【完結】倍率300倍を超えられなかった少年の話   作:気力♪

25 / 92
プロットにない事を書こうとして投稿ペース保てなくなる馬鹿作者がいるらしい。
というわけで中6日での投稿です。遅くなって申し訳ない。


筆記試験まで

先日の授業参観が終わってのクラスのSNSでは大変だった。

何せクラスメイトの1人がとんでもない過去を秘めていたのだとわかったのである。それもヘビィ級の。

上鳴のような賑やかしでさえ口をつぐんだその時、1つの動画がクラスSNSに投げられた。

 

ヴィラン潰しにジョ◯カビラの実況をつけてみた

 

再生数3万回を突破した名作である。迷作でもある。エゴサーチしたら見つけてしまった。

 

「俺の過去なんてどうでもいい、この投稿者をどうするべきかを教えてくれ!自分の事ネタにされてるのに笑っちまったんだ!」

 

帰ってきたのは爆笑の嵐だった。

 

「おまえシリアスやってた中にこれは卑怯だって!」

 

とは上鳴の談である。

だが仕方あるまい、職場体験で学んだのだ。シリアスなんぞ続けても一文の得にもならないと。

 

ただし、八百万からは「肖像権の侵害で訴えるなら弁護士を紹介しますわ」とガチ目の返答が来た。

「マジかよコイツ」と誰もが思った。

蛙吹が「これは団扇ちゃんの冗談よ、百ちゃん」とフォローが入れてくれなかったらどうなっていた事やら。

 

さて、これでクラス内の空気をどうにかできた。あとは上鳴や切島あたりがどうにかしてくれるだろう。

そう思い携帯をしまう。さて、試験勉強を再開しよう。継続は力なりだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

時は流れ六月最終週、期末テストまで残すところ一週間を切っていた。

 

「全く勉強してねー!!」

 

上鳴が叫ぶ。

 

「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー!!」

「確かに。」

 

上鳴の言葉に常闇は同意する。ちなみに中間テストの成績は上鳴は21位で常闇は15位だ。

 

「中間はまー入学したてで範囲狭いし、特に苦労はなかったんだけどなー...行事が重なったのもあるけど、やっぱ期末は中間と違って...」

「演習試験があるのが辛れぇとこだよなぁ。」

 

砂藤の口田への愚痴を、峰田が引き継ぐ。

とはいえ峰田は全く辛そうにはしていない。何故なら峰田の中間テストの順位は10位。驚くべきことにそこそこ勉強できるのだこの性欲魔人は。

 

「まぁ演習試験はロボ戦だから余裕なのは唯一の救いだよなぁ。」

「筆記さえ突破できればあとは大丈夫!」

 

その余裕が羨ましい。自分は対ロボだと決まった時点でコスチューム変更するくらいの念を入れたはいいものの、コスチュームなしとか言われたらどうしようと戦々恐々している身なのだ。

 

「んで、お前らどうやって筆記突破する気なんだ?」

「「助けて、団扇。」」

「コイツら本当に何も勉強してねぇ!」

「団扇!中間のときはあんなにしっかり教えてくれたじゃねえか!だから期末も頼む!」

「そうだよ団扇!同じ千葉県民のよしみでさ!教えて、ね?」

「じゃあ取り敢えずどこがわからないか教えてくれ。」

「「全部。」」

 

その言葉で、一人の力でどうにかするのを諦めた。この馬鹿どもは...!

 

「...八百万ヘルプ!俺一人じゃ無理だ!」

「ええ、私でお力になれるのであれば。」

「すまん八百万、頼らせてもらう。授業ある日は最終下校時刻まで勉強させるつもりだが一人で何も分からん二人を指導しきるのは無理だ。助けてくれ。」

「ええ、任せてください!」

 

八百万のやる気スイッチがオンになったのを感じた。

 

「それならウチもいい?二次関数応用でつまずいちゃってて」

「わりぃ、俺も。古文分かる?」

「おれも。」

 

耳郎、瀬呂、尾白がつられてきた。八百万へと集まった人の多さに、八百万はじーんと感じているようだった。

 

「良いデストモ!」

 

八百万が嬉しそうでなによりだ。

 

なんだかんだと予定を合わせてみたところ、居残り勉強会に参加するのは結構な大所帯になってしまった。まぁ居残りするのは教室なので問題はないのだが。

 

「7限終わってからの約3時間があと3回、土曜の6限終わりからの約4時間1回、あとは日曜でどれだけ努力するかだな。」

「それならば、日曜に勉強会などはいかがでしょう!私の家の講堂が使えるかお母様に尋ねてみますわ!」

「おー!勉強会、良いね!ヤオモモの家いきたーい!」

「芦戸、遊びに行く訳じゃないんだからもうちょい落ち着け。...それと悪い、俺は日曜の勉強会には行けないわ。先約があるんだ。」

「先約?」

「ああ、サポート科の発目っているだろ?あいつのサポートアイテムのテストに付き合うって約束しちまったんだ。」

 

体育祭で見たであろう発目の容姿を思い浮かべた上鳴が叫んだ。

 

「...団扇お前!クラスメイトより他クラスの女を優先するのか!見損なったぞ!」

「いや、そんな事で見損なうなよ上鳴。それに先に約束したのは発目とだ、破る訳にもいかない。てな訳で日曜は八百万に任せた。」

「あ、ウチもその日は行けへんわ、水道の点検がくるんよ。」

「すまぬ、俺もだ。その日は先約がある。」

 

麗日と常闇が勉強会を辞退した。他にも日曜来れるか微妙な顔がちらほらと見えた。こういう時はさっと決めるに限る。

 

「それなら、八百万の勉強会行ける人手挙げてくれ。」

 

手を挙げたのは尾白、瀬呂、耳郎、上鳴、芦戸の5名だった。

 

「5人か...八百万一人で大丈夫か?上鳴と芦戸のサポートはする気ではいるが。」

「いいえ、団扇さんはサポート科の方とのお約束に集中して下さいな。上鳴さんも芦戸さんも私がしっかりとご指導致しますわ!」

「そうか、それなら頼む。」

「頼まれましたわ!」

 

「「ありがとー!」」

 

 

「この人徳の差よ。」

「俺もあるわ、てめェ教え殺したろか。」

「おお、頼む!」

 

ちなみに切島は本当に爆豪に勉強を教わったとか。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼休み、食堂にて。

 

「にしても気になったんだけどさ、サポート科のテストって何するの?団扇くん。」

「んー、発目の奴が作ったは良いものの使いこなせないピーキーなアイテムの使用感のテストだったりが基本だな。あとたまに的。」

「的⁉︎大丈夫なんそれ、危険そうやけど。」

「まぁ、今の所は無事だ。」

「今の所ってとこに発目くんの怖さを感じるな...」

「まぁパワーローダー先生の監修が一度は必ず入ってるから命に関わる事故にはならないよ。多分。」

「断言はできないんだね。」

 

そんな話をしていると、角に座ってる自分の頭にお盆が当たった。というか当てられた。

 

「ああごめん、頭大きいから当たってしまった。」

 

下手人はB組の物間、意図的な攻撃であった。

 

「いや別に構わんが、謝るならちゃんと謝れよ。かえって事を荒立てるぞ?」

 

そんな自分の忠告を利用して、物間は話し始めやがった。

 

「うわ、ヴィラン潰しみたいな残虐非道な奴に言われたよ。」

「残虐非道言うな、自覚してるのと傷つかないのとは別なんだぞオイ。」

「えー、あんな事しておいて傷つく傷つかないとか話が違うでしょ。ヴィランの個性が再生だったから良いもののあれ普通に考えたら後遺症ものだよ?そんな攻撃を躊躇いもなく行うとかちょっとどころじゃなく引いたよ、血が氷でできてるんじゃない?」

「...凄え、ここまで流れるように他人を罵倒できるとか爆豪とは別の意味でクソ野郎だコイツ⁉︎」

「うわー心外だなぁ、あんなのと一緒にされるなんて!」

 

一呼吸つき、これまでは準備運動だと言わんばかりに罵倒を重ねようとする物間。それを手刀一発で止めたのはB組の拳藤だった。

 

「はいはいその辺にしときな、あんたに慣れてないA組相手だと暴力沙汰になりかねないから。」

「...命拾いしたなA組。拳藤に感謝しろよ?」

「本当に何を言おうとしていたんだ物間、逆に気になるぞ。」

 

そのまま去っていくと思われた拳藤と物間であるが、ふと拳藤が足を止めた。

 

「ねぇ、団扇って落花生中学出身であってる?」

「あってるぞ。...どっかで会ったか?」

「いや、有名だったからさ。落中の団扇って。」

 

中学の時の噂とか嫌な予感しかしない。が話を切るのも不自然だ。どうしよう。まぁ深いところまで調べれば俺の小中学時代のヤクザ関係者だという噂は出てきてしまうので遠からぬうちに話さねばならぬ事なんだが。

 

さて、とりあえずはすっとぼけよう。言われない事を祈って。

 

「...あー、どの噂?」

「得にもならないボランティアをやりまくってる変な給費生がいるって噂。私植蘭中だからボランティア一緒になった奴とかいたんだよ。」

 

以外な高評価だった。まぁ悪評の方を知らないとは思えないので気を使ってくれたのだろう。

 

「植蘭つったら、ご近所さんだな。」

「そだね、風林(かぜばやし)は知ってる?」

「知ってる知ってる。風林火山(かぜばやしかざん)だろ?名乗られた時はびっくりしたよ、案外普通の奴だったけどさ。」

「あいつ高校でもボランティア続けるってさ。あんたに影響を受けたらしいよ?」

「マジか、それはちょっと嬉しいな。」

「それだけ言っときたかったんだ、団扇に。」

 

「それじゃ」と言って今度こそ拳藤は物間を連れて去っていった。

 

「団扇くん中学でボランティアとかやってたんだ。」

「ああ、内申点目当てで始めたら案外楽しくてな。」

「中学の時から社会貢献を積極的に行うとは流石団扇くんだ!尊敬に値する!」

「ありがとよ。でも恥ずかしいから声は小さめで頼む。」

「ム、これは失礼した。」

「でもちょっと気になるわ。団扇ちゃんどんなボランティアしてたの?」

「んーと...街の清掃、老人ホームの手伝い、保育園の手伝い、あとヒーローショーの手伝いとか、そんな感じだな。」

 

ヒーローショーの手伝いと聞いた瞬間、隣でカツ丼食ってる緑谷の目の色が変わるのを感じた。

 

「ヒーローショーの手伝い⁉︎どんなヒーロー?」

「やっぱ食い付くか緑谷。ピアシップっていうローカルヒーローのチャリティショーの裏方だよ。」

「ピアシップ!千葉県船橋市を拠点とするヒーローだよね!歌って踊れる梨ヒーロー!」

「ああ、昔いたっていう着ぐるみ着ながら船橋市の治安を守りきった伝説の自警団にあやかってヒーロー活動をしてるらしいぞ。ちなみに個性の水流になんで梨の味が付いているのはまだ解明されてないとか。」

「うんうん!それにピアシップの特筆すべきはダンスで鍛えられた身体能力の高さだよ!下手なヴィラン相手だと個性を使わず素手で逮捕しちゃうんだ!個性のみがヒーローにあらずってのを体現してる凄いヒーローなんだよ。」

 

「へぇ〜」と皆が思った。

 

「やはり緑谷くんのヒーローに対する知識の深さには感服せざるを得ないな、そのようなローカルヒーローの事は今初めて知ったよ。」

「そうね、緑谷ちゃんは凄いわ。」

「うん!デクくんは凄い!」

「あ、あ、ありがとう皆。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

放課後

 

「さて、相澤先生に許可とったし勉強会始めるぞー。とりあえず要点まとめたプリント配るから熟読して分からんところあったら言え。特に芦戸と上鳴はちょっとでも「ん?」ってなったら言え。」

 

「はーい」と声が揃う。

 

「しかし団扇くん、中間の時も思ったがいつの間にこんなプリントを作ったのだ?」

「スマホでちょちょいとね。得意なんだ、こういう資料を作るのは。」

「団扇、早速だけど質問!ここなんだけど。」

「どれどれ...ここは素直に解の公式当てはめれば解は出るよ。上に公式書いてあるだろ?それ使ってやり直せ。」

「団扇、こっちも頼む!」

「あいよー。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「クァー、勉強したわー。」

「これが毎日続けば確かに赤点回避出来るかもだね、めっちゃ疲れるけど。」

「お前ら何休んでんだ、折角要点まとめたんだから電車の中でもちゃんと読め。単語とかまとめた所あるからな?」

「「えー」」

「えーじゃない、やれ。」

 

期末テストまであと4日、この二人の赤点回避は可能だろうか。この追い詰められた状況なのにイマイチ緊張感がないぞコイツら。

 

「団扇ってたまにスパルタだよねー。」

「そうだそうだ、俺たちは今日頑張ったんだぞ!」

「あのな、この程度は頑張ったに入らん。これで頑張ったってんなら俺は中間で八百万に負けてないっての。」

「そーいや団扇って中間テスト2位だったねー。やっぱ八百万に勝つために猛勉強とかしてるの?」

「いつも通りの勉強量だよ、だいたい勉強で勝負とか性に合わん。勉強は自分の為にする事だろうが。」

 

「「なんか八百万に負けた言い訳っぽい。」」

「お前ら覚悟はできてるんだろうな...!」

「わー、団扇が怒った!」

 

怒りは芦戸と上鳴にチョップをかますくらいで収まった。

「馬鹿になる〜」とか言われたが知るか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「てなことがあった訳、よ!」

 

最後の一本をターゲットに投げつけながら愚痴る。あの二人八百万に迷惑かけてないだろうか...

 

「へー、マグロさんって意外と面倒見の良い人なんですね。次、Cタイプお願いします。」

「はいよー。」

日曜日の昼下がり、サポート科の所有している試験場にてアイテムのテストを発目と自分の二人で行っていた。

 

今回は新開発のアイテム"スタンダート"のテストだ。

スタンダートは細いダーツのような形をした遠距離攻撃用のアイテムで、ターゲットに先端が当たると同時に高圧電流が流れるというアイテムだ。

 

「CタイプはABより少し重いな。」

「ええ、そのベイビーは最高出力に特化したタイプです。出力は50万ボルト!異形型だってイチコロですよ!」

「おっかねーもん作るなぁ...それじゃあ投げるぞ。」

「お願いします!」

 

人型ターゲットへとダートを投げる。外れた。

 

「すまん、重心の位置変わってるか?コレ」

「あ、言い忘れてました。Cタイプは小型大容量バッテリーを搭載してるのでA、Bタイプに比べて重心が1センチ程後ろにズレてます。」

「それじゃあ、こう!」

 

持ち方をちょっと変更。ターゲットの端に当たった。

 

「んー、これも数こなして慣れるしかないか。」

「...やはりこのベイビーはお蔵入りですかねぇ、命中性が使用者に依存しすぎてます。」

「いや、コンセプトは悪くないと思うぞ?俺は。増強型個性ならテイザーガンの射程とか軽々と超えられるだろうし、何より携行性が良い。2、3本持って帰りたいくらいだ。

というかこのスタンダートの命中性を向上させるために俺が呼ばれたんだろうが。とっととデータを取って改良してくれ。割とガチに使いたいサポートアイテムなんだよコレ。」

「...フフフフフ!そう言われてしまったのなら仕方ありませんね!さぁ続けて下さい!」

「はい、よ!」

 

ターゲットにダートを投げる。今度はターゲットの中心寄りに当たった。

 

大体慣れてきたので投げるペースを上げる。

 

投げる、左肩に命中。

投げる、右胸に命中。

投げる、右手に命中。

 

投げたダートを拾う

 

投げる、右肩に命中。

投げる、左胸に命中。

投げる、中心に命中。

投げる、中心に命中。

投げる、中心に命中。

 

「よし、慣れた。」

「さらっと凄いことしますよねマグロさんって。」

「メグルだよ。それでデータの方はどうだ?」

「...ええ、バッチリです!それでは高圧電流のスイッチ入れて5投お願いします!」

「任された!」

 

ダートの底部にあるスイッチを全てオンにする。

 

ダートを5連投、全て中心に命中、電流が流れターゲットに少し焦げ目がついた。

 

「お見事!これにてテスト終了です!さて、次のテストに移りましょう!」

「次は何だ?」

「こちらの、多機能刺又です!さぁマグロさん、そこで的になって下さいな!」

「電流とか流れないだろうな...」

「フフフフフ、さぁ行きますよマグロさん!」

「流れないだろうな!」

 

サポートアイテムのテストは何だかんだと最終下校時刻まで続いた。

正直テスト前日に何やってんだとは思わなくはないが、まぁちょっぴり楽しかったので良しとしよう。

 

「さて、肝心なものを渡してもらおうか、発目。」

「フフフフフ、悪い顔してますねマグロさん!ご安心を、例の資料はちゃんと写真に撮っておきました!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その翌日、筆記試験当日である。

 

自分の手応えは上々だった。

この分なら教えた側の自分が筆記で赤点を取って林間合宿に行けないという笑えないオチはなさそうだ。

 

肝心の上鳴と芦戸はというと...

 

「よっしゃあ!会心の出来だぜ!」

「ありがとー団扇!ヤオモモ!私何とかなったよー!」

 

叫ぶ上鳴

八百万に抱きつく芦戸

 

肝心要の筆記試験だが、どうやら二人は何とかなったようだ。

 

「芦戸、八百万を離してやれ。多分食いつく耳寄り情報がある。」

 

頭に?マークを抱えつつ八百万を解放する。

 

「八百万以外にも実技試験不安な奴は来てくれ、サポート科の奴に頼んで手に入れたマル秘情報がある!」

 

.「マル秘情報?」「なになにー」と寄ってくるクラスの面々。

こほんと一度咳払い

 

「演習試験で使うであろう仮想ヴィランの設計図を手に入れたッ!しかもサポート科きっての才女発目明による弱点解説付きでな!」

 

「ええ!」と驚く緑谷と飯田を筆頭とする真面目組。

 

「団扇くん!流石にそれはカンニングに当たるのではないか⁉︎」

「事前情報収集だよ飯田。ヴィランにカチコミかけるときはしっかり相手の個性調べてから行くだろ?それと同じだよ。」

「成る程、確かにそうだ!」

「納得はやっ」

 

飯田の変わり身に麗日が吹き出す。

 

「さぁ八百万、上鳴と芦戸の勉強見てくれた礼だ。演習試験不安なんだろ?ならこの情報を使え!」

「団扇さん...ありがとうございます!敵を知り己を知れば百戦危うからずですわ!」

 

さぁ、これで実技試験はバッチリだ!とドヤ顔を決めれたのはここまでだった。

 

「残念!!事情があって今回から内容を変更しちゃうのさ!」

 

今回はこういうオチかい...




私事ですが兄のお下がりでPS4が手に入ったので早速カリギュラOD買いました。プレイする時間はあまりないのでノロノロ進行ですけどね!
アニメ終わるまでに1周目終わるだろうか...

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。