盾の少女の手記   作:mn_ver2

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超短いです。


Step! 0→1

 2015年8月◯日

 

 突然だけど、日記をつけることにした。

 新しい日常が始まるから、ついついこういうものに手を出してしまった。毎日ランニングする! と宣言したくせしてたった1日で終わってしまう、そんな三日坊主が得意な私だけど、今度こそは頑張ってみせようと思う。

 カルデア? とかいう名前のところで働くらしい。超極秘の機関のようで、どうして私が、という疑問が絶えないけど……まあいっか。どうせ考えても私にわかるわけないし。審査基準とかよくわからないし、何かの適正が高いことが要因だったとのこと。

 ともあれ私は明日から家を出て、カルデアに行く。家族と別れるのはとても寂しくなるが、そこまで長期間ではないと契約書に書いてあったから大丈夫だ。私にかかるお金が大量に節約できるね、と言ってみたら、そのお金で美味しいものが食べられるな、と返された。おのれ父さん母さんめ、私が帰ってきたら感想をつらつらと述べる気なのが手に取るようにわかる。涙がポロリ。

 荷物はすでにまとめた。下着とか日常用品とかはちゃんと突っ込んでいる。巨大なスーツケースを用意したんだけど、私以外にカルデアに行く人はいったいどんな荷物を持って行くのだろう? 誰が行くかなんて知らないから聞くこともできない。……どうか浮いていませんように。浮いていたら、私は無事恥辱にまみれた初日を送ることになるだろう。そう考えたら今からでも荷物の詰め直しをしたくなってきてしまう……けど、やめやめ。もうこれでいいのだ、うん。

 そしてどうも携帯は持っていけないらしく、泣く泣く解約しておいた。しかしそもそも携帯は随分と古く、容量も少ないから帰ってきたら買い換えよう。

 学校の勉強とかはその分停滞してしまうため、しわ寄せは未来の私に託す。未来の私よ、後は任せた。泣き言いってももう遅いんだからねっ!

 私は行く。

 魔法? 魔術? どっちかは忘れたけど、そういうのに深く関わるとのことだから、私の冒険心がくすぐられる。

 とても楽しみだ。短い間だが、きっと私のこれからを変えるのに十分な刺激をくれるだろう。

 おっと……もう0時を超えた。お迎えが向こうから来るから、もう寝なきゃ。

 おやすみ。

 これからの日々が、楽しみだ。

 

 ◆

 

 2018年8月◯日

 

 誰か。誰か。

 神様……いや、悪魔でもなんでもいい。

 教えてください。

 私はあと、何人殺して。あなたのこれまでの人生は『存在してはいけなかった』のよ、と否定すればいいのですか?

 誰か……。

 誰か……。

 誰か……!!




四か月程の短い間でしたが、お付き合いありがとうございました。
シリアスよ、永遠なれ……!!

『テウルギア・ゴエティア』より、ビースト

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