処理に追われていますね。おかげさまで身体が鈍ってしまいそうです』

 

「……太らないように気をつけないとね?」

 

 クスクスと少女は笑う。

 

『なっ⁉︎』

 

 マシュの顔が真っ赤に染まり、反射的に自身の腹に触れる。

 半分からかうつもりだったが、どうやら本気に気にしているらしくて、笑いの頂点に至ってしまう。

 

『何を言うのですか⁉︎ 私は大丈夫ですよ! それはもちろん甘いものを食べたりしてますが! してますが! ちゃんと運動しているのでっ!!』

 

「はいはい」

 

『そ、そんなこと言いながら先輩はどうなんですか? 自堕落な生活を送っているのでは?』

 

「何も問題ない。毎日学校に歩いて行っているからね。まあまあ距離もあるからいい運動だよ」

 

 ふんす、とふんぞり返る。

 かつてのほどではないが、運動量はあまり落ちてはいないはずだ。おかげさまで自画自賛していいほどのこのスタイルは維持できている。女としてここは負けられない。

 

『……やっぱり会いたいです、先輩』

 

 ふととりこぼしたようにマシュが呟く。

 その瞳はやはりと言うべきか、悲哀に揺らいでいる。

 

「それは私も思ってる」

 

『できれば今すぐにでもレイシフトして先輩のところに行きたいです』

 

「勝手にレイシフトはダメなんでしょ?」

 

『そう……なんですけど……』

 

「仕方ないよ」

 

 みるみるうちにマシュが涙目になってくる。なんだ、マシュは少女に恋する乙女なのか? 百合百合全開なのだがいや、それはそれで可愛い。良い。

 

『私決めました。ダ・ヴィンチちゃんに直談判してきます。先輩と私が会えないなんておかしい。先輩は私に会いたい。世界を救った人がそう言っているんですよ? それが叶えられなくてなにがカルデアですかっ⁉︎』

 

「うーん、あはは……」

 

 こうなってしまってはもう少女にすら止められない。

 拳を握りしめ、固く決意するマシュを引きつった笑みを浮かべながら見守る。暴論にもほどがあるが、その想いは素直に嬉しい。

 

『そうと決まれば早速行ってきますね! 今日はここまでです、先輩。明日、ぜーったいに朗報を持ってきますからね!!』

 

 マシュはガタガタと立ち上がって、一方的に向こうから通話を切ってしまった。バイバイと言うこともできなかったのが少し心寂しい。

 でもまあいい。マシュのことだから、変な意地を張って何が何でも会う権利を強奪……ゲットしてくるはずだろう。だから明日の通話がまた楽しみだ。

 

 ◆

 

 今日も今日とて学校だ。

 月曜は絶望。

 火曜は憂鬱。

 水曜は希望。

 木曜は歓喜。

 金曜はレッツダンス。

 どうせ一週間とはこんな感じだろう? 少女も当然、このもはや一般常識といってもなにも間違っていないスパイラルの中に囚われている。

 交差点を渡り、すれ違う小学生の子達とすれ違い、学校までもうすぐ。

 そして少女は気づいている。

 

 ……誰かが尾行してきている。

 

 後ろを振り返っても、誰もいない。もう慣れた。襲ってこないあたりなんとなく目的は察するが、少女はあえて無視をする。

 つまらない日常も、もうすぐ終わりそうだ。

 学校に着き、誰もいないはずの教室に入ろうとして。

 

「誰?」

 

 まったく知らない男が少女の席を漁っていた。制服を来ていない、明らかに外部の人間だった。

 少女の声に気づいたのか、男は人間離れした速度で少女の横をすり抜けてどこかへ消えてしまった。

 あまりにも速すぎてなにも反応することができない。

 追いかけるか? といつの間にか少女の首元をガジガジ噛んでいた亡者のひとりが問いかける。

 

「ううん、大丈夫。でもたぶん今日、あなたたちを頼るかも」

 

 亡者たちが歓喜に震え、教室に誰もいないことを好機と見て暴れ始める。少女は鎮めるのに精一杯だった。これだけで1日のエネルギーを使い果たしそうだ。

 その後は何事もなく、変な違和感を感じる事もなく極めて平和的に学校が終わった。帰り道はいつも通り誰かが尾行しているが、それはどうでもいい。

 また同じように取り憑かれたように勉強に専念し、亡者たちと談笑するという日常を過ごし、少女はついに行動することにした。

 第二の心臓であるノートを手に持ち、ライターをポケットに突っ込む。

 外へ出て、近くの公園まで足を運ぶと、ベンチに座った。

 そろそろ日が沈み、完全な夜になる。

 街灯が列をなして点灯し、薄暗くなり始めた公園を淡く照らす。ひとりうなだれ、誰もいない中パチパチと虚しく火が燃える。

 残った灰を亡者たちが浴びるように巻き上げ、たった数秒で跡形もなく無くなってしまう。

 これでカルデアとは真の意味で永遠にお別れだ。思い残しはたくさんあるが、物思いにふける時間はもう残されていないようだ。

 

「……もう出てきたら? ここ二ヶ月ほどずっと私にストーカーみたいなことしてさ。そっちもはやく終わらせたいでしょう?」

 

 少女の声が響き、木の陰、公衆トイレの陰、いたるところから音もなく男たちが姿を見せた。全員、闇を写したような黒衣を着ていて、夜だというのに彼らの方が『夜』と例えるにふさわしい。

 何人いる? たぶん10人はいる。いやもっとかもしれない。逃げ場はなく、そもそも少女に逃げるつもりなどない。

 男のひとりがゆっくりと近づく。

 

「世界を救ったカルデアの最後のマスターよ」

 

「……元マスターだよ。間違えないで」

 

「いいや、我らにとってお前はずっとマスターだ」

 

 ポンチョを被っていて顔がわからない。

 だが死んでいるような色の肌が首元から見えている。

 

「で、なに?」

 

「お前はとても素晴らしい実験体だ。おそらく我ら以外にもお前を欲しいと思っている連中が飽きるほどいる」

 

「つまり私を捕まえたいわけでしょ。もし断ったら?」

 

「殺す。生きていようが死んでいようが何も問題はない。むしろ死んでくれた方がこちらとしては好ましい」

 

「……そう。じゃあ断るわ」

 

「では死ね」

 

 腰のホルスターから刹那を切り取るが如くの速さで銃を手に持ち、躊躇いなく少女の眉間を撃ち抜いた。

 額から血を流し、少女はぐらりとベンチから落ちた。

 男は顎で指図すると、いっせいに少女に群がり、厳重に魔術的拘束を施し始める。

 たった数秒で作業は終わり、棺桶のようなものの中に入れられる。

 なんと容易い仕事か。所詮はただの少女。令呪すらないのならば失敗する可能性などゼロだ。そこに良心の呵責などない。目的を果たすだけ。

 棺桶の上からさらに厳重に拘束する。これでよほどのことがない限り開くことはない。あとはこれを運べば終わりだ。

 三人が棺桶を持ち上げようと下に手を伸ばした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ッ!!」

 

 持ち上がらない。というより重すぎる。

 おかしい。筋力的に十分だと判断した三人に任せているのだ。それがなぜか持ち上げられない。

 ふと男は気づく。

 

 ーー誰かが棺桶の上に座っている。

 

 いるはずのない人。

 迷わず男は発砲したが、弾はすり抜ける。

 男か女かすらわからない人物は棺桶の周りの三人をたやすく持ち上げ、はるか上空へと上昇していく。

 そして手を離し、グジャッ! という潰れる音とともに血の池が三つ形成される。

 その明らかに人ではない誰かは棺桶を、結び目を解くように拘束を一瞬で全て解き、少女の亡骸を抱え上げた。

 

「何者だ」

 

 男が問う。

 しかし無視し、少女を無理やり立ち上がらせる。

 それに集まるは無数の霊。どこからともなく現れ、男たちを囲む。代表者らしき指揮者が指揮棒を振りかざして、ぐちゃぐちゃのリズムで合唱を始める。

 

 起きろ。起きろ。起きろ。

 お前は私たちと約束した。

 死ぬことは許さない。生きろ。生きろ。

 生きて生きて罪を償え。お前には永遠の死と生がお似合いだ。

 ひ、ひひ、ひ。ひひひ、ひ、ひ、ひひ。ひひひひ、ひ。ひ。ひひひ。ひひ、ひひひひ、ひ、ひひ。ひひひ」

 

 いつの間にか死んだはずの少女の口が動いている。悍ましい。この世の生き物とは思えない微笑みを浮かべ、少女は顔を上げて視線を向けた。

 男たちが一歩後ずさる。

 霊たちに支えられ、少女は自力で起立を維持している。

 そんな……そんなはずはない。これは誰がどう見ても死者蘇生だ。

 

 これを……魔法以外の何という。

 

「……ほら、言ったでしょ? あなたたちを頼る時が来るって。というか、可視化していいの?」

 

 霊たち……亡者たちが少女の周りを踊り、喜びのダンスを踊り始める。

 いったいどれだけの亡者がいるのだ。百はゆうに超えている。三百? 五百? もしかすると千にも届いているかもしれない。

 

「お前はいったい……何者だ」

 

 男がもう一度問う。

 

「あなたが言ったじゃない。私は世界を救ったマスターよ? 対抗策ぐらいあるに決まってるじゃない」

 

「そうじゃない。それ(・・)は、なんだ」

 

「この子たちは私の罪の象徴。永遠に私を罰してくれる子たちだよ」

 

 少女は手を掲げる。すると亡者たちがいっせいに矛先を男たちに向ける。

 こちらは圧倒的な戦力。対してあちらは足腰が震え、逃げようとしている者もいる。

 私を殺したくせに、いざ殺されるとなると逃げるのか。私は逃げなかったのにね。

 こういう時、なんと号令をかければいいのだろうか。……そうだ、あの筋肉ムキムキ征服王の言葉を使わせてもらおう。

 

「ーー蹂躙しなさい」

 

 手を振り下げる。

 つまらない日常は終わりだ。

 これは亡者たちと約束を交わしたその瞬間から覚悟していたこと。もう少女に普通の生活など送ることはできない。なぜならば退屈すぎて死んでしまいそうだから。ならばそれを破壊するまで。

 今日をもって、複数の組織から追われる身へと転じる。刺激のある、生と死を繰り返す地獄の毎日が幕を開ける。

 

 人を初めて殺した感想はどうだ? と亡者のひとりに訊ねられて。

 

「すごく気持ちいい(苦しい)ね」

 

 と醜悪に歪んだ口で答えた。




少女は『日常』に戻ることはできなかった。
ところでマシュはどうなるのでしょうね? 悪気はありませんが、一方的に切ってしまいました。あれが最後とは思いもせず。

妄想が膨らんだので要望があればこの続きを書きます。なければifルート編はここで終わります。

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